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残り一ヶ月と一日
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そうして翌日からミリーも交えてひたすらPvPを繰り返し、メンバーも色々と変えつつ試してみた。その結果、ビルドの関係上魔法に対する比率が高いミリー、エリザ、ノーラは別に分ける事がまず最初に決まった。
さらにそこから戦いを重ね、最終的に決まったのは──ツヴァイ、レイジ、ノーラの第一組。カザミネ、カナさん、エリザの第二組。そしてのこりの自分、ロナちゃん、ミリーの第三組で行くと決まった。後は対戦相手によって出す順番を変えるだけとなった。こうして形が決まって明日はいよいよ最強ギルドを決める戦いが始まると言ったこの日、突如今いる塔の主である女神から塔にいるプレイヤー全員にある発表が行われた。
『塔に挑まれている皆さま、いよいよ明日で残された時間はひと月となります。ですので、現状で皆様の登頂がどのような状況になっているかをある程度お知らせいたします。まず、現段階で一〇〇〇階踏破なされた方は一〇二四名です。そして、九〇〇階まで到達している方が七四四名。八〇〇階まで到達為されている方が二八一二名となっております』
ふむ、残り一月で踏破に成功する可能性のある人数はそれぐらいか……となるとここに上げられた人達が全員登れたとしても、すでに上った人を含めて五〇〇〇人に少し届かないぐらいの人数しか登頂できそうにないな。
『そして、当日ルーレットを回して最終決戦に参加できる人数を決める訳ですが、そちらの方も公表いたします。塔の安全地帯にいらっしゃる方は目を閉じて下されば見えるようになります』
との事なので目を閉じてみると、カジノで見るルーレットが瞼の裏に浮き上がる感じで見えてきた。で、当然気になる振り分けなのだが……一・五倍が全体の七割弱ぐらいある。最大値の四倍はダブルゼロと言われる穴にしかない。まあ、そりゃそうか……これは実質、一・五倍にしか落ちないと思った方がいいな。よくて二倍。それ以上の数字は期待するだけ無駄だと見るべきだ。
「五〇〇〇人登れたとして七五〇〇か……ラスボスとして出てきたんだから、それだけのプレイヤーがいても鎧袖一触にされそうで怖いぜ。一〇〇〇〇人ぐらいは参加できると良いんだが」
ツヴァイの発言に頷いてしまう。確かに最後のトリとして出てきた存在が弱いとは思えない。もちろんゲームによってはラスボスはストーリー上のおまけであって、その一つ前の戦いが実質のラスボス戦というものもある。だが、ワンモアに鍵ってそう言うパターンは無いだろう。
『正直に申し上げて、参加可能な方が想定よりも少ないと言わざるをえません。ですので明日より援軍のシステムを強化させていただきます。援軍として動いてくださっている方の能力を援軍中に限り二倍に上げさせていただきます。更に最大三人まで援軍の方が一つのパーティに参加できるようにいたします。これにより踏破をより進めやすくなるはずです。また、一部の試練の難易度を落とす、もしくは発生しない様にさせていただきます』
おっと、明確に難易度を下げるという発言が出てくるとは想定外だ。ワンモアの歴史上初めてじゃないか? ここまで明確に難易度を下げるという発表を出すのは。それだけ最終決戦に参加できる人数がこのままではあまりに少なすぎて話にならないということの裏返しと受け取れるけど。
「非常に珍しい話ね。ワンモアはこういった事を今までしなかったけど……最後だから参加できる人を大勢増やして最後の記念として記憶に残してほしいっていう意味合いもあるのかしら?」
ノーラの発言を聞いて、そう言う捉え方もできるかと気づかされた。確かに最後の戦いになる訳だから、思い出として残すためにも参加したいという人をできるだけ受け入れたいという考えもあったのかもしれない。
『ですので、最終日まであきらめずに登頂に挑んでいたただきたいと思います。無論、今は八〇〇階以下であっても登頂できる可能性は十分にある様にしております。皆様の最後の奮闘に期待しております、それでは失礼いたします』
