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第二試合のながれ
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この試合が動いたのは、残り二分のアナウンスが流れた時だった。このアナウンスが耳に届いてしまったが故に、片方が無理をした。今まで控えていた深い踏み込みからの左手に持つ剣を用いての鋭い突き──をするフェイントから更に踏み込んで右手に持つ剣で突くという動きを見せた。
動きそのものは決して悪くはなかった。しかしそれでも必要以上の緊張が体に残っていたようでぎこちなさが消えていなかった。それが全てを決めてしまう形となる。フェイントに相手があまり引っかかっていないのに、右手の本命の突き攻撃を繰り出してしまった。当然その突きは当たることなく剣の切っ先は空を切る。
そうなれば体はどうしても硬直する。その硬直を逃してくれるような甘い人は二次予選にはいない──そう言わんばかりに、回避したもう一人のプレイヤーが遠慮なく攻撃を回避されて硬直したプレイヤーの首を刎ね飛ばした。ワンモアのPvPの恐ろしさがもろに出た形だな。均衡が崩れたとたん相手を即死させる一手が飛んでくるのだから。
やられた側はすぐに次のプレイヤーが武舞台に上がってくる。獲物は大太刀のようだ。残り時間が二分を切っている以上、ちまちました牽制をやる時間はない事など当然理解している彼は、大太刀を構えて一気に間合いを詰めて連続で突きを放つ。突きで相手の動きを崩し、首を刎ねて人数差を無くす。その狙いは解りやすすぎた。
当然その突きの猛攻に付き合うことなく、回避を重視して回避しきれない攻撃だけ剣を用いてはじき返している。当然の行動だ、このまま終われば勝利は堅い上に時間もない。むしろ変に攻めようものなら、大太刀の一撃を貰って今度は己の首を刎ねられかねない。
そして制限時間を迎えて、当然首を刎ねる事に成功した側の勝利判定が下された。しかしブーイングが止まない。勝った側も負けた側も、HPの温存という点で考えれば大成功しているからだ。この二チームは次の戦いでかなり有利となる事は疑いようがない。そんなブーイングの中でも試合は続く。
第二ラウンドでは第一ラウンドで負けたギルド側が何とか勝利をもぎ取った。しかし、試合内容は一ランドとは全く異なる最初からぶつかり合って双方のHPを大きく削り合う結果となっている。それでも勝った側は全員のHPを削り切られる事なく勝利しており、多少だが先の戦いでも優位を維持できるかもしれない。
そして決着の第三ラウンドとなったのだが、この試合が荒れた。大剣使い、格闘家だが腕に嵌めているのが爪という変わり種という戦いになったのだが、双方最後の一撃が印象的だった。爪の格闘家が大剣使いの首に刃を当て、切り裂いた瞬間に一拍置いてやってきた大剣が格闘家の首を刎ねるという相打ちという始まりとなったのだ。
大剣が格闘家の首を刎ねたのは、戦いの流れが悪く苦戦していた大剣使いが相打ちに持ち込むべく最後の一撃を大振りに振るって相手の攻撃を誘い、その誘いに格闘家がまんまと乗ってしまったからこそ成立した。格闘家が先に大剣使いを倒したが、勢いが乗っていた大剣の勢いはすぐに消えるはずもなく、その最後の大剣による一撃が決まったのだ。
双方次に出てきたのがどちらも魔法使い。両者ともに一定の間合いを保ちつつ魔法を乱射するという派手な戦いとなった。二人の合間には複数の爆発が舞い踊った。お互いの魔法を相殺しつつ己の魔法を通すべく魔法を放ちあうので、魔法の爆発が連鎖しているかのように発生していて止まらない。
結局お互いMPが尽きるまで打ち合って、最終的には杖と杖で殴り合うという魔法使いらしからぬ戦いとなってしまった。泥仕合のように双方ともに杖を振り回して殴り合い、そして両者ほぼ同時に倒れた。お互いに下がるという選択肢はなかったようで、またまたダブルノックダウンという展開になってしまった。
