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今の季節は美味しくないです
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「やった、やりましたよ!」
未経験者が戦闘許可証を取得、これに関しては前例がないわけではないが、かなり珍しいことでもある。
「おめでとうございます」
「やったな!」
試験前から、もしも時の回復と救護のために付き添っていたKCJ職員は本当に喜んでくれた。
「試験は初心を思いだしました、ダンジョンに落ちて、目覚めたときに、ああ、私はこれからどうなってしまうんだろう、そんな気分を!」
「受けた試験内容はどのぐらい覚えてます?」
回復担当をする女性、秋澄(あきすみ)が聞くと。
「ええっと」
「忘れないうちに記録しておいた方がいいぞ、あれ売れるから」
救護担当の越木(こしぎ)は教えてくれた。
「そうなんですか?」
「試験を受けるために勉強いろいろして、結構かかっただろう?」
「そうですね、テキストが詳しいから、揃えていったら、やっぱり結構したかな」
「買った分を合格したらある程度は取り戻せるんだよ」
「だいたい挫折する人多いので」
仕組みとしてはこうである。
この世にある腕っぷしが強い、それを自慢するものは多いが、食えるものは少ない。
「KCJはね、戦闘許可証持ってるとね、尊敬されるというか、おお、すごいっていう目で見てくれるからね」
キラキラした目で語るこちらのかたは、KCJの戦闘許可証を取ったことで人生が変わったかたです。
「そこまで私は苦戦したわけではなかったんですよね、それでも二回ぐらいかな、体力より一般教養で落ちちゃって」
次落ちたらやめようと思ったら、前に出たところがちょうど出たから受かった。
「そしたら、KCJからの依頼であちこち全国回って、三年ぐらいして、自分の故郷のそばで依頼受けることになったときに、知り合いの目が変わってましたからね」
その時には救護の研修を受けていたので、現場から病院までの搬送なども手伝った。
「でもなんであいつがって目はありましたよ、けど…そういう目をした人たちは、あの時何もできなかったというか、悪態しかついてませんでしたから、それ見たら、今までを許せたというか、気にならなくなったというか、KCJに入れるだけいるかって、そう思って一般採用の勉強もして、今は職員になりました」
三人は夜の町を歩いていく。
「この時間だと…」
越木は検索表示された店を二人に見せるが。
「あっ、そこ」
「今の時間、季節は行かない方がいいですね」
地元民二人には不評である。
「私が知ってる店でいい?」
秋澄の提案、お店の名前は他の二人は知らなかったのだが、料理と値段がわかる写真を見せるとを
「いいんじゃない?」
「えっ?ここは知らなかった」
と言われ、連絡して、三人で行くことになった。
「さっき二人が難色示した店って何がダメなんだ」
「名物料理が今の季節は美味しくないですよ」
「うちの会社の同僚が、あそこに行ったら接客があんまりよくなかったとか、そんな話しはしてましたし」
ディナーではなく軽食で色々といただくことにした。
「秋澄は旨い所知ってんだわ、聞くとめちゃくちゃ頼りになる」
「私も是非頼りにさせてもらいたいところです」
職員二人の指導のもと、今回の試験内容の整理、そしてレポートが書き上げられていた。
「それでどうするんだ?大麓(たいろく)さん」
「どうしますというと?」
「KCJの戦闘許可証持ちは更新しなきゃならないから、更新しないのか、それともこれからもなのか」
「出来れば、更新して、みなさまのお役に立てるようになりたいのですが」
「わかった、その話は俺から伝えておくわ」
「後、ちょっと気になったんですけども、吸血鬼っているんですか?」
「いるよ」
「いるんですか!映画好きなんで、さっき合格発表の会場で、吸血鬼の話をしていた人たちがいて、あああ、そういう世界に私も来たんだって」
「秋澄!」
