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沼を賑やかにしなければならない
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浜薔薇の耳掃除のファンをs席の客というのだが、このまとめ役は耳掃除の他にも手帳の愛好家でもある。
「メインは日記みたいなもんなんですがね」
しかしだ。
「ここに来てから、それは別の意味も持たせるようになったんです」
マメというわけではないが、浜薔薇来た日から今まで、どういうメニューを受けている、日付まで完璧に記帳していた。
「そしてここに炊き出しで何を食べたのかが入ってくるんですが」
炊き出しのファンの方(管轄としては王国の住人になる)のブログで全部メニューが書かれている、今は出張所のお知らせにメニューが書かれているが、前は書かれてなかった。
「それで試行錯誤ですけども、食べたものは書き写してましたね」
そしたら、これ別手帳にしたほうがよくないか?ぐらいの情報量になったという。
「まだこれは!はないんですけどもね、元々s席には文房具のファンが何人かいて、セールの情報とか、あれは良かったとかいう話はしてたんですよね」
最近は傑のスタイルコーディネートに頼んで、いい感じの手帳が来ていたら、それを頼んでいる。
「傑さんのはお試しだったんですよ、他のお客さんが筆記具も揃えているのを見て、そこから聞いてみて」
あっ、大丈夫ですよ、でも時間をくださればうれしいかも。
「って感じでした、傑さんにはどういうのが好きなのか聞かれましたね」
それで自分が今まで使っている手帳やメモを見せて、このぐらいのサイズが使いやすい、紙は薄いほうがありがたいが裏抜けは困る。
「本当に、いろいろと自分の好みを話してしまった、持ち歩いてもよごれない、くたびれないものでとかね」
でも傑の方からすると、あまり詳しくないジャンルだったために、細かい話を聞ける方がありがたいようだ。
「何回か頼んだあとも、あれはどうでしたか?っていう感想を尋ねられて、それを本音で答えていったら、とりあえず今は毎回楽しみなものを用意してもらってるんですよね」
そのためs席に限らず、文房具好きもスタイルコーディネートオプションを頼むようになってきていた。
「唸らせてもらえるから、傑さんは最高だな」
これからこの手帳にたくさん書くんだ。
「って感じだったんですよ、今まで」
そこがこのご時世に。
「接種の記録とか、下手すると、食べたものまできちんとつけて報告しなきゃいけないとかの人が、増えたんですよ」
手帳を必要としてない人が必要となった。
「なくてもいいんでしょうが、日付とかいきなり聞かれても頭で覚えてないし、スマホとかのメモだと、機種変したりするとね、ああってなるから」
そこでs席の手帳好きの人たちに。
「接種のシールって、見せたりしなきゃいけない時がこれから多いんだけども」
「えっ?証明書関係?証明書関係なら、お薬手帳にはるとかさ」
「あっ、あれだ、接種割引系、だからカードケースを買ってとか、それで自分の持っている名刺入れでいいじゃんって思ったんだけども、これシールだからさ、手帳持ち歩きたいかなって、その一ページ目とかにその接種しましたラベルはってさ、見せればいいかなって」
「ああなるほど、それなら製本しっかりして、軽いのを傑さんに頼むとか」
「前に、浜薔薇の記録つけているっていってたじゃないですか」
「つけてるよ、ブログはやってないから、自分の見返しとか、こうやって話をするときに日付の確認するとかだね」
「浜薔薇手帳っていうか、ファンクラブの証明書みたいなの作らないんですか?」
「作っていいんですか?」
「えっ?」
「えっ?そういう話じゃないの?」
「作る話はあったんですか?」
「夢だよね、年末にオリジナルの手帳配るとか」
「そうなんですか」
「まあ、このペースで書き込みしていると、1日一ページじゃすまないからもたないんだよね」
s席の15番さんは九ヶ月ぐらいで新しいのがいるそうです。
「きちんと書ける人ばっかじゃないし、でも記録ね、お薬手帳みたいに、炊き出しだったら、ラベル出しちゃえばいいのに」
カロリーとか塩分とかも表示されているから。
「ああ、それなら印刷します?」
「えっ?やれるの?」
「ラベルプリンターありますから、炊き出しのメニューぐらいなら、毎日炊き出しの記録している人今はいるから、その人にこれも置かせてもらえないかって、頼めるかな」
「あっ、今、連絡する、…okだって」
早かった。
「じゃあ、ええっと、浜薔薇のファンの証明書は、それはそれで用意して、浜薔薇のメニューや炊き出しの記録については記帳、文章の量に合わせて、調整した方がいいですかね」
「ああそうだね、書く人は書くんでさ、本当、前までは、セールに遭遇したらとりあえずみんな買うぐらいの気迫は見せていたからな、車で来なかったことを悔やんだが、しょうがないとかやってたよ」
「浜薔薇のファンの証明書、ロゴとかって、浜薔薇のあのマーク(玄関に浜薔薇の絵がある)お借りします?」
「サインポールの上の王子も捨てがたい」
「ああ、あれは…カルボンさんのMV見たら、サイケデリックなイメージがあります」
サインポールに乗る王子が、場面ごとぐるぐる回りながら、始まる曲がカルボンにはあり。
「あれ、人工音声使っている曲なんで、高校生に人気とか」
「どっちにしろ浜薔薇と王子は入れなきゃな、いや~こういう話をするのは楽しいよ、なかなかついてきてくれないから」
沼の方から楽しいよって声をかけても来てくれないが、こうして実際に手帳が必要になると、沼を訪ねてくる人があるものである。