最後に残された面子が武舞台に上がった。片方は大斧使い、そしてもう片方が槍使い。ただ持っているのは槍というよりはハルバードだが。最後の決着をつけるのが重量武器同士という構図になり、お互い間合いを詰め──武器の関係上間合いが広いハルバード使いが先に攻撃を振るう。
振るわれた攻撃は突き攻撃だったが、大斧使いは武器を使ってうまく受け流しハルバード使いに接近する。が、ハルバード使いは横に転がるような形で受け流された事によって発生したバランスの崩れをごまかしながら間合いを取った。大斧使いの舌打ちが聞こえたような気がする。
また間合いの計り合いとなり、たまにハルバード使いの突き攻撃が行われるが誰が見てもそれは牽制以外の何物でもない。たがいに一発性が高い──首を刎ねたり心臓を突き刺したりしなくてもまともな一撃が入ればそれだけで状況を変えうるだけのパワーがあるという意味だ──が故に慎重になるほかない。
しかし、残り時間は確実に減っていき、ついに残り一分を切った。このままでは牽制とはいえ攻撃回数が多いハルバード使いが勝利する事になるなんて事を、大斧使いが理解していないわけがない。しかし、リーチの差で攻め込みたくても攻め込めない。故に──投擲という形になるのは仕方がない事だったのかもしれない。
ハルバード使いもそれを警戒していたらしく、大斧使いが明確に投擲する姿を見せると腰をやや落として眼を鋭く見据え、いつ投げられても良い様に──それ以外の行動に出ても対処できるように身構えたのが分かった。緊張の一瞬だが、それを遮ったのが残り時間三〇秒というアナウンスだった。
「ぬおおおおおおあああああぁぁぁぁーーー!!!」
大斧使いの咆哮、そして投擲。重量のある大斧が全力で投擲された。早い、とてもじゃないがその速度は大斧が投擲されたとは思えない速度でハルバード使いへと飛んでいく。ハルバード使いは──完全な回避は無理と判断し、あえてハルバードで受けに行ったか。しかし、大斧の重量とその重量を高速でぶん投げる事が出来た大斧使いの巨力が合わさった重さは半端じゃない。
数秒後、ハルバードと共に後ろに吹き飛ばされるハルバード使い。だが、必死の抵抗で大斧の軌道を変更した様で大斧はハルバード使いの頭上を越えていく。しかし、まだ終わってはいなかった。マンゴーシュ(某ゲームを知っている方ならマインゴーシュの方が聞き覚えがあるだろうか)を左手に持った大斧使いがハルバード使いに襲い掛かった。
これを見たハルバード使いもハルバードを投げ捨て、こちらはレイピアのような物で応戦する姿を見せた。お互い突きのモーションに入り、相手の体目がけて全力で突き刺す。残り時間ももう少ないから、フェイントをかける時間もない。そしてお互いの獲物が交差し、片方の体だけが深々と貫かれた。貫かれたのは──ハルバード使いの方だった。
大斧使いはレイピアの切っ先を胴と腕の合間に滑り込ませるような形で回避して見せていたのだ。それを見たハルバード使いは、見事と言わんばかりに微笑んだ後に力尽きた。これにて決着となったが、大斧使いも荒い息を隠せていない。本当に神経をすり減らした攻防だったという事が良く分かる。
「やはり、お互い小回りの利く武器を忍ばせていたか」
レイジがこう発言したのは己も同じ選択をしたからだろう。レイジは片手斧に盾というスタイルだが、それでも獲物が斧である以上重量があるため攻撃は大ぶりになりやすく、威力は高いが小回りはちょっと効かない。故にレイジも近距離戦で素早く対処する必要に駆られた時の為の短剣を身に着けている。
「最初はブーイングが多かったこの戦いでしたが、今の戦いには拍手が送られていますね。私も最後までどちらが勝つのか分からない手に汗握る戦いでした」
カナさんの言葉も最もだ。ブーイングは完全になくなり、今は誰もが拍手をして両ギルドの戦いを称えていた。それぐらいギリギリの戦いを見せてくれたからだろう。だからこそ、次の戦いに出てくるギルドにも一定レベルの物を自然と求められてしまう事となる。
「さて、次の次が俺達の出番だな。皆控室に移動するぞ」
