2 / 20
婚約からの結婚?
ROUND1:彼の正体
しおりを挟む
彼の話しによれば、こうだ……ーーー。
深夜帯に彼の住むタワーマンションの前で私がペットボトルを持って座り込んでいた。
たまたま帰宅した彼は私に気がつき、声をかけたら、私が彼に抱きついたらしい。
『結婚して………!!』
その後、私は叫んだらしい。で、そのまま寝てしまったからとりあえず部屋に運んだが、鞄から婚姻届を出したりして、泣きわめいたらしいのだ。
「そうよ…………わたし、結婚しようって言ってた彼氏に浮気されたんだ!」
ひとまず浮気のはなしは置いておいて、前後の記憶がなんとなく繋がったが、どうして目の前のイケメンが快諾してくれたのかわからない。
「どうして、私と婚約なんて」
「俺、君みたいな純粋な子を探してたんだ」
彼はそうにっこり笑った。
純粋な子……? どうして?
こんなイケメンなら、女の子なんて簡単に掴まえられるでしょ。ん、イケメン………イケメンなサッカー選手………? そういえば、この間熱愛報道が出てたのは槇ノ内進だ。そういえば、わたしのイケメンも槇ノ内……………。
「え、槇ノ内進? 日本代表の? え?」
「そうそう、よく気づいたね」
「あ?」
何がなんだかよくわからない。超有名選手の槇ノ内進が目の前にいて、私の婚約者なんて、ありえない。
「びっくりしてるな。まあ、そろそろ身も固めたかったし、バカな女よりは賢い女のほうが好きだし…………何より、新菜ちゃんかわいいから」
そんな単純な理由で婚約していいのだろうか。
「じゃあ、さっそく報告しなきゃな」
え、この婚約まじでするんですか? 待って待ってと思い、槇ノ内さんのシャツを摘まめば、おでこにキスをされた。
「これから楽しくなりそうだね、新菜ちゃん」
彼は不敵な笑みを見せた。
深夜帯に彼の住むタワーマンションの前で私がペットボトルを持って座り込んでいた。
たまたま帰宅した彼は私に気がつき、声をかけたら、私が彼に抱きついたらしい。
『結婚して………!!』
その後、私は叫んだらしい。で、そのまま寝てしまったからとりあえず部屋に運んだが、鞄から婚姻届を出したりして、泣きわめいたらしいのだ。
「そうよ…………わたし、結婚しようって言ってた彼氏に浮気されたんだ!」
ひとまず浮気のはなしは置いておいて、前後の記憶がなんとなく繋がったが、どうして目の前のイケメンが快諾してくれたのかわからない。
「どうして、私と婚約なんて」
「俺、君みたいな純粋な子を探してたんだ」
彼はそうにっこり笑った。
純粋な子……? どうして?
こんなイケメンなら、女の子なんて簡単に掴まえられるでしょ。ん、イケメン………イケメンなサッカー選手………? そういえば、この間熱愛報道が出てたのは槇ノ内進だ。そういえば、わたしのイケメンも槇ノ内……………。
「え、槇ノ内進? 日本代表の? え?」
「そうそう、よく気づいたね」
「あ?」
何がなんだかよくわからない。超有名選手の槇ノ内進が目の前にいて、私の婚約者なんて、ありえない。
「びっくりしてるな。まあ、そろそろ身も固めたかったし、バカな女よりは賢い女のほうが好きだし…………何より、新菜ちゃんかわいいから」
そんな単純な理由で婚約していいのだろうか。
「じゃあ、さっそく報告しなきゃな」
え、この婚約まじでするんですか? 待って待ってと思い、槇ノ内さんのシャツを摘まめば、おでこにキスをされた。
「これから楽しくなりそうだね、新菜ちゃん」
彼は不敵な笑みを見せた。
0
お気に入りに追加
493
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる