732 / 741
連載
何やら話が変な方向へ
しおりを挟む
何とか各種インゴットをそれなりに確保したので、塔の外へ出て休息所の端に移動していたブルーカラーの生産者の皆さんにインゴットを渡す。
「──随分と沢山持ってきてくれたんですね? しかも精製済み……ああ、アースさんが居ればその場で可能でしたね。これだけ持ち込んでいただければ、武器の方は素材が揃ったので作れそうです。防具の方はギルマスが持ってきてくれた革次第ですが」
という言葉と共に、さっそく武器を打つべく各種道具を持ち出して準備を整える生産者の皆さん。遠巻きに見ている人は何人もいるが、ブルーカラーのギルドメンバーであることはほぼ知れ渡っているので声をかけてくるプレイヤーはいない。ま、声をかけられたところで断るんですけどね。受け付けたらきりがない。
生産者の皆さんが剣やら槍やらを作っているうちにツヴァイ達も戻ってきた。大量の皮を手渡し、これで十分な量が確保できたという事で防具の生産も始まった。ブルーカラーの別動隊も武具が出来ればすぐさま塔への攻略を再開するはずである。
「しかし、塔に挑む前に十分な武具は用意させていたはずだが、何があったんだ? ここまで武具が消耗するなんて相当厄介な要素にぶち当たったんだろうが……」
生産者さんが働き始めた事を見た後にレイジがそう別動隊の女性陣に話しかけた。もちろん威圧的な所はなく気遣っている様子がうかがえた。そのレイジの言葉に、一人の女性プレイヤーが口を開く。
「何といえばいいのでしょうか? 鎧や剣を主食にしている? みたいに装備の金属部分を積極的に食べるモンスター達に出会ってしまったんです」
彼女曰く、八〇〇階後半からそう言ったモンスターに出会う事が増えてしまったらしい。自分は出会っていないから何とも言えないが、かなり運が悪いと言えるだろう。そいつらに攻撃を貰うと鎧などの一部を食べられるみたいに切り裂かれてしまい、耐久力がガタ落ちするのだという。それでも何とか生産者の援護を受けて騙し騙しやってきたが、ついに限界を迎えてしまったという事が事の顛末のようだ。
「あっちゃー、それは運が悪すぎたねえ。掲示板のどこかでそう言うモンスターが出るって話は見た気がするけど、出現率は高くなかったはずだし。まあ、しょうがないと割り切るしかないよね」
ロナちゃんの言葉に、頷いている別動隊。これは確かに運が悪かっただけ、しょうがないと割り切っちゃうしかない。出てくるモンスターは当然プレイヤーが選べるわけもないのだからしょうがない事である。
「そうでも私達はこうして支援を受けられますので何とか諦めずに済んでいますけど……そうでない方は地獄を見ているでしょうね。まあ、それもこれも原因を作った人を恨んでくださいとしか言いようがないのですが」
と、他の別動隊書生プレイヤーも言葉を発する。事実、いくつかの羨ましげな視線がこちらに向けられている事を感じている。しかし、彼女達はブルーカラーの一員だからこその協力体制だ。ギルドメンバーでない人を手助けする余裕は彼女達にもない。実際素材が足りなくてこうやって自分達が集めてくる事になったんだしな。
「正直、俺としては皆に好きな事を好きなようにやってもらって楽しんでもらいたいと願っていただけなんだけどな……こうやって協力体制が取れる形が取れていること自体、狙った事じゃなかったんだが」
これはツヴァイの発言。気になったんでそこら辺をちょっと聞いてみると、ツヴァイ曰く戦闘をやりたい人、生産を目いっぱい楽しみたい人などそれぞれの考えがあったのだという。が、ギルドのカラーとでも言えばいいのだろうか? それを押し付けてくるギルマスやギルメンと仲たがいして追い出された人もかなりいた。
他にも生産者に強く当たって、素材も出さないのに明らかに相場以上の安さで装備を要求する連中からツヴァイが救っていたこともあったらしい。で、そう言った女性プレイヤーがツヴァイのギルドに入る事を熱望していった結果、ブルーカラーは女性プレイヤーが多く集まっていったという事らしい。
ずーっと前に聞いた戦闘でピンチに陥っている女性プレイヤーを助けて、それが切っ掛けでギルドメンバーとしてはいってきてべったりくっついている女性プレイヤーなど、ごく一部に過ぎなかったという訳である。ツヴァイとしてはあくまで善意かつ、理不尽にさらされたプレイヤーに助け船を出していただけだったのだが。
「もちろん男性プレイヤーにだって助け舟は出していたぞ? 本当だぞ!? ただ何故がギルドに入るのは女性プレイヤーが圧倒的に多くてな……ハーレムギルドのあだ名を貰う事になっちまったが」
どこか遠いとこを見るような視線をツヴァイは虚空へとむけていた。まあ長い付き合いだし、ツヴァイがただの女性が大好きなだらしない人間ではないという事は知っている。ただ、表面しか見ない大多数のプレイヤーからはそう言う目で見られてしまうのもまた事実なんだよな。ツヴァイはツヴァイで相当な苦労をしていたのだろう。
「まあ確かにツヴァイさんは女性と見ればお構いなしなだらしない男性ではないですよね。ただ、困っている女性プレイヤーと出会う確率はおかしいの一言ですが。狙っている訳ではないと理解してはおりますが、やっぱり思い返すと確率的におかしいのですよね」
カナさんの言葉に、ツヴァイの目からハイライトが消えた気がする。しかし、そんなツヴァイを知ってか知らずか追撃が入ってしまう……
「そこは否定できないわよね。私は初期メンバーだからずーっとギルドの事は見てきたけど、確かにツヴァイはメンバーになった女性に対してナンパとか一切してないし変な迫り方もやってこなかった。一般的な言葉で言えば紳士的よね、彼。ただ、女性プレイヤーとの出会い率とその後の展開がもうギャルゲーの世界なのよ。狙ったってできないから、変な勘繰りはしてないけどねぇ」
これがノーラのお言葉。ツヴァイ、泣くんじゃない。気持ちはわかるけどさ、すごく痛いほどに理解できるけどさ!!
「しかし、繰り返する事になりますがギルマスはあくまで善意からくる行動をしていただけですからね。間違いなく下心は一切ないんですよ。だからこそ女性プレイヤーの皆さんも付いていきたいとなるんでしょうが、それがますますギルドの名前を広める結果になってしまいましたね」
カザミネが必死でフォローした。流石に見ていられなくなったか。自分も口をはさんでおこう。
「カザミネの言う通り、もしツヴァイが下世話な奴だったら自分はここまで付き合いを続けられなかったよ。ツヴァイは間違いなく性格が良いし、今まで取ってきた行動にも問題はないさ。実力もあるし、頼もしい人物であることは疑いようがない」
カザミネ、そして自分の言葉でツヴァイの瞳にハイライトが戻ってきている。よかった、あのまま虚空に行ってしまうのではないかと正直心配になってしまったからな。
「まあ、カザミネやアースが言ったようにツヴァイ本人は良い奴だ。それはブルーカラーに属する人間ならだれもが分かっている事だろう。ただなぁ、周囲はそうは見ない奴も多い。特に女性が多いという一点だけを見て、そうなった経過など見ない奴らはツヴァイに対して嫉妬するからな。お門違いも良い所なんだが、あの手の人間に細かく説明した所で聞こうとはしないだろう」
ため息交じりにレイジがそのような言葉を口にした。そうだよね、今だけを見てそうなった経緯を見ない人が世間では大多数だ。今お金持ちだからと嫉妬はするが、その人の過去はどうだったとか、どんな苦労をしただとかをひっくるめてみる人ってのは相当少ない。結果よければすべてよし、なんていうがそのいい結果というものは容易くはやってこない。相当な苦労と、流した血と涙が裏にはある。
「皆さんがおっしゃったように、ツヴァイさんの事を女ったらしの最低野郎と罵った男性プレイヤーと女性プレイヤーは残念ながら一定数いましたからね。何も知らないのによくもまああそこまで言えるものだと……頭に来たのでPvPを挑んでしっかり叩き潰しておきましたけど」
別動隊の女性プレイヤーの一人がそんな言葉を発した後に大きなため息をついた。うん、気持ちはわかるけどちょっとやりすぎでないかい? そう言う行動をとるから、ツヴァイがますます噂を立てられちゃったんじゃないかな? と思うのですよ。いやまあ、気持ちはわかるよ、うん。
「せめて噂をするにしても聞こえない所でやって欲しい物ですよね。わざわざこちらに聞こえる声の大きさでするのが始末に負えません。人としての最低限の礼節まで投げ捨ててしまったのでしょうが」
なんて声も別動隊の女性プレイヤーから上がってくる。まあそう言いたくもなるよね、そんなわざわざ嫌がらせをすることを目的としたやり方をされるのは。しかも彼女達にとってツヴァイは厄介な状況を助けてくれた恩人だし、いわれのない悪口を聞けば穏やかではいられないだろう。
「まあ~そうですねぇ。それなりに痛い思いはしてもらいましょうかぁ~」
ぼそりとミリーが呟いた。いや、貴女がそんな言葉を口にするとこっちは冷や汗が流れ始めるんですが。正体を知っているのは良い事ばかりじゃないね!?
