737 / 748
連載
二次予選初戦の流れ
しおりを挟む
そうして格闘家同士の戦いは一進一退の様相を見せている。頭部をガッチリとバイクのヘルメットのような兜で守った対戦相手の格闘家が主に使う技が──相手の打撃を受け止めたり受け流した後にすかさず掴み、そこから投げる事でダメージを取るというカウンターアーツ。技名は確か《流水投》とか言ったはずだ。お陰でロナちゃんが下手にラッシュを仕掛けようものなら、逆に捕まって投げ飛ばされてしまう。
一方でロナちゃんも相手のやり方を理解して、攻撃を振る振りをして相手にアーツを出させる。アーツは出してしまえば一定の行動しかとれない為、《流水投》を出してしまえば相手の打撃を待ち受ける事しかできない。そこを逆に掴んで投げるという手段に切り替えていた。ロナちゃんは投打両方できる格闘家だが、投げがかなりえぐい。
相手を掴んでから一本背負いの様な形で相手を地面にたたきつけた後、掴んでいる腕を離さずに逆側にもう一回投げて相手の体を地面にたたきつける。そこからさらに軽く上に飛んでから、自分の体重ごと相手の体をもう一度地面にたたきつけるというアーツを披露してくれた。技名は確か《三頭背負い落し》とか言ったかな?
お互いがお互いの得意分野を潰しあえることが分かってからは完全に読み合いの時間となった。ロナちゃんは相手の《流水投》を誘い、相手はフェイントに乗らず本命の打撃を見切って投げるという構図だ。ロナちゃんが直接投げに行けばいいじゃないか、と思うギャラリーは多そうだが、そこは相手だって分かっている。ロナちゃんが掴みに行こうとするとするりと間合いから逃げるのだ。
(己のカウンター技が投げに弱いなんて事は当然理解しているよな。だからこそそこを突いてくる相手とは相当に戦って場数を踏んでいるはず。ただ単純に掴みに行くだけでは投げる事は難しいだろう)
ロナちゃんが一瞬でも投げようとするそぶりを見せると、すぐに反応している。やっぱり相手のアーツの硬直時じゃないと掴むのはほぼ不可能だろう。だからこそロナちゃんは打撃を振るしかないし、相手もそれを見切るために必死になる。そうなれば当然時間だけが過ぎていく。
(自分が最初の相手を倒しているから時間切れになった場合はこちらの勝ちになるが、相手だってそんな事は分かっているだろう。だからどこかで必ず切り札を切ってくる。ロナちゃんはそれを待っているのだろう)
カウンター技だけで勝ち上がれる世界じゃない。当然攻めるときに強く出れる技術の二つや三つは相手だって持っているはずだ。それをロナちゃんは受け止めてカウンターに繋げたいのだろう。そう言う考えが見えるからこそ、こちらも向こうも乱入して味方の集中を乱すという行為を避けている。
遂にしびれを切らしたと思われる対戦相手が、今までとは明確に違う行動を見せた。それは震脚とか言われる強い脚の踏み込みを行う──すると武舞台周辺が大きく揺れ、ロナちゃんが一瞬よろけたのが見えた。そこに相手は突撃し、ロナちゃんを掴んで一瞬で高く宙にぶん投げた。即座に己自身も飛び上がり、空中でロナちゃんを再び捕まえる。
「奥義《メテオスローストリーム》!」
アーツの宣言の後に、相手はロナちゃんを武舞台目がけて全力で投げつけたのが見えた。するとロナちゃんの体が隕石が地球に落ちてくる時の様子みたいに、摩擦熱で赤くなりながら空気抵抗を受けるような演出を受けながら武舞台へと落ちていき──武舞台の上に大爆発が起きた。爆音と巻き上がる埃の多さに武舞台の上が見えなくなってしまう。そしてギャラリーの驚くような声が耳に届く。
(ロナちゃんはどうなった!?)
