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ペリカンドール
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浜薔薇にやってくる、お客さんの家族関係が心配になります。
「そういわれるのはわからんではない」
お客さんの一人が話してくれた。
「いわゆる勉強ばっかりというか、受験とかで若いとき何もないようなもんだから」
そして遊ぶことも知らないまま大人になると。
「まあ、これも家族の呪縛なのかもしれないけども、浜薔薇には何もいわん、だからこそ、浜薔薇がにおいては自由にもなるし、どんなに仕事がしんどくても、ここでは解放されるんだ」
「気持ちはわからないでもありませんが…」
ポン
「いいか、傑、それなら全力で受け止めてやるのが粋ってもんだぜ」
シャンプーを共同購入会のみなさんは、ほぼ毎日浜薔薇に洗髪になるようになったため。
「清潔感って大事だったんだなって思いました」
「お前、何があった」
「なんかさ、影で汗臭いと言われてたらしくて、そういうのがなくなったんで」
「おおおおお」
「それは悲しい」
「あっ、それで女の子と食事に行くことになって」
「ちょっとそれ詳しく」
「いや、まだ食事に行くだけだし」
「そのハードルを越えられんのですよ、儂らは、だから何があったのかなって思ったわけですよ、わかる?」
「その、はい」
ただ夢をみたいために、シャンプーを共同購入した、自分はそこまでお金は出せないが、会長が。
「使った分だけでけっこうですから」
シャンプーされながら、そういってくれたおかげで、仕事が休みの時にシャンプーをしにいく。
ただ他の人と違うところは、僕が見る夢は、昔家にいた猫と、おばあちゃんが現れることだ。
そこで不覚にも泣いてしまう。
「苦労するよ、でも頑張るんだよ」っておばあちゃんはいった、本当にその言葉以上のものが待っていた、うん、そうだな。
浜薔薇は王子と店の前でであったことがきたし、シャンプーの種類もそうこだわったことはなかった、色々と選べますよって言われても、そこまで違いはないだろうと思っていた。
僕はシャンプーされる、その時だけ家族にもう一回あえるのだ。
『ここは浜薔薇の耳掃除です、もしかして泣いた?これ書いている人も書いている最中に泣いた』
「予想以上の売り上げのために、頑張りましたで賞としてお金いただけました、ありがとうございます」
そういってメーカーの営業さんがお菓子を持ってきたが。
「そういうのはありがたいけども、自分のために使ってね」
「次からはそうします、しかし…売れましたね、あの社長さんだと思ってましたが、まさかの共同購入!」
アイドルのライブで日本横断していた人が、共同購入の代表者になり、先払いしてくれました。
「さっきまで会長いたんですけども、前に言われていたんですよ、メーカーさんにお礼をいいたいと」
「その気持ちだけでうれしいし、なんか恥ずかしいな」
会長は最前列でライブを楽しめる夢らしく。
「あのために私は生きてた」
しかし、そのアイドルグループ解散して、もうあの衝動は味わえないのかとしょぼんとしたときに、夕暮れサイダーデートにシャンプーされると、あの続きが見れるらしい。
「一度は忘れようかと思ったんですがね、あの時、不意にあの子達の輝きを見てしまったら、ああ、私はやっぱりアイドルが好きなんだなって、でも確かにね、現実と夢は違いますから、けども、アイドルならいつまでもキラキラした存在であってほしいし、困難があってもアイドルらしく乗り越えてほしいですね」
会長はアイドルに求める理想は高いようだ。
「で、会長、今の推しは?」
「ペッスィ!(ペリカンドール)あの子達はね、天下を取る器なので、これから間違いないですよ、来ますよ」
「会長の推しのアイドルは、予想外から脚光を浴びるからな」
「目は確かなのはわかるんだけどもな」
「あっ、もう会長踊ってる」
「私が会長になった暁には、ペッスィの振り付けはみなマスターさせるなどとお考えでしょうが、違いますから、アイドルは一目見て落ちるものなので、私がいくら推したからといっても、付き合わせるわけにはいきません」
その隣に一人参加。
「会長、私は夕暮れサイダーデートで色んな幸せを見させてもらいました、この恩に報いるために、私はどこまでもお供させていただきます!こうですか?」
「なかなか、熱いものを感じる」
浜薔薇の駐車場にステージができる日も近いかもしれません。
「いや、それなら作ってもいいんじゃねえ?」
「いいんですか?」
郊外の家というのは敷地が広い、そして浜薔薇の駐車場は元々イツモの両親が住んでいた家を駐車場にしたものなので、さらに広い。
「庭、家庭菜園でも十分広いなって思っていたし、あれだ、なんか騒がしくやっているから、ステージあるなら、そこで司会とかやればいいんじゃねえのか?ちょっと高いところでマイク使った方がいいんじゃないか」
ということで、大工さんが小さいステージを作ってくれましたが。
普段は猫達が日向ぼっこしているか、アイドルの振りの練習の動画投稿に使われているようです。
「ええ、こんなにステージあるなら、私、習ってる三味線弾きたいわ」
思わぬ効果も出てきたぞ。
「発表会ですか?」
「雨天はできない…でもテントあるから、出来るか」
「アイドル呼びましょうよ」
「いや、それはちょっと」
「なんでですか!華やかになりますよ」
「楽屋とか警備とかここじゃできませんから、地域の発表会ぐらいがちょうどいいですって」
ステージは無料でお貸しします、予約はKCJ浜薔薇出張所まで!
