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六章
六話 ハーレム男の落日 風紀委員編 その四
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「風紀委員長、冷静なことが大事ですか?」
「そうです。そして、それは私が一番ふさわしいです。私なら余計な感情を持ち込まず、押水君の行動について冷静に判断できます。私こそ適任者です」
高城先輩は胸を張って答える。俺はうつむき、湧き上がる喜びを押さえつけた。
聞いたぞ、高城先輩。
高城先輩のこの言葉を引きだしたかった。墓穴を掘ったな、高城先輩。お前の負けだ。
「押水君の件で冷静さが求められるのなら……風紀委員長、あなたは失格だ。資格すらない」
「藤堂君に言われる筋合いは……」
上着のポケットから、左近にもらった写真を出す。
その写真をここにいる全員が見えるように、机の上にばらまいてみせた。高城先輩はその写真を見て、目を大きく見開き、硬直している。
写真には、押水と高城先輩がデートしている姿が写っていた。二人が楽しそうに手を繋いで、はしゃいでいる姿が何枚も映っている。
そう、これが左近が俺に用意してくれた対高城先輩用の切り札だ。
「これをどう説明するんですか、風紀委員長? 自分には二人が仲良くデートしている姿にしか見えないのですが」
「こ、これは……」
写真をとられているなんて予想すらしていなかったのだろう。急な出来事に高城先輩は何も言えない。俺はすかさず追い打ちをかける。
「風紀委員長、あなた、押水君と個人的な付き合いがありますね。それも親密な。なのに、どうして風紀委員長は冷静な判断ができるのでしょうか? もう一度、自分の言葉を思い出してみてください。風紀委員長は冷静な判断ができる者こそが適任とおっしゃった。しかし、これはどうみても自己矛盾じゃないですか? どうなんですか?」
「そ、それは……その……」
動揺し、視線を泳がせ、高城先輩は何か言おうとするが、何も言葉は出てこない。そんな高城先輩を俺は一喝する。
「高城!」
「ひぃ!」
「言質はとってあるんだ。黙秘や言い間違えが通じるなんて思うなよ。誰もが納得いく説明をいますぐこの場でしてみやがれ」
高城先輩は頭を垂れ、机に両手をつき、何の反論もしない。反論できるわけがない。
この勢いに乗って、一気に畳み掛ける。最大の敵、生徒会長に牙をむける。
「先生、見ての通りです。高城先輩は押水君と親しい関係にあります。そこにいる生徒会長と手を組んで、押水君を優遇させています。これは大問題です」
俺は生徒会長を睨みつけ、牽制する。高城先輩だけでなく、生徒会長も押水を贔屓にしていることを顧問にアピールする。
俺の発言に、生徒会長は口を挟んできた。
「待ってください! 私は優遇なんてさせていません! 証拠がありません!」
「押水の問題行動は各先生方からも聞いている。そして、それが表ざたにならなかったのは、キミや高城が擁護していたからではないか? 藤堂の言葉には説得力がある。藤堂の話を最後まで聞いてから私が結論を下す。それまでは反論は許さない。いいな」
「そ、そんな!」
生徒会長は信じられないと言った顔をしている。
残念だったな、生徒会長。今になって先送りにしていた、もみ消してきた押水の問題行動が一気に噴き出した。当然の結果だろう。
勝負をかけるにはここしかない。
「押水君の事は被害が広がる前に早急に対応しなければなりません。そのためには身内びいきしている者を排除する必要があります」
俺は高城先輩達を指差し、堂々と言い放つ。
「風紀委員長、高城瞳と生徒会長、押水遥がこの場合該当します。先程、風紀委員は生徒会長の立会いのもとで注意したとおっしゃいました。身内びいきしている者が注意しても意味がありません。ここは厳しく対応するべきです。でなければ、押水君は新しくできるスクールアイドルに手を出す可能性があります。そうなっては新たなトラブルの種になります。押水君に問題がある以上、スクールアイドルの件も見直すべきです。スクールアイドルは押水君の恋人候補ではありません」
俺は一息つき、先生にお願いする。
「一度、先生を交えて押水君と話をさせてください。風紀委員長、生徒会長抜きでお願いします」
「そ、それは了承しかねます!」
俺の提案に、生徒会長が反対してくる。それは悲鳴と言ってもいい声だった。
生徒会長は必死に顧問に意見する。
「確かに私は押水君の身内です。身内びいきと思われるのは仕方ありません。しかし、藤堂君はやりすぎる傾向があります。不良を力づくで抑えてきた藤堂君の対応を先生は知っていますよね? 私は身内として、正当な対応をお願いしたいだけです」
「だからこそ、先生の立会いの下、お願いしているのですよ、生徒会長。まさか、顧問が不当な判断を下すと思っていらっしゃるのですか?」
「そ、それは……」
生徒会長は声を詰まらせている。ここで反対と言えば、顧問を信じていないと言っているようなものだ。そんなこと、口が裂けても言えないだろう。
