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番外編
番外編 「親子喧嘩⑫※」
しおりを挟むカチ、カチ、カチ、カチ
嵐のような叔父さんが去ってから、どれくらいたったか
先ほどから、じーっと時計の針をみているが一向に進まない
早く親父に帰ってきてもらって拘束を解いてもらいたい
が、そもそも親父がいつ帰ってくるかもわからない
「………」
悶々としているとどうしても、ついさっき叔父さんにされたことを思いだしてしまう
まさか、あんなことされるなんて思いもしなかった…
思い出すたびに体が熱くなってくる
あれで興奮を覚えるなんて…あああ…信じられない
思い出したくもない
しかし、忘れようとすればするほど頭から離れなくなるのだった
叔父さんが去ってからずいぶんたつというのに俺の股間はずっと固くなったまま萎えていないのだ
…俺は変態になってしまったのか
と落ち込むも、体は興奮状態のままでもっと悲しくなる
「…ってそもそも、親父も叔父さんも半端にやるだけやって最後までしないから俺はこんなことに…っっ!」
「お、俺は変態じゃない…っ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
カタン
音が聞こえて意識が浮上する
何だろうとぼんやり目を開けると待ちに待った人物が立っていた
「あ…」
「反省したか」
いつのまにか寝ていたのか、起きると親父が帰っていて開口一番そう聞いてきたのだった
時間がたって頭が充分冷えたからか、朝の怒りは少しも残っていなかった
というか、それどころじゃない事件もあってとっくに怒りはなくなっていた
「……うん」
親父には心配かけさせてしまったと、素直に言葉がでてきた
「そうか」
親父はそれだけ言うと、近づいてきて縛っていた足のタオルをはずしてくれた
次に縛られている手の方を外してくれるんだろう
と、外されるのを待っていたら
なぜか親父がベッドに上ってきた
「?」
別にベッドのぼらなくても手の拘束は外せるはずだ
どうしてのぼってきたんだ?
親父の行動の意味がわからなくて困惑していると
「お仕置きはこれからだ」
「…んっ?!な、なんで?!
だってさっき親父が『反省したか』って聞いてきて、俺『うん』って答えたじゃん?!」
「あぁ、そうだな」
「え?えっ?だってほらもう、お仕置きってじゅうぶん受けたと思うんだけど?」
「お仕置きもだが、お前が昨日帰ってこなかったからいつものできなかっただろ。お仕置きもかねてしてやる」
「お仕置きもかねて?え、ちょ、どういうこと?!」
「そういえば昨日どこに泊まったんだ?
………まさか、他のやつとやっていたわけじゃないよな…?」
急に声が低くなり空気が一気に重くなる
その空気にビビる
(やってたって何を?ゲームはしてたけど…)
「?」
何かわからず黙っていると
「チッ」
親父が舌打ちした
そして、突然俺の太ももの裏を持つとそのまま俺の胸に持ち上げられ…
「うわっやめ…っ!!」
親父から全部見える体勢へされてしまった
体勢を変えようとしたが、親父の強い力で押さえ込まれてどうしようもない
ふとお尻の穴に触れられる
「ひっ!」
「ここに他のやつのをいれたのか」
親父はそこを触りながらボソリとそう言った
「え、なに?」
「物足りなかったのか…?」
ぐっと指が押し込まれ中に指が侵入してきた
「んあ…っ!」
潤滑油もなく押し込まれて痛い
親父はそんな俺に構わずそのまま乱暴に指を動かした
「い…ってぇ…っ!」
「俺のじゃ満足できなくて他のやつのを咥えこんだのか」
「は?咥え……?親父何言って……」
親父が何に怒りはじめたのかわからず、俺は必死で頭を回転させたのだった
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