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今のベーコンじゃダメだな
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暑い時期、みなさまお疲れ様です。
浜薔薇出張所の支援活動として、保冷剤の貸し出しサービスも行っております。
「これは冷蔵庫を買うお金がない、クーラーボックスで過ごしている人のためのものです」
氷点下の保冷剤が安く、早く凍るものができて。
「じゃあ、もっと早く凍らせれないか、競争しようぜ」
「よし、ビリは罰ゲームな」
という整備の魔改造競争が始まりました。
「そしてまあ、オリジナルの保冷剤出来ちゃったってやつなのですよ」
朝と夕方に交換するぐらいで、クーラーボックスの中はよく冷えます。
「安いクーラーボックスだと冷えがイマイチっていう方もいるのですが」
そこでクーラーボックスインナー!手持ちのクーラーボックスの性能が劇的に変わる逸品。
「まあ、ウレタンなんですけどもね」
これは整備じゃないよ。
(ケンタさんって発明王ではないかと)
金がなかったときになんとかしなかれば死んでしまう、そんな中を工夫で乗りきった。
そしたらお金がある今何をしているかというと。
「KCJって公益のために活動しているので、世の中の不便をなくせたらいいなって」
氷点下の保冷剤は、内側がアルミになっているものには直接使えない。
「そういうときはタッパにいれるんだ、餃子を冷凍保管する奴か、深さがちょうどよくて、直接当たっても大丈夫、ほら餃子用のタッパ、-20℃までいけるから、これをポンといれておけばいい、安くて簡単」
ここら辺が100円ショップの会社から、注目される理由なのではないか。
「100円ショップだと、浜薔薇みたいに劇的に変わるっていうアイテムは少ないんだけどもな、やっぱり人間は積み重ねが大事だから」
「ケンタさん、ケンタさんは猫缶どうする?」
「何個か保存食にほしいんだよな」
猫缶とはキャットフードのことではない、イツモにキャットフードや猫砂を寄付した人への返礼なのだがわあまりにもおいしく。
また先日、フィギュアスケート サメシングルのポスター撮影の際、取材も入り、30名様に視聴者プレゼントもしたところ大変好評で、通販はしないのか?と聞かれている。
「通販はないですが、寄付という形をしていただければ…」
そしたら具体的な金額を教えてくださいと問い合わせまで来ちゃったよ。
「山宮さんどうですか」
「今のベーコンじゃダメだな」
「?」
「もっと納得の行くベーコン作ったらそれやりましょう」
「それはいつ出来るんですか?」
「いつ?いつとは」
あっ、これは試行錯誤しまくるつもりだ。
「安くて美味しい路線で」
「安くて美味しい…まあ、それも追求したい方向性てはある…そうか、安くて美味しい、これ以上は削れないが成立している安くて美味しい」
呟きだしたのでどこかで止めないとえらいことになる。
「まずは感想いただいたらどうてしようか?」
「感想…そうですね、そういうのたくさんいただきたいですね」
そこでチャリティーで寄付金で猫缶一つその感想を聞かせてねキャンペーンを開催することになりました。
「これは…」
「王国民は集合」
イツモのファンである王国民が先導に立った。
「ここは我々がしきらせていただきます」
そういって感想をどこで集めるのか、ネットがある場合と、実際に紙で書いてもらうタイプの検討が始まり。
はじめての感想の書き方、などのマニュアルも登場したが。
「本能のままに書けってだけで終わっているし」
大事だろう、本能のままに。
「書き慣れてないとさ、言葉なんて出てこないわけだよ、だから話し合って、あっ、これは使えるななんてのでもいいわけ、そういうのって結構使えるアイディアになるものさ」
「じゃあ、ジャーマンポテトの味は?」
「旨い」
「麦酒のみたい」
「麦酒と合うよ、あっという間になくなっちゃったんでさ、一個だけは失敗したからさ、酒飲みならば何個かキープでいいんじゃないかな」
「ベーコンはこだわりたいっていってるけども、あれはあれで美味しいんだけどもな」
「カリカリしているところもいいし、マスタードがさ、すんごいアクセントなのさ」
「芋もうまくねえ?ホクホクしているの好きなんだけどもさ、真ん中はちゃんと芋を残している辺りの味付けがたまらないんだけども」
「そういえばさ、山宮さん、煮付けも旨いよな、前にさ筑前煮やったじゃん」
大鍋で作りました。
「あれは良かった」
「たまにさ、しばらくはこれを続けて食べたいっていうメニューが出るんでさ、聞くんだよね」
ねえ、あれは作らないんですか?
