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どうでもいいそうです。
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他のお店なんかでは、夏の時期にマッサージというのはお客さんが多いようだが、浜薔薇ではそんなことはないようである。
「疲れてる?」
お客が蘆根に自分のからだの調子を聞いてくる。
「疲れてますよ、これ」
乾燥肌対策でしっかりと潤うクリームにてマッサージ。
浜薔薇ではマッサージのお客さんには爪を切ってもらえるので、これも地味に選ばれるサービスである。
「足の爪が引っ掛かるぐらい伸びると、浜薔薇に来るんだけど、今回その前に来ちゃったからな」
最近はお客さんの来店頻度も上がっていったりするのだが。
「やっぱりさ、動画見ちゃうとさ」
ファンクラブ内の動画なのか、それとも一般向けの動画なのかは知らないが、そういうのを見ると、自分もやってもらいたくなるらしいのである。
「本当は毎日、毎回をおさめたいのですが」
「さすがにそれは…」
「もちろんわかっています」
この辺の仕切りはシャンパーである。
「ファンの中に配信できる資材を眠らせてる人がいたので、借りようと思ったら、向こうから買わないかと言われたので、他の三人に相談して、買いました」
元を取るために更新頻度が高いらしい。
「だからもうしばらくしたら、更新は落ち着くかな」
なんていってるが、おそらく他の視聴者からはできれば今のペースでって言われちゃうぞ。
「うちも大所帯なので、出来ないわけではありませんが」
現在ファンクラブの生活資料集も制作中なので、そっちにも人は取られてる。
「快適な耳掃除やパックを受けるためのhow toですね、もちろんシャンプーのもあります」
これすごいのは、節約術としてかなり長けていて。
「これむしろうちも欲しいですね」
KCJの管理部門が草稿を読んだら、そういう感想をくれたほとです。
「食べれる草情報とかも載せるかっていう話になったんだけども、今の世の中そりゃあないだろうと」
会員用のページ、そのトピックを書き込めるようにはなってるのだが。書き込んでいるのが半分ぐらいは15番さんである。
「たぶん関連するのであろうことを書いてる、もしまとめるのが面倒ならばそれもやるけども」
と言い出してるぐらいで。
(この人の頭の中はどうなってるんだろうか)
と他の会員は見てるが、大公いわく。
「15番は好きにさせておいた方がいい結果を生むよ」
リアルでも仕事をしたことがあるからこその意見である。
「何かを言葉にして表現するのは下手なんだけども、関連するワードを集める、覚えるは本当にすさまじいからな、いつもはそこまで出来ないんだわ、ええっと予算とか納期の関係で、でも今のあれは位置から作るわけだから、頭フル回転してるんで、それは止めない方がいい」
整備部門や山宮の自分の好きなことに打ち込んでいる状態というやつである。
「ただ休息と食事には気を付けてやって、あいつめっちゃ働くから、そういうのは忘れるは、寄生されたりするからさ」
そういう意味ではファンクラブにいて良かったタイプであろう。
余計な仕事を頼まれそうになっても。
「先にやることありますので」
といつ終わるかわからない浜薔薇方面のデータをいじっていたりするので。
「リーダー、15番さん、あの量一人でやれるとは思わなかった」
「フォローはしてやってくださいね」
「うっす」
たまに15番から、浜薔薇って新規顧客増やしたいのかな?減らしたいのか?という、なぞなぞみたいな問いが飛んでくるときがある。
【あの三人が余裕をもって対応できてるのは、今の状態ですね。ただシャンパーから言わせてもらうと、メーカーさんとかは売上はもっと上げておきたいんじゃないですかね、取り扱ってるメーカーさんでもセールかかったりしてますけども、こっちの調べでは今までそこまで下がったことないんで】
【そうなると、危ないよ、どのぐらい下がってる、見れる?】
【わかりました】
データ送信しました。
【ああ、これか、出来れば、買いこみ価格になってきてるね】
【これ資金不足になりませんかね?】
【浜薔薇は傑さんいるから問題ないし、夕暮れの件ではリーダーさんが本当にうまくやってくれたと思うんだよ、今から考えればあのタイミングは色んなものが重なってて、いい方向に繋がってる】
シャンプーから15番さんとデータを整理させるために選ばれた彼は、このように15番と話がついていけるから選ばれたようなものである。
【前に似たような感じで仕事しようとしたら、そこは面倒くさいからやらないって話になっちゃって、なんかね、しばらくくすぶったよ】
【リーダーからも言われてるんで、まず15番さんの好きにやらせて、そこでちょくちょくこっちが意見を入れさせてもらうので、修正してもらえば】
【わかった、いや~でも楽しいよ、ここまで自分の好きな話をひたすら出来ないもんだしさ、話が止まらなくなりそう】
【大丈夫です、ちゃんと目を通して、こちらの意見を言います】
このシャンパーもなかなか出来る!
