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そろそろ耳掃除がしたいな
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「あれ作りましょう!」
KCJの職員が浜薔薇に駆け込んできた。
「あれってなんだよ!」
「ガイドブックみたいな奴、浜薔薇周辺のオススメスポットとかそんなん」
「…それはどこで思い付いたんですか?」
傑が聞くと。
「思い付いたというか、なんかさっき、新しく、今年の奴をの辺りで作るニュースがあって」
キャラが表紙になるよというローカルニュースをみて。
「これだなと」
「あれか」
「あれですね」
地域おこしのためにキャラはあちこちにいたりするが、この辺にもいる。
「去年のもの、なか見ましたけども、本当に普通ですよ」
「春の花見スポットとか」
「それとは別にも面白いものがあるのではないですかね」
「あるといえばあるが」
「それでいけますかね」
「とりあえずそれやりません?ダメだったらまた」
「いいですけども、そこはそこで手間とかかかりますよ」
「そっか…」
「あ…でもこれかな」
近所のカメラが趣味の人とかから話を聞き。
「児童公園とか小さい神社でも見ごたえがあるものがあるということがわかりました」
公園の桜、神社の紅葉といったところか。
「こういうのって、きちんと撮影している人がいないとわからないものですね」
「そうだな」
蘆根と傑がそういう写真を撮影している人に話を聞いたら、撮影している人がこれがおすすめと写真をバンバン持ってきた。
「これはさ、俺にはわからない、本当に地元の人が春夏秋冬、花鳥風月とか撮影していった記録のような写真だもの」
「ああ、んじゃこれはどう?」
そういって撮影者は他の写真も持ってきたが、その人が撮影したものとは違うようだ。
「昔さ、写真の仲間がいたの、その人たちって死んだり、やめたりしたんだけども、その人たちの写真のデータ」
とんでもないものが来ました。
「これは使ってもいいんですか?」
「いいよ、そのまま寝かせていたからね」
そんな写真が凄まじい枚数提供されまして…
「この写真、よくあったね」
「えっ?珍しいんですか?」
「これさ、雑誌にも載ったことあるんだけども、それは白黒だったから、色がわからないんだよね、確か」
お宝でした。
「それは写真好きな人に感謝だな」
提供してくれた人は浜薔薇ではカット無料コースが決定いたしました。
「なんかたくさんありすぎて、分類からどうしようかKCJの職員さん悩んでましたよ」
とりあえずデータは全部取り入れました。
「というか、昔ってこの辺栄えていたっていってますけども、本当に栄えていたんですね」
そういって何枚か持ってきた。
今も残る建物がとても新しいが、まず驚くのはたくさんの店があった。
「あそこってレストランだったんですか」
「コンソメスープが旨い店だった」
タモツが知っていることならば教えてくれた。
「若いときで、洒落たレストランなんかには行ったことがないときに、つれていってやるって言われていったんだけどもよ」
テーブルマナーどうしようかなって思っていたが。
「そこは箸があって、安心したのを覚えてる」
「それはありますよね」
「俺もそこまで堅苦しいの好きじゃないし、せっかちなところあるから、ささっと全部出してくれて、ぱっぱと食べたいからあんまりいかないな」
それをデートにもやったりするんで、蘆根さん…続かないんだよ。
「でも、まさかの写真」
「昔へのガイドブックだな」
「上手いこといいましたね」
「なんかさ、こういうのって他にもまだどっかに眠ってそう、写真だけじゃなくて」
「写真だけじゃなくて、ええ、なんですか?」
「なんだろう?俺もよくわからないが、そういうのを活かしたほうがいいんじゃないかな、それだけで珍しいだろう?」
「それなら前にタモツ先生に聞いたみたいに…」
いわゆる温泉施設で連載されている伝説のタモツに繋がるようなもので。
「ああいう話を知っている人からひたすら聞けばいいんじゃないですか」
「その場合は問題はどこにいるかだ」
「あ~そこは」
行き詰まる。
「ただ着眼点はものすごいいいから、その辺だなとは思うし」
「それかまた気づいていない何かがあると」
「そうそう、そういうのは気づいたらそれだけで勝てるっていうのかな、だってほら盲点だから他の人たちは気づいてないから」
「まるで探偵ですね」
「実際に困ったとかと向き合うと、推理ものって上手いこと楽しめるようにできてるなって思うんだ」
「ああ、それはありますね」
「手がかり見つけていくだけで、タイムオーバーになりそう」
「まあ、それでも地道にやるしかありませんよ」
そこにお客さんがやってきた。
「すいません、耳掃除お願いできますか?」
「大丈夫ですよ、すぐに準備をします」
なんでも耳を触ったら、あまりの汚さに落ち込んだらしい。
見てみると、耳の中から外に耳垢が出てきているせいだった。
(穴だから、こぼれている感じで垢がでたんだな)
「最近、忙しくて」
これは本人が口にしているよりも忙しいと言える。
まずはこぼれたところを掃除する。
そこから中を覗いてみると、しばらくしてないので塊ができている。
その塊をまずは剥がしていってから、ポロポロとれる垢だったのはありがたい。
そこから薄皮をペリペリと剥がしていく。
「それでは耳も洗わせていただきます」
皮脂の汚れを、泡で洗っておしまい。
「すごい、綺麗!」
耳を触った感じからまるで違います。
「最近気温差がありますから、汗とかかいちゃうと、べたつきますからね」
「またお願いします」
「ありがとうございました」