「また来年って言われた、でも不作ならやらなさそうで」
お金出すわっていっても。
「予算守らなきゃいけませんし、そういうお金はみなさん貯めておいてください」
お母さんである。
「世の中何があるのかわかりません、溜めすぎはよくはないでしょうが、全くないのも困り者ですからね」
「うちの親より親らしい」
「そりゃあお前のところよりはさ」
結構炊き出しに来ている人たちは毒親、家族問題を抱えている人は多いですが。
「ここに来れば食べれるは大きい」
「だわな」
食べ物を探し回るような生活をしていた人も、ここで生活が変わり始めている。
「資格の勉強してる、けどもさ、うちの家族、浜薔薇ののことか嫌いなんだよね」
お前が幸せそうなのが腹が立つんだよ。
「でもさ、食えるって大事だ、そうは言われたけども、飯を食えるのならばさ、元気が維持できるし、できれば、そんな理不尽とも戦いたいよね」
そんな前向きな彼はとんでもない生活を先日まで送っていた。
(まだ未来は信じられないけども)
「そういうときはさ、こうするのさ」
ここにやってくる大人の誰かの言葉で、希望になるというのだけは知っている。
浜薔薇出張所の支援活動として、保冷剤の貸し出しサービスも行っております。
「これは冷蔵庫を買うお金がない、クーラーボックスで過ごしている人のためのものです」
氷点下の保冷剤が安く、早く凍るものができて。
「じゃあ、もっと早く凍らせれないか、競争しようぜ」
「よし、ビリは罰ゲームな」
という整備の魔改造競争が始まりました。
「そしてまあ、オリジナルの保冷剤出来ちゃったってやつなのですよ」
朝と夕方に交換するぐらいで、クーラーボックスの中はよく冷えます。
「安いクーラーボックスだと冷えがイマイチっていう方もいるのですが」
そこでクーラーボックスインナー!手持ちのクーラーボックスの性能が劇的に変わる逸品。
「まあ、ウレタンなんですけどもね」
これは整備じゃないよ。
(ケンタさんって発明王ではないかと)
金がなかったときになんとかしなかれば死んでしまう、そんな中を工夫で乗りきった。
そしたらお金がある今何をしているかというと。
「KCJって公益のために活動しているので、世の中の不便をなくせたらいいなって」
氷点下の保冷剤は、内側がアルミになっているものには直接使えない。
「そういうときはタッパにいれるんだ、餃子を冷凍保管する奴か、深さがちょうどよくて、直接当たっても大丈夫、ほら餃子用のタッパ、-20℃までいけるから、これをポンといれておけばいい、安くて簡単」
ここら辺が100円ショップの会社から、注目される理由なのではないか。
「100円ショップだと、浜薔薇みたいに劇的に変わるっていうアイテムは少ないんだけどもな、やっぱり人間は積み重ねが大事だから」
「ケンタさん、ケンタさんは猫缶どうする?」
「何個か保存食にほしいんだよな」
猫缶とはキャットフードのことではない、イツモにキャットフードや猫砂を寄付した人への返礼なのだがわあまりにもおいしく。
また先日、フィギュアスケート サメシングルのポスター撮影の際、取材も入り、30名様に視聴者プレゼントもしたところ大変好評で、通販はしないのか?と聞かれている。
「通販はないですが、寄付という形をしていただければ…」
そしたら具体的な金額を教えてくださいと問い合わせまで来ちゃったよ。
「山宮さんどうですか」
「今のベーコンじゃダメだな」
「?」
「もっと納得の行くベーコン作ったらそれやりましょう」
「それはいつ出来るんですか?」
「いつ?いつとは」
あっ、これは試行錯誤しまくるつもりだ。
「安くて美味しい路線で」
「安くて美味しい…まあ、それも追求したい方向性てはある…そうか、安くて美味しい、これ以上は削れないが成立している安くて美味しい」
呟きだしたのでどこかで止めないとえらいことになる。
「まずは感想いただいたらどうてしようか?」
「感想…そうですね、そういうのたくさんいただきたいですね」
そこでチャリティーで寄付金で猫缶一つその感想を聞かせてねキャンペーンを開催することになりました。
「これは…」
「王国民は集合」
イツモのファンである王国民が先導に立った。
「ここは我々がしきらせていただきます」
そういって感想をどこで集めるのか、ネットがある場合と、実際に紙で書いてもらうタイプの検討が始まり。
はじめての感想の書き方、などのマニュアルも登場したが。
「本能のままに書けってだけで終わっているし」
大事だろう、本能のままに。
「書き慣れてないとさ、言葉なんて出てこないわけだよ、だから話し合って、あっ、これは使えるななんてのでもいいわけ、そういうのって結構使えるアイディアになるものさ」
「じゃあ、ジャーマンポテトの味は?」
「旨い」
「麦酒のみたい」
「麦酒と合うよ、あっという間になくなっちゃったんでさ、一個だけは失敗したからさ、酒飲みならば何個かキープでいいんじゃないかな」
「ベーコンはこだわりたいっていってるけども、あれはあれで美味しいんだけどもな」
「カリカリしているところもいいし、マスタードがさ、すんごいアクセントなのさ」
「芋もうまくねえ?ホクホクしているの好きなんだけどもさ、真ん中はちゃんと芋を残している辺りの味付けがたまらないんだけども」
「そういえばさ、山宮さん、煮付けも旨いよな、前にさ筑前煮やったじゃん」
大鍋で作りました。
「あれは良かった」
「たまにさ、しばらくはこれを続けて食べたいっていうメニューが出るんでさ、聞くんだよね」
ねえ、あれは作らないんですか?
「また来年って言われた、でも不作ならやらなさそうで」
お金出すわっていっても。
「予算守らなきゃいけませんし、そういうお金はみなさん貯めておいてください」
お母さんである。
「世の中何があるのかわかりません、溜めすぎはよくはないでしょうが、全くないのも困り者ですからね」
「うちの親より親らしい」
「そりゃあお前のところよりはさ」
結構炊き出しに来ている人たちは毒親、家族問題を抱えている人は多いですが。
「ここに来れば食べれるは大きい」
「だわな」
食べ物を探し回るような生活をしていた人も、ここで生活が変わり始めている。
「資格の勉強してる、けどもさ、うちの家族、浜薔薇ののことか嫌いなんだよね」
お前が幸せそうなのが腹が立つんだよ。
「でもさ、食えるって大事だ、そうは言われたけども、飯を食えるのならばさ、元気が維持できるし、できれば、そんな理不尽とも戦いたいよね」
そんな前向きな彼はとんでもない生活を先日まで送っていた。
(まだ未来は信じられないけども)
「そういうときはさ、こうするのさ」
ここにやってくる大人の誰かの言葉で、希望になるというのだけは知っている。
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