【夏に全国一位の売上だしたら、秋の商品の単価が下がった、あと秋の香り 松茸つぼみってどうなの?】
あのシャンプーのことです。
【あれですか、ノーコメントとは言いたいんですけども、小さいボトルはものすごく売れます】
【えっ?なんで】
【笑いに走るからです、こいつ松茸の香りしてきたとか、そんな一発勝負のために売れます、でもあれって成分としてはなかなかのもの、秋のラインナップの中じゃ、保水力一番いいんですよ、だから乾燥してる人なんかにはおすすめで、あっ、動画投稿者知ってます?】
【何人かいるけども?】
【カブトムシ(こちらもシャンプー)でいい動画を撮影した人が、松茸もやってくれたんですよ、見たら「ネタ枠だと思っていたけども、本当にすごい」って評価でした。ただあの辺はきちんと見る目を持ってる人よりも何人も見てるかで人気になるから、そこまで売上には繋がらないかな】
【シャンパー松茸デーとか作ってたもんね】
【ですが、シャンパーは頻度が高いだけで人数が売上には繋がるほどはいませんから】
由々しき問題の解決のため。このような成果物の共有とチャットは欠かせないツールとなっております。
【あっ、サメのおっちゃんいるでしょ、あの人が?いや、あのおっちゃんがサンプルの松茸シャンプーを向こうで配ったら、ほら、ちょうど飲食店のお酒の提供も解禁になったし、飲み会はまだ出来ないけども、幹事的にはなんかおもしろいことをしたいなってことで】
松茸シャンプー見たら、これいけるやん!
見たらひびっときたわ、これどこで買える?
【それで傑さんが、今度からネーミングセンスが独特なものは、このミニボトルタイプ出すきはないかと、それなら浜薔薇で売りやすいと】
【でメーカーさんは?】
【最初渋ってましたけどもね、西の方からミニボトルタイプの注文、大量に入ったからやる気になってくれたみたいですね】
【そういうのはあんまり反応してくれないからね、それこそ、面白ネーミングのシャンプー、浜薔薇の製造委託でもいいとは思いますがね、ほら蘆根さん】
【ああ蘆根の旦那なら、息を吸うようにそういう名前つけれそうだ】
イツモじゃなかったらなんてつけてましたか?
「そうだな。クロメかな」
目が黒いからでしょうか?
「この辺が昆布っぽいんだよ」
そう見えるというわけで、海藻から名前が離れない飼い主についてイツモさんはどうおもわれますか?
「にゃー」
どうでもいいそうです。
「疲れてる?」
お客が蘆根に自分のからだの調子を聞いてくる。
「疲れてますよ、これ」
乾燥肌対策でしっかりと潤うクリームにてマッサージ。
浜薔薇ではマッサージのお客さんには爪を切ってもらえるので、これも地味に選ばれるサービスである。
「足の爪が引っ掛かるぐらい伸びると、浜薔薇に来るんだけど、今回その前に来ちゃったからな」
最近はお客さんの来店頻度も上がっていったりするのだが。
「やっぱりさ、動画見ちゃうとさ」
ファンクラブ内の動画なのか、それとも一般向けの動画なのかは知らないが、そういうのを見ると、自分もやってもらいたくなるらしいのである。
「本当は毎日、毎回をおさめたいのですが」
「さすがにそれは…」
「もちろんわかっています」
この辺の仕切りはシャンパーである。
「ファンの中に配信できる資材を眠らせてる人がいたので、借りようと思ったら、向こうから買わないかと言われたので、他の三人に相談して、買いました」
元を取るために更新頻度が高いらしい。
「だからもうしばらくしたら、更新は落ち着くかな」
なんていってるが、おそらく他の視聴者からはできれば今のペースでって言われちゃうぞ。
「うちも大所帯なので、出来ないわけではありませんが」
現在ファンクラブの生活資料集も制作中なので、そっちにも人は取られてる。
「快適な耳掃除やパックを受けるためのhow toですね、もちろんシャンプーのもあります」
これすごいのは、節約術としてかなり長けていて。
「これむしろうちも欲しいですね」
KCJの管理部門が草稿を読んだら、そういう感想をくれたほとです。
「食べれる草情報とかも載せるかっていう話になったんだけども、今の世の中そりゃあないだろうと」
会員用のページ、そのトピックを書き込めるようにはなってるのだが。書き込んでいるのが半分ぐらいは15番さんである。
「たぶん関連するのであろうことを書いてる、もしまとめるのが面倒ならばそれもやるけども」
と言い出してるぐらいで。
(この人の頭の中はどうなってるんだろうか)
と他の会員は見てるが、大公いわく。
「15番は好きにさせておいた方がいい結果を生むよ」
リアルでも仕事をしたことがあるからこその意見である。
「何かを言葉にして表現するのは下手なんだけども、関連するワードを集める、覚えるは本当にすさまじいからな、いつもはそこまで出来ないんだわ、ええっと予算とか納期の関係で、でも今のあれは位置から作るわけだから、頭フル回転してるんで、それは止めない方がいい」
