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ファンタジー世界で餅つきをやる
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「それで、私は何をすればいいの?」
ニコニコ笑顔になった守護者さんに、お雑煮の制作手順を伝えていく。まずはもち米を水に浸して十分に給水させる。本来なら一晩かける行為だが、これはスキルで時間を短縮できる。次に給水が済んだら、釜の上に蒸し器を乗せてしっかりと蒸かす。蒸かし終わったら作ったばっかりの木の臼にもち米をいれて、杵でしっかりと錬り潰すような形である程度もち米を纏める。その後はしっかりと杵で餅を付き、ようやく餅の完成となる。
一方でお雑煮の汁などを作るために、鰹節と根昆布から出汁を取り、鶏肉と細切れにしたニンジン、角切りにした大根を煮て醤油や多少の調味料を入れて味を整えた汁を作り、そこにお餅、青物のちょっとした野菜になるともどき(と表現するしかないものがあった)を食べやすいようにカットした物を乗せてようやく完成となる。
なお、これはあくまで自分の作るものであって、日本全国津々浦々にお雑煮の形という物が存在する。故に、決まった形という物はお雑煮にはない。あえて言うなら、汁の中に餅が入っているぐらいしか共通点は無いと思われる。なので、お雑煮に関しては正解の形など存在せず、美味しければそれでいいのであると言うのが持論だ。
「うわー、また手間がかかる物を作るのね」「でも、そういう奴も作らないと向こうが納得しないでしょう。それに、これならば守護者さんのパワーが生かせる料理です。やる価値は十分あると思いますが」
手間がかかる事で守護者さんはちょっと嫌な顔をしたが、パワーを活かせると自分が伝えた事に気を良くしたようで作る事に反対はしてこなかった。ならばさっそく行動あるのみ。まずは清潔な網目状になっている布でもち米をくるみ、端をしっかりとまとめて零れないようにする。そうしたらそれを十分な水で満たした桶の中に投入。後はスキルで時間経過を速める。リアルでやるなら先に言った通り一晩かけてじっくりと水を吸わせなきゃらないので、ワンモアでは加速させてもらう。
そっちが終わるまでの時間は、汁を作る事に使う。左記にも言った通り、鰹節と根昆布で出汁を取る。出汁の味を確認して、問題なしと判断。そうしたら鍋に小さく一口大に切った鶏肉を適量投入。あくまで主役は餅だし、鶏肉はこれまた出汁を出すために入れるという側面があるのでほどほどに。後はニンジンと大根もサクサク切って鍋の中に入れたら火を入れる。
完全に沸騰させると風味がぶっ飛んでしまうので、火は強めても中火ぐらいまで。灰汁が出てきたらそれは除去して各種具材に火が通ったら醤油などの調味料を加えて味を調える……うん、鶏肉が良い味を出している。これで汁の方は完成と言う事でいいだろう。鍋ごとアイテムボックスに入れてしまい、時間経過をさせない。
「こっちの方はまだー?」「ちょっと待ってね……うん、行けそうかな」
水の中に浸していたもち米も多分いい感じになったので、携帯のかまどを用意し、その上にたっぷりの水を入れた釜、更にその上に蒸し器をセット。後はもち米を蒸し器の中に布ごと入れて、蒸気で蒸しあげればいい。桶の中から浸していたもち米をくるんでいた布を取り出し、軽く水を切る。そこから一気に蒸し器の中に運び入れて蓋をする。蓋の上にさらに重しを乗せてようやく準備完了。
かまどの中に木を投入。空気の出入り口を塞がないように、交差させるような形で木を組んでいく。火をつけるのは、守護者さんの火の魔法で簡単に済んだ。こういう時魔法は便利だよねぇ、リアルだと最初の火付けから安定させるまでに火を消してしまう事が多かった。そう言う心配がないんだから。
「後はしばらく待つだけ?」「そうだね、こればっかりは……スキルの力で加速させるけど、もち米が蒸し上がるまでは待つしかないかな」
蒸す料理はどうしても時間がかかる。焼いたり煮たりという料理に比べると、どうしても熱の伝わり方などが鈍くなる。が、蒸し料理には蒸し料理の良さという物がある。それにもち米を煮たり焼いたりしたら……餅にするには不適切なんてことは言うまでもない。なのでここはじっくりと待つ。リアルに比べれば非常に短い時間だし。
「あ、なんだか甘い香りがしてきたわ」「それはもち米の香りだよ。火が通ってくるとこういう香りがしてくる」
