2 / 9
有給休暇という名の恐怖週間
しおりを挟む
あの後、散々孝太郎の肉茎で中を擦られて、夜中の3時過ぎまで盛んに愛を紬あっていた。1回、いいや3回だ。それに、孝太郎は世に言う遅漏でなかなかイかないために、環奈ばかり何度もイかされる羽目になった。環奈はテストも終わり、夏休みだし、孝太郎は有給休暇で休みだ。しかし、1週間このような生活が続くのかと気づいてしまった環奈は寝起きなのにも関わらず、ゾッとしてしまった。
上半身を起こして、寝息をたてて横で眠る夫の端正な顔を見つめた。環奈が時計を見ると、10時過ぎでいつもならば二人とも起きているような時間だ。普段、睡眠時間が短い孝太郎が睡眠を貪るのも無理はない。休みの日だからと言って、精力的に活動などする必要もない。
(ただ、明日からは空けておけって言ってたわよね?)
ひとまず、ベッドから脱出し、メイクと着替えを済ませた。そして、朝食にしては少し遅いのでカットしたフルーツを摘まみながら、撮り溜めたアニメを観始めた。いつも孝太郎に隠れてこっそり楽しんでいる美少年な中高生が出てくるスポーツアニメが環奈の大のお気に入りだ。孝太郎にこの趣味がバレたら、なんと言われることだろうか。ヲタクな嫁なんて絶対許容しそうにはなさそうな人物だ。
「環奈は、若い男が好きなのか?」
少し不機嫌そうな声が聞こえて、振り向くとそこには無表情な孝太郎が立っていた。夢中になり過ぎて、夫が起きてリビングにやってきたことすらも環奈は気づいていなかった。とんだ、失態だ。そして、次に気持ち悪いとか言われるのではないかと思い、身を縮こまさせた。
「やはり、俺じゃだめなのか? 俺みたいな9歳も歳が離れたおっさんじゃダメなのか?」
「え?」
環奈は驚きのあまりそんな声をあげてしまった。そして、孝太郎が頭を抱えて環奈が座るソファーにどさりと腰を落とした。
「お前が年上の友達とバーに来るから、ずっと気になっていたんだ。けど、それが自分のものにしたいという気持ちでどうしたら俺のものにできるかと必死で考えたんだ。ただ、バーでの顔見知り程度の俺だ。だから、あの日は勇気を出して、お前に酒をご馳走したんだ。もちろん、お前が未成年だって言うのも知っていたし、たぶん男も知らないだろうという推測もしていた。それで、酔ったお前に中出ししていいかもきちんと確認してから中出ししたんだ。それで既成事実を作り上げて、責任を取ると言ってお前を嫁にした。そんな卑怯な俺が……」
と孝太郎が一気に話したが、そんな裏話を環奈が知った話ではない。ただただ朝起きたら、ラブホで抱き合っていた超絶イケメンのスーパーエリートに「子供が出来たかもしれないから責任をとりたい」と言って、話はうまいこと進み、スピード結婚という運びとなったのだから。
上半身を起こして、寝息をたてて横で眠る夫の端正な顔を見つめた。環奈が時計を見ると、10時過ぎでいつもならば二人とも起きているような時間だ。普段、睡眠時間が短い孝太郎が睡眠を貪るのも無理はない。休みの日だからと言って、精力的に活動などする必要もない。
(ただ、明日からは空けておけって言ってたわよね?)
ひとまず、ベッドから脱出し、メイクと着替えを済ませた。そして、朝食にしては少し遅いのでカットしたフルーツを摘まみながら、撮り溜めたアニメを観始めた。いつも孝太郎に隠れてこっそり楽しんでいる美少年な中高生が出てくるスポーツアニメが環奈の大のお気に入りだ。孝太郎にこの趣味がバレたら、なんと言われることだろうか。ヲタクな嫁なんて絶対許容しそうにはなさそうな人物だ。
「環奈は、若い男が好きなのか?」
少し不機嫌そうな声が聞こえて、振り向くとそこには無表情な孝太郎が立っていた。夢中になり過ぎて、夫が起きてリビングにやってきたことすらも環奈は気づいていなかった。とんだ、失態だ。そして、次に気持ち悪いとか言われるのではないかと思い、身を縮こまさせた。
「やはり、俺じゃだめなのか? 俺みたいな9歳も歳が離れたおっさんじゃダメなのか?」
「え?」
環奈は驚きのあまりそんな声をあげてしまった。そして、孝太郎が頭を抱えて環奈が座るソファーにどさりと腰を落とした。
「お前が年上の友達とバーに来るから、ずっと気になっていたんだ。けど、それが自分のものにしたいという気持ちでどうしたら俺のものにできるかと必死で考えたんだ。ただ、バーでの顔見知り程度の俺だ。だから、あの日は勇気を出して、お前に酒をご馳走したんだ。もちろん、お前が未成年だって言うのも知っていたし、たぶん男も知らないだろうという推測もしていた。それで、酔ったお前に中出ししていいかもきちんと確認してから中出ししたんだ。それで既成事実を作り上げて、責任を取ると言ってお前を嫁にした。そんな卑怯な俺が……」
と孝太郎が一気に話したが、そんな裏話を環奈が知った話ではない。ただただ朝起きたら、ラブホで抱き合っていた超絶イケメンのスーパーエリートに「子供が出来たかもしれないから責任をとりたい」と言って、話はうまいこと進み、スピード結婚という運びとなったのだから。
1
お気に入りに追加
637
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
お兄ちゃんはお医者さん!?
すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。
如月 陽菜(きさらぎ ひな)
病院が苦手。
如月 陽菜の主治医。25歳。
高橋 翔平(たかはし しょうへい)
内科医の医師。
※このお話に出てくるものは
現実とは何の関係もございません。
※治療法、病名など
ほぼ知識なしで書かせて頂きました。
お楽しみください♪♪
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる