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美味しい社外秘データ
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浜薔薇で使われているカルボンのヒーリングミュージックが、一般公開されることになりました。
「もうね、癒しが浜薔薇だけでは追い付かないから、そうすることにしない?って聞かれて、そうだな、他の地域のお客さんもいるからなって話して決めたんだ」
「つまり寝る前に聞けると」
「そうそう、今まではマッサージのお客さんのためだったんだけども、セルフケアしている人も、あの曲の時間に合わせて、セルフケアしてもらえたらなってことでメニューも考えているから」
まだメモの段階なのだが、蘆根のメモには『とんでもなく疲れている』『無』の下に曲名が書かれている。
「『無』ってなんですか?」
「意欲とか全くわかない状態だな、あるんだよ、これが」
蘆根は病院の理容室や現在でも出張は勤めています。
「元気なときを知っていてるお客さんが、疲れが溜まって表情まで変わっているのを見ると…やっぱり考えちゃうもんだよ」
それを少しでも食い止めたいというのもあるらしい。
「ちょっと前に波里さんから、髪を切る仕事はお客さんの相談に乗りやすいから、そういう相談窓口の研修の話を聞いて、こういうのもこっちでやってくれないものかなって思ったりな」
「なかなか相談できないで、もうダメだになることはありますからね」
「そうそう、カルボンのヒーリングミュージックは新作もこの機会にやっていきたいって話で」
「なんですって!」
傑さんはカルボンファンです。
「こんな世の中だから癒せる力が自分にあるというのならばって、あっちはあっちで悩んでいたからな」
その悩みを解決したのは、浜薔薇での今までの実績である。
ファンクラブは会員、非会員問わず、現在浜薔薇についてのポジティブなコメントを中心に集めていた。
「そのポジティブなコメント、話、反応が、さらにいい循環を生み出すと思うんですよ」
そういう話をしたのは、アルケーの15番である。
「でもこういったのはとても面倒だし」
「やりたくないという案も出ました」
「そりゃあそうだろうね、だってここは好事家の集まりみたいなもんだよ、仕事でもないなら、いや、仕事でも面倒ごとはごめんだと思う人間はいるじゃんか」
「ではどうしますか?」
「ここに個人的に集めたデータがあるんだけど、読んでくれるかな?」
15番はその下地になるものをもう準備していたようだ。
「これでダメなら…」
「いやいや、ダメじゃありませんよ、というか誰ですか、反対したの、私の耳には届いてませんが」
そういってリーダーに他の会員が耳打ち。
「…あそこですか、あそこは自分の得になることは積極的なんですが、こういう話になると文句ばかりだ、それでは回らないと思います、私の票があれば少なくとも反対しても活動は潰せませんから、15番さん、そこはお好きになさってください、今手伝ってくれている彼にも言っておきますし、どうですか?彼の仕事ぶり」
「逆にあの人、どこで見つけたの?」
「同じものを愛する同士ですね」
最前列、ペンライトを落としたときに拾ってもらったことから始まる友情。
「彼も遠征組でした、住んでいる場所はこっちではないですが」
蘆根の実家の方である。
「休日はこっちに遊びに来ているから地理とかも詳しいですし」
「いや、そっちじゃなくて、情報処理の能力が高すぎる」
「ああ、そこに気づいてしまいましたか…彼は元…」
所属先を出すと。
「ああ、納得、あそこの人って、まずそこの名前をこっちで聞くとは思わなかったよ」
都市部では知られている名前。
「こっちの生活、時間の流れで育っているから、向こうの生活に合わなかったそうです、でも仕事は向こうで習っているから、逆にこっちの仕事に合わなくてと」
「それもわかる…」
「なのである程度以上いろんなこと進められるのならば進めて、提案の段階でもう雛型あります、実験済みましたまでやれるならやってもいいとは思いますよ、KCJないですけども」
「KCJは逆にすごいんじゃないか」
「ああ、あそこは凄まじい技術とかあるそうなんですが、未公開ですからね、使用データ量だけでもおかしいとされてますから」
「でももっと上あるし」
「そうなんですよ」
有名な多国籍企業なんかはもっと上だよ。
「だからあんまり気にされないんですよね」
「誰にいっているんだ?」
「誰かに言われた気がしましたから、答えてみました」
浜薔薇出張所内の二人。
「しかし、山宮さんから妙なこと頼まれましたが」
このティーバッグで美味しいお茶を淹れてください。
そういって色々と方法が書かれたメモを渡されて、それを毎食後や時間があるときに東司は試してみていた。
「山宮さんも面白いことを考えますね」
「管理はノリノリでok!を出したみたいだが」
ほうほう、気軽に手に入るものをいかに簡単に美味しく飲むかを試してみたいって?
