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リラックス!リラックス!
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気がついたら、喉が乾いて、夜中に目覚める。
「今…何時」
冷蔵庫にある飲み物を取り出して、ごくごくと飲む。
気温もそんなに高くはないが、むしろ涼しいのだが、真夏のカラカラであった。
(あぁそうか)
昨日は浜薔薇に行ったんだもんな、疲れて、疲れすぎて、浜薔薇にいって、足湯に浸かって、そこから…
と思い出すが、ぷっつりとあるところからは消えている。
(まぁしょうがない、疲れていたんだから)
そういって寝床に帰る。
そう、浜薔薇に行ったのだから、しょうがないのだ。
『今日の私はダメ人間!』
「兄さん、土曜日のスケジュールはこんな感じでどうかな」
「おっ、見せてくれ」
弟が考えたスケジュールを見せてもらう。
サメサメベースボール(×2)
サメサメベースボールメイキング
サメサメベースボールディレクターズカット
サメサメベースボール決勝ノーカット
「決勝ノーカットの際に何か欲しいな、ああ、我々の草野球にスカウトされたキャッチボールを疲労すればいいか」
「いい考えだよ」
サメサメベースボール(×2)
サメサメベースボールメイキング
サメサメベースボールディレクターズカット
寛永サメ兄弟のキャッチボール練習
サメサメベースボール決勝ノーカット
土曜日はこれに決まりである。
さて、話に出た草野球にスカウトされるぐらいのキャッチボールの話だが。
スカウトされた当時、近所のお父さんが小学生の息子さんと毎日庭で練習をしていたのだ。
二匹はなんか振ってる、投げてるぐらいに思っていたが、その息子さんが野球をやめたらしく、ある日お父さんは通りすがりの二匹に。
「キャッチボールしたことあるか?」
野球への情熱を燻らせていた。
その情熱でサメ兄弟に指導すると。
ズバン!
まず音が違った。
お父さんは子供の頃、プロの選手の投球を目の前で見たときに、野球というものに恋い焦がれてしまった、その時の、当時のそれをこのサメ兄弟の豪速球で思い出したのだ。
「ああああ、これだ、これなんだよ」
野球、最高!
この二匹をお父さんは野球仲間に見せると、そのままスカウトされた。
だがだ。
「本気を出すとボール取れないから」
兄弟間の送球のみ本気を出すことになったが。
「いい音だな」
野球中年は野球少年に戻れるという。
…むしろこれがサメサメベースボールでいいんじゃないか?と思うが、本編はビックリするほどのクソ映画でございます。
野球知らない人が作ったという異色の作品、サメ映画だからこそ許されるのではないか、公開当初はそんな感想も飛び交った。
それを一日中見せられるんだぜ、最高の土曜日だな!
『ここは浜薔薇の耳掃除です』
「蘆根さん、疲れたのでお願いします」
そういってお客さんが来るのだが、このお客さんは時間通りに終わらせるお客さんなので、さてどうやって時間内にと思ったところ。
「私、先ほど○をつけて参りました、ご存分に腕をおふるいくださいませ」
「ヨシ!」
浜薔薇になら、何をされてもいい。
そんなサービスもあるよ!と知ったとき、躊躇しないで○をつける人たちがいたが、自分はそこまではちょっと…と思っていた。
○をつけたらとんでもないことになる。
先に○をつけた人たちとすれ違うと、晴れやかな顔をして、店から出ていくのだが、それでもそれでもだ、やはり迷いはあった。
そんなお客さんに○をつけさせたのは、本日の仕事内容であった。
「はっ?なんで先方さん担当者いないっていうか、いるけども形ばっかなの、これじゃ書類再現なく増えるんだけども」
という意見に対して、誰もなにもしなかったのである。
このままだと、このままだと大変なことになる、しかしその前に生き延びなければならない。
そこまで来て初めて、浜薔薇に何をされてもいいわに○をつけることにした。
体を壊しては何にもならないし、例え壊したとしても、ふらふらになった帰宅途中に見知らぬ車がいきなり横付けとなり、そのまま車内に引き摺りこまれ。
「ルーチェ先生、血圧計ります」
「は~い、お願いね」
血圧も多少高いことがわかると。
「じゃあ、これから体にいいことしましょうね」
KCJの医療スタッフわかってていってるでしょ!
