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陣を食い破る
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全員の了解を取ってから、ついにモンスターの布陣に矢を射かけて戦闘を開始。とにかくヘッドショットを狙ってオーガを捌いていく。詰め寄られる前に数を減らし、僅かな残りを大太刀使いの男性プレイヤーに切り捨ててもらうという流れを維持できなければこちらの負けだ。
戦闘が始まれば、皆戦闘にこれ以上ないほどに集中した。自分の仕事を、愚直に実行する。とにかくヘッドショット、ヘッドショット……普段は頭部という小さな目標を狙うリスクと、八岐の月の性能を鑑みてここまでヘッドショットに固執する事はしないのだが、今回はそうはいかない。ヒヒイロカネ装備と言っても、これはあくまでこの試練専用の装備。普段の装備と比べるべくもなく性能は低い。
その武器の火力の低さを補うためにはヘッドショットはほぼ必須。オーガはもちろん、猿の頭部すらも逃さない心構えの元、ひたすらヘッドショット狙いの矢を放ち続ける。もちろん全発全中なんて望めないが、それでもそれなりの命中率は出ているはずだ。その証拠に、大太刀使いの男性プレイヤーが捌き切れなくなっている状況を招いていない。
いい感じで集中できている。いや、こういう土壇場のような状況は何度も味わってきた。リアルでもワンモアでも……だから、心が乱れる事はない。むしろ、明鏡止水の極致に近づけるような気さえしてくる。その精神状態を表すかのように、ヘッドショットの成功率が上がってきている事を感じる。
(いいぞ、当たる。あの猿にもいい感じでヘッドショットが決まる。ならば、このままモンスターの陣が崩壊するまで射抜き続けるのみ)
次々とモンスターがやってくるが、焦りは生まれない。確実にヘッドショットで数を減らし、他のメンバーの負担を減らす事のみに集中する。集中力がより高まってきたのを感じる──自分のことながら、気持ち悪いほどにヘッドショットが決まる。相手の投石や魔法と言った反撃も見えるから矢で叩き落す。
モンスターの前進がわずかに鈍ったのを感じる。正面からのぶつかり合いでは、ただ射抜かれるのみとモンスター達が考えたのだろうか? 正面から来る連中の中から、側面に回ろうとしているモンスターがいる事に気が付いた。残念ながら、あいつらはこちらの射程範囲外だ。
「モンスターの一部が右側から攻めあがろうとしている姿を確認。接近してきた時に再度報告する」「りょ、了解」
自分の口から出た声は、驚くほどに感情という物が感じられないものだった。その声に驚いたと思われるアーチャーの女性が、少し慌てたような雰囲気を出しながらも返答を返してくれた。回り込もうとしている一団を目の端に置きながら、正面から押し潰そうとしてくるモンスター集団へのヘッドショットを継続する。
更にモンスター達からの圧が弱まった。数で圧倒しておきながら、押し潰せない事に恐怖を覚えたからだろうか? それとも、先には同じ先鋒で三人を落とせたのに今回は全く成果を上げられないからだろうか? 何かの作戦──と言う事はあるまい。
だが、先の三人が脱落した時は奇襲を受けるような形で、こちらがやや混乱気味だったことが原因だ。今回はしっかりと敵の総数を理解したうえで、作戦として行動を起こしている。それに、こちらは不退転の気持ちになっている事も大きい。ここを突破するしかない、と覚悟を決めているからこそ、これだけの数を目の前にしても戦えるのだ。
「多分、全体の半分を落とした! ここから後半戦!」「おう、分かった!」
