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三章

三話 言うなぁあああああああああああああああああああああああ! その八

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 な、何言いやがるんだ、コイツは?
 俺も上春も眉をひそめ、上春信吾に目で非難する。
 せっかく仲直りできたと思ったのに、なぜ邪魔をするのか、理解できない。その為にこのリビングにみんなを集めたのではないのか?
 俺は上春信吾を非難する。

「なぜ、仲直りの邪魔をする。俺と上春の喧嘩を続けさせる気か?」
「そんなことは言っていない。まだ早いって言っただけだから。だって、根本的な事は何一つ解決していないでしょ? 現に咲は正道君に自分の気持ちを全然伝えていない。そうでしょ、咲」
「そ、それは……」

 どういうことだ? 上春は俺に何か言いたいことがあるのか? クリスマスや家族の事で言い足りないことがあるのか?
 だが、ここがお互い妥協できる線引きだぞ。俺は再婚について反対だし、上春は再婚を望んでいる。
 お互い譲ることのできない主張をぶつけあわせようというのか?

 そんなことをしたら、また喧嘩になる。今日はもう、いいだろうが。
 お前の望む家族一緒の楽しいクリスマスを、自分の手で壊す気なのか?
 たとえ、偽りの家族ごっこだとしても、クリスマスくらいいさかいを忘れてもいいだろうが。

 くそ! なぜだ! 俺にとって、偽りの家族ごっこなんてまっぴらごめんなのに、どうしてか、いいようのない怒りを感じてしまう。
 俺は気に入っているのか? 今の家族ごっこが?
 違う、そんなはずはない。そんなはずは……。

「ねえ、正道君。僕は澪さんと結婚して、幸せな家庭を築きたい。咲が、強が、みんなが笑って暮らせる家族でありたい。その輪の中に、正道君、キミも一緒にいてほしいんだ。キミは澪さんの子供だから」
「確かに、そこにいる女は俺を産んだ女だ。だが、もう、俺の家族じゃない。俺の家族は、ここにいる義信さんと楓さんの二人だけだ。それ以上はいらない。必要ない」

 そうだ。父親、母親に捨てられたが、それでも、俺には義信さんと楓さんという家族がいる。
 俺は藤堂の姓を誇りに思っている。義信さんの正義感に、楓さんの優しさに憧れ、救われた。
 だから、俺の家族は義信さんと楓さん以外ありえない。

「でもね、正道君。キミがどう思っても、思い込んでも、二人の子供は澪さんなんだ。キミじゃない。キミはお孫さんなんだよ」
「……何が言いたい」

 奥歯が砕けそうになるくらい、強く噛みしめる。上春信吾は俺の殺意丸出しの視線を受け止め、結論を出した。

「キミ達は家族になれても、親子にはなれない。そして、正道君の問題を解決するには、親が必要となる。そういうことだよ」

 俺の問題だと? その解決策にあの女が必要だと?
 俺は無意識に女を見てしまった。女は俺と視線が合った瞬間、目をそらす。その行動に、俺は激しい怒りが沸き上がる。
 逆だろうが。この女がいるから、問題は続くんだろうが。やはり、この女は疫病神だ。

「なぜ、そんなことが言い切れる。それはお前の勝手な推測だろうが」
「だって、正道君が人と距離を置くのは、澪さんに捨てられたからでしょ? つまり、両親に捨てられたことがトラウマになって、キミは恋人や親しい人を作れないでいる。違うかい?」

 俺の脳裏に、御堂や伊藤の悲しげな顔が浮かび上がる。上春信吾に痛いところをつかれ、一瞬、言葉が詰まる。

「……だからどうした? もし、仮にそうだとして、今、何の関係がある?」
「大ありだよ。正道君の問題を解決するには両親との和解が必要不可欠になる。もう、僕の言いたい事は分かるよね? 正道君を救うことができるのは、義信さんや楓さんではない、世界でたった二人しかいないんだよ。それは正道君の本当の両親だ。だけど、正道君のお父さんと和解することはできないんだよね? もう、正道君のお父さんは再婚して、新しい人生を歩んでいる。そこに正道君の居場所はない。でも、澪さんとならやり直せる。きっと、そこに正道君のトラウマを克服する方法があると僕は思う」
「ふざけるな!」

 俺はちゃぶ台を思いっきり叩いた。冗談じゃない! この女とやり直せるはずがない。ありえない。
 女だって、どうせ口だけだ。上春信吾の点数稼ぎで俺とやり直したいと言っているに決まっている。

