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前に進む、どんな相手が立ちはだかっても
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オーガ軍団と、さらに数合打ち合う。この打ち合いで一匹ぐらい隙を作り上げてそこを突くという動きをしたかったのだが……両手斧持ちのオーガ達の踏み込みが浅くなっている。大ぶりもやめて、斧の先で突いてきたりと隙が少なめな攻撃ばかりを繰り出してくる。
そして、ここにオーガの片手剣と盾を持っている奴が参戦してきた。片手剣と盾持ちが中央、左右に二匹ずつ両手斧持ちのオーガがいるという形だ。更にこいつら、少しずつではあるが自分の事を囲むような動きを見せている。今戦っている場所はそこそこ広いため、オーガが展開できるスペースがあるのだ、困った事に。
完全に囲まれると流石にきついので、左右に展開したい動きを見せる両手斧持ちのオーガに牽制を多くかけつつ中央ん三位置して積極的に切り込んでくる片手剣と盾持ちのオーガの相手をしなければならない状況が出来上がってしまっている。ああもう、手が足りない。そして、そう言うやり方をしてくる向こうのオーガの司令塔は、よく分かっている。
チクチクとちょっかいをかけてくる両手斧持ちのオーガ。そして、積極的に盾を前に出して視界を潰しつつ自分を叩き切ろうとしてくる片手剣と盾を持つオーガ。じりじりと向こうの望み通りの陣が出来上がっていき──遂にその時が来た。オーガの片手剣と盾持ちがやってきたシールドバッシュを自分が受け止めて、動きが止まったその瞬間。オーガ達が動く。
左右に展開していた両手斧持ちのオーガが完全に大きく振りかぶって、片手剣と盾持ちのオーガも片手剣を大きく振り上げて──自分の脳天に向かって振り下ろしてきた。まさに必殺の一撃、このためにこの状況を作り上げたのだろう。でもね、それを喰らってあげる訳にはいかないんだ。
天井に残滓となってしまった真同化を突き刺し、体を後ろ斜め上に引っ張り上げる。これによって相手の振り下ろし攻撃から逃れることが出来た。すかさず弓に矢を番えて、先ほどの攻撃に唯一参加していないオーガ達の指揮を取っていると思われる個体の頭部を狙って放つ。その個体の最後は、え? といった感じの疑問の表情を浮かべながら矢を顔に受け、そして倒れた。
「グア!?」「お、オオ!?」
残った五体のオーガは、手ごたえのなさにまず驚き──そして次に自分達の司令塔が殺された事に混乱したようだ。それは戦いの場において致命的な隙となる。当然、逃す理由はない。彼等にも次々と矢のプレゼントを送り付ける。だが、一匹だけ立ち直り矢を防いだオーガがいた。片手剣と盾を持ったオーガだ。
自分の仲間が殺された事に激高したようで非常に大きな声を上げる。その後矢を撃ち終えて地面に着地した自分に向かって突進してきた。その突進を、自分は《大跳躍》で飛び越え、後ろに回ってレガリオンで首を刎ねた。憤怒の形相のまま、オークの顔がゆっくりと転がり、そして消えた。
(パーティでの連携をしてくるモンスターは何度も見たが……やっぱり面倒になるなぁ。この先はもっと増えそうだ……)
ああやだやだ、なんて思いながら扉を変化させ、中に入る。これで六四〇階に到達できた。時間的に今日はここまで。先ほどの戦闘にかかった時間はさほどでもないけど、隠れていた時間が長かったため今日の時間切れとなってしまった。でも、今後はこういう進み方がメインとなるのだから、どれぐらいの進行速度が出るのかが分かったので良しとする。
(残されている時間はまだまだあるし、焦るような状況にはない。だからと言ってダラダラして良い訳じゃないけどさ……明日も確実に前に進もう)
と考えていたこのタイミングでインフォメーションが。もしかして、と思ってみてみるとツヴァイ達のパーティが白の塔を踏破したという告知が流れていた。昨日言っていた通り、今日で登り切ったのか。でも、ツヴァイ達は今度は黒の塔の踏破を目指すと言っていたからな。休む間もなく黒の塔に挑み始めるんだろう。
(さて、完全制覇はどちらが先かな?)