この言葉を最後に女神の声は聞こえなくなった。当然ブルーカラーだけでなく周囲の人達も大騒ぎだ。諦めていたけどもう一回頑張ってみようという発言も多々耳に入ってくる。
「プレイヤーの大半に諦めの雰囲気が蔓延していましたから、こういったテコ入れを行ったんでしょうね。これをきっかけに周囲がどう動くかという話になりますね。ツヴァイ、おそらく最強ギルドの大会から何か通知が来ると思いますよ。援軍まで強化されて登頂しやすくなったというのなら、登頂した私達がのんびりしていると突き上げが来るでしょうし」
カザミネの読みは正しかった。カザミネの言葉から数分後に、ツヴァイに対してウィスパーチャットが飛んできたからである。もちろん相手は最強ぎるを度を決める大会の運営を担当する人達からだ。
「カザミネ、お前の言う通りの話になったようだぜ。明日からの大会についての話し合いをしたいから参加予定のギルドは出来限り参加してくれって事だ。なので悪いが行ってくる、皆は解散してもいいし、待っていてくれてもいいぞ」
そうして運営本部に向かったツヴァイを見送った後、お互いに顔を見合わせる自分達。
「解散して良いとは言われたけど、ある程度は待つよね?」「まあ、そりゃね。全く待たずにハイ解散はあまりにも不義理に過ぎるし」「あまりに長い場合は致し方ないですが~、ある程度は待ちましょう」「待つ間、もう一度明日の戦い方をどうするかの話を詰めておけば無駄にはならないでしょう」
と話し合った結果、明日からの事をレイドパーティを組んでできるチャット内にて話し合った。こういう面子が来た場合はこの順番でとか、どのチームをどういう時にどの順番で出す、みたいな話を再確認しているとツヴァイが戻ってきた。大二〇分弱ぐらいだったかな? 話し合いにしてはすさまじく早いお帰りだ。
「待っててくれたのか。じゃあ話すが、一試合に制限時間を設ける事であっさり全員が同意した。それと同時に大会の規模も判明したからそれも教えるぞ」
帰ってきたツヴァイからの説明で、一次予選は十六のギルドの総当たり戦。総当たりを行って上位二組のギルドが二次予選に行ける。二次予選は勝ち抜いた十六のギルドで再び総当たり戦。この総当たり戦で上位四つのギルドが準決勝。そこからは勝ち抜き戦で勝者を決めるという流れになるそうだ。
「試合時間だが、一次予選が十分。二次予選が十五分、準決勝以降は制限時間なし。制限時間を越えたら、相手に与えたダメージや受けたダメージや攻撃の積極性、試合運びなどを相互的に評価してくれる三名の審判AIがジャッジを行って照射を決めるって話で確定した。制限時間終了後に残り体力が多くても防御ばっかりで攻めの姿勢を見せなかったりしたら負ける事になるだろうな」
ツヴァイが口にしたのは格闘ゲームの一般的な勝敗の分け方だな。格闘ゲームでは制限時間切れになると大抵は残り体力を割合で見て多く維持できた側を勝ちとすることが多い。故にタイムオーバーで体力が優勢な側は守りに入り、劣勢側はそれをどうこじ開けて逆転するかの読み合いがあるのだが、今回はそう言った形の決め方ではないって事になる。
「結構一試合の時間を短くしたんですね。これなら破れたギルドは援軍要請に応じて積極的に動けそうですね」「まあ、援軍を受けるかどうかは各自の自由だが最後の戦いを考えると積極的に受ける奴は多そうだな」
カザミネとレイジがツヴァイからの情報を聞いて、そんな事を口にした。まあ、それが運営側の狙いでもあるだろう。長時間拘束しない事で援軍に行ける人の数を抑制していませんよ、というアピールになる。もしくは逆に、訴えに出たプレイヤーがいたのかもしれない。だからこそこうなったという可能性もある。
「まあ、だらだらと粘られるよりはマジかもしれませんわね」「ですね、そう考えた方がいいでしょう。あからさまな時間稼ぎを行って仲間の回復を延々と待つような行為は流石にちょっとと思いますから」
そしてエリザとカナさんもそんな考えを口にした。なんにせよ、これで予選はスムーズに進むだろう。しかし、かなりの数のギルドが参加してたんだなぁ……一次予選から十六ものギルドがぶつかると言うのに、そこからさらに二次予選でも十六のギルドが集う訳だから。明日からの戦い、気合を入れていかないとな。情けない負け方は、ブルーカラーの看板を汚す事になる。
