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すごい頑張ってるじゃん
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「なんかさ、蘆根さん、ここで愚痴を言うのもなんなんだけどもさ、最近、私の人生ってなんなのって思っちゃったわ」
「どうかしました?」
こういう愚痴を吐き出してもらうのも、癒しという事を考えると、浜薔薇の役割は大きいのかもしれない。
「もうさ、早いうちからバイトして、そのまま就職して、ガシガシ働いて、働けなくなると困るからマッサージとか探して、蘆根さんのところ来てるけども、ほぼ人生その繰り返しでここまで来ちゃったから、何なんだろう、私の人生って思った」
「思ったきっかけってあるんですか?」
「ああ、たまにそういうのはあったけども、今回はね、釜揚げうどん食べに行ったときかな、うちの家ってさ、あんまりお金ないと思っていたから、そういうのって食べたことないなって、でもさ、金遣い荒くてお金なかったのわかってから、私ってなんのためにバイトとかして、いや、まあ、うん、仕事は大事だけども、仕事しかないのはちょっとどうかなと、釜揚げうどん一緒に食べに行ってくれる人いないしさ、はぁ」
こういう喋りではあるが、いわゆるキャリアなお仕事についている。
浜薔薇の客層はそういうタイプが多い、いや、むしろマッサージなどを受けて、疲れをとってもらい、気力を回復させて、資格試験や仕事の難局に挑むから、ある意味出世したいなら浜薔薇においでよなのかもしれない。
このお姉さんは、蘆根の前の職場からのお客さんであるが、ホテルだはなく、マッサージを覚えるために、実際にダブルワークに行った先のお客さん。
「えっ?お兄さん、マッサージすごい旨い、いつもこのお店にいるの?」
「本業は違うんですよ、いつか店独立したときのためにマッサージもメニューに入れたくて」
「すごい頑張ってるじゃん、お店出したら呼んで、これ連絡先だし、このお店でマッサージする日は教えて、予約入れるから」
社交辞令かと思ったら、本当に浜薔薇を継ぐまで、継いでからも予約を入れてくれたのである。
「後さ、私がマッサージに行くとさ、嫌なこと言う人とかいるのよ」
「何て言うんです?」
「なんかさ、働いた分すぐに使ってどうするの?みたいな、余計なお世話なの!もう、はぁ、なんかそういう人と話すもの疲れてくるよ、毎度のことだし」
「でも次の日の仕事を考えてあの時もマッサージしてましたよね」
「やっぱりさ、お客さんと向き合うときってさ、全力でやんないとダメだと思うんだよね、実際にそれやってさ、今こうして来てるんでさ」
「そういえばそうですよね」
蘆根も事情を知っているので振り返ってみる。
「蘆根さんにはじめてマッサージしてもらったときに、一緒に働いていた人とかそういえば今、誰も付き合いないかも」
頑張って資格をとったら、ヘッドハンティングされて違う職場になった。
「ちょっと前にその時の同僚さんに会ったけどもさ、なんかこう、今が悪いのは世の中のせいみたいな話をずっとされたから、話切り上げて来ちゃった、なんていうのかな、話聞くだけ無駄って言うか、う~ん、それなら蘆根さんのマッサージ受けて、もう一回頑張ればいいんじゃない」
「そう思われたらやっぱり嬉しいですね」
「本当にさ、蘆根さんがマッサージしてくれなかったら、私はどうなっていたかわからないもん、少なくとも資格試験は勉強捗らなかったと思う」
仕事の前後に時間を作って、教科書ずっと見ていたりする。
「私、ずっとバカって言われててさ、でもまあ、そんなんでも勉強することっていうのは大事なんだよっていってくれた人とかいるのよね」
そのうちの一人は現彼氏。
「何やっても無駄って言われていたのに、資格取ったら、最初っからできる人扱いされたのも腹立つけどもね」
グッ
「あっ、ちょっとそこ痛い」
「疲れてますよ」
「やっちゃったか、疲れる前にいつも蘆根さんのところでメンテナンスしてもらうつもりなのに」
「やっぱり疲れすぎるよりは、マッサージ受けたあと自分の足で家に帰って、寝てスッキリするぐらいの疲労状態で来た方がいいのかなっては思います」
「わかる、一回いつこの修羅場は終わるのを経験したときに、わかった、こうなったら体ボロボロになるから、やめろや!って」
その時の仲間たちは、体の回復に大分時間をかけていたが、彼女はさっさと蘆根のマッサージを連日、その時は三日ほど通い疲れを落としきった。
「確かに疲れは落としたんだけども、落とした後に怒りが込み上げたから、バカヤローって」
その修羅場は大きな傷跡を色んなところに残し。
「次から絶対にこういうのさせないでとか、させた場合はお金をすんごいつけるとか、ご飯と休みの時間しっかりつけてとか、言うだけ言ったもん」
そしたら半分以上通った。
「あの時元気なかったら、そういうことも言えなかったと思うよ」