「はい、ええっとAIに問い合わせたところ、それはデスゲームの方の吸血鬼ではないかと返事が出ました、いわゆるよくある吸血鬼ではないですね」
「違うんですか!」
「違いますね、吸血鬼、イメージとしてのああいうタイプは、いることはいるんですけども、今多いのは二種類ですかね」
「そっちがオールドならば、この二種類はニューだな、どちらも人間でありながら人間とは思えぬ振る舞いをしたために、それこそなったというか、逸脱している、逸脱したってところだ」
「詳しく説明してもらえますか?」
「たくさんの人を自らの意思で犠牲にした人間は、犠牲者から人でなしとか、呪いの言葉をぶつけられるんですよ」
「それは…悲劇的なニュースなんかでも見ますが」
「ニュースでは取り上げられることは少ないかな、それこそ見ている方が気分悪くなるから」
「視聴率落ちちゃうものな」
「そうです、そうです、その落ちちゃうぐらいに壮絶な、事件の首謀者に対して罵詈雑言で色々と言われるでしょ、悪魔のようなやつとか、お前はろくな死にかたをしないとか、あの辺です。最近多い吸血鬼はデスゲームの勝者タイプですね」
「でもわかんねえぞ、金融市場も不安定だから、これからそっちも増えるぞ」
「元々は比喩の表現だったと思いますよ、そっちの吸血鬼というのは」
デスゲームもそうだが、金融市場でマネーゲームするのも吸血鬼とも呼ばれる。
「ファイナンシャルヴァンパイアってやつだな」
「ただその呼ばれかたについては、今までヴァンパイアと呼ばれていた方々が面白くはないっていってますから」
「ということはやはり吸血鬼は存在すると」
「手堅い領地経営してるから、戦闘許可証取得するとお得なクーポン冊子とかもらえたりするから、それでそういうところ旅行行ってきたらいいんじゃないか」
「いいですね、それ!」
各地KCJのバスも走ってるので、それらを使うとかなり旅行費用は抑えられます。
「しかし、今、本当世の中どうなってんだ?久しぶりにコンビニ行くと、値段と量で驚くんだけども」
「それはここ最近の話ではないですが」
「大麓さん、KCJのご飯頼んだおけばいいですよ」
「ご飯?」
「戦闘許可証持ちは体が資本だから、食事のサポート受けれるんですよ」
普通の人が食べる量でも頼める。
「それで食費浮かしておけばいいですよ」
「そういうのやってるから、KCJの戦闘許可証って人気なんだわ」
「KCJって資本なんですか?」
さすがに手厚くなりすぎて心配になる。
「知らないって答えればすんごい怪しくなるが」
「許可証も持ってますし、社会人ですから、気になりますよ、蓄財専門の職員がたくさんいます」
「そういう人たちからも選ばれる職場なんですね」
「…」
「…」
「えっ、なんです、黙っちゃって」
「選ばれたは、今ではそうは言えるけども、何もないところから自分が生きるために、何とかしようと人たちが、自分の分なんとかなったから、他の人たちの分も助けるかって感じでな」
「伝記とかに出てくるような偉人みたいな人たちですね」
「偉人ね…そのうち会うかもしれないけども、まっ、さっきの吸血鬼みたいなもんだ、イメージと現在そう呼ばれるようになった存在とか、混同しないで見てくれればいいさ」
サクサクしゃべるタイプの越木が濁すので、訳アリなんだろうなと大麓は思ったのだが…
正解!
『耳掃除は浜薔薇』
浜薔薇ご近所に住むご婦人から。
「おっちゃんへ荷物来たよ」
「衣服って書いてある、あれか、前はおでんだったら、次は焼き鳥かな」
ありがとうな、さっそく開けるわ。
『いつも母がお世話になっております、気に入るかはわかりませんが、衣装を送らせてもらいます』
菓子折と共に衣装が入っていたが。
「スターゲイジパイ…」
パイから魚の頭がこんにちはしているあのスターゲイジパイが新衣装であり。
これで仕事に買い物にお出掛けも完璧やな。
何故か三着届いた。
「これで着替えもバッチリやな」
フッ
同僚のその台詞に笑みを浮かべた。
「あっ、これ微妙に全部デザインが違う」
ただの替えやないんやで!