さらにそこから戦いを重ね、最終的に決まったのは──ツヴァイ、レイジ、ノーラの第一組。カザミネ、カナさん、エリザの第二組。そしてのこりの自分、ロナちゃん、ミリーの第三組で行くと決まった。後は対戦相手によって出す順番を変えるだけとなった。こうして形が決まって明日はいよいよ最強ギルドを決める戦いが始まると言ったこの日、突如今いる塔の主である女神から塔にいるプレイヤー全員にある発表が行われた。
『塔に挑まれている皆さま、いよいよ明日で残された時間はひと月となります。ですので、現状で皆様の登頂がどのような状況になっているかをある程度お知らせいたします。まず、現段階で一〇〇〇階踏破なされた方は一〇二四名です。そして、九〇〇階まで到達している方が七四四名。八〇〇階まで到達為されている方が二八一二名となっております』
ふむ、残り一月で踏破に成功する可能性のある人数はそれぐらいか……となるとここに上げられた人達が全員登れたとしても、すでに上った人を含めて五〇〇〇人に少し届かないぐらいの人数しか登頂できそうにないな。
『そして、当日ルーレットを回して最終決戦に参加できる人数を決める訳ですが、そちらの方も公表いたします。塔の安全地帯にいらっしゃる方は目を閉じて下されば見えるようになります』
との事なので目を閉じてみると、カジノで見るルーレットが瞼の裏に浮き上がる感じで見えてきた。で、当然気になる振り分けなのだが……一・五倍が全体の七割弱ぐらいある。最大値の四倍はダブルゼロと言われる穴にしかない。まあ、そりゃそうか……これは実質、一・五倍にしか落ちないと思った方がいいな。よくて二倍。それ以上の数字は期待するだけ無駄だと見るべきだ。
「五〇〇〇人登れたとして七五〇〇か……ラスボスとして出てきたんだから、それだけのプレイヤーがいても鎧袖一触にされそうで怖いぜ。一〇〇〇〇人ぐらいは参加できると良いんだが」
ツヴァイの発言に頷いてしまう。確かに最後のトリとして出てきた存在が弱いとは思えない。もちろんゲームによってはラスボスはストーリー上のおまけであって、その一つ前の戦いが実質のラスボス戦というものもある。だが、ワンモアに鍵ってそう言うパターンは無いだろう。
『正直に申し上げて、参加可能な方が想定よりも少ないと言わざるをえません。ですので明日より援軍のシステムを強化させていただきます。援軍として動いてくださっている方の能力を援軍中に限り二倍に上げさせていただきます。更に最大三人まで援軍の方が一つのパーティに参加できるようにいたします。これにより踏破をより進めやすくなるはずです。また、一部の試練の難易度を落とす、もしくは発生しない様にさせていただきます』
おっと、明確に難易度を下げるという発言が出てくるとは想定外だ。ワンモアの歴史上初めてじゃないか? ここまで明確に難易度を下げるという発表を出すのは。それだけ最終決戦に参加できる人数がこのままではあまりに少なすぎて話にならないということの裏返しと受け取れるけど。
「非常に珍しい話ね。ワンモアはこういった事を今までしなかったけど……最後だから参加できる人を大勢増やして最後の記念として記憶に残してほしいっていう意味合いもあるのかしら?」
ノーラの発言を聞いて、そう言う捉え方もできるかと気づかされた。確かに最後の戦いになる訳だから、思い出として残すためにも参加したいという人をできるだけ受け入れたいという考えもあったのかもしれない。
『ですので、最終日まであきらめずに登頂に挑んでいたただきたいと思います。無論、今は八〇〇階以下であっても登頂できる可能性は十分にある様にしております。皆様の最後の奮闘に期待しております、それでは失礼いたします』
この言葉を最後に女神の声は聞こえなくなった。当然ブルーカラーだけでなく周囲の人達も大騒ぎだ。諦めていたけどもう一回頑張ってみようという発言も多々耳に入ってくる。
