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何をされるの!?(雛菊視点)
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あぁ!今思い出してもムカつくわ。
桃姫は柔らかそうな金髪碧眼のお気に入りの姫だった。
私はガチ百合である。桃姫の事は顔も身体も性格も私好みだった。
少しずつ友好的に距離を縮めていき、配管工勇者と亀魔王という戦力を失った今、弱みにつけ込んで桃姫を責め(※全年齢対象のマッサージです)たかったのに!!
一緒に寝よう、と言う誘いに乗ってきた桃姫のきれいな顔を見て、今夜は(※全年齢対象のマッサージ)で気持ちいいと言わせてあげるんだから!と意気込み、お互いシャワーを浴びてすぐ。
押し倒そうと身体を寄せたところ、桃姫はすっと私の身体を反転させ
「フヒヒヒヒヒ」
「ちょっ!!!?も、桃姫!?正気に戻って」
逆に桃姫に押し倒された。
「フヒヒヒヒヒフヒヒヒヒヒ」
「んっ……んんっ!?……ぁぁあ!!?」
(※全年齢対象のマッサージです)
桃姫は私を押し倒してむりやりあんなことやこんなことを!私はガチ百合だけどタチだ!ネコじゃないのだ
可愛らしい女の子を辱め、いや。気持ちよくさせて、ダブルミーニングでなかせるのは好きだ。だけど、リバはしないんだからね!
「捕まえて飼ってあげるんだから!飽きたら壁に埋め込んで慰安姫にしちゃうんだからね!」
そして聖ランドから兵士を集めた。
その数、5000。軍船40隻。
クイーンサンクチュアリランド号を筆頭にに乗せ、輸送してきた。
「兵数は心許ないけど、相手はあの弱そうなキノコ達。この戦は楽勝ね!絶対に勝つわよ!」
…… ……
あばばばばば、船が、兵士が、お金が。
放心する私に桃姫が近寄り微笑みかけてくる。
「ねぇ?」
「ねぇ?じゃないわよ!何してくれてんのアンタ!!」
掴みかかると、桃姫はクスリと笑って言った。
「いや、元々雛菊が攻めてきたのよ?こっちが有利なのは解ってるわね?ごめんなさいは?」
謝れと?
でも、桃姫の目が怖いし、兵は壊滅。
謝るしかないわね……。
「……ご、ごめんなさい、桃姫。許してくれる?」
「もちろんよ。雛菊姫、これからも仲良くしましょう?」
桃姫の慈愛の微笑みに、涙が流れていた。やっぱり桃姫可愛いし優しいし、好きかも……なんで私、怒ってたんだろう。
「本当にごめんなさい……私が悪かったわ。ええ、これからも仲良くしましょう!」
桃姫の差し出す手を掴むと。
ガッシ!!と強く掴まれる。
「ふぇ……?」
桃姫がパチリと指を鳴らすと、キノコボーイ達が私をグルグルと簀巻きに縛っていく。なんで!?
「え?ちょっ、なんで拘束するのよ!」
サングラスをかけたキノコボーイがICレコーダーを手にやってくる。
なにこのキノコボーイ。
『捕まえて飼ってあげるんだから!飽きたら壁に埋め込んで慰安姫にしちゃうんだからね!』
たらり、と私の額から汗が伝う。
「ねぇ、人を殴る時は殴られる覚悟がいるって知ってる?」
ぴっ!?
「ね、ねぇ、桃姫。私達は友達でしょう?」
桃姫は数秒貯め、首を傾げて言った。
「えっと、桃姫?……え……?様じゃなくて?」
様!?なんで私が格下みたいになってるのよ!で、でも目が何だか怖いし。
「……桃姫様、私達は友達でしょう?」
「友達?」
えっ、そこから!?
「ペッなんとかじゃなくて?」
「友達でしょう!?さ、さっきの飼ってやるって言うのは冗談だからね!?」
そして桃姫はヤレヤレと首を振る。
「ねぇ、雛菊。争いは何も産まないっていうわよね?」
「何よいきなり」
そしてニチャアとした笑みを浮かべて私の身体を舐めるように見る。
「な、なによ」
「争いは何も産まないけど
この争いによって
具体的には貴方の態度によっては……
貴方は何かを産むかもしれないわよ?