チェックメイトだ。
「これなら問題ないですよね?」
「くっ……」
「お願いします、先生」
俺と生徒会長の意見を顧問は目を閉じ、考え込んでいた。
俺達はただ顧問の判断を黙って待っている。長い沈黙の果てに顧問が出した答えは……。
「この件は、一旦預からせてほしい。確かに藤堂は少々荒いことをしているが、それには理由がある。理由もなく誰かを傷つけるようなことはしない生徒だと私は理解している。よって、押水の件で藤堂の対応に非がないことを認める。尚、風紀委員長は押水の件に関わらないようにすること。押水の尋問については検討させてほしい。以上だ」
高城先輩、生徒会長はうなずくことしかできなかった。
顧問が生徒指導室から出ていく。俺と風紀委員長、生徒会長が取り残される。最初に口を開いたのは生徒会長だった。
「やってくれたわね」
「そちらから喧嘩を売ってきたんです。だから、買ったまでですよ」
生徒会長は親の仇を見るような目で睨んでくるが、かまっていられない。風紀委員長との決着はついた。後は左近達次第だ。
ポケットから携帯を取り出し、今の話し合いの結果を左近にメールした。すぐに左近から返事が来る。あちらも、準備ができたらしい。
携帯をポケットにしまうと、生徒会長が話しかけてきた。
「今日は負けたけど、次は負けないから。まだまだこれからよ」
「次はありませんよ、生徒会長」
「? どういう意味?」
「そのままの意味です。それと風紀委員長」
高城先輩は後ずさりして、無意識に俺と距離をとる。だが、俺はしっかりと高城先輩を見据える。
「左近から伝言です。『この借りは必ず返す』。覚悟しておいた方がいいですよ」
震えあがる高城先輩に生徒会長は優しく抱きしめる。生徒会長が俺に文句を言おうとしたとき。
ジジジジジジジ……。
スピーカーからノイズが漏れる。
そして……。
「……分かった。止めようか」
「えっ? ちょっと! いいんですか!」
「無理強いはできないでしょ? 一郎君に覚悟がなければやめておくべきだよ。藤堂君に勝てなかったけど、仕方ない」
放送が始まり、内容があきらかになっていくにつれ、生徒会長はようやく俺の言葉を理解できたようだ。全ては手遅れだっだと。俺を陥れる為の会議をしている場合じゃなかったことを。
押水と左近の会話に、二人の顔は真っ青になっている。放送が終わっても、二人は黙ったままだ。
校内が騒がしくなってきたな。
賽は投げられた。後は青島学園の全生徒、教師達に判断に委ねよう。この問題は皆が採決するべき問題だ。ここは民主主義の国だからな。
ハーレム発言を受け入れられるのか、拒絶されるのか。少なくとも、押水はこの学園の全男子生徒を敵に回している。
勝てるかどうか、見物だな。
さて、どんな結末になるか、楽しみだ。
「そうです。そして、それは私が一番ふさわしいです。私なら余計な感情を持ち込まず、押水君の行動について冷静に判断できます。私こそ適任者です」
高城先輩は胸を張って答える。俺はうつむき、湧き上がる喜びを押さえつけた。
聞いたぞ、高城先輩。
高城先輩のこの言葉を引きだしたかった。墓穴を掘ったな、高城先輩。お前の負けだ。
「押水君の件で冷静さが求められるのなら……風紀委員長、あなたは失格だ。資格すらない」
「藤堂君に言われる筋合いは……」
上着のポケットから、左近にもらった写真を出す。
その写真をここにいる全員が見えるように、机の上にばらまいてみせた。高城先輩はその写真を見て、目を大きく見開き、硬直している。
写真には、押水と高城先輩がデートしている姿が写っていた。二人が楽しそうに手を繋いで、はしゃいでいる姿が何枚も映っている。
そう、これが左近が俺に用意してくれた対高城先輩用の切り札だ。
「これをどう説明するんですか、風紀委員長? 自分には二人が仲良くデートしている姿にしか見えないのですが」
「こ、これは……」
写真をとられているなんて予想すらしていなかったのだろう。急な出来事に高城先輩は何も言えない。俺はすかさず追い打ちをかける。
「風紀委員長、あなた、押水君と個人的な付き合いがありますね。それも親密な。なのに、どうして風紀委員長は冷静な判断ができるのでしょうか? もう一度、自分の言葉を思い出してみてください。風紀委員長は冷静な判断ができる者こそが適任とおっしゃった。しかし、これはどうみても自己矛盾じゃないですか? どうなんですか?」
「そ、それは……その……」
動揺し、視線を泳がせ、高城先輩は何か言おうとするが、何も言葉は出てこない。そんな高城先輩を俺は一喝する。
「高城!」
「ひぃ!」
「言質はとってあるんだ。黙秘や言い間違えが通じるなんて思うなよ。誰もが納得いく説明をいますぐこの場でしてみやがれ」
高城先輩は頭を垂れ、机に両手をつき、何の反論もしない。反論できるわけがない。
この勢いに乗って、一気に畳み掛ける。最大の敵、生徒会長に牙をむける。
「先生、見ての通りです。高城先輩は押水君と親しい関係にあります。そこにいる生徒会長と手を組んで、押水君を優遇させています。これは大問題です」