埃はすぐに収まり、武舞台の上には──明確に大ダメージを受けてなかなか起き上がれないロナちゃんの姿があった。相手がそれを逃がすはずもなく、空中から降りてくる事を兼ねた蹴りを繰り出してきていた。ロナちゃんはその蹴りを横に転がって回避したが、その動きをするだけで表情が明確に苦痛に歪んでいた。
「ロナさん、交代してください~!」
見ていられなくなったミリーがそう叫ぶ。しかし、相手はロナちゃんを逃がす訳にはいかない為、ロナちゃんとこちら側の間に入って移動を妨害する行動をとっている。
「アースさん、お願いします~」
ミリーの要請を受け、自分は武舞台の上に乱入。ロナちゃんが交代できるチャンスを生み出すために妨害に出る。いつものスタイルで相手に近寄るが、相手に焦った様子は見られない。まあ、この手のタイプは拳だろうが刃だろうが受け流せるからこその余裕なんだろうが──残念だけど、今回はこちらも掴み技で対処するんだよね。
「行ってこい!」
左手に装備している食らいつく者の中に仕込まれている隠し武器、アンカーを相手の頭部がけて射出した。これは流石に想定外だったのだろう、相手の動きが一瞬だが明確に硬直した。当然、そんなミスをすればこちらは容赦なく捕まえるのみ。相手の頭部をアンカーの爪がしっかり掴み──今更だが、この時点で相当痛いよなとか思いつつ──風の圧縮弾を発射する。
「なんだそれは―!?」
対戦相手の控えからそんな声が飛んできたが、構うものか。チートをして不正な制作を行って手に入れたモノじゃないんだから、使う時は遠慮も躊躇もしないよ。三発しっかりとぶち込み、相手にかなりのダメージを与える事に成功したはず。あのヘルメットのような兜の防御力や特殊能力は分からないが、軽傷という事はあるまい。
「アース君ありがと!」
その間にロナちゃんは必至で走ってミリーとの交代を成功させる。そして乱入可能時間が終わって戻ってきた自分が見たロナちゃんは本当にボロボロだった。相手が伊達に奥義と宣言した訳ではない事をロナちゃんの姿を見て改めて痛感した。ロナちゃんの装備している防具には、以前もらったブラックドラゴンとホワイトドラゴンの鱗が使われているのだ。その素材が生み出す防御力があってこれである。
(ミスリル以下の装備だったら、たとえ重鎧の防御区があっても即死差せるだけの一撃性があるんじゃないだろうか……そう考えると、相手にとってもロナちゃんを落とせなかったのは想定外だった可能性があるな)
今武舞台の上ではミリーが軽めの魔法を連打しながら適切な距離を保っている。ただ、相手には先ほどの奥義があるから、武舞台の上でとれる距離程度無いも同じか。それでも流石に密着されたら魔法使いの強みが消えてしまうからな。ただ、油断は本当にできない。相手は相手で奥義を一つ見せる事で、こちらにプレッシャーをかける事に成功しているのだ。
お陰でミリーは詠唱に時間を要する魔法が打てないので一撃性にどうしても欠ける。なので手数を増やすしかないのであるが──相手の格闘家は魔法に対する経験も豊富なようで、回避を主体にし避けきれないものだけを弾いたり打ち抜いたりしながらじりじりと距離を詰めている。お陰でミリーはかなりやりずらそうだ。
(ミリーは純粋な魔法使いタイプだからな……接近戦に持ち込まれると、魔法を剣にした通称ブレード系で対処するしかなくなる。それを加味しても、流石に前線で斬り合いや殴り合いをしてきたプレイヤーを相手に出来る訳じゃない。故に完全に距離を詰められた時点でミリーの負けだ。そのことはミリー自身が一番分かっているが──)
分かっていても、距離を詰められ続けている。このままではミリーは遠からず捕まってしまう。もしロナちゃんが食らった奥義を受ければ、ミリーは間違いなく即死する。かといって交代も難しい。交代するために後ろに下がればそれを幸いとばかりに相手の拳がミリーの体を貫くのは火を見るよりも明らかだ。
(乱入による妨害も無理だ。ロナちゃんはまだまだまともに動けないし、こんな状態のロナちゃんを乱入させたら間違いなく狙われて完全にKOされてしまう。あの格闘家をどうにかできないと、この試合マズイぞ)
チリチリとした焦燥感を覚えながら武舞台の上で戦うミリーを今は見守るしかない。残り時間はまだ五分以上あり、このまま逃げ切るのは難しいだろう。何処かでこちらも思い切った一手を打たねばならないが、その一手を打つタイミングはやってきてくれるだろうか……
一方でロナちゃんも相手のやり方を理解して、攻撃を振る振りをして相手にアーツを出させる。アーツは出してしまえば一定の行動しかとれない為、《流水投》を出してしまえば相手の打撃を待ち受ける事しかできない。そこを逆に掴んで投げるという手段に切り替えていた。ロナちゃんは投打両方できる格闘家だが、投げがかなりえぐい。
相手を掴んでから一本背負いの様な形で相手を地面にたたきつけた後、掴んでいる腕を離さずに逆側にもう一回投げて相手の体を地面にたたきつける。そこからさらに軽く上に飛んでから、自分の体重ごと相手の体をもう一度地面にたたきつけるというアーツを披露してくれた。技名は確か《三頭背負い落し》とか言ったかな?