ふわりと、甘い香りが周囲に漂い始めた。もち米にある程度火が通ってきたことを教えてくれる香りだ。ここで蒸し器を一八〇度回転させた。あまり意味はないのかもしれないが、動かす事で満遍なく蒸し上がるような気がするからだ。そうして、また待つ。
「香りが強くなってきたわ」「そろそろ頃合いかな──うーん、まだ芯がちょっと残っている。あと少し待たないとダメだな」
そろそろ良いかなと、上の方のもち米を数粒取り出して口にしてみたがまだ芯が取れていなかった。あとちょっと蒸さないとダメだろう。それを数回繰り返して──遂にいい感じにもち米が蒸しあがった。
「よっし、いい感じ。じゃあついに出番だよ。じゅんびは良いかな_?」「ええ、待ちくたびれたって所ね。いつでも行けるわ」
やる気は十分と。蒸しあがったもち米を布ごと持ち上げ、臼の中へと運ぶ。リアルだと熱いんだがワンモアだとそう言うのがスキルの影響なのか大幅に軽減されるのが良いところだね。後は水を入れた小さな桶に杵の先を浸し、遂に餅つきの一歩手前まで来た。
「最初は、こうやってもち米をじっくりと押しつぶすように動くんだ」「分った、やってみるわ」
最初に手本を見せ、杵を使って牛の中に入れたもち米を圧し潰す様な動きを見せる。すると守護者さんはすぐにその動きを覚えてスムーズにもち米を圧し潰してまとめていく。パワーがあるから早いな……
「いったん止まって。よし、この感じならあと一回やって貰えば行けるな。下の方に少量の水を走らせておいて……よし、もう一回お願い」「任せなさい!」
やる気満々の守護者さんの手によって、もち米は半分ぐらい餅になった。よし、これなら最後の餅つきの動作に移っていいだろう。餅を一回つくたびに自分がついて欲しい所を中央に持ってくるので、二回連続でつかないようにお願いしてから……いよいよ餅つきが始まった。
「はい!」「はい!」「はい!」「はい!」「はい!」
お互いの声を交互に掛け合いながら餅をつく。これまたリアルでやると結構疲れる動作なんだが……こっちではそんな事はなくペースが全く落ちない。途中でいったん止まってもらい、餅のつき具合を確認して軽くひっくり返してまた餅をつく事を二回縫度繰り返した。それで完全にもち米の粒はつぶれ、ちゃんとした餅になっていた。
「よし、これでいい! これで餅は出来上がりだ」「面白い作業よね、こんな動きで料理が出来上がるなんて初めて知ったわ」
本来ならつきあがったお餅は、餅とり粉なんて言い方をされる粉を撒いた台の上にもっていき、適度な大きさにきり分けて特定の四角い木組みの中に入れる。その木組みのなかでなんども伸ばしては慣らし、伸ばしては慣らしを繰り返し四角い形にしていくのだ。それらを餅が冷める前にやらなければならないのであるが……ワンモアでは単純に、アイテムボックスの中に突っ込むだけでいい。
そしてまな板の上に取り出した餅を適切な大きさに切ってお椀の中に入れて、先ほど作った汁を入れて、上にちょっとした青物やなるともどきなどの具材を乗せれば……やっとお雑煮の完成となる。これで十品すべてが出そろったな。当然作るのに協力してくれた守護者さんに味見と言う名の試食をしてもらう。
「餅は延びるので、しっかりと噛んでから食べてくださいね」
餅はその特性上、慌てて食べると喉に引っかかる事がある。なのでやや小さめにカットしてあるが、それでもちゃんと噛んでもらった上で食べてもらわないと不安が残る。守護者ならそんな心配はないのかもしれないが、それでも念には念を入れておくべきだろう。
「面白い触感ね。うん、でも自分で作って食べるとこんなに美味しいんだ。一番おいしいのは肉料理とばっかり思ってたけど……肉がわき役の料理でも美味しいって知れたのは良かったわ。もち米、ね……なるほどね」
じっくり味わう様にゆっくりと食べている守護者さん。自分も食べてみるが……ああ、うん。正月に食べている味だな。味の乖離もないし、十分美味しい。これならば合格は貰えるだろう。
お雑煮 制作評価八
お正月などに食べられる料理。だが決まった型が無く、無数の作り方が存在する。シンプルな物から豪華な物まで非常に幅が広い。
空速度低下(中) 物理攻撃力上昇(大) 物理防御力上昇(中) 短時間で食べきると一定確率で窒息
むう、物騒な効果がついてしまっている。でもゆっくり食べればいいだけなのでさほど問題は無いだろう。さあ、これで評定だ。制作した十品を試験官の前にあるテーブルの上に並べる。さて、下される評価はどうなるか。でも、問題なく通ると思うけどね。
*****
つきたてのお餅は美味しいです。きなこ餅とかよもぎもちなどが特に好きです。