(歓待せねば)
沼を賑やかにしなければならないと、15番さんは使命感に燃えた。
「メインは日記みたいなもんなんですがね」
しかしだ。
「ここに来てから、それは別の意味も持たせるようになったんです」
マメというわけではないが、浜薔薇来た日から今まで、どういうメニューを受けている、日付まで完璧に記帳していた。
「そしてここに炊き出しで何を食べたのかが入ってくるんですが」
炊き出しのファンの方(管轄としては王国の住人になる)のブログで全部メニューが書かれている、今は出張所のお知らせにメニューが書かれているが、前は書かれてなかった。
「それで試行錯誤ですけども、食べたものは書き写してましたね」
そしたら、これ別手帳にしたほうがよくないか?ぐらいの情報量になったという。
「まだこれは!はないんですけどもね、元々s席には文房具のファンが何人かいて、セールの情報とか、あれは良かったとかいう話はしてたんですよね」
最近は傑のスタイルコーディネートに頼んで、いい感じの手帳が来ていたら、それを頼んでいる。
「傑さんのはお試しだったんですよ、他のお客さんが筆記具も揃えているのを見て、そこから聞いてみて」
あっ、大丈夫ですよ、でも時間をくださればうれしいかも。
「って感じでした、傑さんにはどういうのが好きなのか聞かれましたね」
それで自分が今まで使っている手帳やメモを見せて、このぐらいのサイズが使いやすい、紙は薄いほうがありがたいが裏抜けは困る。
「本当に、いろいろと自分の好みを話してしまった、持ち歩いてもよごれない、くたびれないものでとかね」
でも傑の方からすると、あまり詳しくないジャンルだったために、細かい話を聞ける方がありがたいようだ。
「何回か頼んだあとも、あれはどうでしたか?っていう感想を尋ねられて、それを本音で答えていったら、とりあえず今は毎回楽しみなものを用意してもらってるんですよね」
そのためs席に限らず、文房具好きもスタイルコーディネートオプションを頼むようになってきていた。
「唸らせてもらえるから、傑さんは最高だな」
これからこの手帳にたくさん書くんだ。
「って感じだったんですよ、今まで」
そこがこのご時世に。
「接種の記録とか、下手すると、食べたものまできちんとつけて報告しなきゃいけないとかの人が、増えたんですよ」
手帳を必要としてない人が必要となった。
「なくてもいいんでしょうが、日付とかいきなり聞かれても頭で覚えてないし、スマホとかのメモだと、機種変したりするとね、ああってなるから」
そこでs席の手帳好きの人たちに。
「接種のシールって、見せたりしなきゃいけない時がこれから多いんだけども」
「えっ?証明書関係?証明書関係なら、お薬手帳にはるとかさ」
「あっ、あれだ、接種割引系、だからカードケースを買ってとか、それで自分の持っている名刺入れでいいじゃんって思ったんだけども、これシールだからさ、手帳持ち歩きたいかなって、その一ページ目とかにその接種しましたラベルはってさ、見せればいいかなって」
「ああなるほど、それなら製本しっかりして、軽いのを傑さんに頼むとか」
「前に、浜薔薇の記録つけているっていってたじゃないですか」
「つけてるよ、ブログはやってないから、自分の見返しとか、こうやって話をするときに日付の確認するとかだね」
「浜薔薇手帳っていうか、ファンクラブの証明書みたいなの作らないんですか?」
「作っていいんですか?」
「えっ?」
「えっ?そういう話じゃないの?」
「作る話はあったんですか?」
「夢だよね、年末にオリジナルの手帳配るとか」
「そうなんですか」
「まあ、このペースで書き込みしていると、1日一ページじゃすまないからもたないんだよね」
s席の15番さんは九ヶ月ぐらいで新しいのがいるそうです。
「きちんと書ける人ばっかじゃないし、でも記録ね、お薬手帳みたいに、炊き出しだったら、ラベル出しちゃえばいいのに」
カロリーとか塩分とかも表示されているから。
「ああ、それなら印刷します?」
「えっ?やれるの?」
「ラベルプリンターありますから、炊き出しのメニューぐらいなら、毎日炊き出しの記録している人今はいるから、その人にこれも置かせてもらえないかって、頼めるかな」
「あっ、今、連絡する、…okだって」
早かった。
「じゃあ、ええっと、浜薔薇のファンの証明書は、それはそれで用意して、浜薔薇のメニューや炊き出しの記録については記帳、文章の量に合わせて、調整した方がいいですかね」
「ああそうだね、書く人は書くんでさ、本当、前までは、セールに遭遇したらとりあえずみんな買うぐらいの気迫は見せていたからな、車で来なかったことを悔やんだが、しょうがないとかやってたよ」
「浜薔薇のファンの証明書、ロゴとかって、浜薔薇のあのマーク(玄関に浜薔薇の絵がある)お借りします?」
「サインポールの上の王子も捨てがたい」
「ああ、あれは…カルボンさんのMV見たら、サイケデリックなイメージがあります」
サインポールに乗る王子が、場面ごとぐるぐる回りながら、始まる曲がカルボンにはあり。
「あれ、人工音声使っている曲なんで、高校生に人気とか」
「どっちにしろ浜薔薇と王子は入れなきゃな、いや~こういう話をするのは楽しいよ、なかなかついてきてくれないから」
沼の方から楽しいよって声をかけても来てくれないが、こうして実際に手帳が必要になると、沼を訪ねてくる人があるものである。
(歓待せねば)
沼を賑やかにしなければならないと、15番さんは使命感に燃えた。
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