「そういわれるのはわからんではない」
お客さんの一人が話してくれた。
「いわゆる勉強ばっかりというか、受験とかで若いとき何もないようなもんだから」
そして遊ぶことも知らないまま大人になると。
「まあ、これも家族の呪縛なのかもしれないけども、浜薔薇には何もいわん、だからこそ、浜薔薇がにおいては自由にもなるし、どんなに仕事がしんどくても、ここでは解放されるんだ」
「気持ちはわからないでもありませんが…」
ポン
「いいか、傑、それなら全力で受け止めてやるのが粋ってもんだぜ」
シャンプーを共同購入会のみなさんは、ほぼ毎日浜薔薇に洗髪になるようになったため。
「清潔感って大事だったんだなって思いました」
「お前、何があった」
「なんかさ、影で汗臭いと言われてたらしくて、そういうのがなくなったんで」
「おおおおお」
「それは悲しい」
「あっ、それで女の子と食事に行くことになって」
「ちょっとそれ詳しく」
「いや、まだ食事に行くだけだし」
「そのハードルを越えられんのですよ、儂らは、だから何があったのかなって思ったわけですよ、わかる?」
「その、はい」
ただ夢をみたいために、シャンプーを共同購入した、自分はそこまでお金は出せないが、会長が。
「使った分だけでけっこうですから」
シャンプーされながら、そういってくれたおかげで、仕事が休みの時にシャンプーをしにいく。
ただ他の人と違うところは、僕が見る夢は、昔家にいた猫と、おばあちゃんが現れることだ。
そこで不覚にも泣いてしまう。
「苦労するよ、でも頑張るんだよ」っておばあちゃんはいった、本当にその言葉以上のものが待っていた、うん、そうだな。
浜薔薇は王子と店の前でであったことがきたし、シャンプーの種類もそうこだわったことはなかった、色々と選べますよって言われても、そこまで違いはないだろうと思っていた。
僕はシャンプーされる、その時だけ家族にもう一回あえるのだ。
『ここは浜薔薇の耳掃除です、もしかして泣いた?これ書いている人も書いている最中に泣いた』
「予想以上の売り上げのために、頑張りましたで賞としてお金いただけました、ありがとうございます」
そういってメーカーの営業さんがお菓子を持ってきたが。
「そういうのはありがたいけども、自分のために使ってね」
「次からはそうします、しかし…売れましたね、あの社長さんだと思ってましたが、まさかの共同購入!」
アイドルのライブで日本横断していた人が、共同購入の代表者になり、先払いしてくれました。
「さっきまで会長いたんですけども、前に言われていたんですよ、メーカーさんにお礼をいいたいと」
「その気持ちだけでうれしいし、なんか恥ずかしいな」
会長は最前列でライブを楽しめる夢らしく。
「あのために私は生きてた」
しかし、そのアイドルグループ解散して、もうあの衝動は味わえないのかとしょぼんとしたときに、夕暮れサイダーデートにシャンプーされると、あの続きが見れるらしい。
「一度は忘れようかと思ったんですがね、あの時、不意にあの子達の輝きを見てしまったら、ああ、私はやっぱりアイドルが好きなんだなって、でも確かにね、現実と夢は違いますから、けども、アイドルならいつまでもキラキラした存在であってほしいし、困難があってもアイドルらしく乗り越えてほしいですね」
会長はアイドルに求める理想は高いようだ。
「で、会長、今の推しは?」
「ペッスィ!(ペリカンドール)あの子達はね、天下を取る器なので、これから間違いないですよ、来ますよ」
「会長の推しのアイドルは、予想外から脚光を浴びるからな」
「目は確かなのはわかるんだけどもな」
「あっ、もう会長踊ってる」
「私が会長になった暁には、ペッスィの振り付けはみなマスターさせるなどとお考えでしょうが、違いますから、アイドルは一目見て落ちるものなので、私がいくら推したからといっても、付き合わせるわけにはいきません」
その隣に一人参加。
「会長、私は夕暮れサイダーデートで色んな幸せを見させてもらいました、この恩に報いるために、私はどこまでもお供させていただきます!こうですか?」
「なかなか、熱いものを感じる」
浜薔薇の駐車場にステージができる日も近いかもしれません。
「いや、それなら作ってもいいんじゃねえ?」
「いいんですか?」
郊外の家というのは敷地が広い、そして浜薔薇の駐車場は元々イツモの両親が住んでいた家を駐車場にしたものなので、さらに広い。
「庭、家庭菜園でも十分広いなって思っていたし、あれだ、なんか騒がしくやっているから、ステージあるなら、そこで司会とかやればいいんじゃねえのか?ちょっと高いところでマイク使った方がいいんじゃないか」
ということで、大工さんが小さいステージを作ってくれましたが。
普段は猫達が日向ぼっこしているか、アイドルの振りの練習の動画投稿に使われているようです。
「ええ、こんなにステージあるなら、私、習ってる三味線弾きたいわ」
思わぬ効果も出てきたぞ。
「発表会ですか?」
「雨天はできない…でもテントあるから、出来るか」
「アイドル呼びましょうよ」
「いや、それはちょっと」
「なんでですか!華やかになりますよ」
「楽屋とか警備とかここじゃできませんから、地域の発表会ぐらいがちょうどいいですって」
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