ニコニコ笑顔になった守護者さんに、お雑煮の制作手順を伝えていく。まずはもち米を水に浸して十分に給水させる。本来なら一晩かける行為だが、これはスキルで時間を短縮できる。次に給水が済んだら、釜の上に蒸し器を乗せてしっかりと蒸かす。蒸かし終わったら作ったばっかりの木の臼にもち米をいれて、杵でしっかりと錬り潰すような形である程度もち米を纏める。その後はしっかりと杵で餅を付き、ようやく餅の完成となる。
一方でお雑煮の汁などを作るために、鰹節と根昆布から出汁を取り、鶏肉と細切れにしたニンジン、角切りにした大根を煮て醤油や多少の調味料を入れて味を整えた汁を作り、そこにお餅、青物のちょっとした野菜になるともどき(と表現するしかないものがあった)を食べやすいようにカットした物を乗せてようやく完成となる。
なお、これはあくまで自分の作るものであって、日本全国津々浦々にお雑煮の形という物が存在する。故に、決まった形という物はお雑煮にはない。あえて言うなら、汁の中に餅が入っているぐらいしか共通点は無いと思われる。なので、お雑煮に関しては正解の形など存在せず、美味しければそれでいいのであると言うのが持論だ。
「うわー、また手間がかかる物を作るのね」「でも、そういう奴も作らないと向こうが納得しないでしょう。それに、これならば守護者さんのパワーが生かせる料理です。やる価値は十分あると思いますが」
手間がかかる事で守護者さんはちょっと嫌な顔をしたが、パワーを活かせると自分が伝えた事に気を良くしたようで作る事に反対はしてこなかった。ならばさっそく行動あるのみ。まずは清潔な網目状になっている布でもち米をくるみ、端をしっかりとまとめて零れないようにする。そうしたらそれを十分な水で満たした桶の中に投入。後はスキルで時間経過を速める。リアルでやるなら先に言った通り一晩かけてじっくりと水を吸わせなきゃらないので、ワンモアでは加速させてもらう。
そっちが終わるまでの時間は、汁を作る事に使う。左記にも言った通り、鰹節と根昆布で出汁を取る。出汁の味を確認して、問題なしと判断。そうしたら鍋に小さく一口大に切った鶏肉を適量投入。あくまで主役は餅だし、鶏肉はこれまた出汁を出すために入れるという側面があるのでほどほどに。後はニンジンと大根もサクサク切って鍋の中に入れたら火を入れる。
完全に沸騰させると風味がぶっ飛んでしまうので、火は強めても中火ぐらいまで。灰汁が出てきたらそれは除去して各種具材に火が通ったら醤油などの調味料を加えて味を調える……うん、鶏肉が良い味を出している。これで汁の方は完成と言う事でいいだろう。鍋ごとアイテムボックスに入れてしまい、時間経過をさせない。
「こっちの方はまだー?」「ちょっと待ってね……うん、行けそうかな」
水の中に浸していたもち米も多分いい感じになったので、携帯のかまどを用意し、その上にたっぷりの水を入れた釜、更にその上に蒸し器をセット。後はもち米を蒸し器の中に布ごと入れて、蒸気で蒸しあげればいい。桶の中から浸していたもち米をくるんでいた布を取り出し、軽く水を切る。そこから一気に蒸し器の中に運び入れて蓋をする。蓋の上にさらに重しを乗せてようやく準備完了。
かまどの中に木を投入。空気の出入り口を塞がないように、交差させるような形で木を組んでいく。火をつけるのは、守護者さんの火の魔法で簡単に済んだ。こういう時魔法は便利だよねぇ、リアルだと最初の火付けから安定させるまでに火を消してしまう事が多かった。そう言う心配がないんだから。
「後はしばらく待つだけ?」「そうだね、こればっかりは……スキルの力で加速させるけど、もち米が蒸し上がるまでは待つしかないかな」
蒸す料理はどうしても時間がかかる。焼いたり煮たりという料理に比べると、どうしても熱の伝わり方などが鈍くなる。が、蒸し料理には蒸し料理の良さという物がある。それにもち米を煮たり焼いたりしたら……餅にするには不適切なんてことは言うまでもない。なのでここはじっくりと待つ。リアルに比べれば非常に短い時間だし。
「あ、なんだか甘い香りがしてきたわ」「それはもち米の香りだよ。火が通ってくるとこういう香りがしてくる」
ふわりと、甘い香りが周囲に漂い始めた。もち米にある程度火が通ってきたことを教えてくれる香りだ。ここで蒸し器を一八〇度回転させた。あまり意味はないのかもしれないが、動かす事で満遍なく蒸し上がるような気がするからだ。そうして、また待つ。
