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次のエリアでの遭遇
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反応が一瞬現れた場所に到着。そこは噴水広場の様な所であった。真ん中に丸い噴水があり、その周囲にベンチや木々がきれいに植えられている。見通しが良く、隠れる場所はほぼない。が、その噴水の近くにでかくて豪華な宝箱があり、その宝箱は開けられていた。つまりこの宝箱を開けるためにここに近寄った結果、何らかの仕掛けで隠密行為が解けたのか?
(そうなると、全身超重量のプレートを着込んだザッドの動きとは考えにくいか? 格闘家のゼラァの方が静かに移動することが出来る。となると……ここで消えた反応はゼラァか。一瞬現れて消えたと言う事は、何らかの隠れるアイテムを使ったのだろう。この近くを調べようか)
そう考えた時に、またアナウンスが飛んできた。『鍵の一つが発見されました。鍵の残りは三つです』と。く、鍵の発見が予想以上に速い。この手のゲーム、ルールに慣れている面子がいるのかもしれない。が、焦って周囲の違和感を見逃すようではグラッド達を捕まえる事など出来ようはずもない。
そう自分に言い聞かせて改めて周囲を見ると……中央の噴水に違和感を感じた。噴水の水が吹き上がって落ちてきている訳なのだが……その水の動きの一部が不自然な動きをしているのだ。一部が妙な曲線を描きながら流れている……つまり、そこにいると言う事か。八岐の月に矢を番え、射る。
「ああもう、やっぱりバレた! アースにこんな雑な隠れ方は通じないわよねえ」
矢を回避しながら現れたのはやはりゼラァだった。恐らく自分が急激に迫ってきたことで、とっさに擬態アイテムで隠れられるのは噴水しかなかったという感じだったのだろう。ゼラァは戦う事など始めから考えていないとばかりに全力で逃げを打ったので、自分は当然追いかける。
その最中、ゼラァが何度かポーションのような物を口に含み、飲んだ後に短時間異様な速度で走る速度を上げるため市街地と言う場所の問題もあって何度か見失いかけたが何とか追いかけ続ける事に成功している。なお《危険察知》の方では反応は一切なく、目視によるゼラァの姿を捉え続ける事が出来なくなったら、逃げられてしまう可能性が高い。
ゼラァ側も走って逃げるだけではなく、煙幕や疑似的な壁を生成するアイテムを駆使してあの手この手でこちらの視線を切ろうとしてくる。一秒でも視線を切ったら、その隙に隠れるなり擬態アイテムを使うなりしてやり過ごしてしまおうという腹であると予想がつく。だからこそそう言ったアイテムにごまかせずについていかなければならない。
もちろんこちらも八岐の月を用いた射撃攻撃を追いかけながら交えている。だが、流石はゼラァと言った所でことごとく避け続けている。後ろを振り向くような事はないので、自分と同じく殺気の様な物を感じ取って避けているのだろう。それでも曲がろうとした所に先読みで撃つ事である程度の動きの制限も出来るため、射撃を止めるような事はしない。
「ああもう! これだけアイテムを使っているというのにぜんっぜん振り切れない! いい加減諦めなさいよ!」「そんな訳にいくかぁ!!」
ゼラァからの言葉に、こちらも反論する。時間を結構使わされてしまっている以上、ここでゼラァを取り逃したら大損も良いところだ。ここでしっかりゼラァを捕獲しておかないと、この先に響く。だから諦めるという選択肢はないのである……
更にたぶん数分後、走って走って追いかけまくって──袋小路にゼラァは突っ込んでしまった。ようやくこれで捕まえられる、そう思ったのだが……ゼラァがここに来て変身した。その姿はこめかみの上部分から一対の角が生え、魔族の人達の様な黒い目と浅黒い肌をしており、凄まじい威圧感を伴っている。これは、ゼラァの切り札の一つで間違いないだろう。
「もう、本番まで隠しておきたかったけど仕方がないわ! ここは力で押し通らせてもらうわよ!」
いうが早いか、自分に炎を纏った拳で殴りかかってくるゼラァ。それを自分はシールドで受けたが……なるほど、この衝撃。もろに食らったら今の強化されたステータスでもかなりのダメージを受けてしまいそうだ。その拳による攻撃を連打して来る魔人変身(と仮定する)ゼラァ。が、こちらも素直にガードし続けるわけがない。