ツヴァイの言葉に頷き、ブルーカラーの皆と共に控室へと移動する。いよいよ二次予選の初戦だ。勝って勢いを付けたい最初の戦いであることはこちら側だけでなく相手のギルドも同じだろう。それでもなお勝たねば始まらない。そう考えれば自然と表情が引き締まる。さて、いざ出陣だ。
動きそのものは決して悪くはなかった。しかしそれでも必要以上の緊張が体に残っていたようでぎこちなさが消えていなかった。それが全てを決めてしまう形となる。フェイントに相手があまり引っかかっていないのに、右手の本命の突き攻撃を繰り出してしまった。当然その突きは当たることなく剣の切っ先は空を切る。
そうなれば体はどうしても硬直する。その硬直を逃してくれるような甘い人は二次予選にはいない──そう言わんばかりに、回避したもう一人のプレイヤーが遠慮なく攻撃を回避されて硬直したプレイヤーの首を刎ね飛ばした。ワンモアのPvPの恐ろしさがもろに出た形だな。均衡が崩れたとたん相手を即死させる一手が飛んでくるのだから。
やられた側はすぐに次のプレイヤーが武舞台に上がってくる。獲物は大太刀のようだ。残り時間が二分を切っている以上、ちまちました牽制をやる時間はない事など当然理解している彼は、大太刀を構えて一気に間合いを詰めて連続で突きを放つ。突きで相手の動きを崩し、首を刎ねて人数差を無くす。その狙いは解りやすすぎた。
当然その突きの猛攻に付き合うことなく、回避を重視して回避しきれない攻撃だけ剣を用いてはじき返している。当然の行動だ、このまま終われば勝利は堅い上に時間もない。むしろ変に攻めようものなら、大太刀の一撃を貰って今度は己の首を刎ねられかねない。
そして制限時間を迎えて、当然首を刎ねる事に成功した側の勝利判定が下された。しかしブーイングが止まない。勝った側も負けた側も、HPの温存という点で考えれば大成功しているからだ。この二チームは次の戦いでかなり有利となる事は疑いようがない。そんなブーイングの中でも試合は続く。
第二ラウンドでは第一ラウンドで負けたギルド側が何とか勝利をもぎ取った。しかし、試合内容は一ランドとは全く異なる最初からぶつかり合って双方のHPを大きく削り合う結果となっている。それでも勝った側は全員のHPを削り切られる事なく勝利しており、多少だが先の戦いでも優位を維持できるかもしれない。
そして決着の第三ラウンドとなったのだが、この試合が荒れた。大剣使い、格闘家だが腕に嵌めているのが爪という変わり種という戦いになったのだが、双方最後の一撃が印象的だった。爪の格闘家が大剣使いの首に刃を当て、切り裂いた瞬間に一拍置いてやってきた大剣が格闘家の首を刎ねるという相打ちという始まりとなったのだ。
大剣が格闘家の首を刎ねたのは、戦いの流れが悪く苦戦していた大剣使いが相打ちに持ち込むべく最後の一撃を大振りに振るって相手の攻撃を誘い、その誘いに格闘家がまんまと乗ってしまったからこそ成立した。格闘家が先に大剣使いを倒したが、勢いが乗っていた大剣の勢いはすぐに消えるはずもなく、その最後の大剣による一撃が決まったのだ。
双方次に出てきたのがどちらも魔法使い。両者ともに一定の間合いを保ちつつ魔法を乱射するという派手な戦いとなった。二人の合間には複数の爆発が舞い踊った。お互いの魔法を相殺しつつ己の魔法を通すべく魔法を放ちあうので、魔法の爆発が連鎖しているかのように発生していて止まらない。
結局お互いMPが尽きるまで打ち合って、最終的には杖と杖で殴り合うという魔法使いらしからぬ戦いとなってしまった。泥仕合のように双方ともに杖を振り回して殴り合い、そして両者ほぼ同時に倒れた。お互いに下がるという選択肢はなかったようで、またまたダブルノックダウンという展開になってしまった。
最後に残された面子が武舞台に上がった。片方は大斧使い、そしてもう片方が槍使い。ただ持っているのは槍というよりはハルバードだが。最後の決着をつけるのが重量武器同士という構図になり、お互い間合いを詰め──武器の関係上間合いが広いハルバード使いが先に攻撃を振るう。
