16 / 26
16話 拐われる
しおりを挟む
次の日、昨日行けなかった山に来ていた
あの男がまた来るかもしれない
そうすると家にいるのはまずいなと思い、朝早くでてきたのだ
山に来るとウルはすぐに走っていって獲物をとりにいくのだが今日は俺の横にくっついていた
昨日あれからウルは以前よりもベッタリと俺にくっついていた
余程不安なのだろう
そんなウルを見ているのはつらかった
今度来たらもう2度と来れないようにしてやろうと心に誓う
山に入って少したった頃、徐々にウルの様子が戻ってきて山を走りはじめた
良かったと俺はほっと息をはいたのだった。
午前中には特に収穫もなく終わった
食べれる野草があったので少しとってきたくらいだ
お腹がすいてきたので、持ってきたご飯を食べようと準備をしようといい感じの切り株を探していたときだった
ウルの声がかすかに聞こえた気がした
顔をあげるとさっきまでいたところにウルの姿がなかった
周りを見渡すがみあたらない
いつもなら走り回ってどっか行ってることはよくあることだが今日は違う
少し離れても不安なのか俺の目の届くところにいたのだ
急に不安が襲う
「ウル!!ウルどこいった?!」
………
いつもならすぐに吠えてくるのだがなにも聞こえない
冷や汗が吹き出す
「ウル!!!返事しろウル!!!」
さっきまでウルがいた場所へ走った
「!!」
結構離れたところに人影が見えた。山を降りていく後ろ姿が見える
男が3人。
何かを抱えているようだ
その男達の間から大きなふさふさしたものが垂れていた
「ウルッ!!!」
ふさふさしたものはウルの尻尾だった
何かやられたのか?!
ぐったりとしているのが見えて血の気がひく
「お前らっ!!ウルに何をしたっ?!!」
山道を全力でかけおりる
男たちは先に山を降り用意していたのか降りた先にある車に乗り込んだ
このままだとウルが連れてかれる…っ
俺は転がる勢いで山を降りた
しかし、俺が山を降りたとき目の前を車が走り去っていってしまったのだった
「ウル…!!!」
俺はすぐにそいつらの行った方向へ軽トラを走らせた。
だが、少し行ったところで行き止まりになってしまいどこに行ったらいいか、どうしたらいいかわからなくなってしまった
あいつらはなんなんだ?!
ウルをどうするつもりだ…!
あんなにも怯えていたウルの姿を思い出す
守りきれなかった…
ウル…ッ!
こうしてるうちにもウルは何をされているかわからない
どうしたらいいんだ…っ
…ふと思い出すあいつらのこと町で噂になっていたと言っていた
そうだ智也ならなにか知ってるかもしれない…!!
俺は軽トラを飛ばし智也の元へ行った
あの男がまた来るかもしれない
そうすると家にいるのはまずいなと思い、朝早くでてきたのだ
山に来るとウルはすぐに走っていって獲物をとりにいくのだが今日は俺の横にくっついていた
昨日あれからウルは以前よりもベッタリと俺にくっついていた
余程不安なのだろう
そんなウルを見ているのはつらかった
今度来たらもう2度と来れないようにしてやろうと心に誓う
山に入って少したった頃、徐々にウルの様子が戻ってきて山を走りはじめた
良かったと俺はほっと息をはいたのだった。
午前中には特に収穫もなく終わった
食べれる野草があったので少しとってきたくらいだ
お腹がすいてきたので、持ってきたご飯を食べようと準備をしようといい感じの切り株を探していたときだった
ウルの声がかすかに聞こえた気がした
顔をあげるとさっきまでいたところにウルの姿がなかった
周りを見渡すがみあたらない
いつもなら走り回ってどっか行ってることはよくあることだが今日は違う
少し離れても不安なのか俺の目の届くところにいたのだ
急に不安が襲う
「ウル!!ウルどこいった?!」
………
いつもならすぐに吠えてくるのだがなにも聞こえない
冷や汗が吹き出す
「ウル!!!返事しろウル!!!」
さっきまでウルがいた場所へ走った
「!!」
結構離れたところに人影が見えた。山を降りていく後ろ姿が見える
男が3人。
何かを抱えているようだ
その男達の間から大きなふさふさしたものが垂れていた
「ウルッ!!!」
ふさふさしたものはウルの尻尾だった
何かやられたのか?!
ぐったりとしているのが見えて血の気がひく
「お前らっ!!ウルに何をしたっ?!!」
山道を全力でかけおりる
男たちは先に山を降り用意していたのか降りた先にある車に乗り込んだ
このままだとウルが連れてかれる…っ
俺は転がる勢いで山を降りた
しかし、俺が山を降りたとき目の前を車が走り去っていってしまったのだった
「ウル…!!!」
俺はすぐにそいつらの行った方向へ軽トラを走らせた。
だが、少し行ったところで行き止まりになってしまいどこに行ったらいいか、どうしたらいいかわからなくなってしまった
あいつらはなんなんだ?!
ウルをどうするつもりだ…!
あんなにも怯えていたウルの姿を思い出す
守りきれなかった…
ウル…ッ!
こうしてるうちにもウルは何をされているかわからない
どうしたらいいんだ…っ
…ふと思い出すあいつらのこと町で噂になっていたと言っていた
そうだ智也ならなにか知ってるかもしれない…!!
俺は軽トラを飛ばし智也の元へ行った
0
お気に入りに追加
278
あなたにおすすめの小説


青少年病棟
暖
BL
性に関する診察・治療を行う病院。
小学生から高校生まで、性に関する悩みを抱えた様々な青少年に対して、外来での診察・治療及び、入院での治療を行なっています。
※性的描写あり。
※患者・医師ともに全員男性です。
※主人公の患者は中学一年生設定。
※結末未定。できるだけリクエスト等には対応してい期待と考えているため、ぜひコメントお願いします。



就職するところがない俺は男用のアダルトグッズの会社に就職しました
柊香
BL
倒産で職を失った俺はアダルトグッズ開発会社に就職!?
しかも男用!?
好条件だから仕方なく入った会社だが慣れるとだんだん良くなってきて…
二作目です!


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる