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43:夏の終わりに
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「先輩、お待たせ致しました!」
「おう。その浴衣、似合ってるな。鮮やかで新鮮だ」
「えへへ、ありがとうございます♪ 先輩も似合ってますよ、浴衣。日本男児ってカンジがします」
(ついに先輩と青島神社でお祭りデート! お誘いのメールするのに一時間かかっちゃったけど、OKもらえたときはきゃーきゃはしゃいだよね~。気合い入れて浴衣選んでよかった! それに、先輩の浴衣姿って大人っぽくてセクシーだし!)
「一応日本人なんだけどな。それより、花火が始まるまで屋台を見て回るか?」
「はい!」
「あっ、一等がでないくじ引きですよ、先輩!」
「……声に出すのはやめてくれ。お兄さんに睨まれる」
「不良狩りの二つ名が泣きますよ、先輩」
「いや、関係ないだろ。とにかく、気まずいから一回だけ、引いていくか」
「チャレンジャーですね」
「お兄さん、一回お願いします」
「はいよ!」
ガサガサガサ。
「出ました、四等! アメリカの花火だ! もってけ、泥棒!」
「いや、金払っただろ?」
「しかも、今日一番いらないものですね」
「伊藤、買い食いしすぎ」
「アハハッ……焼きそばとかき氷と綿飴とリンゴ飴と玉子せんべいとラムネは定番ですし、私の好物じゃないですか~」
「知らんがな」
「先輩。べぇ~」
「ブルーハワイあるあるだな。舌が青い」
「焼きそばは美味しくないって分かっていたも買っちゃいますよね」
「ったく、しょうがないな。持ってやるから」
「あ、ありがとです。なんならお裾分けしますよ? 先輩も食べたいですよね?」
「食べきれないだけだろうが。今度からはちゃんと考えて買えよ」
「なんだかんだいいつつ、食べてくれる先輩が好きです」
「ううっ、花火の時間が近いせいか、人通りが多いですよね……」
「はぐれるなよ」
(こういうとき、先輩って頼れるよね。先頭に立って人混みから護ってくれるもん。それに先輩の背中って大きいから頼もしい)
「伊藤、悪い」
「えっ?」
(せ、先輩が私の手を握ってきた! えっ! えっ!)
「先輩、どこにいくんですか? 人が誰もいませんし、暗いし……」
「不安にさせて悪い。これを見せたかったんだ」
「ここって……」
「おう、正道! 来たか」
「彼女連れか? 生意気なヤツだ!」
「無理言ってすみません。ここで花火、見ていいですか?」
「いいぞ! ほら、嬢ちゃん。ジュースだ」
「……どもです」
(ううっ、知らないおじさま達がいっぱいいる……先輩、どうしてここに連れてきたんだろう。少しだけ期待したのに)
「伊藤、ほら、座れ」
「ありがとです」
(先輩ってさりげなく優しいよね。ベンチにハンカチひいてくれるし。でも、ここで何があるのかな?)
「始まるぞ」
ヒュー……ドン!
「きゃ!」
「おおっ! 始まったぞ!」
(す、すごい! 花火がすぐ近くで見れる! ここってベストポジションじゃない! 先輩、わざわざ私のために……)
「すまなかったな、歩かせて。これを見せたかったんだ」
(花火……綺麗……でも、先輩の顔が格好良くてそっちに視線がいっちゃうよ……やっぱり、私……先輩の事が好き……)
「伊藤……足は大丈夫か?」
「……ううっ、ご迷惑をおかけして申し訳ございません」
「いや、俺の配慮不足だった。履き慣れない下駄で連れ回した俺の責任だ」
「先輩が気にすることじゃないです! 私が悪いんです。今は浴衣にスニーカーもありなのに、無理して下駄をはいてきたんですから」
(そう言いつつも、先輩におんぶされて幸せって言いますか……本当にひろい背中だよね。百九十以上もあって、不良と喧嘩しているから、筋肉がすごいし。ドキドキが先輩に伝わりそうで怖い……)
「そ、その……先輩は恥ずかしくないですか? 私をおんぶして」
「少しな。でも、俺が伊藤を背負わなくて誰が背負うんだ。誰かに任せられないだろ」
「……」
(う、うわ……ど、ど、どうしよう……胸が苦しい……やっぱり、私から伝えよう。この気持ちを真っ直ぐに)
「先輩……」
「なんだ?」
「先輩……私……先輩の事……」
「……はいはい、妄想乙」
「妄想じゃないから! アニメでもないし、本当のことだから!」
「ほのか、邪魔。宿題終わらないし」
「はぁ……今日もまだ夏休みの宿題が終わらないバカ二人は私の部屋で宿題をうつしているのであった」
「うるさいし。戯れ言はまた今度聞いてやるし」
「だから、戯れ言じゃないんだって! 本当なんだって!」
「ねえ、おかしくない? その流れだと、告白したんでしょ? それなのに、元気がありあまっているじゃない。告白したのなら、落ち込んでいるハズなのに……」
「……それ、どういう意味? 私がフラれる前提で話してない?」
「違うの?」
「違う! 告白しようとしたんだけど……」
「先輩……私……先輩の事……」
「あっ! 姉ちゃんだ!」
「ほのかだと? だ、誰だ、あの男は!」
「剛! それにパパンまで!」
「おい、お前! その汚い手を今すぐ離せ! ほのかと、み、密着……密着しすぎだ! くっつくな!」
「伊藤、あの人は……父親か?」
「……」
「さっさと離れろ! 僕の目の黒いうちは絶対にほのかに、か、かれぴなど認めんからな!」
「姉ちゃん! その人、彼氏? ホテルにいくの? ホテルに行くのかぁ!」
「ほぉ、ほてぇるぅだと! 絶対に許さんからな!」
「……」
「あ、あの……初めまして、お父さん。自分は伊藤……娘さんと同じ風紀委員の……」
「お義理父さんだと! 馴れ馴れしくお義父さんなどと呼ぶな、痴れ者! ほのか、この男に変なこと、されなかったか?」
「姉ちゃんがホテル! ホテル! ホテル!」
「……」
「さっさと消えろ!」
「……失礼します。伊藤、足はちゃんと治療しておけよ」
「姉ちゃんホテル! ホテル! ホテル!」
「……」
「ふう……危なかったな、ほのか。ああいった輩は、親切面してすぐにホテルに連れ込もうとするんだ! 男の風上にも置けないヤツだ!」
「ホテル! ホテル! ホテル!」
「……おい、愚弟」
「ホテル! ホテル! 一夏の~思い出ぇ! ホテル! ホテル! 一夏の~思い出ぇ!」
「ふん!」
バシュ!」
「ほぉ……ぉう……」
「ほ、ほのか! 剛の股間に金的カンフーキックはやめろと何度言わせるつもりだ!」
「……そこのハゲ」
「なっ! ほのか! 親に言ってはならないワーストワンを言うな! それとハゲてない! ちょっと薄いだけだ! 希望はまだある!」
がちゃ!
「ほ、ほのか? 袖から何やら黒い物が出てきたんだけど……銃なの?」
「目の黒いうちは認めないですって? なら、死ね。遺書は私が書いておくから。墓石に『永遠のハゲ ここに眠る』と刻んであげる」
パパパパパパパパパパッ!
「あべべべべべべべべべべべべべべべべべべ!」
「……って、ことがあったの。マジ、イラッときたわ」
「「いやいや。親にカスタムガンぶっ放すとかありえんでしょ!」」
「あのバカ二人がいなかったら、今頃、私と先輩は恋仲になっていたのに! のにぃ!」
「いや、命拾いしたかもよ?」
ガチャ!