「こういうのはとてもありがたいと思うんだけよね」
腕に覚えがある人ほど、やってはもらいたいが、話がなんだかんだで進まないのである。
「お湯入れて、そのまま時間で美味しいって、お茶は難しいんだよな」
「それ聞くとカップ麺ってすごくないですか?」
「わかる、あれなんで美味しいの」
「この間、安かったから、中部の名店の魚介とんこつ味噌スペシャル買ったの、お店で食べれないやつ」
「どうだった?」
「あそこのメーカーが取り扱っているラーメンの名店は基本的に美味いんだけども…」
山宮も食べ。
「次は私に作らせてください」
といってカップ麺を任せました。
「俺が作ったのより旨かった」
「えっ?なんで?」
「三分経過した後に一度お湯捨てて、麺の冷水で潜らせてから、あたらしいお湯の中に入れて、タレとかも三種類あったんだけども、規定の分量から減らしていたな」
ベース三分のニを使い、後は一つづにすると。
「旨さが際立つっていうのかな、塩辛さっていうの?あれが減って、魚介の旨味とか豚骨なが存在感出してたな」
「それ面白そうだね」
管理部門で美味しいカップ麺オリジナルで食べた後に、山宮アレンジと比べるのが流行したという。
「そういう社外秘データが多いんですよ」
美味しいカップ麺の山宮アレンジレシピは確かに社外秘ですが、まさかそれが秘密になっているとは思わないだろう。
「いやいや、こんな美味しい話は外に出すなんてとんでもない」
こんな話が流れたら、コンビニの棚からすぐに消えちゃいますからね。
「もうね、癒しが浜薔薇だけでは追い付かないから、そうすることにしない?って聞かれて、そうだな、他の地域のお客さんもいるからなって話して決めたんだ」
「つまり寝る前に聞けると」
「そうそう、今まではマッサージのお客さんのためだったんだけども、セルフケアしている人も、あの曲の時間に合わせて、セルフケアしてもらえたらなってことでメニューも考えているから」
まだメモの段階なのだが、蘆根のメモには『とんでもなく疲れている』『無』の下に曲名が書かれている。
「『無』ってなんですか?」
「意欲とか全くわかない状態だな、あるんだよ、これが」
蘆根は病院の理容室や現在でも出張は勤めています。
「元気なときを知っていてるお客さんが、疲れが溜まって表情まで変わっているのを見ると…やっぱり考えちゃうもんだよ」
それを少しでも食い止めたいというのもあるらしい。
「ちょっと前に波里さんから、髪を切る仕事はお客さんの相談に乗りやすいから、そういう相談窓口の研修の話を聞いて、こういうのもこっちでやってくれないものかなって思ったりな」
「なかなか相談できないで、もうダメだになることはありますからね」
「そうそう、カルボンのヒーリングミュージックは新作もこの機会にやっていきたいって話で」
「なんですって!」
傑さんはカルボンファンです。
「こんな世の中だから癒せる力が自分にあるというのならばって、あっちはあっちで悩んでいたからな」
その悩みを解決したのは、浜薔薇での今までの実績である。
ファンクラブは会員、非会員問わず、現在浜薔薇についてのポジティブなコメントを中心に集めていた。
「そのポジティブなコメント、話、反応が、さらにいい循環を生み出すと思うんですよ」
そういう話をしたのは、アルケーの15番である。
「でもこういったのはとても面倒だし」
「やりたくないという案も出ました」
「そりゃあそうだろうね、だってここは好事家の集まりみたいなもんだよ、仕事でもないなら、いや、仕事でも面倒ごとはごめんだと思う人間はいるじゃんか」
「ではどうしますか?」
「ここに個人的に集めたデータがあるんだけど、読んでくれるかな?」
15番はその下地になるものをもう準備していたようだ。
「これでダメなら…」
「いやいや、ダメじゃありませんよ、というか誰ですか、反対したの、私の耳には届いてませんが」
そういってリーダーに他の会員が耳打ち。