アーチャーの女性プレイヤーの言葉に、大太刀使いの男性プレイヤーが、ダメージを受けつつも反撃でオーガを切り落としながら応えた。そうか、もう半分終わったか。自分の集中力は全く衰えていない、このまま敵を喰らいつくせばいい。っと、ここで仕掛けてくる心づもりの様だ。右側に動いていたモンスターの一団が接近してきている事に気が付く。
「先ほど右側に回り込んでいたモンスターの一団の接近を確認、今から迎撃する」
数は十五ぐらいか。あくまで奇襲の為のt小さな集まりだ。だが、全員がオーガだというのがダメだな。素早い動きが出来る猿を二匹ぐらい混ぜておくべきだった。無論、そうなったら面倒だった為助かったという考えが心の一部にはあるが。とにかく、迎撃だ。間合いに入り次第、全員を射抜く。
あと三歩、二、一。間合いに入った。その瞬間、自分は圧力が弱まった正面から奇襲部隊に意識を移して、オーガ達の頭部を射抜く。オーガ達はバレているとは思っていなかったのだろうか? 間抜けな面を晒して脳天に矢を喰らっていく。
(奇襲は相手に知られていないからこそ最大限の効果を発揮できる。数が少ない奇襲部隊は、察知されていれば脆い物だ)
奇襲部隊は、自分達の存在がばれていないという前提で動く事が多分多いと思われる。バレているという前提で動くとしたら、数が少ない奇襲部隊はただの死にに行くだけの部隊だ。もちろん武装や策略、トラップなどによって引っ掛けるために少数部隊を動かす事もあるだろうが……今回のオーガ達はそれらに該当しない。
処理はすぐに済んだ。全滅させた後、すぐに前方から来ているモンスター集団の迎撃に戻るが……予想以上の数に近づかれていた。これ以上は、大太刀使いの男性プレイヤー一人で捌くのは大変だろう。
(そう言う意味では、奴らは仕事をしたと言う事になるのか)
メインの部隊をより接近させるための時間を稼ぐために捨て石になったと考えるのならば、彼等は相応の仕事をしたことになる。事実、こちら側にモンスターの集団はかなり接近してきている。だが、それがどうしたとあえて言う。スネークソードを抜いて、大太刀使いの男性の横に立つ。
「ここからは、自分も近接戦闘を行います」「分かった、頼むぜ!」
武器を振り下ろしてきたオーガの攻撃を回避し、自分のターンで首を刎ねる。やる事はこれだけ。毎回首刎ねを成功させられるわけではないが、それでも積極的に狙っていく。とにかくこれ以上接近戦を同時に挑んでくる敵を増やさない為にも、理想は一振りで一殺する事。スネークソードの射程を生かして、少々遠くにいるオーガの首も狙う。
無論、自分だけでなく同行者の三人も奮闘している。オーガの顔に矢と魔法が次々と刺さっているし、大太刀は大振りの一撃となるが複数のオーガをなで斬りにする事も可能だ。全員が力を合わせて、モンスターの集団を食い破って行っている。やがて、戦いに終わりがやってくる。
「今ので最後!」「さい、ご? 今最後と言ったのか!?」「そうよ、前を見なさい! 立っているモンスターはいないでしょ!?」
アーチャーの女性プレイヤーの言葉に、ただひたすらに大太刀を振るっていた男性プレイヤーが反射的に叫び、叫び返されて前を見た。そう、やっとモンスターの集団を食い破ったのだ。
「お、わった。終わった……終わってんだ……な」
大太刀使いの男性プレイヤーはそうつぶやくと、前のめりに倒れた。大丈夫かと大太刀使いの男性プレイヤーを確認するが……男性プレイヤーは立ち上がらない。魔法使いの女性プレイヤーが最後のHPポーションを与えようとしたが、彼はいらないと拒否した。
「例のスキルを使って、無理やり体を維持してただけなんだ。俺のHPは結構前に空っぽになっていた。ただ、あのスキルの力で死を先延ばしにして無理やり戦っていただけに過ぎない。俺は、ここまでだ。助っ人さんよ、済まねえが先は任せる。多分、ゴールはそう遠くないはずだ。頼んだ、ぜ」