「そうですわ、そんな連中は一度痛い目を見ないと理解しませんわ。中には痛い目を見ても理解しない方もいらっしゃいますが。死んでも治らないと言うものでしたか」
エリザまで殺気立ってる。いや、ホントに言葉だけにしておいてよ!? 痛い目をあわせるにしてもせめてゲーム内のPvPとかに限定してね!? ミリーが暴走しない事を祈るしかないな……ミリーが別動隊からツヴァイの悪口を言っていたプレイヤーの情報を聞き出している様に見えるが、俺は何も知らないぞ。見ていないぞ。
「──随分と沢山持ってきてくれたんですね? しかも精製済み……ああ、アースさんが居ればその場で可能でしたね。これだけ持ち込んでいただければ、武器の方は素材が揃ったので作れそうです。防具の方はギルマスが持ってきてくれた革次第ですが」
という言葉と共に、さっそく武器を打つべく各種道具を持ち出して準備を整える生産者の皆さん。遠巻きに見ている人は何人もいるが、ブルーカラーのギルドメンバーであることはほぼ知れ渡っているので声をかけてくるプレイヤーはいない。ま、声をかけられたところで断るんですけどね。受け付けたらきりがない。
生産者の皆さんが剣やら槍やらを作っているうちにツヴァイ達も戻ってきた。大量の皮を手渡し、これで十分な量が確保できたという事で防具の生産も始まった。ブルーカラーの別動隊も武具が出来ればすぐさま塔への攻略を再開するはずである。
「しかし、塔に挑む前に十分な武具は用意させていたはずだが、何があったんだ? ここまで武具が消耗するなんて相当厄介な要素にぶち当たったんだろうが……」
生産者さんが働き始めた事を見た後にレイジがそう別動隊の女性陣に話しかけた。もちろん威圧的な所はなく気遣っている様子がうかがえた。そのレイジの言葉に、一人の女性プレイヤーが口を開く。
「何といえばいいのでしょうか? 鎧や剣を主食にしている? みたいに装備の金属部分を積極的に食べるモンスター達に出会ってしまったんです」
彼女曰く、八〇〇階後半からそう言ったモンスターに出会う事が増えてしまったらしい。自分は出会っていないから何とも言えないが、かなり運が悪いと言えるだろう。そいつらに攻撃を貰うと鎧などの一部を食べられるみたいに切り裂かれてしまい、耐久力がガタ落ちするのだという。それでも何とか生産者の援護を受けて騙し騙しやってきたが、ついに限界を迎えてしまったという事が事の顛末のようだ。
「あっちゃー、それは運が悪すぎたねえ。掲示板のどこかでそう言うモンスターが出るって話は見た気がするけど、出現率は高くなかったはずだし。まあ、しょうがないと割り切るしかないよね」
ロナちゃんの言葉に、頷いている別動隊。これは確かに運が悪かっただけ、しょうがないと割り切っちゃうしかない。出てくるモンスターは当然プレイヤーが選べるわけもないのだからしょうがない事である。
「そうでも私達はこうして支援を受けられますので何とか諦めずに済んでいますけど……そうでない方は地獄を見ているでしょうね。まあ、それもこれも原因を作った人を恨んでくださいとしか言いようがないのですが」
と、他の別動隊書生プレイヤーも言葉を発する。事実、いくつかの羨ましげな視線がこちらに向けられている事を感じている。しかし、彼女達はブルーカラーの一員だからこその協力体制だ。ギルドメンバーでない人を手助けする余裕は彼女達にもない。実際素材が足りなくてこうやって自分達が集めてくる事になったんだしな。
「正直、俺としては皆に好きな事を好きなようにやってもらって楽しんでもらいたいと願っていただけなんだけどな……こうやって協力体制が取れる形が取れていること自体、狙った事じゃなかったんだが」
これはツヴァイの発言。気になったんでそこら辺をちょっと聞いてみると、ツヴァイ曰く戦闘をやりたい人、生産を目いっぱい楽しみたい人などそれぞれの考えがあったのだという。が、ギルドのカラーとでも言えばいいのだろうか? それを押し付けてくるギルマスやギルメンと仲たがいして追い出された人もかなりいた。