お互いがお互いの得意分野を潰しあえることが分かってからは完全に読み合いの時間となった。ロナちゃんは相手の《流水投》を誘い、相手はフェイントに乗らず本命の打撃を見切って投げるという構図だ。ロナちゃんが直接投げに行けばいいじゃないか、と思うギャラリーは多そうだが、そこは相手だって分かっている。ロナちゃんが掴みに行こうとするとするりと間合いから逃げるのだ。
(己のカウンター技が投げに弱いなんて事は当然理解しているよな。だからこそそこを突いてくる相手とは相当に戦って場数を踏んでいるはず。ただ単純に掴みに行くだけでは投げる事は難しいだろう)
ロナちゃんが一瞬でも投げようとするそぶりを見せると、すぐに反応している。やっぱり相手のアーツの硬直時じゃないと掴むのはほぼ不可能だろう。だからこそロナちゃんは打撃を振るしかないし、相手もそれを見切るために必死になる。そうなれば当然時間だけが過ぎていく。
(自分が最初の相手を倒しているから時間切れになった場合はこちらの勝ちになるが、相手だってそんな事は分かっているだろう。だからどこかで必ず切り札を切ってくる。ロナちゃんはそれを待っているのだろう)
カウンター技だけで勝ち上がれる世界じゃない。当然攻めるときに強く出れる技術の二つや三つは相手だって持っているはずだ。それをロナちゃんは受け止めてカウンターに繋げたいのだろう。そう言う考えが見えるからこそ、こちらも向こうも乱入して味方の集中を乱すという行為を避けている。
遂にしびれを切らしたと思われる対戦相手が、今までとは明確に違う行動を見せた。それは震脚とか言われる強い脚の踏み込みを行う──すると武舞台周辺が大きく揺れ、ロナちゃんが一瞬よろけたのが見えた。そこに相手は突撃し、ロナちゃんを掴んで一瞬で高く宙にぶん投げた。即座に己自身も飛び上がり、空中でロナちゃんを再び捕まえる。
「奥義《メテオスローストリーム》!」
アーツの宣言の後に、相手はロナちゃんを武舞台目がけて全力で投げつけたのが見えた。するとロナちゃんの体が隕石が地球に落ちてくる時の様子みたいに、摩擦熱で赤くなりながら空気抵抗を受けるような演出を受けながら武舞台へと落ちていき──武舞台の上に大爆発が起きた。爆音と巻き上がる埃の多さに武舞台の上が見えなくなってしまう。そしてギャラリーの驚くような声が耳に届く。
(ロナちゃんはどうなった!?)