そんな態度でいいのかしら」
何を産まされるの私!?
桃姫は柔らかそうな金髪碧眼のお気に入りの姫だった。
私はガチ百合である。桃姫の事は顔も身体も性格も私好みだった。
少しずつ友好的に距離を縮めていき、配管工勇者と亀魔王という戦力を失った今、弱みにつけ込んで桃姫を責め(※全年齢対象のマッサージです)たかったのに!!
一緒に寝よう、と言う誘いに乗ってきた桃姫のきれいな顔を見て、今夜は(※全年齢対象のマッサージ)で気持ちいいと言わせてあげるんだから!と意気込み、お互いシャワーを浴びてすぐ。
押し倒そうと身体を寄せたところ、桃姫はすっと私の身体を反転させ
「フヒヒヒヒヒ」
「ちょっ!!!?も、桃姫!?正気に戻って」
逆に桃姫に押し倒された。
「フヒヒヒヒヒフヒヒヒヒヒ」
「んっ……んんっ!?……ぁぁあ!!?」
(※全年齢対象のマッサージです)
桃姫は私を押し倒してむりやりあんなことやこんなことを!私はガチ百合だけどタチだ!ネコじゃないのだ
可愛らしい女の子を辱め、いや。気持ちよくさせて、ダブルミーニングでなかせるのは好きだ。だけど、リバはしないんだからね!
「捕まえて飼ってあげるんだから!飽きたら壁に埋め込んで慰安姫にしちゃうんだからね!」
そして聖ランドから兵士を集めた。
その数、5000。軍船40隻。
クイーンサンクチュアリランド号を筆頭にに乗せ、輸送してきた。
「兵数は心許ないけど、相手はあの弱そうなキノコ達。この戦は楽勝ね!絶対に勝つわよ!」
…… ……
あばばばばば、船が、兵士が、お金が。
放心する私に桃姫が近寄り微笑みかけてくる。
「ねぇ?」
「ねぇ?じゃないわよ!何してくれてんのアンタ!!」
掴みかかると、桃姫はクスリと笑って言った。
「いや、元々雛菊が攻めてきたのよ?こっちが有利なのは解ってるわね?ごめんなさいは?」
謝れと?
でも、桃姫の目が怖いし、兵は壊滅。
謝るしかないわね……。
「……ご、ごめんなさい、桃姫。許してくれる?」
「もちろんよ。雛菊姫、これからも仲良くしましょう?」
桃姫の慈愛の微笑みに、涙が流れていた。やっぱり桃姫可愛いし優しいし、好きかも……なんで私、怒ってたんだろう。
「本当にごめんなさい……私が悪かったわ。ええ、これからも仲良くしましょう!」
桃姫の差し出す手を掴むと。
ガッシ!!と強く掴まれる。
「ふぇ……?」
桃姫がパチリと指を鳴らすと、キノコボーイ達が私をグルグルと簀巻きに縛っていく。なんで!?
「え?ちょっ、なんで拘束するのよ!」
サングラスをかけたキノコボーイがICレコーダーを手にやってくる。
なにこのキノコボーイ。
『捕まえて飼ってあげるんだから!飽きたら壁に埋め込んで慰安姫にしちゃうんだからね!』
たらり、と私の額から汗が伝う。
「ねぇ、人を殴る時は殴られる覚悟がいるって知ってる?」
ぴっ!?
「ね、ねぇ、桃姫。私達は友達でしょう?」
桃姫は数秒貯め、首を傾げて言った。
「えっと、桃姫?……え……?様じゃなくて?」
様!?なんで私が格下みたいになってるのよ!で、でも目が何だか怖いし。
「……桃姫様、私達は友達でしょう?」
「友達?」
えっ、そこから!?
「ペッなんとかじゃなくて?」
「友達でしょう!?さ、さっきの飼ってやるって言うのは冗談だからね!?」
そして桃姫はヤレヤレと首を振る。
「ねぇ、雛菊。争いは何も産まないっていうわよね?」
「何よいきなり」
そしてニチャアとした笑みを浮かべて私の身体を舐めるように見る。
「な、なによ」
「争いは何も産まないけど
この争いによって
具体的には貴方の態度によっては……
貴方は何かを産むかもしれないわよ?
そんな態度でいいのかしら」
何を産まされるの私!?
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