両腕の盾でいなしつつ、後ろに抜けられないように蹴りを放って後ろに再び押し戻す。この袋小路で追い詰めてダウンさせて捕縛させてもらいたい以上、変身を使われたと言っても逃がしたくはない。ここに押し込めて、確実にとる。もちろん油断はできない。袋小路に追い込んだとはいっても、空高く飛び上がれる手段がある以上その挙動には常に注意を払う必要がある。
何より、これ以上時間をかけるわけにはいかない。ゼラァをこうして相手取っている以上四人もフリーな状態で盤面を動かされているのだから。なのでこちらも遠慮なく攻める。普段使わない盾に仕込んでいるアンカーとスネークソードも開放してラッシュをかける事を決断。一気呵成にゼラァとの勝負を決めにかかる。
「ちょっと!? その盾にそんな仕込みがあったの!?」「普段は使わないんだが、ゼラァ相手には使わないと時間がかかると判断したから遠慮なしだ!」「そこは遠慮してほしかったわ!」
そんな言葉を交わしつつ、ゼラァを追い込む。無論ゼラァも良く防いでいるんだが、こちらの二刀流+αの連撃についてこれていない。確実に削られ、そしてついに今アンカーがゼラァの頭を捉えた。無論、至近距離からの風の弾を頭部に三発めり込ませる。これが決め手となってゼラァの変身が解けて地面に伏せた。もちろんすぐさま鎖を呼び出して拘束する。
「酷い目にあったわ……でも次は負けないわよ?」
そう言い残してゼラァはどこかにある檻に飛ばされた。だが、時間をかけすぎたのは間違いない。散々逃げ回られた挙句、こうしてこちらの手札も見られた。暗器は初見殺しだから意味がある……二度めは驚きという混乱を誘えない。が、こちらもゼラァの切り札の一枚を見れたのだからそれでおあいこだろう。
再び行動を開始した自分だが、その直後に『鍵の一つが発見されました。鍵の残りはあと二つです』のアナウンスが届いてしまった。く、ゼラァは捕縛されたとはいえ十二分な仕事をこなしたと言っていいだろう。自分を長時間引き付け、他のメンバーの探索を伸び伸びとやらせたのだから。
(でも、鍵はまだあと二つ見つかっていない。それにジャグドの救出報告は無いから向こうも三分の一が動けない状態だ。まだ詰めようはある!)
そのためにも、次のグラッドパーティメンバーを見つけて捕縛する必要がある。あと一人捕まえれば半分捕縛する事になるから、向こうの探索能力を半分削ぐことになる。そうなれば残り二つの鍵の発見はかなり遅れるだろう。そうやって探索を送らせて焦らせてこちらが捕まえていくという方向にもっていかないといけない。
自分は次の移動先を、市街地と繋がっていたエリアの一つ、洞窟を通じて入れる地下世界と定めた。あてずっぽうだが、指標となる物がないのだから仕方がない。もちろんこの市街地にあと一人いる可能性もなくはない……だが、そのためにしらみつぶしに探し回るとどれだけ時間が潰れるか分かった物ではない。
市街地の屋根上をジャンプで走り、エリアを移動して見つけた洞窟の一つを通じて地下世界へ。この地下世界はドワーフがいたエリアによく似ているな。地面もかなりつるつるとした岩になっており、自分は平気だがなんのスキルも装備もない靴装備だったらかなり歩くのが大変そうだ。
すぐさま探索を始めるが、ここも見つかる宝箱はすでにあけられている物ばっかりだった。これは空振りに終わるかもしれないな……それでももしかしたら潜んでいるという可能性があるので、大雑把にではあるが周囲を見ながらこのエリアを駆ける。すると、これまた大きくて豪華な宝箱が見つかった。だが、その宝箱は蓋が開けられていない。周囲の箱は開けられているので、ここにグラッドパーティの誰かが来ていないという可能性は否定される。
(もしかして、この手の大きくて豪華な宝箱って……開けられるとその開けた人の存在を知らせるトラップみたいなものがかかっているのか? そのトラップにかかると、隠蔽系のアイテム効果を消すから自分の《危険察知》に引っかかる、と? 仮説にすぎないけど、その可能性はある。だからこの箱だけは開けずに立ち去った? それとも……開けたかったが自分が来たことを感じ取ったから開けられなかった?)
