美しい夜の獣

ぶんぶんごま

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12話 夢の正体※

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もそりと何かが動いた

すると何かが掛け布団をズルズルと引っ張りどかしはじめる

そして今度は男の着ている服を脱がしはじめた



…ん…なんか寒い…


完全に夢の世界に行く前にぼんやりと目を覚ました
なんだか下半身に違和感が…

あれ、掛け布団どこいった…
ん…あれズボン…

っ!脱がされている?!

とたんに一気に目が覚めた


「この野郎!!」

バッと起き上がりそいつを押し倒した

「キャウンッ!」


「………え?」

押し倒したときに触った感覚に驚いて目を見開いてそれをみる

ぼんやりと月明かりがその正体をてらし出す

きれいな毛皮の大きな獣だった

それは俺のよく知る獣で…


…いやいやいや、俺が間違えて押し倒したのかもしれない

そう思い部屋をみわたすが他の存在などいない

まさか
そんなはずは

すると前にみた夢が頭をよぎった
後ろからウルに犯されていたあの夢を

え…あれは…夢ではなかった…?
現実だったのか…?


…そんなまさか

押さえつけていた手をはなす

わけがわからない


そこでふとそういえばズボンをはいていないことを思い出す
探すと少し離れたところに落ちていた

…いや
疲れて自ら脱いだのかもしれない

そうかそうだよな
犬が器用に脱がせるわけないだろ
それに前の夢の後も朝起きたときにはちゃんと服を着ていたしな

ああ半分寝ぼけて頭が回転してなかったからか
混乱したがそんなわけがないよな
夢に引きずられたな

はぁ疲れた
さっさと服着て寝よう

そう思いズボンに手を伸ばし、よつん這いの体勢になったときだった

ズン

俺の上に何かが覆い被さった

「重っ」

触れている感覚からウルだろう
ふわふわの毛があたっている

「なんだウル遊びたいのか?でももう寝るぞ、また明日な」

そういうがウルはどかない

「ウル、お前重い」

すると何か熱いものががぬるりと尻にあたった

「?」

何がと思う間もなくその何かが俺の蕾へと押し当てられ…

「ッッ?!」

ズボッ
何かが入ってきた 

「んぁあああ…っ!!」

?!?!
目の前がチカチカと星が光る


その何かは奥へ奥へと進んでいく
と思ったら抜かれ…
またズンッと奥へと入ってきた

「うあっ…あぁ…!な、何…っ?」


振り向くと大きな獣が俺に覆い被さり、激しく腰を打ちつけていたのだった


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