「親友にホーグ6インチカスタム、向けるな!」
「ああっ~! 彼氏いない歴=年齢が更新されていくよ~」
「いや、三股……」
「ノーカント!」
「はぁ……こんなトリッキーな彼女、誰得なのよ?」
「いやいや、私、超優良物件だよ! 私とお付き合いいただけた暁には、もれなくBL本読み放題だし。『風と柳の詩』全巻がもれなくタダで貸し出します!」
「「おいおいおい! 事故物件でしょ! 返品するわ!」」
チリン、チリン。
「おう。その浴衣、似合ってるな。鮮やかで新鮮だ」
「えへへ、ありがとうございます♪ 先輩も似合ってますよ、浴衣。日本男児ってカンジがします」
(ついに先輩と青島神社でお祭りデート! お誘いのメールするのに一時間かかっちゃったけど、OKもらえたときはきゃーきゃはしゃいだよね~。気合い入れて浴衣選んでよかった! それに、先輩の浴衣姿って大人っぽくてセクシーだし!)
「一応日本人なんだけどな。それより、花火が始まるまで屋台を見て回るか?」
「はい!」
「あっ、一等がでないくじ引きですよ、先輩!」
「……声に出すのはやめてくれ。お兄さんに睨まれる」
「不良狩りの二つ名が泣きますよ、先輩」
「いや、関係ないだろ。とにかく、気まずいから一回だけ、引いていくか」
「チャレンジャーですね」
「お兄さん、一回お願いします」
「はいよ!」
ガサガサガサ。
「出ました、四等! アメリカの花火だ! もってけ、泥棒!」
「いや、金払っただろ?」
「しかも、今日一番いらないものですね」
「伊藤、買い食いしすぎ」
「アハハッ……焼きそばとかき氷と綿飴とリンゴ飴と玉子せんべいとラムネは定番ですし、私の好物じゃないですか~」
「知らんがな」
「先輩。べぇ~」
「ブルーハワイあるあるだな。舌が青い」
「焼きそばは美味しくないって分かっていたも買っちゃいますよね」
「ったく、しょうがないな。持ってやるから」
「あ、ありがとです。なんならお裾分けしますよ? 先輩も食べたいですよね?」
「食べきれないだけだろうが。今度からはちゃんと考えて買えよ」
「なんだかんだいいつつ、食べてくれる先輩が好きです」
「ううっ、花火の時間が近いせいか、人通りが多いですよね……」
「はぐれるなよ」
(こういうとき、先輩って頼れるよね。先頭に立って人混みから護ってくれるもん。それに先輩の背中って大きいから頼もしい)
「伊藤、悪い」
「えっ?」
(せ、先輩が私の手を握ってきた! えっ! えっ!)
「先輩、どこにいくんですか? 人が誰もいませんし、暗いし……」
「不安にさせて悪い。これを見せたかったんだ」
「ここって……」
「おう、正道! 来たか」
「彼女連れか? 生意気なヤツだ!」
「無理言ってすみません。ここで花火、見ていいですか?」
「いいぞ! ほら、嬢ちゃん。ジュースだ」
「……どもです」
(ううっ、知らないおじさま達がいっぱいいる……先輩、どうしてここに連れてきたんだろう。少しだけ期待したのに)
「伊藤、ほら、座れ」
「ありがとです」
(先輩ってさりげなく優しいよね。ベンチにハンカチひいてくれるし。でも、ここで何があるのかな?)
「始まるぞ」
ヒュー……ドン!