「ふざけていない。正道君、キミは澪さんの覚悟をあまくみている。彼女がどれだけの決意でここにいるか、分かっていない」

 上春信吾はぽんっと女の背中を叩く。その行動に勇気づけられたかのように女は俺をまっすぐに見つめる。
 真摯な眼差しに、今度は俺が目をそらしてしまう。
 くそっ! なんでだ。どうして、女の視線に目をそらしてしまったんだ。これではまるで、俺が女を恐れているみたいじゃないか。

「たとえ、どんな覚悟があろうと関係ない。ほうっておいてくれ」
「逃げるの?」

 逃げてない……そう言いたかったが、女から目をそらした状態で何を言っても無駄だろう。
 上春信吾の言っていることは正しいのかもしれない。それでも、俺は今の生活を捨てたくない。
 この女とやり直すということは、義信さんと楓さんと離れ離れになるということだ。
 たとえ、親がいなくても、トラウマを抱えていても、俺は……。

「正道君。澪さんと一緒にやり直したくない理由の一つに、二人と別れることが嫌なんだよね?」
「ああっ。俺の家族は義信さんと楓さんの二人なんだ。別れたくない」
「だったら、別れなければいい」
「?」

 どういうことだ? 上春信吾は俺に、新しい家族として一緒に暮らしたいとのことではないのか?
 上春信吾は今、この家に居候いそうろうしているが、新しい住居を探しているはずだ。それが決まれば、ここを出ていくはず。
 そうなれば、義信さんと楓さんとは別れてしまうではないか。

「今から話すことは、お義父さんとお義母さんにも許可はもらっている。だから、心して聞いてほしい」

 上春信吾は何を言い出すんだ? 全く予測できない。また不安が押し寄せてくる。
 上春信吾は心配ないぞ、そう言いたげに笑顔を向けてきた。

「僕達は正式にこの藤堂家で暮らすことになりました」

 な、なんだと? この家で暮らす? 俺が女と一緒に暮らすことで、義信さんと楓さんと別れることを防ぐためにか?
 確かに、その方法なら、女と一緒に暮らすことができて、なおかつ、義信さん達と別れずにすむが……いや、待て。納得しかけてどうする。
 別にそれだけの理由で女と一緒に暮らしたくないと言っているわけではない。
 その点をはっきりと言ってやろうとしたとき。

「ま、待ってください!」

 うおっ!
 いきなりなんだ? 突然、上春が食って掛かっているが、何かおかしかったか?
 上春信吾の提案は上春にとって好都合の提案だ。なのに、血相を変えて否定しようとするなんておかしくないか?
 いつもの大人しい上春らしくない。

「諦めるんですか? せっかくチャンスがきたのに!」

 チャンス? 諦める? 何のことだ?
 詰め寄る上春を、上春信吾はそっと両肩に手をやる。

「いいんだ。僕はね、咲、本気で家族の事を、四人の父親になろうって決心したんだ。咲、陽菜、強、正道君。全員、僕達の子だ。だから、応援してくれないか?」
「……」

 なんて言っていいのか、分からなかった。二人の間に、上春信吾の決意にどんな意味があるのか?
 赤の他人の俺には分からない。それでも、上春信吾の決意はかなりおもいものだと、肌で感じていた。

「……私は反対です。家族は一緒に住むべきですが、夢を諦める理由には……」

 上春のあまりにも小さくてささやくような抵抗は、上春信吾には届かず、空中で消えてしまう。
 うつむく上春に、上春信吾はそっと上春の頭を撫でる。
 上春信吾は俺と向き合い、俺の目をまっすぐ見て、尋ねてきた。

「ごほん! 正道君、どうかな? 僕達と家族になってくれないかな?」
「……どうしてだ? どうして、そこまでして俺と家族になろうとする?」

 怖い……それが俺の本音だった。
 どうして、上春信吾は俺を求める? 俺と家族になろうとする?
 女の気をくためか? それとも、何かあるのか?
 俺の知らない何かメリットがあって、それが欲しくて誘っているのか? だとしたら、それは何なんだ?

 分からない……理解できない……知らないことがこんなにも怖いだなんて知らなかった。
 何が起こるか分からない。何をもたらすのか予測できない。その先に、俺はどう変わってしまうのか、想像できない。
 上春信吾が俺の肩に手を置く。俺はあまりの恐怖に、体が硬直して動けずにいた。

「何も怖がることはないよ、正道君。僕達はね、不完全なんだ」
「不完全?」

 上春信吾は苦笑いを浮かべ、告白する。

「そうさ。僕は結婚しないまま、妻がいないまま、子持ちの父親になった。いろいろと苦労したよ。内心、咲や強に嫌われるのが怖くて、いつも二人の顔色ばかりうかがっていた。特に陽菜が入院してからは余計にね」
「その件はすまん。俺達が……」
「いや、いいよ。陽菜が望んでやったことだから。陽菜はきっと後悔していない。けど、僕は……自分を責め続けた。もっと、もっとしっかりしなきゃって思ったんだ。でも、正道君のおかげで分かったんだ。親として、子供にははっきりと大切なことを言わなきゃいけないんだって。それが親なんだって。もう、失敗したくない……今度こそ僕は胸を張って咲や強、陽菜の父親でいたいんだ」