一日遅れたツヴァイ側だが、黒の塔はとにかく戦闘オンリーで良い。一方で白の塔は力押しだけでは通じない。これがどう運命を分けるかだな……グラッド達側が白の塔の試練にちょっとでも躓けば、ツヴァイ達が進行速度で追い抜くのは難しい話ではない。展開を予想するのは難しいだろう。
と、それはそれとして。自分は自分で白の塔を登り切らなきゃだめだ。まだまだ先があるし、特に七五〇階の試練はどんなものが来るか分からない。彼等の事にばかり気を取られていてはいけないな。
(明日もまたがんばろう)
そうしてログアウトする。こんな塔の攻略が数日続いた。そして、自分は七〇〇階に到達する事になる。
「ようこそ、七〇〇階へ。ここまで来れた貴方達……ごめんなさい、貴方だったわね。まずはお見事といっておきます。ここまでこれただけでも貴方はこの世界でも上位に位置する猛者なのは間違いありません。ですが、この先に進めるのはその中でも更に強く、諦めずに先に進める人のみ。試練を始めましょう」
七〇〇階の試練の主は幼い女の子の外見をしていた。だが、その喋り方は淑女。そのアンバランスさがなかなか面白い。そんな彼女は何を試練として出してくるのか。
「──ですがその前に言わせてください。この階層までまさか試練によって強制的にパーティを組まされた時以外は単独で登ってくる人物がいるとは思っても居ませんでした。普段は単独でも、難関に挑む時はパーティを組むのが人として基本の筈。人は手を取り合い、困難に立ち向かって生きてきた。なのに、貴方はその在り方から完全に逸脱している。無論、装備などの入手、製作等で他者の手をか借りているのでしょうが……」
なるほど、ソロ到達者としては自分が一番進んでいるって事になるのか。そしてこの反応……自分も立派に『他の人から見たら異常なプレイヤー』の一人と言う事になるんだろうな。
「気を悪くされたら申し訳ないのですが、貴方の動きは他の方々よりも少々多めに記録させていただいてます。正直に申し上げて、この階層まで、たった一人で登ってくる事など不可能だと私達は考えていましたので。ですが、貴方の行動を見るたびに、私達の予想は常に裏切られ続けてきました」
別に、そんなことぐらいで腹を立てるような気は起こさない。こっちは別にやましい事は一切していないんだから、好きなだけチェックしてくれればいい。
「それぐらいかまいませんよ。好きなだけチェックしてください。やましい事も、後ろめたい事も何一つやってませんから」
微笑ながらそう口にすると、なぜかため息をつかれてしまった。
「貴方のおっしゃる通り、貴方は一切おかしい事などをしていない事は分かっています。だから私達には理解が出来ません。この塔の踏破はパーティを組んでなお厳しい道程にしているはずなんです、特に五〇〇階以降は顕著に。しかし、貴方は今ここに居る。たった一人でこの塔をここまで登ってきた人物がいる。正直に申し上げます、驚異的だと」
何とも、驚愕と、敬意と、そして理解できないという感情が入り混じったお言葉だなぁ。それでもずっとこのスタイルでこの世界を旅してきたから、このやり方が、この進み方が自分のやり方。そうとしか言いようがない。
「その脅威的な姿を、ここでも示していただけるのでしょうか……楽しみでもあり、恐ろしくもあります。では、長くなってしまいましたが試練を発表いたします。貴方への試練は……ドラゴンとの一騎打ちです。ドラゴンを打ち倒し、この先に進む権利があると示してください」
その言葉と共に、一匹のブルードラゴンがゆっくりと姿を置くから見せた。そしてさらに部屋自体が轟音をあげて広がっていく。部屋が拡張を止めた時……広さは東京ドーム並みのサイズまで大きくなっていた。
「このドラゴンは塔の主によって生み出された存在……外に生きているドラゴンとは全くの別物です。ですが、強さは大差ありません。貴方が準備を整えたら、戦闘開始となります」