「浜薔薇近所のご婦人、おそるべし」
ご婦人は裁縫の趣味が子供の頃からあったのだが、子育て中に自分の作った服を着せれなかったのが残念で、残念で、それがずっと心のどこかに残っていた。
そんな時におっちゃんと出会う。
「おっちゃんさんを見てるとね、本当はあれも作りたかった、着せたかったがね、むくむくとわくの」
そしておっちゃんの方も、そこは西ネイティブである。
おでんの衣装を作ってもらったときに、積極的に着用、このままコンビニに行こうとし、あそこら辺にはおでんが出るから気を付けろなんて近所の人から言われたら、美味しさしかなかったという。
「本当にごめんなさい」
ご婦人の娘からするとお母さんが迷惑かけてなのかもしれない。菓子折も謝罪の心がつまってたし、もしもダメならそっと廃棄してくれたらなんても思っていた。
「おっちゃん、いいもん着てますね、インタビューしてみましょう」
さっそく浄水センターの動画に登場し、ご婦人に対してリンクを娘さん経由で送ったところ。
カリカリ
ご婦人はその動画を見ながら、もっとサメのぬいぐるみヘッドを増やしてボリュームを出すとか、画面で見るともう少し色が濃い布で作るとか、真剣な表情でメモをしていたという。
未経験者が戦闘許可証を取得、これに関しては前例がないわけではないが、かなり珍しいことでもある。
「おめでとうございます」
「やったな!」
試験前から、もしも時の回復と救護のために付き添っていたKCJ職員は本当に喜んでくれた。
「試験は初心を思いだしました、ダンジョンに落ちて、目覚めたときに、ああ、私はこれからどうなってしまうんだろう、そんな気分を!」
「受けた試験内容はどのぐらい覚えてます?」
回復担当をする女性、秋澄(あきすみ)が聞くと。
「ええっと」
「忘れないうちに記録しておいた方がいいぞ、あれ売れるから」
救護担当の越木(こしぎ)は教えてくれた。
「そうなんですか?」
「試験を受けるために勉強いろいろして、結構かかっただろう?」
「そうですね、テキストが詳しいから、揃えていったら、やっぱり結構したかな」
「買った分を合格したらある程度は取り戻せるんだよ」
「だいたい挫折する人多いので」
仕組みとしてはこうである。
この世にある腕っぷしが強い、それを自慢するものは多いが、食えるものは少ない。
「KCJはね、戦闘許可証持ってるとね、尊敬されるというか、おお、すごいっていう目で見てくれるからね」
キラキラした目で語るこちらのかたは、KCJの戦闘許可証を取ったことで人生が変わったかたです。
「そこまで私は苦戦したわけではなかったんですよね、それでも二回ぐらいかな、体力より一般教養で落ちちゃって」
次落ちたらやめようと思ったら、前に出たところがちょうど出たから受かった。
「そしたら、KCJからの依頼であちこち全国回って、三年ぐらいして、自分の故郷のそばで依頼受けることになったときに、知り合いの目が変わってましたからね」
その時には救護の研修を受けていたので、現場から病院までの搬送なども手伝った。
「でもなんであいつがって目はありましたよ、けど…そういう目をした人たちは、あの時何もできなかったというか、悪態しかついてませんでしたから、それ見たら、今までを許せたというか、気にならなくなったというか、KCJに入れるだけいるかって、そう思って一般採用の勉強もして、今は職員になりました」
三人は夜の町を歩いていく。
「この時間だと…」
越木は検索表示された店を二人に見せるが。
「あっ、そこ」
「今の時間、季節は行かない方がいいですね」
地元民二人には不評である。
「私が知ってる店でいい?」
秋澄の提案、お店の名前は他の二人は知らなかったのだが、料理と値段がわかる写真を見せるとを
「いいんじゃない?」
「えっ?ここは知らなかった」
と言われ、連絡して、三人で行くことになった。
「さっき二人が難色示した店って何がダメなんだ」
「名物料理が今の季節は美味しくないですよ」
「うちの会社の同僚が、あそこに行ったら接客があんまりよくなかったとか、そんな話しはしてましたし」
ディナーではなく軽食で色々といただくことにした。
「秋澄は旨い所知ってんだわ、聞くとめちゃくちゃ頼りになる」
「私も是非頼りにさせてもらいたいところです」
職員二人の指導のもと、今回の試験内容の整理、そしてレポートが書き上げられていた。
「それでどうするんだ?大麓(たいろく)さん」
「どうしますというと?」
「KCJの戦闘許可証持ちは更新しなきゃならないから、更新しないのか、それともこれからもなのか」
「出来れば、更新して、みなさまのお役に立てるようになりたいのですが」
「わかった、その話は俺から伝えておくわ」
「後、ちょっと気になったんですけども、吸血鬼っているんですか?」
「いるよ」
「いるんですか!映画好きなんで、さっき合格発表の会場で、吸血鬼の話をしていた人たちがいて、あああ、そういう世界に私も来たんだって」
「秋澄!」
「はい、ええっとAIに問い合わせたところ、それはデスゲームの方の吸血鬼ではないかと返事が出ました、いわゆるよくある吸血鬼ではないですね」
「違うんですか!」
