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つまり、俺は毎年夏に負けていた?
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「お願いします」
「は~い」
毎日浜薔薇に来ると、特に雑談しなくてもなんとかなるものである。
が、これだけは言わなければなるまい
「そういえばですね、いつも赤くなっていた、でこぼこに荒れていたんですけどもね、この時期になると、それが今年は全くなく」
触ってわかるしっとり肌。
そしていくつか聞き込み。
「それはお客さん、熱と汗に負けて、肌荒れ起きてます、今回シャンプーの共同購入ということで、朝は日焼けの予防や、熱がこもらないようなメニューにしていたんですけども、たぶんそれが効果出ているのではないかと」
「つまり俺は毎年夏に負けていた?」
「とりあえず、うちに来てから変わったのでしたら、その2つの予防だけですから、それで効果が出ているといこうことはですね」
「浜薔薇に来ると、自分の知らない自分と会えるというか…この時期さ、髭剃るのも億劫なぐらい荒れるんだよね、フォームあるじゃん、あれ使って剃らないときちんといかないんだけども、あれが地獄なんで」
「良かったでいいんですかね」
「まだ新しい自分に慣れていないけどもさ、そうか浜薔薇の真夏のルンルンルッタッタってすごいというか、なんというか」
「肌荒れのこととかは、お医者さんには?」
「赤いですね、薬だして起きましょうぐらいだったな、まあ、検査してみないとこういうのはわからなかったんだろうけどもさ、でもさ、今年は調子いいなって思っていたんだけども、あまりにも肌荒れ起きないと、俺は実は死んでいて、理想の自分の夢を見ているんだぐらい不安にはなる、だから今、傑さんが、熱とか汗が原因っていうとホッとするぐらいだよ、ほら、こういう説明とかもさ、なかったわけ、人生で」
「髭剃りの他にひどいことは?ありましたか?」
「あっ、人から言われたわ、寝てないんじゃない?とか、こっちはちゃんと八時間は寝ておる!って、言い返したくても言い返せない相手にね、言われてたな、でもさ、これ、本当にずっとなんだよね、子供の頃にわかっていたら違っていたかもしれない」
このお客さんは肌の調子を維持するために、今まではお試しだったが、価格的にも続けやすいということで、そのまま暑いうちは通うということだ。
「エクセレント!」
喜んだのは共同購入のリーダーである。
「浜薔薇であったいい話は心を癒すね」
リーダーは生き馬の目を抜くような業界で働いている方なので。
「すんごくいい」
アイドルにはまったのもそこらしい。
「なんていうのかな、アイドルもね、なかなかはまれなくなったというか」
不祥事や引退というのは、ファンにとっては一大事である。
「しかし、浜薔薇はいい、そういうことがないというか、期待されたらそれに応えるという、古き良きこの辺の人たちが良く出ている」
リーダーにとってはこの辺は地元である。
「書類が出来上がりましたので、ご確認を」
「ありがとう、シャンプーを蘆根さんに習いたいと連絡があったのか」
「はい、ございました、あそこまで魅了するならばその技を身に付けたいと、それで共同購入のシャンプーを使う許可をもらいたい、そうでないならば自前のものを使うそうですが、いかがいたしますか?」
「もちろん許可する、ただし、それならばしっかりと身につけてもらいたいけどもね」
「数年先になるでしょうが、その時が楽しみですね」
というわけで今、シャンプーを習いに来ている人がいる。
お客さんにはできないために、夢見るシャンパー、またはノーマルシャンプーから志願者を募集した。
「授業が終わりましたら、トリートメントサービスしますんで」
髪がつやつやにされてしまう!
生徒は蘆根の年の離れた後輩に当たる。
「とりあえず今の自分でどうやっているか見せてくれないか?」
「わかりました」
ぎこちないが、マニュアル通りにはこなしている。
(慣れれば問題はないが)
「うちのシャンプーを学びたいんだよな」
「そうです、浜薔薇さんの名前は何回か聞こえてまして、お客さんが浜薔薇って知ってる?あそこいいんだよ、ただうちから遠いのが欠点だから、近くに言った際は必ず髪を切ってもらうんだって」
バイト先の純喫茶で、この子はあの学校の学生さんですというと、お客さんは今までいってよかった店やサービスについて話してくれるようになる。
「ぶっちゃけこの話についてきてくれる人いなくてさ、この話ができる人いるんだったら、話しちゃうよ」
喫茶店のオーナーもそういう話は聞いておきなさい。
「なんなら、浜薔薇に行って事情を話して見せてもらいなさい」
といってくれた。
そして、彼は浜薔薇に連絡し、オーナーにでは浜薔薇に行きますので、この日はお休みしますというと。
「手ぶらじゃなんだからね」
そういってアイスコーヒーを五本やら日持ちする焼き菓子などを持たせた。
「いいんですか?」
「これをもってよろしくお願いしますっていうんだよ」
「わかりました、行ってきます」
とまあ、こんな感じで見学から時間を見つけてはシャンプーの授業になっている。
「いいか、俺たちはシャンプーしているお客さんに夢を見てもらわなきゃならないんだ」
最初はえっ?って思った。
これを書いている人も思った。
つまり、あれか、シャンパーが夢を見ている理由って、蘆根が頑張ったからか。
「おお、なんということか、疲れた我々に優しい夢を見させてくれる偉大なる店主よ、今日も疲れを癒してください」
「任しておけ」
夕方、仕事終わりのシャンプーは汗などのべたつきを落とすことと、保湿がメインになるが。
「保湿がいいと体温が上がりやすくなるから、一時間ぐらいはそっちの休憩室で休んでくれるか」