整備部門や山宮の自分の好きなことに打ち込んでいる状態というやつである。
「ただ休息と食事には気を付けてやって、あいつめっちゃ働くから、そういうのは忘れるは、寄生されたりするからさ」
そういう意味ではファンクラブにいて良かったタイプであろう。
余計な仕事を頼まれそうになっても。
「先にやることありますので」
といつ終わるかわからない浜薔薇方面のデータをいじっていたりするので。
「リーダー、15番さん、あの量一人でやれるとは思わなかった」
「フォローはしてやってくださいね」
「うっす」
たまに15番から、浜薔薇って新規顧客増やしたいのかな?減らしたいのか?という、なぞなぞみたいな問いが飛んでくるときがある。
【あの三人が余裕をもって対応できてるのは、今の状態ですね。ただシャンパーから言わせてもらうと、メーカーさんとかは売上はもっと上げておきたいんじゃないですかね、取り扱ってるメーカーさんでもセールかかったりしてますけども、こっちの調べでは今までそこまで下がったことないんで】
【そうなると、危ないよ、どのぐらい下がってる、見れる?】
【わかりました】
データ送信しました。
【ああ、これか、出来れば、買いこみ価格になってきてるね】
【これ資金不足になりませんかね?】
【浜薔薇は傑さんいるから問題ないし、夕暮れの件ではリーダーさんが本当にうまくやってくれたと思うんだよ、今から考えればあのタイミングは色んなものが重なってて、いい方向に繋がってる】
シャンプーから15番さんとデータを整理させるために選ばれた彼は、このように15番と話がついていけるから選ばれたようなものである。
【前に似たような感じで仕事しようとしたら、そこは面倒くさいからやらないって話になっちゃって、なんかね、しばらくくすぶったよ】
【リーダーからも言われてるんで、まず15番さんの好きにやらせて、そこでちょくちょくこっちが意見を入れさせてもらうので、修正してもらえば】
【わかった、いや~でも楽しいよ、ここまで自分の好きな話をひたすら出来ないもんだしさ、話が止まらなくなりそう】
【大丈夫です、ちゃんと目を通して、こちらの意見を言います】
このシャンパーもなかなか出来る!
【夏に全国一位の売上だしたら、秋の商品の単価が下がった、あと秋の香り 松茸つぼみってどうなの?】
あのシャンプーのことです。
【あれですか、ノーコメントとは言いたいんですけども、小さいボトルはものすごく売れます】
【えっ?なんで】
【笑いに走るからです、こいつ松茸の香りしてきたとか、そんな一発勝負のために売れます、でもあれって成分としてはなかなかのもの、秋のラインナップの中じゃ、保水力一番いいんですよ、だから乾燥してる人なんかにはおすすめで、あっ、動画投稿者知ってます?】
【何人かいるけども?】
【カブトムシ(こちらもシャンプー)でいい動画を撮影した人が、松茸もやってくれたんですよ、見たら「ネタ枠だと思っていたけども、本当にすごい」って評価でした。ただあの辺はきちんと見る目を持ってる人よりも何人も見てるかで人気になるから、そこまで売上には繋がらないかな】
【シャンパー松茸デーとか作ってたもんね】
【ですが、シャンパーは頻度が高いだけで人数が売上には繋がるほどはいませんから】
由々しき問題の解決のため。このような成果物の共有とチャットは欠かせないツールとなっております。
【あっ、サメのおっちゃんいるでしょ、あの人が?いや、あのおっちゃんがサンプルの松茸シャンプーを向こうで配ったら、ほら、ちょうど飲食店のお酒の提供も解禁になったし、飲み会はまだ出来ないけども、幹事的にはなんかおもしろいことをしたいなってことで】
松茸シャンプー見たら、これいけるやん!
見たらひびっときたわ、これどこで買える?
【それで傑さんが、今度からネーミングセンスが独特なものは、このミニボトルタイプ出すきはないかと、それなら浜薔薇で売りやすいと】
【でメーカーさんは?】
【最初渋ってましたけどもね、西の方からミニボトルタイプの注文、大量に入ったからやる気になってくれたみたいですね】
【そういうのはあんまり反応してくれないからね、それこそ、面白ネーミングのシャンプー、浜薔薇の製造委託でもいいとは思いますがね、ほら蘆根さん】
【ああ蘆根の旦那なら、息を吸うようにそういう名前つけれそうだ】
イツモじゃなかったらなんてつけてましたか?
「そうだな。クロメかな」
目が黒いからでしょうか?
「この辺が昆布っぽいんだよ」
そう見えるというわけで、海藻から名前が離れない飼い主についてイツモさんはどうおもわれますか?
「にゃー」
どうでもいいそうです。
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