他にも生産者に強く当たって、素材も出さないのに明らかに相場以上の安さで装備を要求する連中からツヴァイが救っていたこともあったらしい。で、そう言った女性プレイヤーがツヴァイのギルドに入る事を熱望していった結果、ブルーカラーは女性プレイヤーが多く集まっていったという事らしい。
ずーっと前に聞いた戦闘でピンチに陥っている女性プレイヤーを助けて、それが切っ掛けでギルドメンバーとしてはいってきてべったりくっついている女性プレイヤーなど、ごく一部に過ぎなかったという訳である。ツヴァイとしてはあくまで善意かつ、理不尽にさらされたプレイヤーに助け船を出していただけだったのだが。
「もちろん男性プレイヤーにだって助け舟は出していたぞ? 本当だぞ!? ただ何故がギルドに入るのは女性プレイヤーが圧倒的に多くてな……ハーレムギルドのあだ名を貰う事になっちまったが」
どこか遠いとこを見るような視線をツヴァイは虚空へとむけていた。まあ長い付き合いだし、ツヴァイがただの女性が大好きなだらしない人間ではないという事は知っている。ただ、表面しか見ない大多数のプレイヤーからはそう言う目で見られてしまうのもまた事実なんだよな。ツヴァイはツヴァイで相当な苦労をしていたのだろう。
「まあ確かにツヴァイさんは女性と見ればお構いなしなだらしない男性ではないですよね。ただ、困っている女性プレイヤーと出会う確率はおかしいの一言ですが。狙っている訳ではないと理解してはおりますが、やっぱり思い返すと確率的におかしいのですよね」
カナさんの言葉に、ツヴァイの目からハイライトが消えた気がする。しかし、そんなツヴァイを知ってか知らずか追撃が入ってしまう……
「そこは否定できないわよね。私は初期メンバーだからずーっとギルドの事は見てきたけど、確かにツヴァイはメンバーになった女性に対してナンパとか一切してないし変な迫り方もやってこなかった。一般的な言葉で言えば紳士的よね、彼。ただ、女性プレイヤーとの出会い率とその後の展開がもうギャルゲーの世界なのよ。狙ったってできないから、変な勘繰りはしてないけどねぇ」
これがノーラのお言葉。ツヴァイ、泣くんじゃない。気持ちはわかるけどさ、すごく痛いほどに理解できるけどさ!!
「しかし、繰り返する事になりますがギルマスはあくまで善意からくる行動をしていただけですからね。間違いなく下心は一切ないんですよ。だからこそ女性プレイヤーの皆さんも付いていきたいとなるんでしょうが、それがますますギルドの名前を広める結果になってしまいましたね」
カザミネが必死でフォローした。流石に見ていられなくなったか。自分も口をはさんでおこう。
「カザミネの言う通り、もしツヴァイが下世話な奴だったら自分はここまで付き合いを続けられなかったよ。ツヴァイは間違いなく性格が良いし、今まで取ってきた行動にも問題はないさ。実力もあるし、頼もしい人物であることは疑いようがない」
カザミネ、そして自分の言葉でツヴァイの瞳にハイライトが戻ってきている。よかった、あのまま虚空に行ってしまうのではないかと正直心配になってしまったからな。
「まあ、カザミネやアースが言ったようにツヴァイ本人は良い奴だ。それはブルーカラーに属する人間ならだれもが分かっている事だろう。ただなぁ、周囲はそうは見ない奴も多い。特に女性が多いという一点だけを見て、そうなった経過など見ない奴らはツヴァイに対して嫉妬するからな。お門違いも良い所なんだが、あの手の人間に細かく説明した所で聞こうとはしないだろう」
ため息交じりにレイジがそのような言葉を口にした。そうだよね、今だけを見てそうなった経緯を見ない人が世間では大多数だ。今お金持ちだからと嫉妬はするが、その人の過去はどうだったとか、どんな苦労をしただとかをひっくるめてみる人ってのは相当少ない。結果よければすべてよし、なんていうがそのいい結果というものは容易くはやってこない。相当な苦労と、流した血と涙が裏にはある。
