実話/ソープにタダで通う裏技/男にモテるキャバクラ嬢の極意

第５章

事態の分析①

　10日程度の時間が過ぎた後、冷静さを取り戻した私の頭脳は、事態を冷静に分析することが出来るだけの思考を始める。

　私は睡眠導入薬とウイスキーをいつもより多量に飲んでいて記憶がない。

　しかし自由を取り戻してから後、ある人から私は、警察から拉致される直前に「陸橋の上に居る人を排除すべきだ」と警察に電話していた事実を知らされた。

　また検察官から「警察に何回ぐらい電話したか憶えていますか」と聞かれた事を思い出した。

　酔いが激しくて私自身の記憶が跳んでいても、これらの事実から真実を推察することは出来る。

　自宅に置いたままにしてあったスマートフォンは、幸運なことに充電器に接続したままにしてあった。

　発信履歴を調べてみると59回、私は警察に電話を入れた履歴が残っている。