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第一章 女子校追放、聖ヴァレリー女子校へ転入
第13閑 ハムスター令嬢、ヒマワリ視点
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私はハムスター家に産まれました。名前はヒマワリ。
ハム子とかヒマと呼ばれていますが、それはハムスターのように小さいからだったり、友達が居なくて暇そうにしているからでは無い……はず?
身長は150ちょうど。
そこまで小さいわけではありません。
頭は悪くないです。
この間の学年順位は、188人中79番。栄光のセブンティズですよ?
えっ、たいしたことない?
甘いですね。この学校は全国でもとびきり優秀な子女が集められているんです。
なので、ここで70番代といえば、田舎の学校だと学年一位レベルに違いないんです。
確かめたことはありませんがきっとそうなんです。
外見も良いはずです。
この間、街に出てると知らないおじさんから告白されましたし。
一万円札を数枚ピラピラさせ、付き合ってくれと言われました。
お断りしましたが、そのことから女子校から一歩出れば私はモテるのではないかと思います。
そもそも私は男が嫌いですし。
いえ、女の子が恋愛対象ってわけではありませんよ?
芸能人や漫画で見るファンタジーイケメン男子は当然大好きです!
男子と関わったのは中高大一貫性の女子校に入る前。
小学生の頃の普通の男子、と言うのが苦手だったというだけです。
よく物を隠されたり、身体をわざと押されたりしましたし。
「すっごい可愛い子が来たんだって」
「可愛い子?」
「ミーシャ=ヴァレーさんとナギ=ヴァレリーさん。二人ともすっごいお金持ちで可愛いらしいよ」
そうクラスで噂されてるのを聞き、興味本位で覗いてみました。
そこで見たのは、儚げな女の子。
妖精かというような綺麗な容姿の小柄な女の子でした。
学年で彼氏にしたい女子生徒一位。
物凄く整った顔立ちのクロエさんと並んでも見劣りしない。それどころか互いを引き立てあってるようでした。
クロエさんがいることでミーシャさんの可愛らしさが引き立ち、ミーシャさんがいることでクロエさんのかっこよさが引き立ってます。
これはあれですね。
ポテチとチョコレートです。
交互に食べ続けられる組み合わせです。
そこにもう一人の話題だったナギさんが加わります。バランス感覚が絶妙ですね!ポテチ、ポテチ、チョコレート。これくらいのバランスが一番です!
……なんですか?私は太ってませんよ!
ミーシャさんとなら小柄な女子同士仲良くなれそうな気がします。
でもどうやって友達に誘いましょうか。
この学校では有名小説をなぞった姉妹制度があります。当然、学園非公認です。
親密になりたい人にお姉様と言って慕ったり、妹になって名前で呼ばれたり。
娯楽が少ない女子校での疑似恋愛みたいなものです。
中には本当にその世界に入り学園を辞めて駆け落ちする人もいますけどね。
そうしよう。ミーシャさんなら駆け落ちしても後悔はないと思います。
ミーシャさんを養ってあげますよ。
ミーシャさんの方が小柄だから妹ですね!と、勇気を出して妹へ誘ったら私の方が小さいと言われました。
「いや、そんなに小さいはずがない!」
ふふふ、強がっても測ればわかるんですよ?とミーシャさんと背中合わせにする。
体温を感じて少しドキドキしました。
「なんでミーシャの方が高いんでしょうね」
えっ?私ミーシャさんより小さいの!?
存在が儚げで小さく見えると言う言葉に、思わず言葉を崩して「解るわ~」と言うと、ミーシャさんは怒ってました。
怒った顔も可愛かったです。
私が妹でもいいからお友達になりたいな、と。そんなミーシャさんを見て思いました。
ハム子とかヒマと呼ばれていますが、それはハムスターのように小さいからだったり、友達が居なくて暇そうにしているからでは無い……はず?
身長は150ちょうど。
そこまで小さいわけではありません。
頭は悪くないです。
この間の学年順位は、188人中79番。栄光のセブンティズですよ?
えっ、たいしたことない?
甘いですね。この学校は全国でもとびきり優秀な子女が集められているんです。
なので、ここで70番代といえば、田舎の学校だと学年一位レベルに違いないんです。
確かめたことはありませんがきっとそうなんです。
外見も良いはずです。
この間、街に出てると知らないおじさんから告白されましたし。
一万円札を数枚ピラピラさせ、付き合ってくれと言われました。
お断りしましたが、そのことから女子校から一歩出れば私はモテるのではないかと思います。
そもそも私は男が嫌いですし。
いえ、女の子が恋愛対象ってわけではありませんよ?
芸能人や漫画で見るファンタジーイケメン男子は当然大好きです!
男子と関わったのは中高大一貫性の女子校に入る前。
小学生の頃の普通の男子、と言うのが苦手だったというだけです。
よく物を隠されたり、身体をわざと押されたりしましたし。
「すっごい可愛い子が来たんだって」
「可愛い子?」
「ミーシャ=ヴァレーさんとナギ=ヴァレリーさん。二人ともすっごいお金持ちで可愛いらしいよ」
そうクラスで噂されてるのを聞き、興味本位で覗いてみました。
そこで見たのは、儚げな女の子。
妖精かというような綺麗な容姿の小柄な女の子でした。
学年で彼氏にしたい女子生徒一位。
物凄く整った顔立ちのクロエさんと並んでも見劣りしない。それどころか互いを引き立てあってるようでした。
クロエさんがいることでミーシャさんの可愛らしさが引き立ち、ミーシャさんがいることでクロエさんのかっこよさが引き立ってます。
これはあれですね。
ポテチとチョコレートです。
交互に食べ続けられる組み合わせです。
そこにもう一人の話題だったナギさんが加わります。バランス感覚が絶妙ですね!ポテチ、ポテチ、チョコレート。これくらいのバランスが一番です!
……なんですか?私は太ってませんよ!
ミーシャさんとなら小柄な女子同士仲良くなれそうな気がします。
でもどうやって友達に誘いましょうか。
この学校では有名小説をなぞった姉妹制度があります。当然、学園非公認です。
親密になりたい人にお姉様と言って慕ったり、妹になって名前で呼ばれたり。
娯楽が少ない女子校での疑似恋愛みたいなものです。
中には本当にその世界に入り学園を辞めて駆け落ちする人もいますけどね。
そうしよう。ミーシャさんなら駆け落ちしても後悔はないと思います。
ミーシャさんを養ってあげますよ。
ミーシャさんの方が小柄だから妹ですね!と、勇気を出して妹へ誘ったら私の方が小さいと言われました。
「いや、そんなに小さいはずがない!」
ふふふ、強がっても測ればわかるんですよ?とミーシャさんと背中合わせにする。
体温を感じて少しドキドキしました。
「なんでミーシャの方が高いんでしょうね」
えっ?私ミーシャさんより小さいの!?
存在が儚げで小さく見えると言う言葉に、思わず言葉を崩して「解るわ~」と言うと、ミーシャさんは怒ってました。
怒った顔も可愛かったです。
私が妹でもいいからお友達になりたいな、と。そんなミーシャさんを見て思いました。
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