死神と殺し屋

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雨のち晴れ

しばらく海を見ていると雨が止んできた。
そしてあの独特の雨上がりの匂いがしてくる。私はこの匂いがあまり好きではないので家に帰ることにした。家に帰る途中コンビニの傘置きを見てみると私の傘が置いてあった。
傘に紙がついており
　間違って持っていってしまいました。すいません　
と書いてあった。
珍しことだなと思ったけど、よく見ると濡れた雨で文字が浮き出てきた。
　指令だ
私はそう思い家に帰る。家に入り指令の紙を見る。
はぁ…私はため息をついた。なぜなら次の標的はめんどくさそうなやつだったからだ。
　私には嫌いなものがある。
一つは雨、
二つ目は血、
そして最後が殺し屋である。
次の依頼は殺し屋を殺すこと　
しかもそいつはなかなか腕の立つ殺し屋だ。なぜなら私の師匠殺したやつだからである。
　組織の命令を無視すれば待っているのは死である。
多分こいつは組織の命令を無視したのだろう。
しかしこいつは並の殺し屋では殺せないなぜなら
　死神　と名付けられるほど殺しになれており姿をはっきりと見たものはいない。私も師匠が殺されたときそばにいたが
気づいたときには師匠の首にはナイフが突き刺さっており
死んでいた。投げて殺したのかそれとも刺して殺したのかわからないくらい気付くことができなかった。
つまり現代で最強の殺し屋
こいつを殺せるのは死神しかいないと揶揄されるほどである。
期限は1年
長いようだが実質短い、組織から大体の場所は送られてくるが組織もこいつのことは詳しく知らなく顔を直に見たことがある奴はいないらしい。
　まずは情報探しをしなくてはいけない。死神のいる場所は皮肉なことに東京、師匠が殺されたとこと同じだ。これも運命なのかもしれないと思い。暗い部屋の中で指令を燃やした。