「プレイヤーの大半に諦めの雰囲気が蔓延していましたから、こういったテコ入れを行ったんでしょうね。これをきっかけに周囲がどう動くかという話になりますね。ツヴァイ、おそらく最強ギルドの大会から何か通知が来ると思いますよ。援軍まで強化されて登頂しやすくなったというのなら、登頂した私達がのんびりしていると突き上げが来るでしょうし」
カザミネの読みは正しかった。カザミネの言葉から数分後に、ツヴァイに対してウィスパーチャットが飛んできたからである。もちろん相手は最強ぎるを度を決める大会の運営を担当する人達からだ。
「カザミネ、お前の言う通りの話になったようだぜ。明日からの大会についての話し合いをしたいから参加予定のギルドは出来限り参加してくれって事だ。なので悪いが行ってくる、皆は解散してもいいし、待っていてくれてもいいぞ」
そうして運営本部に向かったツヴァイを見送った後、お互いに顔を見合わせる自分達。
「解散して良いとは言われたけど、ある程度は待つよね?」「まあ、そりゃね。全く待たずにハイ解散はあまりにも不義理に過ぎるし」「あまりに長い場合は致し方ないですが~、ある程度は待ちましょう」「待つ間、もう一度明日の戦い方をどうするかの話を詰めておけば無駄にはならないでしょう」
と話し合った結果、明日からの事をレイドパーティを組んでできるチャット内にて話し合った。こういう面子が来た場合はこの順番でとか、どのチームをどういう時にどの順番で出す、みたいな話を再確認しているとツヴァイが戻ってきた。大二〇分弱ぐらいだったかな? 話し合いにしてはすさまじく早いお帰りだ。
「待っててくれたのか。じゃあ話すが、一試合に制限時間を設ける事であっさり全員が同意した。それと同時に大会の規模も判明したからそれも教えるぞ」
帰ってきたツヴァイからの説明で、一次予選は十六のギルドの総当たり戦。総当たりを行って上位二組のギルドが二次予選に行ける。二次予選は勝ち抜いた十六のギルドで再び総当たり戦。この総当たり戦で上位四つのギルドが準決勝。そこからは勝ち抜き戦で勝者を決めるという流れになるそうだ。
「試合時間だが、一次予選が十分。二次予選が十五分、準決勝以降は制限時間なし。制限時間を越えたら、相手に与えたダメージや受けたダメージや攻撃の積極性、試合運びなどを相互的に評価してくれる三名の審判AIがジャッジを行って照射を決めるって話で確定した。制限時間終了後に残り体力が多くても防御ばっかりで攻めの姿勢を見せなかったりしたら負ける事になるだろうな」
ツヴァイが口にしたのは格闘ゲームの一般的な勝敗の分け方だな。格闘ゲームでは制限時間切れになると大抵は残り体力を割合で見て多く維持できた側を勝ちとすることが多い。故にタイムオーバーで体力が優勢な側は守りに入り、劣勢側はそれをどうこじ開けて逆転するかの読み合いがあるのだが、今回はそう言った形の決め方ではないって事になる。
「結構一試合の時間を短くしたんですね。これなら破れたギルドは援軍要請に応じて積極的に動けそうですね」「まあ、援軍を受けるかどうかは各自の自由だが最後の戦いを考えると積極的に受ける奴は多そうだな」
カザミネとレイジがツヴァイからの情報を聞いて、そんな事を口にした。まあ、それが運営側の狙いでもあるだろう。長時間拘束しない事で援軍に行ける人の数を抑制していませんよ、というアピールになる。もしくは逆に、訴えに出たプレイヤーがいたのかもしれない。だからこそこうなったという可能性もある。
「まあ、だらだらと粘られるよりはマジかもしれませんわね」「ですね、そう考えた方がいいでしょう。あからさまな時間稼ぎを行って仲間の回復を延々と待つような行為は流石にちょっとと思いますから」
そしてエリザとカナさんもそんな考えを口にした。なんにせよ、これで予選はスムーズに進むだろう。しかし、かなりの数のギルドが参加してたんだなぁ……一次予選から十六ものギルドがぶつかると言うのに、そこからさらに二次予選でも十六のギルドが集う訳だから。明日からの戦い、気合を入れていかないとな。情けない負け方は、ブルーカラーの看板を汚す事になる。
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