「はい、リラックス!リラックス!復唱して」
「リラックス、リラックス」
「もっと声だして!」
「リラックス!リラックス!」
このKCJの医療スタッフは本人たちではなく、お客さんの想像の中の人たちです。
「…リラックス…リラックス」
妄想が呟きに出たのを蘆根は聞いて、これはいかんと、デパコスなどに使われる高級使われるのに、価格はお求め易い浜薔薇がセレクトしたフェイスクリームを用意した。
「は~い失礼します」
顎にはむくみも見える。
首も冷たい。
疲れが見える顔に血色マッサージの始まりだよ!
顔は力を入れてマッサージはしてはいけない、それこそ指を添えて滑らすだけ。
この力加減は人だけではなく、ケットシーも落ちるほど。
支部シートレーニングのイダくんに、人間なんて大嫌い!から、マッサージでもいいの、次はいつ来るの?あっ、イツモ先輩チース!と言わせた技術なのである。
……
(はっ)
お客さん、初めてマッサージで落ちた。
時間で見ると5分ぐらいなのだが。
(死んだかと思った)
さっきまでモヤモヤしていた状態から、いきなり落ちた、それは今までの人生でない落ち方なので、自分で倒れたのかな?と思ったぐらいだったが。
「いい夢見れました?」
「見れたのかな、ここまで疲れた、追い詰められたみたいになったのは始めてて、調子狂うよ」
「明日は塩分少な目の食事してください」
そういってコンビニで売ってる冷凍餃子、ご飯、サラダを勧められた。
蘆根さんのことだから、意味はあるんだろうなと思ったら。
「あれ?もしかして、最近味付け濃いものばっかり食べてたかな」
そういえばチャーハンとかカレーが続いた気がする。
「食べやすいものばっかり食べちゃうとダメだよな」
コンビニのオススメのものを買った後、そのままファンクラブの人たちに、食事について聞いてみた。
「それでもカレーが好きならさ、あそこいいよ」
カスターニャと、こっちはKCJの炊き出しで食べたが、もう1つ教えてもらったoh my Godのカレーが気になった。
「学生時代からお世話になったんだけども、風邪引いたときに食べると利くよ」
特にチキンな!
ほとんど民間療法と化しているカレーらしい、昼はこの店に決めた。
「今…何時」
冷蔵庫にある飲み物を取り出して、ごくごくと飲む。
気温もそんなに高くはないが、むしろ涼しいのだが、真夏のカラカラであった。
(あぁそうか)
昨日は浜薔薇に行ったんだもんな、疲れて、疲れすぎて、浜薔薇にいって、足湯に浸かって、そこから…
と思い出すが、ぷっつりとあるところからは消えている。
(まぁしょうがない、疲れていたんだから)
そういって寝床に帰る。
そう、浜薔薇に行ったのだから、しょうがないのだ。
『今日の私はダメ人間!』
「兄さん、土曜日のスケジュールはこんな感じでどうかな」
「おっ、見せてくれ」
弟が考えたスケジュールを見せてもらう。
サメサメベースボール(×2)
サメサメベースボールメイキング
サメサメベースボールディレクターズカット
サメサメベースボール決勝ノーカット
「決勝ノーカットの際に何か欲しいな、ああ、我々の草野球にスカウトされたキャッチボールを疲労すればいいか」
「いい考えだよ」
サメサメベースボール(×2)
サメサメベースボールメイキング
サメサメベースボールディレクターズカット
寛永サメ兄弟のキャッチボール練習
サメサメベースボール決勝ノーカット
土曜日はこれに決まりである。
さて、話に出た草野球にスカウトされるぐらいのキャッチボールの話だが。
スカウトされた当時、近所のお父さんが小学生の息子さんと毎日庭で練習をしていたのだ。
二匹はなんか振ってる、投げてるぐらいに思っていたが、その息子さんが野球をやめたらしく、ある日お父さんは通りすがりの二匹に。
「キャッチボールしたことあるか?」
野球への情熱を燻らせていた。
その情熱でサメ兄弟に指導すると。
ズバン!
まず音が違った。
お父さんは子供の頃、プロの選手の投球を目の前で見たときに、野球というものに恋い焦がれてしまった、その時の、当時のそれをこのサメ兄弟の豪速球で思い出したのだ。
「ああああ、これだ、これなんだよ」
野球、最高!