 上春信吾の言葉に強い意志と覚悟を感じる。この決意は上春信吾が悩みに悩み、導き出した答えなのだろう。
 この決意から逃げてはいけない。上春信吾から目をそらしてはならない。そんな気がした。

「でも、僕は弱い。職もないし、住む家……はあるけど、その日その日の生活費しか稼げない。ダメな父親さ」
「おいおい、さっきの意思表明はどうしたんだ? いきなり泣き言か?」

 たとえ、そうだったとしても、父親は子供に弱気なところを見せちゃダメだろ。
 子供にとって、父親は家族を引っ張っていく存在だ。文字通り、大黒柱といってもいい。
 父親が不安になれば、子供も不安になってしまうから、弱気なところを見せてはならない。そう思っていた。
 上春信吾は自信満々に笑っている姿を見て、俺はその違和感に眉をひそめてしまう。

「泣き言じゃないよ。受け入れただけさ。今の自分をね。本当の父親になれたからって、職が手に入るわけでもなし、居候の身だし、何も変わらない。でも、気づいたんだ」
「……何にだ?」

 俺の問いに、上春信吾はまるでとっておきの秘密を明かすかのような、子供っぽい笑顔で俺に語りかけてくる。

「家族は父親一人ではなれないってことさ。家族は父親と母親と子供がいて、触れあって家族になれるんだって。そんな当たり前のことにやっと気づけたんだ」

 本当に当たり前のことだった。だが、俺は上春信吾をバカにすることは出来なかった。
 当たり前すぎて、気づけないのだ。家族と触れあうことが、言いたいことを言うのがどれだけ大変か。その勇気と苦労をいつのまにか忘れてしまう。

「悩みがあれば、一人で抱え込まずに妻に相談すればいい。疲れたら、子供に元気を分けてもらえればいい。でも、僕自身もみんなのために頑張らないといけない。妻の言葉と子供達の声を聞いて、いつも、いつでも家族のために考えなきゃいけなかった。家族だからって何も言わなくても分かってもらえるなんてただの幻想なんだ。家族だからこそ、嫌われても、失敗しても、うまくいかなくても、諦めずに言葉を交わしてお互いの意見を言い合わなきゃいけない。お互い助け合って、理解し合っていく過程で僕達は家族になっていくんだ」

 上春信吾の言っていることは大げさなことだとは俺には思えなかったが、壮大な理想論であるとも思っていた。
 人は言葉を尽くして語り合っても、分かり合えるとは限らない。分かり合えない方が多いだろう。
 それぞれの立場、性別、価値観などで譲れない部分が出てきて、お互い妥協するか、力で自分の意見を押し通すなどの選択肢がつきつけられる。
 それは家族でも同じだ。いや、家族だからこそ、分かり合うのが難しいのかもしれない。
 それは両親の離婚で嫌という程味わった。 

 それでも、上春信吾は理解し合おうと努力すると言っている。たとえ、子供や妻に嫌われても、失敗しても、対話を辞めないと言っているのだ。
 なぜか? 家族であろうとするためだ。

 だが、上春信吾は父親であるが故、家族を養う為に働き、家族を養っていく必要がある。
 仕事でヘトヘトになった状態で、自分の時間を犠牲にして妻や子供達の為に時間を惜しみなく費やすのはかなりの労力になる。
 休日でも、家族のために行動するのは気が休まることはないだろう。
 しかも、必ず成功するわけでもなく、失敗や諍いで時間は無駄になり、更に最悪になる可能性だってある。
 だったら、何もせずにお互い深く踏み込まないで表面上だけでも仲良しを演じた方が、みんなの為かもしれない。
 誰も傷つかないし、上辺だけでも仲良し家族になれる。

 俺は上春信吾に疑問を叩きつける。

「そんなこと……本気で思っているのか? お前一人が頑張ったところでみんながついてくるわけじゃないぞ。お前にはあるのか? この血のつながりのない家族をまとめる方法が」

 ただの家族じゃない。訳ありの他人同士の集まりだ。
 上春信吾、お前は何を企んでいる?