みんなが疲れている中、浜薔薇の耳掃除やマッサージ通っている人間だけはとんでもなく元気はよくある話。
そういう人身近にいませんか?こいつなんでか元気かなって、その人はあなたの知らないうちに浜薔薇に通っているのかもしれません
「どうかしました?」
こういう愚痴を吐き出してもらうのも、癒しという事を考えると、浜薔薇の役割は大きいのかもしれない。
「もうさ、早いうちからバイトして、そのまま就職して、ガシガシ働いて、働けなくなると困るからマッサージとか探して、蘆根さんのところ来てるけども、ほぼ人生その繰り返しでここまで来ちゃったから、何なんだろう、私の人生って思った」
「思ったきっかけってあるんですか?」
「ああ、たまにそういうのはあったけども、今回はね、釜揚げうどん食べに行ったときかな、うちの家ってさ、あんまりお金ないと思っていたから、そういうのって食べたことないなって、でもさ、金遣い荒くてお金なかったのわかってから、私ってなんのためにバイトとかして、いや、まあ、うん、仕事は大事だけども、仕事しかないのはちょっとどうかなと、釜揚げうどん一緒に食べに行ってくれる人いないしさ、はぁ」
こういう喋りではあるが、いわゆるキャリアなお仕事についている。
浜薔薇の客層はそういうタイプが多い、いや、むしろマッサージなどを受けて、疲れをとってもらい、気力を回復させて、資格試験や仕事の難局に挑むから、ある意味出世したいなら浜薔薇においでよなのかもしれない。
このお姉さんは、蘆根の前の職場からのお客さんであるが、ホテルだはなく、マッサージを覚えるために、実際にダブルワークに行った先のお客さん。
「えっ?お兄さん、マッサージすごい旨い、いつもこのお店にいるの?」
「本業は違うんですよ、いつか店独立したときのためにマッサージもメニューに入れたくて」
「すごい頑張ってるじゃん、お店出したら呼んで、これ連絡先だし、このお店でマッサージする日は教えて、予約入れるから」
社交辞令かと思ったら、本当に浜薔薇を継ぐまで、継いでからも予約を入れてくれたのである。
「後さ、私がマッサージに行くとさ、嫌なこと言う人とかいるのよ」
「何て言うんです?」
「なんかさ、働いた分すぐに使ってどうするの?みたいな、余計なお世話なの!もう、はぁ、なんかそういう人と話すもの疲れてくるよ、毎度のことだし」
「でも次の日の仕事を考えてあの時もマッサージしてましたよね」
「やっぱりさ、お客さんと向き合うときってさ、全力でやんないとダメだと思うんだよね、実際にそれやってさ、今こうして来てるんでさ」
「そういえばそうですよね」
蘆根も事情を知っているので振り返ってみる。
「蘆根さんにはじめてマッサージしてもらったときに、一緒に働いていた人とかそういえば今、誰も付き合いないかも」
頑張って資格をとったら、ヘッドハンティングされて違う職場になった。
「ちょっと前にその時の同僚さんに会ったけどもさ、なんかこう、今が悪いのは世の中のせいみたいな話をずっとされたから、話切り上げて来ちゃった、なんていうのかな、話聞くだけ無駄って言うか、う~ん、それなら蘆根さんのマッサージ受けて、もう一回頑張ればいいんじゃない」
「そう思われたらやっぱり嬉しいですね」
「本当にさ、蘆根さんがマッサージしてくれなかったら、私はどうなっていたかわからないもん、少なくとも資格試験は勉強捗らなかったと思う」
仕事の前後に時間を作って、教科書ずっと見ていたりする。
「私、ずっとバカって言われててさ、でもまあ、そんなんでも勉強することっていうのは大事なんだよっていってくれた人とかいるのよね」
そのうちの一人は現彼氏。
「何やっても無駄って言われていたのに、資格取ったら、最初っからできる人扱いされたのも腹立つけどもね」
グッ
「あっ、ちょっとそこ痛い」
「疲れてますよ」
「やっちゃったか、疲れる前にいつも蘆根さんのところでメンテナンスしてもらうつもりなのに」
「やっぱり疲れすぎるよりは、マッサージ受けたあと自分の足で家に帰って、寝てスッキリするぐらいの疲労状態で来た方がいいのかなっては思います」
「わかる、一回いつこの修羅場は終わるのを経験したときに、わかった、こうなったら体ボロボロになるから、やめろや!って」
その時の仲間たちは、体の回復に大分時間をかけていたが、彼女はさっさと蘆根のマッサージを連日、その時は三日ほど通い疲れを落としきった。
「確かに疲れは落としたんだけども、落とした後に怒りが込み上げたから、バカヤローって」
その修羅場は大きな傷跡を色んなところに残し。
「次から絶対にこういうのさせないでとか、させた場合はお金をすんごいつけるとか、ご飯と休みの時間しっかりつけてとか、言うだけ言ったもん」
そしたら半分以上通った。
「あの時元気なかったら、そういうことも言えなかったと思うよ」
みんなが疲れている中、浜薔薇の耳掃除やマッサージ通っている人間だけはとんでもなく元気はよくある話。
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