この二匹をお父さんは野球仲間に見せると、そのままスカウトされた。
だがだ。
「本気を出すとボール取れないから」
兄弟間の送球のみ本気を出すことになったが。
「いい音だな」
野球中年は野球少年に戻れるという。
…むしろこれがサメサメベースボールでいいんじゃないか?と思うが、本編はビックリするほどのクソ映画でございます。
野球知らない人が作ったという異色の作品、サメ映画だからこそ許されるのではないか、公開当初はそんな感想も飛び交った。
それを一日中見せられるんだぜ、最高の土曜日だな!
『ここは浜薔薇の耳掃除です』
「蘆根さん、疲れたのでお願いします」
そういってお客さんが来るのだが、このお客さんは時間通りに終わらせるお客さんなので、さてどうやって時間内にと思ったところ。
「私、先ほど○をつけて参りました、ご存分に腕をおふるいくださいませ」
「ヨシ!」
浜薔薇になら、何をされてもいい。
そんなサービスもあるよ!と知ったとき、躊躇しないで○をつける人たちがいたが、自分はそこまではちょっと…と思っていた。
○をつけたらとんでもないことになる。
先に○をつけた人たちとすれ違うと、晴れやかな顔をして、店から出ていくのだが、それでもそれでもだ、やはり迷いはあった。
そんなお客さんに○をつけさせたのは、本日の仕事内容であった。
「はっ?なんで先方さん担当者いないっていうか、いるけども形ばっかなの、これじゃ書類再現なく増えるんだけども」
という意見に対して、誰もなにもしなかったのである。
このままだと、このままだと大変なことになる、しかしその前に生き延びなければならない。
そこまで来て初めて、浜薔薇に何をされてもいいわに○をつけることにした。
体を壊しては何にもならないし、例え壊したとしても、ふらふらになった帰宅途中に見知らぬ車がいきなり横付けとなり、そのまま車内に引き摺りこまれ。
「ルーチェ先生、血圧計ります」
「は~い、お願いね」
血圧も多少高いことがわかると。
「じゃあ、これから体にいいことしましょうね」
KCJの医療スタッフわかってていってるでしょ!
「はい、リラックス!リラックス!復唱して」
「リラックス、リラックス」
「もっと声だして!」
「リラックス!リラックス!」
このKCJの医療スタッフは本人たちではなく、お客さんの想像の中の人たちです。
「…リラックス…リラックス」
妄想が呟きに出たのを蘆根は聞いて、これはいかんと、デパコスなどに使われる高級使われるのに、価格はお求め易い浜薔薇がセレクトしたフェイスクリームを用意した。
「は~い失礼します」
顎にはむくみも見える。
首も冷たい。
疲れが見える顔に血色マッサージの始まりだよ!
顔は力を入れてマッサージはしてはいけない、それこそ指を添えて滑らすだけ。
この力加減は人だけではなく、ケットシーも落ちるほど。
支部シートレーニングのイダくんに、人間なんて大嫌い!から、マッサージでもいいの、次はいつ来るの?あっ、イツモ先輩チース!と言わせた技術なのである。
……
(はっ)
お客さん、初めてマッサージで落ちた。
時間で見ると5分ぐらいなのだが。
(死んだかと思った)
さっきまでモヤモヤしていた状態から、いきなり落ちた、それは今までの人生でない落ち方なので、自分で倒れたのかな?と思ったぐらいだったが。
「いい夢見れました?」
「見れたのかな、ここまで疲れた、追い詰められたみたいになったのは始めてて、調子狂うよ」
「明日は塩分少な目の食事してください」
そういってコンビニで売ってる冷凍餃子、ご飯、サラダを勧められた。
蘆根さんのことだから、意味はあるんだろうなと思ったら。
「あれ?もしかして、最近味付け濃いものばっかり食べてたかな」
そういえばチャーハンとかカレーが続いた気がする。
「食べやすいものばっかり食べちゃうとダメだよな」
コンビニのオススメのものを買った後、そのままファンクラブの人たちに、食事について聞いてみた。
「それでもカレーが好きならさ、あそこいいよ」
カスターニャと、こっちはKCJの炊き出しで食べたが、もう1つ教えてもらったoh my Godのカレーが気になった。
「学生時代からお世話になったんだけども、風邪引いたときに食べると利くよ」
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