俺は生徒会長を睨みつけ、牽制する。高城先輩だけでなく、生徒会長も押水を贔屓にしていることを顧問にアピールする。
俺の発言に、生徒会長は口を挟んできた。
「待ってください! 私は優遇なんてさせていません! 証拠がありません!」
「押水の問題行動は各先生方からも聞いている。そして、それが表ざたにならなかったのは、キミや高城が擁護していたからではないか? 藤堂の言葉には説得力がある。藤堂の話を最後まで聞いてから私が結論を下す。それまでは反論は許さない。いいな」
「そ、そんな!」
生徒会長は信じられないと言った顔をしている。
残念だったな、生徒会長。今になって先送りにしていた、もみ消してきた押水の問題行動が一気に噴き出した。当然の結果だろう。
勝負をかけるにはここしかない。
「押水君の事は被害が広がる前に早急に対応しなければなりません。そのためには身内びいきしている者を排除する必要があります」
俺は高城先輩達を指差し、堂々と言い放つ。
「風紀委員長、高城瞳と生徒会長、押水遥がこの場合該当します。先程、風紀委員は生徒会長の立会いのもとで注意したとおっしゃいました。身内びいきしている者が注意しても意味がありません。ここは厳しく対応するべきです。でなければ、押水君は新しくできるスクールアイドルに手を出す可能性があります。そうなっては新たなトラブルの種になります。押水君に問題がある以上、スクールアイドルの件も見直すべきです。スクールアイドルは押水君の恋人候補ではありません」
俺は一息つき、先生にお願いする。
「一度、先生を交えて押水君と話をさせてください。風紀委員長、生徒会長抜きでお願いします」
「そ、それは了承しかねます!」
俺の提案に、生徒会長が反対してくる。それは悲鳴と言ってもいい声だった。
生徒会長は必死に顧問に意見する。
「確かに私は押水君の身内です。身内びいきと思われるのは仕方ありません。しかし、藤堂君はやりすぎる傾向があります。不良を力づくで抑えてきた藤堂君の対応を先生は知っていますよね? 私は身内として、正当な対応をお願いしたいだけです」
「だからこそ、先生の立会いの下、お願いしているのですよ、生徒会長。まさか、顧問が不当な判断を下すと思っていらっしゃるのですか?」
「そ、それは……」
生徒会長は声を詰まらせている。ここで反対と言えば、顧問を信じていないと言っているようなものだ。そんなこと、口が裂けても言えないだろう。
チェックメイトだ。
「これなら問題ないですよね?」
「くっ……」
「お願いします、先生」
俺と生徒会長の意見を顧問は目を閉じ、考え込んでいた。
俺達はただ顧問の判断を黙って待っている。長い沈黙の果てに顧問が出した答えは……。
「この件は、一旦預からせてほしい。確かに藤堂は少々荒いことをしているが、それには理由がある。理由もなく誰かを傷つけるようなことはしない生徒だと私は理解している。よって、押水の件で藤堂の対応に非がないことを認める。尚、風紀委員長は押水の件に関わらないようにすること。押水の尋問については検討させてほしい。以上だ」
高城先輩、生徒会長はうなずくことしかできなかった。
顧問が生徒指導室から出ていく。俺と風紀委員長、生徒会長が取り残される。最初に口を開いたのは生徒会長だった。
「やってくれたわね」
「そちらから喧嘩を売ってきたんです。だから、買ったまでですよ」
生徒会長は親の仇を見るような目で睨んでくるが、かまっていられない。風紀委員長との決着はついた。後は左近達次第だ。
ポケットから携帯を取り出し、今の話し合いの結果を左近にメールした。すぐに左近から返事が来る。あちらも、準備ができたらしい。
携帯をポケットにしまうと、生徒会長が話しかけてきた。
「今日は負けたけど、次は負けないから。まだまだこれからよ」
「次はありませんよ、生徒会長」
「? どういう意味?」
「そのままの意味です。それと風紀委員長」
高城先輩は後ずさりして、無意識に俺と距離をとる。だが、俺はしっかりと高城先輩を見据える。
「左近から伝言です。『この借りは必ず返す』。覚悟しておいた方がいいですよ」
震えあがる高城先輩に生徒会長は優しく抱きしめる。生徒会長が俺に文句を言おうとしたとき。
ジジジジジジジ……。
スピーカーからノイズが漏れる。
そして……。
「……分かった。止めようか」
「えっ? ちょっと! いいんですか!」
「無理強いはできないでしょ? 一郎君に覚悟がなければやめておくべきだよ。藤堂君に勝てなかったけど、仕方ない」
放送が始まり、内容があきらかになっていくにつれ、生徒会長はようやく俺の言葉を理解できたようだ。全ては手遅れだっだと。俺を陥れる為の会議をしている場合じゃなかったことを。
押水と左近の会話に、二人の顔は真っ青になっている。放送が終わっても、二人は黙ったままだ。
校内が騒がしくなってきたな。
賽は投げられた。後は青島学園の全生徒、教師達に判断に委ねよう。この問題は皆が採決するべき問題だ。ここは民主主義の国だからな。
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