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朝一スライム
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野生のマントラゴラは二股であることが多い。
それは何故か?
お前を追いかけるためだよ!
ヴォォォォォォン
ある工業高校では外周のコースにはマントラゴラが埋まっており、学生が授業や部活などでそのコースを走ると、無言で自分から大地からズボッと這い出て。
「マントラゴラ来た!」
「あいつらは苦いから気を付けろよ」
教師は見学モード。
しかし、マントラゴラは容赦はない。
「えっ?」
見学モードの教師の口に向かっていくのだった。
「すいません、佐藤先生」
「くそっ苦い!!!!」
ただしだ、長年この外周コースに自生しているマントラゴラだから。
バッバッバッ
先回りして走者妨害することもあるから気を付けようね。
「なんでマントラゴラは栄養豊富なのにくそ不味いかっていうと、色で例えるなら色んな色を混ぜたら黒になるみたいなもんで、色んなものを最終的に混ぜたら、とんでもない味になるみたいなもんですね」
ナインアミノマントラゴラ、マントラゴラたんぱく質、マントラワイズなどがあるが、これらをマントラゴラでしか取れない栄養だけでも抽出や、合成ができないかと研究はされているものの。
「不味さが栄養なんですよね」
しかも不味さも個体さがあり。
「最初に食べさせられたマントラゴラ、胃酸の味がするんですよ」
この人、胃酸が逆流する病気になったことがあるので、その例えになったが、この話が有名になり。
マントラゴラは胃酸の味というのが広く知れ渡る。
一口で約二日分の栄養素だが、人間が二口目を自分から手を伸ばすことはない。
それこそ昔戦争があった際に、美味しく食べようマントラゴラ、完全栄養マントラゴラなどと広告を作っても広まらず、そのまま下火になった経歴がある。
『んほっ!ミルク!!』
「シャンプー、シャンプーをするのです」
シャンパーのリーダーが、知己の落ち込みを見て、シャンプーを誘った。
「時期はまさに旬ですよ」
「○○さん(リーダーの本名)がシャンプーが好きだって知ってますけども、今はそんな気分じゃないですよ」
「そんな気分じゃないからこそ、シャンプーをするのです」
「もうほっといてくださいよ」
そういわれると、しょうがありませんねと強権を発動、これが権力者ですよ、恐ろしい!
○をつけてない相手にも浜薔薇を体験させようだなんて!
「こんにちは」
「えっ?はい、こんにちは」
シャンプーだけだからという言葉で、まあ、無料だし、いいかなって。
「こちらが本日のシャンプーとなります」
そこには、定番の七草ドロップや、今話題のんほっ!ミルクフレッシュスクィーズ、そしてなんと、あれこれは!
『先行体験NSNS』
「これってなんですか?」
「シリコンとか入ってないやつですね」
「ああ」
CMでもあったな、ノンシリコンとか。
ただこれ、ノンシリコンだけじゃないというか、ノンシリコンノンスライムのシャンプーって略なんだけどもね。
スライム、あなたはスライムの有効活用法をご存じだろうか、老廃物を取り除いてベイビースキンに生まれ変わる。
スライム系登場の前はドクターフィッシュの仕事だとされたが、ドクターフィッシュは利用の際に難点がある。
それは何か。
「お化粧とかそういうの全部落としてからじゃないとダメなんですよ」
お魚にダメージが行くため。
落としてくださいねっていっても落とさないから、それなら化粧品が大丈夫なもので…と目をつけられたのはスライムである。
しかしだ。
「え~スライム、それはちょっと」
忌避感を覚える人たち、それこそテストとして異世界を渡り歩いている人たちに頼んだら、まずテストしてもらえないと。
「じゃあ、魔改造するんで」
そこでスライム素材の人工合成である。
すNS、ノースライムと表記されると徐々に広まり、今はノンシリコンシャンプーも一般的になり。
NSNSでノンシリコンノンスライムの意味になった。
「それで新作の名前決まったんですか?」
「起きてからすぐに使ってもらいたいから、朝一スライムっていうのはどうかな」
おそらく浜薔薇では採用されないだろうが、開発者のコンにとっては構わない些細なことである。
「しかし、これすごいですよ(名前はアレだけども)朝一スライムの名に恥じないぐらい、髪を洗うと、洗い流すときに肌にも潤いとか栄養与えているせいか、ふと見ると肌にあたった水滴がスライムみたいにプルプルになって流れていくんですもん」
それこそ子供のような肌になる。
「だいたい三日ぐらいかな、一回使うと、ただ乾燥していたりした方がスッっと入り込むから、だんだんそうはならなくなるんだけどもね」
一回使ってビックリしてください、あなたのお肌にスライムが飛び回りますよ!