「皆さんがおっしゃったように、ツヴァイさんの事を女ったらしの最低野郎と罵った男性プレイヤーと女性プレイヤーは残念ながら一定数いましたからね。何も知らないのによくもまああそこまで言えるものだと……頭に来たのでPvPを挑んでしっかり叩き潰しておきましたけど」
別動隊の女性プレイヤーの一人がそんな言葉を発した後に大きなため息をついた。うん、気持ちはわかるけどちょっとやりすぎでないかい? そう言う行動をとるから、ツヴァイがますます噂を立てられちゃったんじゃないかな? と思うのですよ。いやまあ、気持ちはわかるよ、うん。
「せめて噂をするにしても聞こえない所でやって欲しい物ですよね。わざわざこちらに聞こえる声の大きさでするのが始末に負えません。人としての最低限の礼節まで投げ捨ててしまったのでしょうが」
なんて声も別動隊の女性プレイヤーから上がってくる。まあそう言いたくもなるよね、そんなわざわざ嫌がらせをすることを目的としたやり方をされるのは。しかも彼女達にとってツヴァイは厄介な状況を助けてくれた恩人だし、いわれのない悪口を聞けば穏やかではいられないだろう。
「まあ~そうですねぇ。それなりに痛い思いはしてもらいましょうかぁ~」
ぼそりとミリーが呟いた。いや、貴女がそんな言葉を口にするとこっちは冷や汗が流れ始めるんですが。正体を知っているのは良い事ばかりじゃないね!?
「そうですわ、そんな連中は一度痛い目を見ないと理解しませんわ。中には痛い目を見ても理解しない方もいらっしゃいますが。死んでも治らないと言うものでしたか」
エリザまで殺気立ってる。いや、ホントに言葉だけにしておいてよ!? 痛い目をあわせるにしてもせめてゲーム内のPvPとかに限定してね!? ミリーが暴走しない事を祈るしかないな……ミリーが別動隊からツヴァイの悪口を言っていたプレイヤーの情報を聞き出している様に見えるが、俺は何も知らないぞ。見ていないぞ。
1,531
お気に入りに追加
26,945
あなたにおすすめの小説
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
ちょっとエッチな執事の体調管理
mm
ファンタジー
私は小川優。大学生になり上京して来て1ヶ月。今はバイトをしながら一人暮らしをしている。
住んでいるのはそこらへんのマンション。
変わりばえない生活に飽き飽きしている今日この頃である。
「はぁ…疲れた」
連勤のバイトを終え、独り言を呟きながらいつものようにマンションへ向かった。
(エレベーターのあるマンションに引っ越したい)
そう思いながらやっとの思いで階段を上りきり、自分の部屋の方へ目を向けると、そこには見知らぬ男がいた。
「優様、おかえりなさいませ。本日付けで雇われた、優様の執事でございます。」
「はい?どちら様で…?」
「私、優様の執事の佐川と申します。この度はお嬢様体験プランご当選おめでとうございます」
(あぁ…!)
今の今まで忘れていたが、2ヶ月ほど前に「お嬢様体験プラン」というのに応募していた。それは無料で自分だけの執事がつき、身の回りの世話をしてくれるという画期的なプランだった。執事を雇用する会社はまだ新米の執事に実際にお嬢様をつけ、3ヶ月無料でご奉仕しながら執事業を学ばせるのが目的のようだった。
「え、私当たったの?この私が?」
「さようでございます。本日から3ヶ月間よろしくお願い致します。」
尿・便表現あり
アダルトな表現あり
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
性欲排泄欲処理系メイド 〜三大欲求、全部満たします〜
mm
ファンタジー
私はメイドのさおり。今日からある男性のメイドをすることになったんだけど…業務内容は「全般のお世話」。トイレもお風呂も、性欲も!?
※スカトロ表現多数あり
※作者が描きたいことを書いてるだけなので同じような内容が続くことがあります
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。