埃はすぐに収まり、武舞台の上には──明確に大ダメージを受けてなかなか起き上がれないロナちゃんの姿があった。相手がそれを逃がすはずもなく、空中から降りてくる事を兼ねた蹴りを繰り出してきていた。ロナちゃんはその蹴りを横に転がって回避したが、その動きをするだけで表情が明確に苦痛に歪んでいた。
「ロナさん、交代してください~!」
見ていられなくなったミリーがそう叫ぶ。しかし、相手はロナちゃんを逃がす訳にはいかない為、ロナちゃんとこちら側の間に入って移動を妨害する行動をとっている。
「アースさん、お願いします~」
ミリーの要請を受け、自分は武舞台の上に乱入。ロナちゃんが交代できるチャンスを生み出すために妨害に出る。いつものスタイルで相手に近寄るが、相手に焦った様子は見られない。まあ、この手のタイプは拳だろうが刃だろうが受け流せるからこその余裕なんだろうが──残念だけど、今回はこちらも掴み技で対処するんだよね。
「行ってこい!」
左手に装備している食らいつく者の中に仕込まれている隠し武器、アンカーを相手の頭部がけて射出した。これは流石に想定外だったのだろう、相手の動きが一瞬だが明確に硬直した。当然、そんなミスをすればこちらは容赦なく捕まえるのみ。相手の頭部をアンカーの爪がしっかり掴み──今更だが、この時点で相当痛いよなとか思いつつ──風の圧縮弾を発射する。
「なんだそれは―!?」
対戦相手の控えからそんな声が飛んできたが、構うものか。チートをして不正な制作を行って手に入れたモノじゃないんだから、使う時は遠慮も躊躇もしないよ。三発しっかりとぶち込み、相手にかなりのダメージを与える事に成功したはず。あのヘルメットのような兜の防御力や特殊能力は分からないが、軽傷という事はあるまい。
「アース君ありがと!」
その間にロナちゃんは必至で走ってミリーとの交代を成功させる。そして乱入可能時間が終わって戻ってきた自分が見たロナちゃんは本当にボロボロだった。相手が伊達に奥義と宣言した訳ではない事をロナちゃんの姿を見て改めて痛感した。ロナちゃんの装備している防具には、以前もらったブラックドラゴンとホワイトドラゴンの鱗が使われているのだ。その素材が生み出す防御力があってこれである。
(ミスリル以下の装備だったら、たとえ重鎧の防御区があっても即死差せるだけの一撃性があるんじゃないだろうか……そう考えると、相手にとってもロナちゃんを落とせなかったのは想定外だった可能性があるな)
今武舞台の上ではミリーが軽めの魔法を連打しながら適切な距離を保っている。ただ、相手には先ほどの奥義があるから、武舞台の上でとれる距離程度無いも同じか。それでも流石に密着されたら魔法使いの強みが消えてしまうからな。ただ、油断は本当にできない。相手は相手で奥義を一つ見せる事で、こちらにプレッシャーをかける事に成功しているのだ。
お陰でミリーは詠唱に時間を要する魔法が打てないので一撃性にどうしても欠ける。なので手数を増やすしかないのであるが──相手の格闘家は魔法に対する経験も豊富なようで、回避を主体にし避けきれないものだけを弾いたり打ち抜いたりしながらじりじりと距離を詰めている。お陰でミリーはかなりやりずらそうだ。
(ミリーは純粋な魔法使いタイプだからな……接近戦に持ち込まれると、魔法を剣にした通称ブレード系で対処するしかなくなる。それを加味しても、流石に前線で斬り合いや殴り合いをしてきたプレイヤーを相手に出来る訳じゃない。故に完全に距離を詰められた時点でミリーの負けだ。そのことはミリー自身が一番分かっているが──)
分かっていても、距離を詰められ続けている。このままではミリーは遠からず捕まってしまう。もしロナちゃんが食らった奥義を受ければ、ミリーは間違いなく即死する。かといって交代も難しい。交代するために後ろに下がればそれを幸いとばかりに相手の拳がミリーの体を貫くのは火を見るよりも明らかだ。
(乱入による妨害も無理だ。ロナちゃんはまだまだまともに動けないし、こんな状態のロナちゃんを乱入させたら間違いなく狙われて完全にKOされてしまう。あの格闘家をどうにかできないと、この試合マズイぞ)
チリチリとした焦燥感を覚えながら武舞台の上で戦うミリーを今は見守るしかない。残り時間はまだ五分以上あり、このまま逃げ切るのは難しいだろう。何処かでこちらも思い切った一手を打たねばならないが、その一手を打つタイミングはやってきてくれるだろうか……
1,472
お気に入りに追加
26,947
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。