そう言い残すと、大太刀使いの男性プレイヤーの体は粒子となって消えてしまった。これで残りは三人、か。ゴールは確かに近いだろう。だが、その前に何かが立ちはだかっている可能性はある。それでも、大太刀使いの男性プレイヤーに頼んだと言われた以上は成し遂げたいところだ。
戦闘が始まれば、皆戦闘にこれ以上ないほどに集中した。自分の仕事を、愚直に実行する。とにかくヘッドショット、ヘッドショット……普段は頭部という小さな目標を狙うリスクと、八岐の月の性能を鑑みてここまでヘッドショットに固執する事はしないのだが、今回はそうはいかない。ヒヒイロカネ装備と言っても、これはあくまでこの試練専用の装備。普段の装備と比べるべくもなく性能は低い。
その武器の火力の低さを補うためにはヘッドショットはほぼ必須。オーガはもちろん、猿の頭部すらも逃さない心構えの元、ひたすらヘッドショット狙いの矢を放ち続ける。もちろん全発全中なんて望めないが、それでもそれなりの命中率は出ているはずだ。その証拠に、大太刀使いの男性プレイヤーが捌き切れなくなっている状況を招いていない。
いい感じで集中できている。いや、こういう土壇場のような状況は何度も味わってきた。リアルでもワンモアでも……だから、心が乱れる事はない。むしろ、明鏡止水の極致に近づけるような気さえしてくる。その精神状態を表すかのように、ヘッドショットの成功率が上がってきている事を感じる。
(いいぞ、当たる。あの猿にもいい感じでヘッドショットが決まる。ならば、このままモンスターの陣が崩壊するまで射抜き続けるのみ)
次々とモンスターがやってくるが、焦りは生まれない。確実にヘッドショットで数を減らし、他のメンバーの負担を減らす事のみに集中する。集中力がより高まってきたのを感じる──自分のことながら、気持ち悪いほどにヘッドショットが決まる。相手の投石や魔法と言った反撃も見えるから矢で叩き落す。
モンスターの前進がわずかに鈍ったのを感じる。正面からのぶつかり合いでは、ただ射抜かれるのみとモンスター達が考えたのだろうか? 正面から来る連中の中から、側面に回ろうとしているモンスターがいる事に気が付いた。残念ながら、あいつらはこちらの射程範囲外だ。
「モンスターの一部が右側から攻めあがろうとしている姿を確認。接近してきた時に再度報告する」「りょ、了解」
自分の口から出た声は、驚くほどに感情という物が感じられないものだった。その声に驚いたと思われるアーチャーの女性が、少し慌てたような雰囲気を出しながらも返答を返してくれた。回り込もうとしている一団を目の端に置きながら、正面から押し潰そうとしてくるモンスター集団へのヘッドショットを継続する。
更にモンスター達からの圧が弱まった。数で圧倒しておきながら、押し潰せない事に恐怖を覚えたからだろうか? それとも、先には同じ先鋒で三人を落とせたのに今回は全く成果を上げられないからだろうか? 何かの作戦──と言う事はあるまい。
だが、先の三人が脱落した時は奇襲を受けるような形で、こちらがやや混乱気味だったことが原因だ。今回はしっかりと敵の総数を理解したうえで、作戦として行動を起こしている。それに、こちらは不退転の気持ちになっている事も大きい。ここを突破するしかない、と覚悟を決めているからこそ、これだけの数を目の前にしても戦えるのだ。
「多分、全体の半分を落とした! ここから後半戦!」「おう、分かった!」
アーチャーの女性プレイヤーの言葉に、大太刀使いの男性プレイヤーが、ダメージを受けつつも反撃でオーガを切り落としながら応えた。そうか、もう半分終わったか。自分の集中力は全く衰えていない、このまま敵を喰らいつくせばいい。っと、ここで仕掛けてくる心づもりの様だ。右側に動いていたモンスターの一団が接近してきている事に気が付く。
「先ほど右側に回り込んでいたモンスターの一団の接近を確認、今から迎撃する」
