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疲れてるね、疲れてるよ。
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○を最近つけた人は他にもいるが、だいたい予想外に忙しくなった人たちである。
「倒れるよぉ」
泣き言を口にする。
そしてすぐに頼れるものが浜薔薇ぐらいだったりすると、○をつけるのに抵抗はなくなる。
「親類とかもあんまり頼れないので」
黄色いお医者さんが載っている車両で、迎えに来てもらったよ!(良かった)
連れてかれても、都市伝説を知っている人たちはぎょっとするだけでなにもしない。
前にファンクラブの人がそんなこといってた、さすがにそれは…と思ったが、今ならそれでもいいから迎えに来てほしい、そんな気持ちなのだ。
自宅用にクリームも買った。
ちょっと迷う値段、でもマッサージに使っているものだし、下手なものにするとアレルギーがあったりする自分には辛いことが待ってる。
アレルギー持ちだとこのジャンルは楽しめないことが多い、あとで痒くなるなんて最悪である。
知り合いなどは美容室がダメなものがいる、「今は前にいってたところがダメになったの」
「えっ?取り扱ってるものかわったとか」
「加湿器だっけ、あれが喉に来る」
店を変えるそうだ。
「正直○○円カットはありがたいよ、咳がひどくなる前にたまたま使って、カット以外しないのを見ているからさ、安心して今は言ってる」
「病院もあるけども」
「あそこか…」
言ったことは言ったらしい。
「前髪切り忘れるんで、行かなくなった」
「あっ、それは」
数少ない選択肢が使えないそうだ。
「蘆根さんに出張に来てもらう」
「レンタルルームで散髪とかできないかな」
「それは新しい使い方だね」
「確実に咳が出るものないってわかるところで、そこまで高く髪を切りたいものだよ」
浜薔薇の場合は店内がもしダメならば、今は衛生班の一軒家、その一室をお借りしております。
「お風呂もあるからさ」
このお風呂は広いので、たまに病気の家族をゆっくりと入浴させたいと貸しきりにしてくれるお客さんがいて。
「お風呂の後、髪を切ってもらえたら」
ということで、蘆根か傑がやってきてカットしてくれる。
「この値段でやってもらえるところ、浜薔薇しかないから」
そのぐらい値段が違う。
安さにもこだわりがある。
「やっぱり利用しやすい額やサービスっていうのがあるならな」
その設定が浜薔薇は絶妙である。
年度末から新年度にかけて、今回疲れたを叫ぶ人たちが多い、マッサージも予約ありがとうございますといっぱいになるぐらいだ。
マッサージは夏に向かう時期から予約が増えていく。
「薄着になる、気になってくるってことだな」
揉んで、揉んで、ケットシーモフモフして、また揉むような日々ではあるが。
「やっぱりシャンプーラッシュのおかげで、前までさばききれなかった、予約断っていたお客さんも受け入れられるのは大きいかな」
まずお湯でしっかりと流し、定番の場合は七草ドロップだが。
「期間限定のものって何かありますか?」
大抵はそう聞いてくる。
んほっ!ミルクは再入荷している話をすると、んほっ!ミルクを選んだ。鼻づまりをしたような発音で注文するのが、プロのシャンパーである。
業務用『んほっ!ミルク』の段ボールが、店の奥、傑のスタイルコーディネートのクローゼットそばに積んである。
これがあと何回か届けられるだが、さすがに置く場所がなく、一度衛生班の倉庫を借りることになる。
連休ともなればシャンプーラッシュが延長対応!とお知らせをしたのだが、その分人が来てしまうので、とんでもない量のシャンプーが消えるのだ。
一箱は18リットル、一度の使用量から考えると、本当にとんでもない数のお客さんたちがシャンプーしていき、庭でシャンパーの教えに参加していたりする。
「シャンパーの教えってなんですか?」
疑問が出るのは無理はない。
「ざっくりいうと、シャンプーするのはとても良いことだっていう話をしている」
朗読会もある。
「お湯でまずは髪を洗い流す、そうすると私は許された気がするのです、こんなに疲れている私なのに、疲労が流れていくようで」
己の体験を話し合うものもいる。
「でも以外と体験は語れないものらしい、思いを言葉にするのは難しいものだからな」
蘆根は一人納得しているが。
耳かきなどを表現するのは特殊な嗜好がなければ難しくなっていくのである。
例えば蘆根のお仕事、耳への対応を見てみよう。。汗をかくようになってきて、ベトっとした耳の中が増えてきた。
それを見て、蘆根はまず耳の外側と裏側をまず洗うことから始める。
このお客さんはマッサージも頼んでいるので、マッサージ後に耳掃除をするつもりだ。この気温と湿度だときちんと乾いているはずだ。
「メガネ臭くなりますから、耳をきちんと洗ってないと」
リーダーがそう訴えると。
「えっ?リーダーでさえ臭くなるんですか!」
「臭いですよ、だから気を付けているんでさよ」
意外であった、清潔感の塊、隙のない美学を持つようなリーダーが、己の臭さを告白すると。
「俺も気を付けます」
シャンプーすることは己を省みること。
さぁあなたもご一緒にシャンプーの道を歩む、シャンパーになりましょう。
モコモコ
泡で耳を包む、しばらく置くとその力でベトベト感は落ちているのだが、そこをマッサージをする。
メガネをふだんしている人は、メガネラインが凝っている。
「くっ」
疲れ目にも効く。
このお客さんは○をつけてないにで、手順通りに終わるのだが、目はもっとやってほしいそんな顔をしていた。
これが○をつけたお客さんだと。
「こめかみぃぃぃ」