もしかすると、この宝箱の近くに誰かが潜んでいる可能性がある。そして自分がここから立ち去ってくれることを祈って息を殺している……可能性があるのなら、それを確かめておく事は大事だ。早速動こう。
(そうなると、全身超重量のプレートを着込んだザッドの動きとは考えにくいか? 格闘家のゼラァの方が静かに移動することが出来る。となると……ここで消えた反応はゼラァか。一瞬現れて消えたと言う事は、何らかの隠れるアイテムを使ったのだろう。この近くを調べようか)
そう考えた時に、またアナウンスが飛んできた。『鍵の一つが発見されました。鍵の残りは三つです』と。く、鍵の発見が予想以上に速い。この手のゲーム、ルールに慣れている面子がいるのかもしれない。が、焦って周囲の違和感を見逃すようではグラッド達を捕まえる事など出来ようはずもない。
そう自分に言い聞かせて改めて周囲を見ると……中央の噴水に違和感を感じた。噴水の水が吹き上がって落ちてきている訳なのだが……その水の動きの一部が不自然な動きをしているのだ。一部が妙な曲線を描きながら流れている……つまり、そこにいると言う事か。八岐の月に矢を番え、射る。
「ああもう、やっぱりバレた! アースにこんな雑な隠れ方は通じないわよねえ」
矢を回避しながら現れたのはやはりゼラァだった。恐らく自分が急激に迫ってきたことで、とっさに擬態アイテムで隠れられるのは噴水しかなかったという感じだったのだろう。ゼラァは戦う事など始めから考えていないとばかりに全力で逃げを打ったので、自分は当然追いかける。
その最中、ゼラァが何度かポーションのような物を口に含み、飲んだ後に短時間異様な速度で走る速度を上げるため市街地と言う場所の問題もあって何度か見失いかけたが何とか追いかけ続ける事に成功している。なお《危険察知》の方では反応は一切なく、目視によるゼラァの姿を捉え続ける事が出来なくなったら、逃げられてしまう可能性が高い。
ゼラァ側も走って逃げるだけではなく、煙幕や疑似的な壁を生成するアイテムを駆使してあの手この手でこちらの視線を切ろうとしてくる。一秒でも視線を切ったら、その隙に隠れるなり擬態アイテムを使うなりしてやり過ごしてしまおうという腹であると予想がつく。だからこそそう言ったアイテムにごまかせずについていかなければならない。
もちろんこちらも八岐の月を用いた射撃攻撃を追いかけながら交えている。だが、流石はゼラァと言った所でことごとく避け続けている。後ろを振り向くような事はないので、自分と同じく殺気の様な物を感じ取って避けているのだろう。それでも曲がろうとした所に先読みで撃つ事である程度の動きの制限も出来るため、射撃を止めるような事はしない。
「ああもう! これだけアイテムを使っているというのにぜんっぜん振り切れない! いい加減諦めなさいよ!」「そんな訳にいくかぁ!!」
ゼラァからの言葉に、こちらも反論する。時間を結構使わされてしまっている以上、ここでゼラァを取り逃したら大損も良いところだ。ここでしっかりゼラァを捕獲しておかないと、この先に響く。だから諦めるという選択肢はないのである……
更にたぶん数分後、走って走って追いかけまくって──袋小路にゼラァは突っ込んでしまった。ようやくこれで捕まえられる、そう思ったのだが……ゼラァがここに来て変身した。その姿はこめかみの上部分から一対の角が生え、魔族の人達の様な黒い目と浅黒い肌をしており、凄まじい威圧感を伴っている。これは、ゼラァの切り札の一つで間違いないだろう。
「もう、本番まで隠しておきたかったけど仕方がないわ! ここは力で押し通らせてもらうわよ!」
いうが早いか、自分に炎を纏った拳で殴りかかってくるゼラァ。それを自分はシールドで受けたが……なるほど、この衝撃。もろに食らったら今の強化されたステータスでもかなりのダメージを受けてしまいそうだ。その拳による攻撃を連打して来る魔人変身(と仮定する)ゼラァ。が、こちらも素直にガードし続けるわけがない。
両腕の盾でいなしつつ、後ろに抜けられないように蹴りを放って後ろに再び押し戻す。この袋小路で追い詰めてダウンさせて捕縛させてもらいたい以上、変身を使われたと言っても逃がしたくはない。ここに押し込めて、確実にとる。もちろん油断はできない。袋小路に追い込んだとはいっても、空高く飛び上がれる手段がある以上その挙動には常に注意を払う必要がある。
