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ハロウィン 旦那様の思惑 その1
しおりを挟むもうすぐ、10月31日。
そうハロウィーンがやってくる。ハロウィーンといえば、定番となりつつあるコスプレ。
ハロウィーンをこじつけに乃愛に何を着せようかと俺は考えていた。
けれども、残念なことにハロウィーン当日は平日だ。だから、できたら当日は回避して……と考え事をしていると「和樹さん」というかわいらしい声が聞こえた。
「ごめんなさい……もしかして仕事中でした?」
「いや、考え事をしてただけだよ」
相変わらず、乃愛はかわいい。
早めに手に入れてよかったと思っている。ロリコンだとか周りからは言われるけれどもそれでもいいんだ。乃愛がかわいらしくて好きだから。
ちらりと乃愛のほうを見れば、なんだかしかめっ面をしていて、またそれもかわいらしかった。
「また何か変なこと考えてるでしょ?」
と聞いてきて、それはそれで図星だったけれども、「ちがう」と答えておいた。
さて、コスプレは何を着させようかと俺は再び妄想を繰り広げはじめた。
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