浜薔薇の耳掃除

Toki Jijyaku 時 自若

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KCJドライバーズブレンド

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ダンジョンは落ちるもの、招かれるもので表現される。
「これは現代社会において、ダンジョンとの接点がそこだからこそ、そういった言葉を使うという意味ですね」
ただどちらにしろ、餌、犠牲者となることを目的としたものなんで、あんまりいい話ではない。
「ダンジョンの持ち主になりたいと思われる方も多いですが、なりたいからなれるものではないですね」
何時のにかなったましたが、アンケートを取ったところ多い。
「ただアンケートは協力的なダンジョンマスターに行っているものなんで、そうじゃない場合のなり方などはまだ不透明なものが多いです」
それは何故かというと、はい、そこのあなた、今日からあなたは王様です、神ですと言われたらどうしますか?
「そこまで自由になれる狭いですが楽しい我が家ができてしまうと、今を捨てて、そっちに向かう場合が多いです、そのぐらい強烈な誘惑がダンジョンマスターですね」
なのでそういったマスターが他と揉めるようになるというのは、よくあることなのである。
「先程アンケートが出ましたが、昔から少数ですが、話が通じるマスターならば協力的な関係を持った方がいいという案はありました、KCJなんかはずっとこれですね、しかし、そうはなかなかなりませんでした」
ダンジョンマスターに善意を求めるものではない。
「もちろん、協力的な関係を持ったからといっても、それが絶対ではありませんが、最初から喧嘩腰というのも困った話であります」
それこそ、その協力的な関係を維持するための会議は散々開かれてきた。
「三年前に一つの結論が出ました、もう金がないから、そんなに協力関係作りたいなら勝手に作れよが成立」
ああ、わかったよ、それならこっちが自前でやるから!
「ただこれは今は、何でそんなことになったんだよ!と思われてますね」
なんでそういう感じで…もっとやり方あるだろうに、今までずっと我慢してきたところが自由になったら、自由になったらで…あの中でKCJは特に自由にさせちゃダメなんだってば、えっ?なんで?って?いや、それはこっちが言いたいんだけども…あそこは普通の判断で判断しちゃダメ。ほら、見ろ、ストレッチ始めてる、ああいうときは…どうなっても知らんぞ、あそこは常識人な顔もできるから恐ろしいんだ。
「なんかもうひどい事を言われていますが、その通りなんですよね」
否定できる要素がない。
本当に全くない。
「世の中の少数派にあたる人たちの集合体、それは自他共にわかってますから」
だから強くもある。
「ここでやらなきゃ、自分達を受け入れるところはない、そういう人たちが先人で、また今もその苦労をした人たちが多くいる組織です」
安泰から一番遠いとも言えたからこそ。
「安泰させようとするんですよ、矛盾してますけどもね」
その矛盾を埋めようとする力が、強さの秘密でもあるかもしれないし。
「言われますから、これはKCJでなければ無理だってね」
うわ~物価が高いとされている中でも、KCJのガソリンスタンドはリッターが他のガソリンスタンドよりも安いぞ。
「ただこちらは職員や業務優先になってるので、一般の方々は給油の制限があったりはしますが、それでも安いですかね」
そして待っている間。
「珈琲は飲んでいかれますか?それとも車内で飲まれますか?車内で飲まれる場合ですと、KCJドライバーズブレンドという特製のブレンドでお出ししております」
そういわれるとじゃあ、それでになるお客さんは多いです。
「KCJはなんでこんなに商売が上手いのさ」
「歴史的に見ると、ユーモアに理解がある商売上手が一般職で入ってきたからって感じですかね」
ここなら小うるさく言われることなく、好きなようにやれるわ。みんなな、もう少し柔らかい頭持たんと、そういうのがわかってないお金なんて貯まりませんよ。
好きなようにやらせてもらえた代わりに、色んなものを残してくれた。
「普通ならそこが途切れてしまうところが」

面白い言いつけもあるもんだね。こういうのを守っていけばいいの?という人や、これを守っていくだけでご飯食べれるんですか?守ります、守りますというのが続いた。
「不況の時期に来てくれた人ほど、大変なときでも逃げずに頑張ってくれる傾向があるような気がします」
だって他に行くとこないもん。
「ただ今はもうちょっと一般職採用を増やしたいと思ってるんですよね」
それは何故かっていうと。
「目の前で起きていることを、冷静に対処してくれる人がね、欲しいなって」
一緒になって笑う人は足りている、むしろそこのこの世で数少ない受け皿がKC、もしくはKCJである。
「そしてたまに存在感を見せてくれるとなおよし」
存在感=ツッコミ
「うちは結構真面目だと思うんですが、お父さんお母さん受けが悪くて」
受かったけども、KCJ?あんなよくわからないところやめておきなさい!と言われて、辞退は年に何件かある。
「待遇がいいのも何か怪しいとすら言われてますがね」
ドッカーン
「このように爆発音はありますが…」
「整備がまたやったみたいだぞ」
「何が起きたかすぐに調べろ!」
KCJがあの変なところ、何か怪しいところと言われるのは、しょうがないのかもしれません。
が、しかし、我々は諦めません、普通のみなさんのご応募を心からお待ちしております。
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