何より、これ以上時間をかけるわけにはいかない。ゼラァをこうして相手取っている以上四人もフリーな状態で盤面を動かされているのだから。なのでこちらも遠慮なく攻める。普段使わない盾に仕込んでいるアンカーとスネークソードも開放してラッシュをかける事を決断。一気呵成にゼラァとの勝負を決めにかかる。
「ちょっと!? その盾にそんな仕込みがあったの!?」「普段は使わないんだが、ゼラァ相手には使わないと時間がかかると判断したから遠慮なしだ!」「そこは遠慮してほしかったわ!」
そんな言葉を交わしつつ、ゼラァを追い込む。無論ゼラァも良く防いでいるんだが、こちらの二刀流+αの連撃についてこれていない。確実に削られ、そしてついに今アンカーがゼラァの頭を捉えた。無論、至近距離からの風の弾を頭部に三発めり込ませる。これが決め手となってゼラァの変身が解けて地面に伏せた。もちろんすぐさま鎖を呼び出して拘束する。
「酷い目にあったわ……でも次は負けないわよ?」
そう言い残してゼラァはどこかにある檻に飛ばされた。だが、時間をかけすぎたのは間違いない。散々逃げ回られた挙句、こうしてこちらの手札も見られた。暗器は初見殺しだから意味がある……二度めは驚きという混乱を誘えない。が、こちらもゼラァの切り札の一枚を見れたのだからそれでおあいこだろう。
再び行動を開始した自分だが、その直後に『鍵の一つが発見されました。鍵の残りはあと二つです』のアナウンスが届いてしまった。く、ゼラァは捕縛されたとはいえ十二分な仕事をこなしたと言っていいだろう。自分を長時間引き付け、他のメンバーの探索を伸び伸びとやらせたのだから。
(でも、鍵はまだあと二つ見つかっていない。それにジャグドの救出報告は無いから向こうも三分の一が動けない状態だ。まだ詰めようはある!)
そのためにも、次のグラッドパーティメンバーを見つけて捕縛する必要がある。あと一人捕まえれば半分捕縛する事になるから、向こうの探索能力を半分削ぐことになる。そうなれば残り二つの鍵の発見はかなり遅れるだろう。そうやって探索を送らせて焦らせてこちらが捕まえていくという方向にもっていかないといけない。
自分は次の移動先を、市街地と繋がっていたエリアの一つ、洞窟を通じて入れる地下世界と定めた。あてずっぽうだが、指標となる物がないのだから仕方がない。もちろんこの市街地にあと一人いる可能性もなくはない……だが、そのためにしらみつぶしに探し回るとどれだけ時間が潰れるか分かった物ではない。
市街地の屋根上をジャンプで走り、エリアを移動して見つけた洞窟の一つを通じて地下世界へ。この地下世界はドワーフがいたエリアによく似ているな。地面もかなりつるつるとした岩になっており、自分は平気だがなんのスキルも装備もない靴装備だったらかなり歩くのが大変そうだ。
すぐさま探索を始めるが、ここも見つかる宝箱はすでにあけられている物ばっかりだった。これは空振りに終わるかもしれないな……それでももしかしたら潜んでいるという可能性があるので、大雑把にではあるが周囲を見ながらこのエリアを駆ける。すると、これまた大きくて豪華な宝箱が見つかった。だが、その宝箱は蓋が開けられていない。周囲の箱は開けられているので、ここにグラッドパーティの誰かが来ていないという可能性は否定される。
(もしかして、この手の大きくて豪華な宝箱って……開けられるとその開けた人の存在を知らせるトラップみたいなものがかかっているのか? そのトラップにかかると、隠蔽系のアイテム効果を消すから自分の《危険察知》に引っかかる、と? 仮説にすぎないけど、その可能性はある。だからこの箱だけは開けずに立ち去った? それとも……開けたかったが自分が来たことを感じ取ったから開けられなかった?)
もしかすると、この宝箱の近くに誰かが潜んでいる可能性がある。そして自分がここから立ち去ってくれることを祈って息を殺している……可能性があるのなら、それを確かめておく事は大事だ。早速動こう。
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