「香りが強くなってきたわ」「そろそろ頃合いかな──うーん、まだ芯がちょっと残っている。あと少し待たないとダメだな」
そろそろ良いかなと、上の方のもち米を数粒取り出して口にしてみたがまだ芯が取れていなかった。あとちょっと蒸さないとダメだろう。それを数回繰り返して──遂にいい感じにもち米が蒸しあがった。
「よっし、いい感じ。じゃあついに出番だよ。じゅんびは良いかな_?」「ええ、待ちくたびれたって所ね。いつでも行けるわ」
やる気は十分と。蒸しあがったもち米を布ごと持ち上げ、臼の中へと運ぶ。リアルだと熱いんだがワンモアだとそう言うのがスキルの影響なのか大幅に軽減されるのが良いところだね。後は水を入れた小さな桶に杵の先を浸し、遂に餅つきの一歩手前まで来た。
「最初は、こうやってもち米をじっくりと押しつぶすように動くんだ」「分った、やってみるわ」
最初に手本を見せ、杵を使って牛の中に入れたもち米を圧し潰す様な動きを見せる。すると守護者さんはすぐにその動きを覚えてスムーズにもち米を圧し潰してまとめていく。パワーがあるから早いな……
「いったん止まって。よし、この感じならあと一回やって貰えば行けるな。下の方に少量の水を走らせておいて……よし、もう一回お願い」「任せなさい!」
やる気満々の守護者さんの手によって、もち米は半分ぐらい餅になった。よし、これなら最後の餅つきの動作に移っていいだろう。餅を一回つくたびに自分がついて欲しい所を中央に持ってくるので、二回連続でつかないようにお願いしてから……いよいよ餅つきが始まった。
「はい!」「はい!」「はい!」「はい!」「はい!」
お互いの声を交互に掛け合いながら餅をつく。これまたリアルでやると結構疲れる動作なんだが……こっちではそんな事はなくペースが全く落ちない。途中でいったん止まってもらい、餅のつき具合を確認して軽くひっくり返してまた餅をつく事を二回縫度繰り返した。それで完全にもち米の粒はつぶれ、ちゃんとした餅になっていた。
「よし、これでいい! これで餅は出来上がりだ」「面白い作業よね、こんな動きで料理が出来上がるなんて初めて知ったわ」
本来ならつきあがったお餅は、餅とり粉なんて言い方をされる粉を撒いた台の上にもっていき、適度な大きさにきり分けて特定の四角い木組みの中に入れる。その木組みのなかでなんども伸ばしては慣らし、伸ばしては慣らしを繰り返し四角い形にしていくのだ。それらを餅が冷める前にやらなければならないのであるが……ワンモアでは単純に、アイテムボックスの中に突っ込むだけでいい。
そしてまな板の上に取り出した餅を適切な大きさに切ってお椀の中に入れて、先ほど作った汁を入れて、上にちょっとした青物やなるともどきなどの具材を乗せれば……やっとお雑煮の完成となる。これで十品すべてが出そろったな。当然作るのに協力してくれた守護者さんに味見と言う名の試食をしてもらう。
「餅は延びるので、しっかりと噛んでから食べてくださいね」
餅はその特性上、慌てて食べると喉に引っかかる事がある。なのでやや小さめにカットしてあるが、それでもちゃんと噛んでもらった上で食べてもらわないと不安が残る。守護者ならそんな心配はないのかもしれないが、それでも念には念を入れておくべきだろう。
「面白い触感ね。うん、でも自分で作って食べるとこんなに美味しいんだ。一番おいしいのは肉料理とばっかり思ってたけど……肉がわき役の料理でも美味しいって知れたのは良かったわ。もち米、ね……なるほどね」
じっくり味わう様にゆっくりと食べている守護者さん。自分も食べてみるが……ああ、うん。正月に食べている味だな。味の乖離もないし、十分美味しい。これならば合格は貰えるだろう。
お雑煮 制作評価八
お正月などに食べられる料理。だが決まった型が無く、無数の作り方が存在する。シンプルな物から豪華な物まで非常に幅が広い。
空速度低下(中) 物理攻撃力上昇(大) 物理防御力上昇(中) 短時間で食べきると一定確率で窒息
むう、物騒な効果がついてしまっている。でもゆっくり食べればいいだけなのでさほど問題は無いだろう。さあ、これで評定だ。制作した十品を試験官の前にあるテーブルの上に並べる。さて、下される評価はどうなるか。でも、問題なく通ると思うけどね。
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つきたてのお餅は美味しいです。きなこ餅とかよもぎもちなどが特に好きです。
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