「…あそこですか、あそこは自分の得になることは積極的なんですが、こういう話になると文句ばかりだ、それでは回らないと思います、私の票があれば少なくとも反対しても活動は潰せませんから、15番さん、そこはお好きになさってください、今手伝ってくれている彼にも言っておきますし、どうですか?彼の仕事ぶり」
「逆にあの人、どこで見つけたの?」
「同じものを愛する同士ですね」
最前列、ペンライトを落としたときに拾ってもらったことから始まる友情。
「彼も遠征組でした、住んでいる場所はこっちではないですが」
蘆根の実家の方である。
「休日はこっちに遊びに来ているから地理とかも詳しいですし」
「いや、そっちじゃなくて、情報処理の能力が高すぎる」
「ああ、そこに気づいてしまいましたか…彼は元…」
所属先を出すと。
「ああ、納得、あそこの人って、まずそこの名前をこっちで聞くとは思わなかったよ」
都市部では知られている名前。
「こっちの生活、時間の流れで育っているから、向こうの生活に合わなかったそうです、でも仕事は向こうで習っているから、逆にこっちの仕事に合わなくてと」
「それもわかる…」
「なのである程度以上いろんなこと進められるのならば進めて、提案の段階でもう雛型あります、実験済みましたまでやれるならやってもいいとは思いますよ、KCJないですけども」
「KCJは逆にすごいんじゃないか」
「ああ、あそこは凄まじい技術とかあるそうなんですが、未公開ですからね、使用データ量だけでもおかしいとされてますから」
「でももっと上あるし」
「そうなんですよ」
有名な多国籍企業なんかはもっと上だよ。
「だからあんまり気にされないんですよね」
「誰にいっているんだ?」
「誰かに言われた気がしましたから、答えてみました」
浜薔薇出張所内の二人。
「しかし、山宮さんから妙なこと頼まれましたが」
このティーバッグで美味しいお茶を淹れてください。
そういって色々と方法が書かれたメモを渡されて、それを毎食後や時間があるときに東司は試してみていた。
「山宮さんも面白いことを考えますね」
「管理はノリノリでok!を出したみたいだが」
ほうほう、気軽に手に入るものをいかに簡単に美味しく飲むかを試してみたいって?
「こういうのはとてもありがたいと思うんだけよね」
腕に覚えがある人ほど、やってはもらいたいが、話がなんだかんだで進まないのである。
「お湯入れて、そのまま時間で美味しいって、お茶は難しいんだよな」
「それ聞くとカップ麺ってすごくないですか?」
「わかる、あれなんで美味しいの」
「この間、安かったから、中部の名店の魚介とんこつ味噌スペシャル買ったの、お店で食べれないやつ」
「どうだった?」
「あそこのメーカーが取り扱っているラーメンの名店は基本的に美味いんだけども…」
山宮も食べ。
「次は私に作らせてください」
といってカップ麺を任せました。
「俺が作ったのより旨かった」
「えっ?なんで?」
「三分経過した後に一度お湯捨てて、麺の冷水で潜らせてから、あたらしいお湯の中に入れて、タレとかも三種類あったんだけども、規定の分量から減らしていたな」
ベース三分のニを使い、後は一つづにすると。
「旨さが際立つっていうのかな、塩辛さっていうの?あれが減って、魚介の旨味とか豚骨なが存在感出してたな」
「それ面白そうだね」
管理部門で美味しいカップ麺オリジナルで食べた後に、山宮アレンジと比べるのが流行したという。
「そういう社外秘データが多いんですよ」
美味しいカップ麺の山宮アレンジレシピは確かに社外秘ですが、まさかそれが秘密になっているとは思わないだろう。
「いやいや、こんな美味しい話は外に出すなんてとんでもない」
こんな話が流れたら、コンビニの棚からすぐに消えちゃいますからね。
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