「違いますね、吸血鬼、イメージとしてのああいうタイプは、いることはいるんですけども、今多いのは二種類ですかね」
「そっちがオールドならば、この二種類はニューだな、どちらも人間でありながら人間とは思えぬ振る舞いをしたために、それこそなったというか、逸脱している、逸脱したってところだ」
「詳しく説明してもらえますか?」
「たくさんの人を自らの意思で犠牲にした人間は、犠牲者から人でなしとか、呪いの言葉をぶつけられるんですよ」
「それは…悲劇的なニュースなんかでも見ますが」
「ニュースでは取り上げられることは少ないかな、それこそ見ている方が気分悪くなるから」
「視聴率落ちちゃうものな」
「そうです、そうです、その落ちちゃうぐらいに壮絶な、事件の首謀者に対して罵詈雑言で色々と言われるでしょ、悪魔のようなやつとか、お前はろくな死にかたをしないとか、あの辺です。最近多い吸血鬼はデスゲームの勝者タイプですね」
「でもわかんねえぞ、金融市場も不安定だから、これからそっちも増えるぞ」
「元々は比喩の表現だったと思いますよ、そっちの吸血鬼というのは」
デスゲームもそうだが、金融市場でマネーゲームするのも吸血鬼とも呼ばれる。
「ファイナンシャルヴァンパイアってやつだな」
「ただその呼ばれかたについては、今までヴァンパイアと呼ばれていた方々が面白くはないっていってますから」
「ということはやはり吸血鬼は存在すると」
「手堅い領地経営してるから、戦闘許可証取得するとお得なクーポン冊子とかもらえたりするから、それでそういうところ旅行行ってきたらいいんじゃないか」
「いいですね、それ!」
各地KCJのバスも走ってるので、それらを使うとかなり旅行費用は抑えられます。
「しかし、今、本当世の中どうなってんだ?久しぶりにコンビニ行くと、値段と量で驚くんだけども」
「それはここ最近の話ではないですが」
「大麓さん、KCJのご飯頼んだおけばいいですよ」
「ご飯?」
「戦闘許可証持ちは体が資本だから、食事のサポート受けれるんですよ」
普通の人が食べる量でも頼める。
「それで食費浮かしておけばいいですよ」
「そういうのやってるから、KCJの戦闘許可証って人気なんだわ」
「KCJって資本なんですか?」
さすがに手厚くなりすぎて心配になる。
「知らないって答えればすんごい怪しくなるが」
「許可証も持ってますし、社会人ですから、気になりますよ、蓄財専門の職員がたくさんいます」
「そういう人たちからも選ばれる職場なんですね」
「…」
「…」
「えっ、なんです、黙っちゃって」
「選ばれたは、今ではそうは言えるけども、何もないところから自分が生きるために、何とかしようと人たちが、自分の分なんとかなったから、他の人たちの分も助けるかって感じでな」
「伝記とかに出てくるような偉人みたいな人たちですね」
「偉人ね…そのうち会うかもしれないけども、まっ、さっきの吸血鬼みたいなもんだ、イメージと現在そう呼ばれるようになった存在とか、混同しないで見てくれればいいさ」
サクサクしゃべるタイプの越木が濁すので、訳アリなんだろうなと大麓は思ったのだが…
正解!
『耳掃除は浜薔薇』
浜薔薇ご近所に住むご婦人から。
「おっちゃんへ荷物来たよ」
「衣服って書いてある、あれか、前はおでんだったら、次は焼き鳥かな」
ありがとうな、さっそく開けるわ。
『いつも母がお世話になっております、気に入るかはわかりませんが、衣装を送らせてもらいます』
菓子折と共に衣装が入っていたが。
「スターゲイジパイ…」
パイから魚の頭がこんにちはしているあのスターゲイジパイが新衣装であり。
これで仕事に買い物にお出掛けも完璧やな。
何故か三着届いた。
「これで着替えもバッチリやな」
フッ
同僚のその台詞に笑みを浮かべた。
「あっ、これ微妙に全部デザインが違う」
ただの替えやないんやで!
「浜薔薇近所のご婦人、おそるべし」
ご婦人は裁縫の趣味が子供の頃からあったのだが、子育て中に自分の作った服を着せれなかったのが残念で、残念で、それがずっと心のどこかに残っていた。
そんな時におっちゃんと出会う。
「おっちゃんさんを見てるとね、本当はあれも作りたかった、着せたかったがね、むくむくとわくの」
そしておっちゃんの方も、そこは西ネイティブである。
おでんの衣装を作ってもらったときに、積極的に着用、このままコンビニに行こうとし、あそこら辺にはおでんが出るから気を付けろなんて近所の人から言われたら、美味しさしかなかったという。
「本当にごめんなさい」
ご婦人の娘からするとお母さんが迷惑かけてなのかもしれない。菓子折も謝罪の心がつまってたし、もしもダメならそっと廃棄してくれたらなんても思っていた。
「おっちゃん、いいもん着てますね、インタビューしてみましょう」
さっそく浄水センターの動画に登場し、ご婦人に対してリンクを娘さん経由で送ったところ。
カリカリ
ご婦人はその動画を見ながら、もっとサメのぬいぐるみヘッドを増やしてボリュームを出すとか、画面で見るともう少し色が濃い布で作るとか、真剣な表情でメモをしていたという。
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