「はい、疲れてるね、疲れてるよ、コリがすごくてコリコリしてるよぉ!」
声をかけながらコリをほぐしていただろう。
「倒れるよぉ」
泣き言を口にする。
そしてすぐに頼れるものが浜薔薇ぐらいだったりすると、○をつけるのに抵抗はなくなる。
「親類とかもあんまり頼れないので」
黄色いお医者さんが載っている車両で、迎えに来てもらったよ!(良かった)
連れてかれても、都市伝説を知っている人たちはぎょっとするだけでなにもしない。
前にファンクラブの人がそんなこといってた、さすがにそれは…と思ったが、今ならそれでもいいから迎えに来てほしい、そんな気持ちなのだ。
自宅用にクリームも買った。
ちょっと迷う値段、でもマッサージに使っているものだし、下手なものにするとアレルギーがあったりする自分には辛いことが待ってる。
アレルギー持ちだとこのジャンルは楽しめないことが多い、あとで痒くなるなんて最悪である。
知り合いなどは美容室がダメなものがいる、「今は前にいってたところがダメになったの」
「えっ?取り扱ってるものかわったとか」
「加湿器だっけ、あれが喉に来る」
店を変えるそうだ。
「正直○○円カットはありがたいよ、咳がひどくなる前にたまたま使って、カット以外しないのを見ているからさ、安心して今は言ってる」
「病院もあるけども」
「あそこか…」
言ったことは言ったらしい。
「前髪切り忘れるんで、行かなくなった」
「あっ、それは」
数少ない選択肢が使えないそうだ。
「蘆根さんに出張に来てもらう」
「レンタルルームで散髪とかできないかな」
「それは新しい使い方だね」
「確実に咳が出るものないってわかるところで、そこまで高く髪を切りたいものだよ」
浜薔薇の場合は店内がもしダメならば、今は衛生班の一軒家、その一室をお借りしております。
「お風呂もあるからさ」
このお風呂は広いので、たまに病気の家族をゆっくりと入浴させたいと貸しきりにしてくれるお客さんがいて。
「お風呂の後、髪を切ってもらえたら」
ということで、蘆根か傑がやってきてカットしてくれる。
「この値段でやってもらえるところ、浜薔薇しかないから」
そのぐらい値段が違う。
安さにもこだわりがある。
「やっぱり利用しやすい額やサービスっていうのがあるならな」
その設定が浜薔薇は絶妙である。
年度末から新年度にかけて、今回疲れたを叫ぶ人たちが多い、マッサージも予約ありがとうございますといっぱいになるぐらいだ。
マッサージは夏に向かう時期から予約が増えていく。
「薄着になる、気になってくるってことだな」
揉んで、揉んで、ケットシーモフモフして、また揉むような日々ではあるが。
「やっぱりシャンプーラッシュのおかげで、前までさばききれなかった、予約断っていたお客さんも受け入れられるのは大きいかな」
まずお湯でしっかりと流し、定番の場合は七草ドロップだが。
「期間限定のものって何かありますか?」
大抵はそう聞いてくる。
んほっ!ミルクは再入荷している話をすると、んほっ!ミルクを選んだ。鼻づまりをしたような発音で注文するのが、プロのシャンパーである。
業務用『んほっ!ミルク』の段ボールが、店の奥、傑のスタイルコーディネートのクローゼットそばに積んである。
これがあと何回か届けられるだが、さすがに置く場所がなく、一度衛生班の倉庫を借りることになる。
連休ともなればシャンプーラッシュが延長対応!とお知らせをしたのだが、その分人が来てしまうので、とんでもない量のシャンプーが消えるのだ。
一箱は18リットル、一度の使用量から考えると、本当にとんでもない数のお客さんたちがシャンプーしていき、庭でシャンパーの教えに参加していたりする。
「シャンパーの教えってなんですか?」
疑問が出るのは無理はない。
「ざっくりいうと、シャンプーするのはとても良いことだっていう話をしている」
朗読会もある。
「お湯でまずは髪を洗い流す、そうすると私は許された気がするのです、こんなに疲れている私なのに、疲労が流れていくようで」
己の体験を話し合うものもいる。
「でも以外と体験は語れないものらしい、思いを言葉にするのは難しいものだからな」
蘆根は一人納得しているが。
耳かきなどを表現するのは特殊な嗜好がなければ難しくなっていくのである。
例えば蘆根のお仕事、耳への対応を見てみよう。。汗をかくようになってきて、ベトっとした耳の中が増えてきた。
それを見て、蘆根はまず耳の外側と裏側をまず洗うことから始める。
このお客さんはマッサージも頼んでいるので、マッサージ後に耳掃除をするつもりだ。この気温と湿度だときちんと乾いているはずだ。
「メガネ臭くなりますから、耳をきちんと洗ってないと」
リーダーがそう訴えると。
「えっ?リーダーでさえ臭くなるんですか!」
「臭いですよ、だから気を付けているんでさよ」
意外であった、清潔感の塊、隙のない美学を持つようなリーダーが、己の臭さを告白すると。
「俺も気を付けます」
シャンプーすることは己を省みること。
さぁあなたもご一緒にシャンプーの道を歩む、シャンパーになりましょう。
モコモコ
泡で耳を包む、しばらく置くとその力でベトベト感は落ちているのだが、そこをマッサージをする。
メガネをふだんしている人は、メガネラインが凝っている。
「くっ」
疲れ目にも効く。
このお客さんは○をつけてないにで、手順通りに終わるのだが、目はもっとやってほしいそんな顔をしていた。
これが○をつけたお客さんだと。
「こめかみぃぃぃ」
「はい、疲れてるね、疲れてるよ、コリがすごくてコリコリしてるよぉ!」
声をかけながらコリをほぐしていただろう。
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