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第1章 公爵と戯れを
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公爵様の指が花園の蕾を擦った。そうすると、体が思わずびくりと反応してしまった。
「……やっ…………だ、めっ……」
恥ずかしさのあまりに体を後退させようとすれば、公爵様によって元の位置に引きずり戻されてしまった。そして、ぴたりと公爵様の手の動きが止まったかと思ったら、ねとりと舌が私の耳を舐めあげた。
「セシリア、そんなに嫌ならもうしないよ?」
掠れた声で公爵様がそう囁けば、花園が快感を求めてひくひくと動いていた。
「嫌じゃあないなら、おねだりしないとね。セシリア?」
公爵様の掌が触るか触らないかの感覚で、太腿を往復していく。その感覚は私に甘美な快楽を求めよと訴えかけてきた。そして、じわりじわりと私の花園の奥が熱を帯び始めて、我慢が出来なくなってしまった。
「ヴァロア様……お願い……熱いのっ………奥がっ………おかしいのっ」
「ああ、私の可愛い子猫……―――」
首筋にキスを落とされて、公爵様の手は再び私の花園を愛でるように撫で始めた。しかし、先程までとは手つきが違かった。急に何か違和感を感じた。そうするとまたもや公爵様が私の耳元で囁いた。
「今、指を挿れたんだ。痛みはないかい?」
「んっ……変な感じっ……」
痛みはないが、異物を入れられた違和感は多少なりとも感じる。ごつごつとした公爵様の男性らしい指が膣内で動いているのはわかった。急に快感が体を走って、ぴくりと反応すると公爵様は何やら悪戯っぽく笑った。
「子猫はここが気持ちいいんだね?」
「んっ……あっ……」
執拗に同じ部分だけを公爵様は責めてくる。そして、公爵様は「子猫は乳首が感じるんだったね」と思い出したようにいって、舌で転がすように乳首をいじり始めた。
「あっ………んっ、き……もち……いい」
そういえば、公爵様の瞳に欲望が宿った気がした。そうして、腹部の圧迫感は先程よりも増した。二本もいれるの?と思っていれば、バラバラと指を動かし始めてさらに快感が増していく。そして、追い詰められて何か出そうになるような感覚に襲われる。
「何か……で……出ちゃうっ……だめっ……」
「大丈夫、そのまま気持ちよくなってごらん?」
急に足がぴんっと伸びて、体は弓なりに弧を描いた。そうして、今まで感じたことのないような快感に襲われて、秘所からは透明な液体が溢れだし、公爵様の体を濡らした。お漏らしをしてしまったのかと思い、羞恥のあまり目からは涙があふれ出してしまった。しかし、息が上がって声が出ない。
「はぁっ……はぁっん……」
「あれはお漏らしじゃない。気持ちいいと出てしまうものだ。イクのも初めてだろうし、仕方ない」
「イク……?」
「気持ちよさが限界まできて果てることを言うんだよ。子猫」
「……やっ…………だ、めっ……」
恥ずかしさのあまりに体を後退させようとすれば、公爵様によって元の位置に引きずり戻されてしまった。そして、ぴたりと公爵様の手の動きが止まったかと思ったら、ねとりと舌が私の耳を舐めあげた。
「セシリア、そんなに嫌ならもうしないよ?」
掠れた声で公爵様がそう囁けば、花園が快感を求めてひくひくと動いていた。
「嫌じゃあないなら、おねだりしないとね。セシリア?」
公爵様の掌が触るか触らないかの感覚で、太腿を往復していく。その感覚は私に甘美な快楽を求めよと訴えかけてきた。そして、じわりじわりと私の花園の奥が熱を帯び始めて、我慢が出来なくなってしまった。
「ヴァロア様……お願い……熱いのっ………奥がっ………おかしいのっ」
「ああ、私の可愛い子猫……―――」
首筋にキスを落とされて、公爵様の手は再び私の花園を愛でるように撫で始めた。しかし、先程までとは手つきが違かった。急に何か違和感を感じた。そうするとまたもや公爵様が私の耳元で囁いた。
「今、指を挿れたんだ。痛みはないかい?」
「んっ……変な感じっ……」
痛みはないが、異物を入れられた違和感は多少なりとも感じる。ごつごつとした公爵様の男性らしい指が膣内で動いているのはわかった。急に快感が体を走って、ぴくりと反応すると公爵様は何やら悪戯っぽく笑った。
「子猫はここが気持ちいいんだね?」
「んっ……あっ……」
執拗に同じ部分だけを公爵様は責めてくる。そして、公爵様は「子猫は乳首が感じるんだったね」と思い出したようにいって、舌で転がすように乳首をいじり始めた。
「あっ………んっ、き……もち……いい」
そういえば、公爵様の瞳に欲望が宿った気がした。そうして、腹部の圧迫感は先程よりも増した。二本もいれるの?と思っていれば、バラバラと指を動かし始めてさらに快感が増していく。そして、追い詰められて何か出そうになるような感覚に襲われる。
「何か……で……出ちゃうっ……だめっ……」
「大丈夫、そのまま気持ちよくなってごらん?」
急に足がぴんっと伸びて、体は弓なりに弧を描いた。そうして、今まで感じたことのないような快感に襲われて、秘所からは透明な液体が溢れだし、公爵様の体を濡らした。お漏らしをしてしまったのかと思い、羞恥のあまり目からは涙があふれ出してしまった。しかし、息が上がって声が出ない。
「はぁっ……はぁっん……」
「あれはお漏らしじゃない。気持ちいいと出てしまうものだ。イクのも初めてだろうし、仕方ない」
「イク……?」
「気持ちよさが限界まできて果てることを言うんだよ。子猫」
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