──ドラゴンとの一騎打ちか。懐かしいな……ずっと前に妖精国でやって以来か。だが、ドラゴンが立ちはだかろうとも自分は前に進む。それを、結果を持って証明しなければ。
**************
明日は一日、朝から夜まで出かけるために更新する事が困難なため、一日前倒しさせていただきました。
そして、ここにオーガの片手剣と盾を持っている奴が参戦してきた。片手剣と盾持ちが中央、左右に二匹ずつ両手斧持ちのオーガがいるという形だ。更にこいつら、少しずつではあるが自分の事を囲むような動きを見せている。今戦っている場所はそこそこ広いため、オーガが展開できるスペースがあるのだ、困った事に。
完全に囲まれると流石にきついので、左右に展開したい動きを見せる両手斧持ちのオーガに牽制を多くかけつつ中央ん三位置して積極的に切り込んでくる片手剣と盾持ちのオーガの相手をしなければならない状況が出来上がってしまっている。ああもう、手が足りない。そして、そう言うやり方をしてくる向こうのオーガの司令塔は、よく分かっている。
チクチクとちょっかいをかけてくる両手斧持ちのオーガ。そして、積極的に盾を前に出して視界を潰しつつ自分を叩き切ろうとしてくる片手剣と盾を持つオーガ。じりじりと向こうの望み通りの陣が出来上がっていき──遂にその時が来た。オーガの片手剣と盾持ちがやってきたシールドバッシュを自分が受け止めて、動きが止まったその瞬間。オーガ達が動く。
左右に展開していた両手斧持ちのオーガが完全に大きく振りかぶって、片手剣と盾持ちのオーガも片手剣を大きく振り上げて──自分の脳天に向かって振り下ろしてきた。まさに必殺の一撃、このためにこの状況を作り上げたのだろう。でもね、それを喰らってあげる訳にはいかないんだ。
天井に残滓となってしまった真同化を突き刺し、体を後ろ斜め上に引っ張り上げる。これによって相手の振り下ろし攻撃から逃れることが出来た。すかさず弓に矢を番えて、先ほどの攻撃に唯一参加していないオーガ達の指揮を取っていると思われる個体の頭部を狙って放つ。その個体の最後は、え? といった感じの疑問の表情を浮かべながら矢を顔に受け、そして倒れた。
「グア!?」「お、オオ!?」
残った五体のオーガは、手ごたえのなさにまず驚き──そして次に自分達の司令塔が殺された事に混乱したようだ。それは戦いの場において致命的な隙となる。当然、逃す理由はない。彼等にも次々と矢のプレゼントを送り付ける。だが、一匹だけ立ち直り矢を防いだオーガがいた。片手剣と盾を持ったオーガだ。
自分の仲間が殺された事に激高したようで非常に大きな声を上げる。その後矢を撃ち終えて地面に着地した自分に向かって突進してきた。その突進を、自分は《大跳躍》で飛び越え、後ろに回ってレガリオンで首を刎ねた。憤怒の形相のまま、オークの顔がゆっくりと転がり、そして消えた。
(パーティでの連携をしてくるモンスターは何度も見たが……やっぱり面倒になるなぁ。この先はもっと増えそうだ……)
ああやだやだ、なんて思いながら扉を変化させ、中に入る。これで六四〇階に到達できた。時間的に今日はここまで。先ほどの戦闘にかかった時間はさほどでもないけど、隠れていた時間が長かったため今日の時間切れとなってしまった。でも、今後はこういう進み方がメインとなるのだから、どれぐらいの進行速度が出るのかが分かったので良しとする。
(残されている時間はまだまだあるし、焦るような状況にはない。だからと言ってダラダラして良い訳じゃないけどさ……明日も確実に前に進もう)
と考えていたこのタイミングでインフォメーションが。もしかして、と思ってみてみるとツヴァイ達のパーティが白の塔を踏破したという告知が流れていた。昨日言っていた通り、今日で登り切ったのか。でも、ツヴァイ達は今度は黒の塔の踏破を目指すと言っていたからな。休む間もなく黒の塔に挑み始めるんだろう。
(さて、完全制覇はどちらが先かな?)