振るわれた攻撃は突き攻撃だったが、大斧使いは武器を使ってうまく受け流しハルバード使いに接近する。が、ハルバード使いは横に転がるような形で受け流された事によって発生したバランスの崩れをごまかしながら間合いを取った。大斧使いの舌打ちが聞こえたような気がする。
また間合いの計り合いとなり、たまにハルバード使いの突き攻撃が行われるが誰が見てもそれは牽制以外の何物でもない。たがいに一発性が高い──首を刎ねたり心臓を突き刺したりしなくてもまともな一撃が入ればそれだけで状況を変えうるだけのパワーがあるという意味だ──が故に慎重になるほかない。
しかし、残り時間は確実に減っていき、ついに残り一分を切った。このままでは牽制とはいえ攻撃回数が多いハルバード使いが勝利する事になるなんて事を、大斧使いが理解していないわけがない。しかし、リーチの差で攻め込みたくても攻め込めない。故に──投擲という形になるのは仕方がない事だったのかもしれない。
ハルバード使いもそれを警戒していたらしく、大斧使いが明確に投擲する姿を見せると腰をやや落として眼を鋭く見据え、いつ投げられても良い様に──それ以外の行動に出ても対処できるように身構えたのが分かった。緊張の一瞬だが、それを遮ったのが残り時間三〇秒というアナウンスだった。
「ぬおおおおおおあああああぁぁぁぁーーー!!!」
大斧使いの咆哮、そして投擲。重量のある大斧が全力で投擲された。早い、とてもじゃないがその速度は大斧が投擲されたとは思えない速度でハルバード使いへと飛んでいく。ハルバード使いは──完全な回避は無理と判断し、あえてハルバードで受けに行ったか。しかし、大斧の重量とその重量を高速でぶん投げる事が出来た大斧使いの巨力が合わさった重さは半端じゃない。
数秒後、ハルバードと共に後ろに吹き飛ばされるハルバード使い。だが、必死の抵抗で大斧の軌道を変更した様で大斧はハルバード使いの頭上を越えていく。しかし、まだ終わってはいなかった。マンゴーシュ(某ゲームを知っている方ならマインゴーシュの方が聞き覚えがあるだろうか)を左手に持った大斧使いがハルバード使いに襲い掛かった。
これを見たハルバード使いもハルバードを投げ捨て、こちらはレイピアのような物で応戦する姿を見せた。お互い突きのモーションに入り、相手の体目がけて全力で突き刺す。残り時間ももう少ないから、フェイントをかける時間もない。そしてお互いの獲物が交差し、片方の体だけが深々と貫かれた。貫かれたのは──ハルバード使いの方だった。
大斧使いはレイピアの切っ先を胴と腕の合間に滑り込ませるような形で回避して見せていたのだ。それを見たハルバード使いは、見事と言わんばかりに微笑んだ後に力尽きた。これにて決着となったが、大斧使いも荒い息を隠せていない。本当に神経をすり減らした攻防だったという事が良く分かる。
「やはり、お互い小回りの利く武器を忍ばせていたか」
レイジがこう発言したのは己も同じ選択をしたからだろう。レイジは片手斧に盾というスタイルだが、それでも獲物が斧である以上重量があるため攻撃は大ぶりになりやすく、威力は高いが小回りはちょっと効かない。故にレイジも近距離戦で素早く対処する必要に駆られた時の為の短剣を身に着けている。
「最初はブーイングが多かったこの戦いでしたが、今の戦いには拍手が送られていますね。私も最後までどちらが勝つのか分からない手に汗握る戦いでした」
カナさんの言葉も最もだ。ブーイングは完全になくなり、今は誰もが拍手をして両ギルドの戦いを称えていた。それぐらいギリギリの戦いを見せてくれたからだろう。だからこそ、次の戦いに出てくるギルドにも一定レベルの物を自然と求められてしまう事となる。
「さて、次の次が俺達の出番だな。皆控室に移動するぞ」
ツヴァイの言葉に頷き、ブルーカラーの皆と共に控室へと移動する。いよいよ二次予選の初戦だ。勝って勢いを付けたい最初の戦いであることはこちら側だけでなく相手のギルドも同じだろう。それでもなお勝たねば始まらない。そう考えれば自然と表情が引き締まる。さて、いざ出陣だ。
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