そろそろ耳掃除したいな、気になったらぜひ浜薔薇へお越しください。
KCJの職員が浜薔薇に駆け込んできた。
「あれってなんだよ!」
「ガイドブックみたいな奴、浜薔薇周辺のオススメスポットとかそんなん」
「…それはどこで思い付いたんですか?」
傑が聞くと。
「思い付いたというか、なんかさっき、新しく、今年の奴をの辺りで作るニュースがあって」
キャラが表紙になるよというローカルニュースをみて。
「これだなと」
「あれか」
「あれですね」
地域おこしのためにキャラはあちこちにいたりするが、この辺にもいる。
「去年のもの、なか見ましたけども、本当に普通ですよ」
「春の花見スポットとか」
「それとは別にも面白いものがあるのではないですかね」
「あるといえばあるが」
「それでいけますかね」
「とりあえずそれやりません?ダメだったらまた」
「いいですけども、そこはそこで手間とかかかりますよ」
「そっか…」
「あ…でもこれかな」
近所のカメラが趣味の人とかから話を聞き。
「児童公園とか小さい神社でも見ごたえがあるものがあるということがわかりました」
公園の桜、神社の紅葉といったところか。
「こういうのって、きちんと撮影している人がいないとわからないものですね」
「そうだな」
蘆根と傑がそういう写真を撮影している人に話を聞いたら、撮影している人がこれがおすすめと写真をバンバン持ってきた。
「これはさ、俺にはわからない、本当に地元の人が春夏秋冬、花鳥風月とか撮影していった記録のような写真だもの」
「ああ、んじゃこれはどう?」
そういって撮影者は他の写真も持ってきたが、その人が撮影したものとは違うようだ。
「昔さ、写真の仲間がいたの、その人たちって死んだり、やめたりしたんだけども、その人たちの写真のデータ」
とんでもないものが来ました。
「これは使ってもいいんですか?」
「いいよ、そのまま寝かせていたからね」
そんな写真が凄まじい枚数提供されまして…
「この写真、よくあったね」
「えっ?珍しいんですか?」
「これさ、雑誌にも載ったことあるんだけども、それは白黒だったから、色がわからないんだよね、確か」
お宝でした。
「それは写真好きな人に感謝だな」
提供してくれた人は浜薔薇ではカット無料コースが決定いたしました。
「なんかたくさんありすぎて、分類からどうしようかKCJの職員さん悩んでましたよ」
とりあえずデータは全部取り入れました。
「というか、昔ってこの辺栄えていたっていってますけども、本当に栄えていたんですね」
そういって何枚か持ってきた。
今も残る建物がとても新しいが、まず驚くのはたくさんの店があった。
「あそこってレストランだったんですか」
「コンソメスープが旨い店だった」
タモツが知っていることならば教えてくれた。
「若いときで、洒落たレストランなんかには行ったことがないときに、つれていってやるって言われていったんだけどもよ」
テーブルマナーどうしようかなって思っていたが。
「そこは箸があって、安心したのを覚えてる」
「それはありますよね」
「俺もそこまで堅苦しいの好きじゃないし、せっかちなところあるから、ささっと全部出してくれて、ぱっぱと食べたいからあんまりいかないな」
それをデートにもやったりするんで、蘆根さん…続かないんだよ。
「でも、まさかの写真」
「昔へのガイドブックだな」
「上手いこといいましたね」
「なんかさ、こういうのって他にもまだどっかに眠ってそう、写真だけじゃなくて」
「写真だけじゃなくて、ええ、なんですか?」
「なんだろう?俺もよくわからないが、そういうのを活かしたほうがいいんじゃないかな、それだけで珍しいだろう?」
「それなら前にタモツ先生に聞いたみたいに…」
いわゆる温泉施設で連載されている伝説のタモツに繋がるようなもので。
「ああいう話を知っている人からひたすら聞けばいいんじゃないですか」
「その場合は問題はどこにいるかだ」
「あ~そこは」
行き詰まる。
「ただ着眼点はものすごいいいから、その辺だなとは思うし」
「それかまた気づいていない何かがあると」
「そうそう、そういうのは気づいたらそれだけで勝てるっていうのかな、だってほら盲点だから他の人たちは気づいてないから」
「まるで探偵ですね」
「実際に困ったとかと向き合うと、推理ものって上手いこと楽しめるようにできてるなって思うんだ」
「ああ、それはありますね」
「手がかり見つけていくだけで、タイムオーバーになりそう」
「まあ、それでも地道にやるしかありませんよ」
そこにお客さんがやってきた。
「すいません、耳掃除お願いできますか?」
「大丈夫ですよ、すぐに準備をします」
なんでも耳を触ったら、あまりの汚さに落ち込んだらしい。
見てみると、耳の中から外に耳垢が出てきているせいだった。
(穴だから、こぼれている感じで垢がでたんだな)
「最近、忙しくて」
これは本人が口にしているよりも忙しいと言える。
まずはこぼれたところを掃除する。
そこから中を覗いてみると、しばらくしてないので塊ができている。
その塊をまずは剥がしていってから、ポロポロとれる垢だったのはありがたい。
そこから薄皮をペリペリと剥がしていく。
「それでは耳も洗わせていただきます」
皮脂の汚れを、泡で洗っておしまい。
「すごい、綺麗!」
耳を触った感じからまるで違います。
「最近気温差がありますから、汗とかかいちゃうと、べたつきますからね」
「またお願いします」
「ありがとうございました」
そろそろ耳掃除したいな、気になったらぜひ浜薔薇へお越しください。
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