異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)

ひなた

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本編

仲間、増える。 02

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「契約獣になってるし、本人?(本獣?)も私の契約獣ってことを納得してくれてるなら、連れて帰らなきゃだよね……。まぁこの姿ならフェンリルというか普通に子犬に見えるから大丈夫だろうけど……。

あ、そうだ。あと、名前つけなきゃだよね?」

「きゃん!」

やっぱり、返事をしてるような気がするな……。 まぁ意思の疎通がある程度とれるならそれにこしたことはないからいいか。

「名前……名前かぁ……。うーん……」

名前つけるの苦手なんだよなぁ……。

「フェンリル……フェンリル………


……………リル?」

いや、でも性別わかんないのに女の子っぽい名前なのはマズい?

ー声に出していた自覚がなかった私は、

「きゃうん?」

「へっ?あっ ウソ……」

気づいたときには足元に魔法陣が広がり、光って、名付けの契約が完了してしまっていた。
……契約獣の名前を声にだしちゃった時点で自動的に契約が完了するようだ。

鑑定で確認したら名前のところがリルに変わっていた。(そして備考が消えていた。)

……ごめん、リル。 
性別も確認してないのにリルで決まっちゃった。


「そ、そういえばリル、縮小化のスキル持ってたよね。今子犬くらいの大きさってことは、縮小化してこのサイズってことだよね、きっと。本来の大きさはどれくらいなの?ちょっと戻ってみてくれる?」

「きゃうん!」

わかった、って感じの返事をくれたあと、リルは本来の大きさに戻った。


「……でかっ」

自分がチビだから余計大きく見えてるっていうのもありそうだけど……

いやでも、それを加味してもでかすぎるよねこれ。

ーリルの本来の大きさは、大人2人+私くらいなら余裕で乗れちゃう大きさだった。
あと、足が長いから高さがあるのもさらに大きく見える要因かもしれない。
乗ったらすごい眺めいいんだろうな~。


「おすわりしてみてくれる?リル」

「きゃうん!」

あ、やっぱり。おすわりさせてもロイさんより全然大きいわ。
確認しといてよかった~。

「ありがとうリル。もういいよ。さっきのサイズに戻ってくれる?」

「きゃん!」

声を出しつつ、リルは頭を縦に振った。

ーリルは本当に賢い。鳴き声でもなんとなくは伝わってくるんだけど、それだけじゃなくて動作でもわかりやすく示してくれる。

……ちょっとぬいぐるみっぽいな、両手で抱えて持ちつつ もふもふを堪能したいなと思ったのは内緒ね。


ーそんなことをしている内に日が傾き始めてることに気づいて、
リルと2人で慌てて街に向かったー……。
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