浜薔薇の耳掃除

Toki Jijyaku 時 自若

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サメ映画は不滅なのである

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「ケンタさんって投資の才能があるんじゃないですかね?」
KCJの管理部門にて。
「いや、そんなつもりは、そんなつもりはないんです、だってあの監督さんって、いっつもサメ映画で赤字作ってたりして」
「私も読みましたよ、お父さんはサメ映画がないとダメなんだって、実際かなり生活大変だったみたいですから」
「うん、それでもサメ映画をやめなかったっていう、ブラックジョークみたいに書いているけども、実際は本当にしんどいと思うよ、サメシン(フィギュアスケート サメシングルの仮タイトル)の段階で、お金を出してくれている人探してて、ほら、ちょうど映画業界とか大変だったじゃないですか」
「そしてこちらは利益が出すぎてどうしようかなって投資先を探していましたから、毎回赤字だけども、手を伸ばせば黒字って感じでしたし、クリエイター用のプロフィール、お金回りも、あの監督は悪くはないんですが」
それでもサメ映画は黒字は難しい、愛されはするんですけどもね。
「せめて、クボミチの『俺なのか?サメなのか?』が公開できていたら違ったのかもしれないとか思いながら、投資しましたからね…でも半分はサメ映画、半分はカルボンさんとイツモ王子の衣装担当のオクラさんが関わるってことで出したんですよ」
「あの二人は働き者ですからね」
「特にオクラさんはさ、うちの親と同じぐらいの年なんだけどもさ、ご飯食べるとき、雑談したりするんだよね」
「何か投資のきっかけがあったんですか?」
「あんまりご家族と上手く、特に旦那さんかな、あまりいい人ではなくて、浜薔薇にご飯食べに来るのも内緒にしててね、やっぱり友達とわいわい話すのっていいわよねっていわれるとね」
あまり自由に外出が出来ないようで、そこで一時間ぐらい話をするのが唯一の楽しみで。
「それで王子の衣装作ったじゃん、あれだけの裁縫の腕があるだよ、活かせるならば活かした方がいいと思うし、舞台とか好きみたいなんだよ、だから、うん、こっちが投資していることはしゃべらないけどもさ、もしも外に出て活躍してみたいという気持ちがあるなら、サポートしたいなもあったのさ」
「その話でKCJも動きましたからね」
「本当さ、浜薔薇の炊き出しにはいろんな人が来るよ、まあ、自分も色々あったし、その話をすると大変だったね、大変だったねって代わりに泣いてくれたりするんだけどもさ、自分は涙は枯れたかな?って思っていたけども、他の人の大変な話を聞くと、悲しい気持ちになったりするんだよ」
(そのお話の後、次の日ずっと家で悩んでいたと報告が来てましたからね)
「KCJは活動すごいと思うんだよ、たまに炊き出しをするんじゃなくて、一日三食。そして今は衛生にも気を使っている」
「まあ、そこは出張所が、蘆根さんたちが本当に大きいですよ、さすがにうちは理美容の免許持っている人はいなくて」
「えっ、意外、いそうなのに」
「いや、いないんですよ、危険物取扱者はうなるほどいるのに」
「ええ!」
ここでいう危険物取扱者は既存の国家資格+異世界のものをこちらの世界で使うためのα~Ωまでの分類がある。
「そういえば、オクラさんは今度スタッフさんたちと一緒に、実際に舞台衣裳を製作している会社に見学に行くんでしょ?」
「そうそう、それだけは本当楽しんでもらえたらなと」
「でも利益出ましたよね」
「そうなんだよ、まあ、お父さんはサメ映画がないとダメなんだ製作にもお金出したし」
「あれ、まさかのクボミチさんが監督役をやるってことてま、チケット争奪になったと」
「クボミチさん出るなら、たぶんうちがお金出さなくても、他のところが固いからって出してたと思うんだけども、何か聞いてます?」
「いえ、何も、むしろ事務所の関係でパッケージにも出来なかったことが心苦しく、またこういう時期だからこそスケジュールがあいてたりしたそうですから」
「このムービーに関しては、今の段階から、利益でるの決定してるから、本当どうしよう」
「まあ、監督が次に何を作りたいかでしょう」
「サメ映画に決まってるよ、あの監督」
ちょうどフィギュアスケートのシーズンオフだったこともあり、フィギュアスケートのファンも見たことも追い風になりヒットは続いたし。
「えっ?プロのスケーターの方が、あのサメとランペットのプログラムで演技するの」
スペシャルコラボが決まったりしました。
後日監督からスポンサーであるケンタ宛に次の映画の下書きのようなものが送られてきた。
「またサメをやるつもりなのか」
「そのようですけど、スピンオフというか、サメはサメでも、音楽系の、ええっとサメシンのあの少年を主人公にした吹奏楽もので、『トランペットのサメくん』ってやつですね」
「それやると、したら、カルボンさん大変だね」
「受けるのなら出します?」
「カルボンさんもさすがにこの足でやらないでしょ」
いや、カルボン、この仕事受けるってさ。
「うそ!」
「これは約束は守りませんと」
「いつまで続くんだ、このサメ映画」
サメ映画はエターナルな存在、故に不滅なのである。
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