数は十五ぐらいか。あくまで奇襲の為のt小さな集まりだ。だが、全員がオーガだというのがダメだな。素早い動きが出来る猿を二匹ぐらい混ぜておくべきだった。無論、そうなったら面倒だった為助かったという考えが心の一部にはあるが。とにかく、迎撃だ。間合いに入り次第、全員を射抜く。
あと三歩、二、一。間合いに入った。その瞬間、自分は圧力が弱まった正面から奇襲部隊に意識を移して、オーガ達の頭部を射抜く。オーガ達はバレているとは思っていなかったのだろうか? 間抜けな面を晒して脳天に矢を喰らっていく。
(奇襲は相手に知られていないからこそ最大限の効果を発揮できる。数が少ない奇襲部隊は、察知されていれば脆い物だ)
奇襲部隊は、自分達の存在がばれていないという前提で動く事が多分多いと思われる。バレているという前提で動くとしたら、数が少ない奇襲部隊はただの死にに行くだけの部隊だ。もちろん武装や策略、トラップなどによって引っ掛けるために少数部隊を動かす事もあるだろうが……今回のオーガ達はそれらに該当しない。
処理はすぐに済んだ。全滅させた後、すぐに前方から来ているモンスター集団の迎撃に戻るが……予想以上の数に近づかれていた。これ以上は、大太刀使いの男性プレイヤー一人で捌くのは大変だろう。
(そう言う意味では、奴らは仕事をしたと言う事になるのか)
メインの部隊をより接近させるための時間を稼ぐために捨て石になったと考えるのならば、彼等は相応の仕事をしたことになる。事実、こちら側にモンスターの集団はかなり接近してきている。だが、それがどうしたとあえて言う。スネークソードを抜いて、大太刀使いの男性の横に立つ。
「ここからは、自分も近接戦闘を行います」「分かった、頼むぜ!」
武器を振り下ろしてきたオーガの攻撃を回避し、自分のターンで首を刎ねる。やる事はこれだけ。毎回首刎ねを成功させられるわけではないが、それでも積極的に狙っていく。とにかくこれ以上接近戦を同時に挑んでくる敵を増やさない為にも、理想は一振りで一殺する事。スネークソードの射程を生かして、少々遠くにいるオーガの首も狙う。
無論、自分だけでなく同行者の三人も奮闘している。オーガの顔に矢と魔法が次々と刺さっているし、大太刀は大振りの一撃となるが複数のオーガをなで斬りにする事も可能だ。全員が力を合わせて、モンスターの集団を食い破って行っている。やがて、戦いに終わりがやってくる。
「今ので最後!」「さい、ご? 今最後と言ったのか!?」「そうよ、前を見なさい! 立っているモンスターはいないでしょ!?」
アーチャーの女性プレイヤーの言葉に、ただひたすらに大太刀を振るっていた男性プレイヤーが反射的に叫び、叫び返されて前を見た。そう、やっとモンスターの集団を食い破ったのだ。
「お、わった。終わった……終わってんだ……な」
大太刀使いの男性プレイヤーはそうつぶやくと、前のめりに倒れた。大丈夫かと大太刀使いの男性プレイヤーを確認するが……男性プレイヤーは立ち上がらない。魔法使いの女性プレイヤーが最後のHPポーションを与えようとしたが、彼はいらないと拒否した。
「例のスキルを使って、無理やり体を維持してただけなんだ。俺のHPは結構前に空っぽになっていた。ただ、あのスキルの力で死を先延ばしにして無理やり戦っていただけに過ぎない。俺は、ここまでだ。助っ人さんよ、済まねえが先は任せる。多分、ゴールはそう遠くないはずだ。頼んだ、ぜ」
そう言い残すと、大太刀使いの男性プレイヤーの体は粒子となって消えてしまった。これで残りは三人、か。ゴールは確かに近いだろう。だが、その前に何かが立ちはだかっている可能性はある。それでも、大太刀使いの男性プレイヤーに頼んだと言われた以上は成し遂げたいところだ。
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