もちろん髪にもプルンとした艶!
それは何故か?
お前を追いかけるためだよ!
ヴォォォォォォン
ある工業高校では外周のコースにはマントラゴラが埋まっており、学生が授業や部活などでそのコースを走ると、無言で自分から大地からズボッと這い出て。
「マントラゴラ来た!」
「あいつらは苦いから気を付けろよ」
教師は見学モード。
しかし、マントラゴラは容赦はない。
「えっ?」
見学モードの教師の口に向かっていくのだった。
「すいません、佐藤先生」
「くそっ苦い!!!!」
ただしだ、長年この外周コースに自生しているマントラゴラだから。
バッバッバッ
先回りして走者妨害することもあるから気を付けようね。
「なんでマントラゴラは栄養豊富なのにくそ不味いかっていうと、色で例えるなら色んな色を混ぜたら黒になるみたいなもんで、色んなものを最終的に混ぜたら、とんでもない味になるみたいなもんですね」
ナインアミノマントラゴラ、マントラゴラたんぱく質、マントラワイズなどがあるが、これらをマントラゴラでしか取れない栄養だけでも抽出や、合成ができないかと研究はされているものの。
「不味さが栄養なんですよね」
しかも不味さも個体さがあり。
「最初に食べさせられたマントラゴラ、胃酸の味がするんですよ」
この人、胃酸が逆流する病気になったことがあるので、その例えになったが、この話が有名になり。
マントラゴラは胃酸の味というのが広く知れ渡る。
一口で約二日分の栄養素だが、人間が二口目を自分から手を伸ばすことはない。
それこそ昔戦争があった際に、美味しく食べようマントラゴラ、完全栄養マントラゴラなどと広告を作っても広まらず、そのまま下火になった経歴がある。
『んほっ!ミルク!!』
「シャンプー、シャンプーをするのです」
シャンパーのリーダーが、知己の落ち込みを見て、シャンプーを誘った。
「時期はまさに旬ですよ」
「○○さん(リーダーの本名)がシャンプーが好きだって知ってますけども、今はそんな気分じゃないですよ」
「そんな気分じゃないからこそ、シャンプーをするのです」
「もうほっといてくださいよ」
そういわれると、しょうがありませんねと強権を発動、これが権力者ですよ、恐ろしい!
○をつけてない相手にも浜薔薇を体験させようだなんて!
「こんにちは」
「えっ?はい、こんにちは」
シャンプーだけだからという言葉で、まあ、無料だし、いいかなって。
「こちらが本日のシャンプーとなります」
そこには、定番の七草ドロップや、今話題のんほっ!ミルクフレッシュスクィーズ、そしてなんと、あれこれは!
『先行体験NSNS』
「これってなんですか?」
「シリコンとか入ってないやつですね」
「ああ」
CMでもあったな、ノンシリコンとか。
ただこれ、ノンシリコンだけじゃないというか、ノンシリコンノンスライムのシャンプーって略なんだけどもね。
スライム、あなたはスライムの有効活用法をご存じだろうか、老廃物を取り除いてベイビースキンに生まれ変わる。
スライム系登場の前はドクターフィッシュの仕事だとされたが、ドクターフィッシュは利用の際に難点がある。
それは何か。
「お化粧とかそういうの全部落としてからじゃないとダメなんですよ」
お魚にダメージが行くため。
落としてくださいねっていっても落とさないから、それなら化粧品が大丈夫なもので…と目をつけられたのはスライムである。
しかしだ。
「え~スライム、それはちょっと」
忌避感を覚える人たち、それこそテストとして異世界を渡り歩いている人たちに頼んだら、まずテストしてもらえないと。
「じゃあ、魔改造するんで」
そこでスライム素材の人工合成である。
すNS、ノースライムと表記されると徐々に広まり、今はノンシリコンシャンプーも一般的になり。
NSNSでノンシリコンノンスライムの意味になった。
「それで新作の名前決まったんですか?」
「起きてからすぐに使ってもらいたいから、朝一スライムっていうのはどうかな」
おそらく浜薔薇では採用されないだろうが、開発者のコンにとっては構わない些細なことである。
「しかし、これすごいですよ(名前はアレだけども)朝一スライムの名に恥じないぐらい、髪を洗うと、洗い流すときに肌にも潤いとか栄養与えているせいか、ふと見ると肌にあたった水滴がスライムみたいにプルプルになって流れていくんですもん」
それこそ子供のような肌になる。
「だいたい三日ぐらいかな、一回使うと、ただ乾燥していたりした方がスッっと入り込むから、だんだんそうはならなくなるんだけどもね」
一回使ってビックリしてください、あなたのお肌にスライムが飛び回りますよ!
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