一日遅れたツヴァイ側だが、黒の塔はとにかく戦闘オンリーで良い。一方で白の塔は力押しだけでは通じない。これがどう運命を分けるかだな……グラッド達側が白の塔の試練にちょっとでも躓けば、ツヴァイ達が進行速度で追い抜くのは難しい話ではない。展開を予想するのは難しいだろう。
と、それはそれとして。自分は自分で白の塔を登り切らなきゃだめだ。まだまだ先があるし、特に七五〇階の試練はどんなものが来るか分からない。彼等の事にばかり気を取られていてはいけないな。
(明日もまたがんばろう)
そうしてログアウトする。こんな塔の攻略が数日続いた。そして、自分は七〇〇階に到達する事になる。
「ようこそ、七〇〇階へ。ここまで来れた貴方達……ごめんなさい、貴方だったわね。まずはお見事といっておきます。ここまでこれただけでも貴方はこの世界でも上位に位置する猛者なのは間違いありません。ですが、この先に進めるのはその中でも更に強く、諦めずに先に進める人のみ。試練を始めましょう」
七〇〇階の試練の主は幼い女の子の外見をしていた。だが、その喋り方は淑女。そのアンバランスさがなかなか面白い。そんな彼女は何を試練として出してくるのか。
「──ですがその前に言わせてください。この階層までまさか試練によって強制的にパーティを組まされた時以外は単独で登ってくる人物がいるとは思っても居ませんでした。普段は単独でも、難関に挑む時はパーティを組むのが人として基本の筈。人は手を取り合い、困難に立ち向かって生きてきた。なのに、貴方はその在り方から完全に逸脱している。無論、装備などの入手、製作等で他者の手をか借りているのでしょうが……」
なるほど、ソロ到達者としては自分が一番進んでいるって事になるのか。そしてこの反応……自分も立派に『他の人から見たら異常なプレイヤー』の一人と言う事になるんだろうな。
「気を悪くされたら申し訳ないのですが、貴方の動きは他の方々よりも少々多めに記録させていただいてます。正直に申し上げて、この階層まで、たった一人で登ってくる事など不可能だと私達は考えていましたので。ですが、貴方の行動を見るたびに、私達の予想は常に裏切られ続けてきました」
別に、そんなことぐらいで腹を立てるような気は起こさない。こっちは別にやましい事は一切していないんだから、好きなだけチェックしてくれればいい。
「それぐらいかまいませんよ。好きなだけチェックしてください。やましい事も、後ろめたい事も何一つやってませんから」
微笑ながらそう口にすると、なぜかため息をつかれてしまった。
「貴方のおっしゃる通り、貴方は一切おかしい事などをしていない事は分かっています。だから私達には理解が出来ません。この塔の踏破はパーティを組んでなお厳しい道程にしているはずなんです、特に五〇〇階以降は顕著に。しかし、貴方は今ここに居る。たった一人でこの塔をここまで登ってきた人物がいる。正直に申し上げます、驚異的だと」
何とも、驚愕と、敬意と、そして理解できないという感情が入り混じったお言葉だなぁ。それでもずっとこのスタイルでこの世界を旅してきたから、このやり方が、この進み方が自分のやり方。そうとしか言いようがない。
「その脅威的な姿を、ここでも示していただけるのでしょうか……楽しみでもあり、恐ろしくもあります。では、長くなってしまいましたが試練を発表いたします。貴方への試練は……ドラゴンとの一騎打ちです。ドラゴンを打ち倒し、この先に進む権利があると示してください」
その言葉と共に、一匹のブルードラゴンがゆっくりと姿を置くから見せた。そしてさらに部屋自体が轟音をあげて広がっていく。部屋が拡張を止めた時……広さは東京ドーム並みのサイズまで大きくなっていた。
「このドラゴンは塔の主によって生み出された存在……外に生きているドラゴンとは全くの別物です。ですが、強さは大差ありません。貴方が準備を整えたら、戦闘開始となります」
──ドラゴンとの一騎打ちか。懐かしいな……ずっと前に妖精国でやって以来か。だが、ドラゴンが立ちはだかろうとも自分は前に進む。それを、結果を持って証明しなければ。
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明日は一日、朝から夜まで出かけるために更新する事が困難なため、一日前倒しさせていただきました。
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