「きゃ!」
「おおっ! 始まったぞ!」
(す、すごい! 花火がすぐ近くで見れる! ここってベストポジションじゃない! 先輩、わざわざ私のために……)
「すまなかったな、歩かせて。これを見せたかったんだ」
(花火……綺麗……でも、先輩の顔が格好良くてそっちに視線がいっちゃうよ……やっぱり、私……先輩の事が好き……)
「伊藤……足は大丈夫か?」
「……ううっ、ご迷惑をおかけして申し訳ございません」
「いや、俺の配慮不足だった。履き慣れない下駄で連れ回した俺の責任だ」
「先輩が気にすることじゃないです! 私が悪いんです。今は浴衣にスニーカーもありなのに、無理して下駄をはいてきたんですから」
(そう言いつつも、先輩におんぶされて幸せって言いますか……本当にひろい背中だよね。百九十以上もあって、不良と喧嘩しているから、筋肉がすごいし。ドキドキが先輩に伝わりそうで怖い……)
「そ、その……先輩は恥ずかしくないですか? 私をおんぶして」
「少しな。でも、俺が伊藤を背負わなくて誰が背負うんだ。誰かに任せられないだろ」
「……」
(う、うわ……ど、ど、どうしよう……胸が苦しい……やっぱり、私から伝えよう。この気持ちを真っ直ぐに)
「先輩……」
「なんだ?」
「先輩……私……先輩の事……」
「……はいはい、妄想乙」
「妄想じゃないから! アニメでもないし、本当のことだから!」
「ほのか、邪魔。宿題終わらないし」
「はぁ……今日もまだ夏休みの宿題が終わらないバカ二人は私の部屋で宿題をうつしているのであった」
「うるさいし。戯れ言はまた今度聞いてやるし」
「だから、戯れ言じゃないんだって! 本当なんだって!」
「ねえ、おかしくない? その流れだと、告白したんでしょ? それなのに、元気がありあまっているじゃない。告白したのなら、落ち込んでいるハズなのに……」
「……それ、どういう意味? 私がフラれる前提で話してない?」
「違うの?」
「違う! 告白しようとしたんだけど……」
「先輩……私……先輩の事……」
「あっ! 姉ちゃんだ!」
「ほのかだと? だ、誰だ、あの男は!」
「剛! それにパパンまで!」
「おい、お前! その汚い手を今すぐ離せ! ほのかと、み、密着……密着しすぎだ! くっつくな!」
「伊藤、あの人は……父親か?」
「……」
「さっさと離れろ! 僕の目の黒いうちは絶対にほのかに、か、かれぴなど認めんからな!」
「姉ちゃん! その人、彼氏? ホテルにいくの? ホテルに行くのかぁ!」
「ほぉ、ほてぇるぅだと! 絶対に許さんからな!」
「……」
「あ、あの……初めまして、お父さん。自分は伊藤……娘さんと同じ風紀委員の……」
「お義理父さんだと! 馴れ馴れしくお義父さんなどと呼ぶな、痴れ者! ほのか、この男に変なこと、されなかったか?」
「姉ちゃんがホテル! ホテル! ホテル!」
「……」
「さっさと消えろ!」
「……失礼します。伊藤、足はちゃんと治療しておけよ」
「姉ちゃんホテル! ホテル! ホテル!」
「……」
「ふう……危なかったな、ほのか。ああいった輩は、親切面してすぐにホテルに連れ込もうとするんだ! 男の風上にも置けないヤツだ!」
「ホテル! ホテル! ホテル!」
「……おい、愚弟」
「ホテル! ホテル! 一夏の~思い出ぇ! ホテル! ホテル! 一夏の~思い出ぇ!」
「ふん!」
バシュ!」
「ほぉ……ぉう……」
「ほ、ほのか! 剛の股間に金的カンフーキックはやめろと何度言わせるつもりだ!」
「……そこのハゲ」
「なっ! ほのか! 親に言ってはならないワーストワンを言うな! それとハゲてない! ちょっと薄いだけだ! 希望はまだある!」
がちゃ!
「ほ、ほのか? 袖から何やら黒い物が出てきたんだけど……銃なの?」
「目の黒いうちは認めないですって? なら、死ね。遺書は私が書いておくから。墓石に『永遠のハゲ ここに眠る』と刻んであげる」
パパパパパパパパパパッ!
「あべべべべべべべべべべべべべべべべべべ!」
「……って、ことがあったの。マジ、イラッときたわ」
「「いやいや。親にカスタムガンぶっ放すとかありえんでしょ!」」
「あのバカ二人がいなかったら、今頃、私と先輩は恋仲になっていたのに! のにぃ!」
「いや、命拾いしたかもよ?」
ガチャ!
「親友にホーグ6インチカスタム、向けるな!」
「ああっ~! 彼氏いない歴=年齢が更新されていくよ~」
「いや、三股……」
「ノーカント!」
「はぁ……こんなトリッキーな彼女、誰得なのよ?」
「いやいや、私、超優良物件だよ! 私とお付き合いいただけた暁には、もれなくBL本読み放題だし。『風と柳の詩』全巻がもれなくタダで貸し出します!」
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チリン、チリン。
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