「言ったでしょ? 家族はお互い助け合うって。僕には澪さんっていう頼もしいパートナーがいる。これで父親、母親の機能が発揮できる。でも、まだ足りないから、キミの力が必要なんだ。何度でも頼むよ……僕に力を貸してほしい。もちろん、正道君にとってもメリットのある話だよ」

 メリット? なんだそれは? それに俺を欲する理由が分からない。
 上春信吾のことは俺も認めている。強や上春だって、上春信吾には感謝しているし、父親だって思っているだろう。
 きっと、上春や強の父親は、二人の事情を知る上春信吾でなければ無理だと確信している。
 だが、上春信吾は現状に甘んじていない。もっとよりよき未来を、幸せを求めていた。
 上春信吾は強い。そのうえ、対になる母親そんざいを手に入れた。なのに、どうして、弱い俺の力を欲する?

「正道君、キミにも家族はいる。義信さんと楓さんだ。でも、本物の家族じゃない」
「……まだ言うか。俺の家族は義信さんと楓さんだけだ。他にはいない」
「ならどうして、さん付けするの?」

 一瞬、上春信吾が何を指摘したのか、分からなかった。
 さん付けする? そんなことは当たり前だろ。二人は人生の先輩であり、ガキの俺なんかが呼び捨てにできるわけがないだろうが。
 だが、上春信吾の指摘はそんなことではなかった。

「正道君が二人のことを本当の親だと思っているなら、父さん、母さんと呼べばいいじゃない。もしくは、おじいちゃん、おばあちゃんでもいいと思う。でも、キミは二人をさん付けして呼ぶ。なぜだい?」

 言葉が出てこなかった。上春信吾の疑問はもっともだろう。
 俺は二人を家族だと言っておきながら、さん付けしている。さん付けなんて他人行儀でよそよそしい態度だ。家族にふさわしくない。

 なぜ、俺が義信さん達をさん付けで呼ぶのか? 理由は……理由は……。
 喉がからからに乾くのを自覚してしまう。うまく言葉が出てこないことに、汗が出てくる。
 分かっているんだ。理由を口にしてしまうと、今の関係が壊れてしまう。
 嘘が義信さんと楓さんに見破られてしまう。そうなったら、また俺は捨てられる。

 嫌だ……捨てられるのは……一人になるのは怖いんだ。
 自分を必死に護ろうと沈黙し続ける俺に、上春信吾は許してくれなかった。

「義信さんも楓さんも、正道君によそよそしいというか、遠慮しているのが見ていて分かるんだ。義信さんは澪さんよりもキミに気を遣っている。楓さんはキミをさん付けで呼んでいる。僕はその態度を見て、疑問に感じていた。その答えは最近分かったんだ。咲が教えてくれたよ」
「わ、私ですか?」

 いきなり自分の名前を呼ばれた上春は目を丸くしている。
 上春が教えてくれた? 何を上春は上春信吾に教えたんだ?
 上春と目が合うと、上春は全力でぶんぶんと首を左右に振る。きっと、上春は上春信吾に俺の何かをチクったと勘違いし、慌てて否定しているのだろう。
 上春の態度を見ると、上春が何か直接上春信吾に言ったわけではなさそうだ。だとしたら、上春信吾は上春から何を教わったというのか。

「正道君、キミは昔、自分が犯した事件のせいで両親と別れてしまった。そして、捨てられたと思っている。違うかい?」
「捨てられたと思ってはいない。捨てられたと認識しているだけだ」

 ここは大事なことだ。俺の勘違いではない。確実に、俺は目の前にいる女に捨てられたのだ。
 女が何か言いたげな顔をしているが、上春信吾がさっと手で制し、言葉を止める。

「もう一つ、質問。そのせいで、正道君は親しい人を作らなくなった。捨てられるのが怖いから。違うかい?」
「……」

 俺は無言で答える。そんなこと、今は関係ない。答える必要なんてない。それだけだ。

「無言ってことは否定しないってことだよね? まあ、裏はとってあるんだけどね。実は僕の今の推測を義信さん達に話したんだ」
「!」

 余計なことを!
 俺は上春信吾に殺気を込めて睨みつける。どうして、余計なことばかりするんだ、コイツは。どこまで、踏み込んでくる気なんだ、この男は。
 俺は無意識に、義信さん達を見てしまう。

 義信さんは目をつぶって、上春信吾の言葉に耳を傾けている。
 楓さんは、うつむき、じっとしている。
 上春信吾の問いに、二人は何て答えたのだろう?
 その疑問に、上春信吾が答える。

「二人は認めてくれたよ。僕の言ったことは正しいって。それで確信した。キミ達は……」
「言うなぁあああああああああああああああああああああああ!」

 俺は上春信吾の胸倉をつかみ、壁に叩きつける。言わせてはならない。黙らせるしかない。もし、これ以上話を続けるのなら……コイツを……。

 
 コロサナケレバナラナイ。
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