馴染んだら、体温が急上昇しなくなる、そして夜風も涼しくなるので、今なら家に帰ろうかという気分になるのだ。
「は~い」
毎日浜薔薇に来ると、特に雑談しなくてもなんとかなるものである。
が、これだけは言わなければなるまい
「そういえばですね、いつも赤くなっていた、でこぼこに荒れていたんですけどもね、この時期になると、それが今年は全くなく」
触ってわかるしっとり肌。
そしていくつか聞き込み。
「それはお客さん、熱と汗に負けて、肌荒れ起きてます、今回シャンプーの共同購入ということで、朝は日焼けの予防や、熱がこもらないようなメニューにしていたんですけども、たぶんそれが効果出ているのではないかと」
「つまり俺は毎年夏に負けていた?」
「とりあえず、うちに来てから変わったのでしたら、その2つの予防だけですから、それで効果が出ているといこうことはですね」
「浜薔薇に来ると、自分の知らない自分と会えるというか…この時期さ、髭剃るのも億劫なぐらい荒れるんだよね、フォームあるじゃん、あれ使って剃らないときちんといかないんだけども、あれが地獄なんで」
「良かったでいいんですかね」
「まだ新しい自分に慣れていないけどもさ、そうか浜薔薇の真夏のルンルンルッタッタってすごいというか、なんというか」
「肌荒れのこととかは、お医者さんには?」
「赤いですね、薬だして起きましょうぐらいだったな、まあ、検査してみないとこういうのはわからなかったんだろうけどもさ、でもさ、今年は調子いいなって思っていたんだけども、あまりにも肌荒れ起きないと、俺は実は死んでいて、理想の自分の夢を見ているんだぐらい不安にはなる、だから今、傑さんが、熱とか汗が原因っていうとホッとするぐらいだよ、ほら、こういう説明とかもさ、なかったわけ、人生で」
「髭剃りの他にひどいことは?ありましたか?」
「あっ、人から言われたわ、寝てないんじゃない?とか、こっちはちゃんと八時間は寝ておる!って、言い返したくても言い返せない相手にね、言われてたな、でもさ、これ、本当にずっとなんだよね、子供の頃にわかっていたら違っていたかもしれない」
このお客さんは肌の調子を維持するために、今まではお試しだったが、価格的にも続けやすいということで、そのまま暑いうちは通うということだ。
「エクセレント!」
喜んだのは共同購入のリーダーである。
「浜薔薇であったいい話は心を癒すね」
リーダーは生き馬の目を抜くような業界で働いている方なので。
「すんごくいい」
アイドルにはまったのもそこらしい。
「なんていうのかな、アイドルもね、なかなかはまれなくなったというか」
不祥事や引退というのは、ファンにとっては一大事である。
「しかし、浜薔薇はいい、そういうことがないというか、期待されたらそれに応えるという、古き良きこの辺の人たちが良く出ている」
リーダーにとってはこの辺は地元である。
「書類が出来上がりましたので、ご確認を」
「ありがとう、シャンプーを蘆根さんに習いたいと連絡があったのか」
「はい、ございました、あそこまで魅了するならばその技を身に付けたいと、それで共同購入のシャンプーを使う許可をもらいたい、そうでないならば自前のものを使うそうですが、いかがいたしますか?」
「もちろん許可する、ただし、それならばしっかりと身につけてもらいたいけどもね」
「数年先になるでしょうが、その時が楽しみですね」
というわけで今、シャンプーを習いに来ている人がいる。
お客さんにはできないために、夢見るシャンパー、またはノーマルシャンプーから志願者を募集した。
「授業が終わりましたら、トリートメントサービスしますんで」
髪がつやつやにされてしまう!
生徒は蘆根の年の離れた後輩に当たる。
「とりあえず今の自分でどうやっているか見せてくれないか?」
「わかりました」
ぎこちないが、マニュアル通りにはこなしている。
(慣れれば問題はないが)
「うちのシャンプーを学びたいんだよな」
「そうです、浜薔薇さんの名前は何回か聞こえてまして、お客さんが浜薔薇って知ってる?あそこいいんだよ、ただうちから遠いのが欠点だから、近くに言った際は必ず髪を切ってもらうんだって」
バイト先の純喫茶で、この子はあの学校の学生さんですというと、お客さんは今までいってよかった店やサービスについて話してくれるようになる。
「ぶっちゃけこの話についてきてくれる人いなくてさ、この話ができる人いるんだったら、話しちゃうよ」
喫茶店のオーナーもそういう話は聞いておきなさい。
「なんなら、浜薔薇に行って事情を話して見せてもらいなさい」
といってくれた。
そして、彼は浜薔薇に連絡し、オーナーにでは浜薔薇に行きますので、この日はお休みしますというと。
「手ぶらじゃなんだからね」
そういってアイスコーヒーを五本やら日持ちする焼き菓子などを持たせた。
「いいんですか?」
「これをもってよろしくお願いしますっていうんだよ」
「わかりました、行ってきます」
とまあ、こんな感じで見学から時間を見つけてはシャンプーの授業になっている。
「いいか、俺たちはシャンプーしているお客さんに夢を見てもらわなきゃならないんだ」
最初はえっ?って思った。
これを書いている人も思った。
つまり、あれか、シャンパーが夢を見ている理由って、蘆根が頑張ったからか。
「おお、なんということか、疲れた我々に優しい夢を見させてくれる偉大なる店主よ、今日も疲れを癒してください」
「任しておけ」
夕方、仕事終わりのシャンプーは汗などのべたつきを落とすことと、保湿がメインになるが。
「保湿がいいと体温が上がりやすくなるから、一時間ぐらいはそっちの休憩室で休んでくれるか」
馴染んだら、体温が急上昇しなくなる、そして夜風も涼しくなるので、今なら家に帰ろうかという気分になるのだ。
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