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魔法使いの意地
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それから数回のやり取りがあったが、全てにおいて彼女の方に分が悪い展開に傾いたまま天秤が動かない。と、そこで武舞台上の彼女がちらりとこちらを見た。いや、正確には自分の隣にいる魔法使いの女性プレイヤーを見た、だな。
「これから起こる事を、誰にも言わないと約束してくれない?」
そして投げかけられたのはそんな言葉。なるほど、切り札はあると。ただ、それをパーティ以外の人間に見せたくはないと。
「了解、自分は何も見なかったし発生した事柄全てを理解できなかった。それでいい?」
自分の返答を聞いた自分の隣にいる魔法使いの女性プレイヤーは、手を使って大きく丸を作るジェスチャーを武舞台の上にいる彼女に向けて行った。それを確認した直後、彼女の左腕の内側辺りから一本の棒が現れた。長さは三〇センチ以上四〇センチ未満、たぶんあの色からしてミスリル製。あれが彼女のとっておきと言う事なのだろう。その棒を左手に掴んだ彼女は先端を青い騎士に向ける。
「これまでのようにはいかないわ《ラ・ロック》!」
岩を生み出して飛ばしたと言う事は土魔法? だが、あの青い騎士は魔法対策で固めている騎士。土魔法だからと言って有効打を与えられ──なに!? 無効化も消失もせずに、生み出された岩は戦っている青い騎士を軽く吹き飛ばした。これは、どういう事だ?
「なぜ、魔法を無力化できない!?」「さあ、どうしてでしょうね!」
青い騎士も自分と同じ疑問を抱いたようだが、当然武舞台に立っている魔法使いの女性プレイヤーがその種を明かす訳もない。次々と《ラ・ロック》という魔法を詠唱し、幾つもの岩を青い騎士に向かって飛ばす。青い騎士はそれらの岩に対して盾と剣を使った防御で凌ごうとするが、岩の質量に圧されて何回も被弾している。鎧や盾に明確なダメージが蓄積していくのが確認できた。
「なるほど、魔法殺しに対しての反撃手段は持っていたと言う事か。だけど、こんな現象を引き起こす魔法の情報はWikiに載っていない……だから、事前の確認が必要だったと言う訳か」「そう言う事」
魔法使いプレイヤーの悩みは、魔法があまり通じない、もしくは無効化する敵を相手にする場合だ。でも、この能力があればそんな悩みから解放され、存分に力を振るう事が可能となるだろう。ただ、先ほどから見ていると使う攻撃魔法はすべて土魔法系統? ばっかりだ。冷や水系統は一切使わなくなったが……
「〈物質魔法〉みたいな感じかな? 魔法ではあるが魔法の力ではなく産み出した物質の力で攻撃する……だから、岩を作り出すのは魔法だが岩をぶつけて出すダメージは物理。故に通じる……みたいな所か」
一つだけ間違いないのは、魔法の六属性、つまり、火、水、土、風、光、闇。これらの魔法の理の外にある魔法であると言う事。だから、魔法に関する防御が通じないのだろうと予想してみる。土魔法の中には同じような攻撃方法をとるものがあったはずだが、恐らくそっちだとあの青い騎士は霧散させることが出来るはずだからね。
「答えられないわよ?」「もちろんそうだろうね。こっちだって勝手に予想を立てただけで根掘り葉掘り聞きだしたいわけじゃないし、この戦いが終わったらこの魔法の事はすっぱりと忘れる予定なのだから」
想像するのが楽しいだけ。正解を知りたいわけじゃない。それに、自分や仲間の奥の手を他者にほいほい教えるのは論外だ。対処される奥の手なんて、奥の手じゃなくなってしまう。まあ、奥の手だって教えておいて更なる技を持つことで相手を引っ掛けるという手段もあるにはあるが、それはかなり難しい。
さて、戦いの方は……五分五分、かな? 無力化できない魔法の影響で、青い騎士の方も積極的に攻めることが出来なくなっている。その分、魔法使いの女性プレイヤーの攻撃チャンスが増えた事で徐々に状況を改善することに成功している。お互い少しずつ削り合いをやっているという状況だ。
青い騎士の方も、時々剣から剣波を出すような行動をするようになった。が、やっぱり魔法使いの遠距離攻撃と比べてしまうと貧弱であり、有効打に繋がるようなものじゃない。が、それでも一定の攻撃力は持っているため被弾しても構わないと言えるものでもない。何よりかなりの速度で飛んでくるので、回避がかなり大変そうだ。
それでも、五分五分迄状況を戻せたのならば、後は当人達の技量と精神力の戦いだ。こちらが出来る事は、勝ってくれることを願う事だけ。武舞台の上では複数の岩と剣技が飛び交うというとんでもない状況になっており、両者ともに主導権を握りたいという意思をひしひしと感じる。
(多分ここで主導権を握った方が勝つ。もちろん決着がつくまでは分からないが、ここで流れを持っていかれると相当きついはずだ)
横で見ている此方がそうわかるぐらい、武舞台の上での主導権争いが激しいと言う事だ。騎士の方はフルフェイスヘルメットの為顔が分からないが、魔法使いの女性プレイヤーの表情は鬼気迫るものになっている。複数の岩を横から上から前からと後方以外の全ての角度から圧し潰すかのように射出しまくっている為、相当に疲れているはずなのだが……それを隠すのも兼ねて表情をそうしているのかもしれない。
「何という魔力の量! 並みの者ならとうに尽き果てているはずだ!」「これ以上、情けないまま終われないのよ! 貴方だけでも倒さないと、私の中の意地が砕けてしまうから!」
そんな言葉が交わされた後、よりお互いの攻撃が熾烈になる。青い騎士は無理にでも進もうと岩を押しのけ、魔法使いの女性プレイヤーはそうはさせないと岩を打ち出す回数をさらに上げた。更に、打ち出される岩の速度も上がっている。それによって和老木氏は再び後ろに押し戻された。
両者ともにここが戦いの流れを自分の元に引き寄せて押し切るという意思をむき出しにした。押して押されて押し返して……数分に渡るこの押し合いに勝ったのは──魔法使いの女性プレイヤーだった。この後などどうなったって知るものかと言わんばかりに、岩の魔法の連打、連打。MPを回復するポーションもがぶ飲みで、無理やり圧殺していく。
青い騎士も必死で対抗したのだが、岩の数と質量に圧され始めてからは反撃の手数が確実に減っていった。そして今、まさに圧し潰されようとしている。
「これで終わりよ!」
左手に持ったミスリルの杖が激しく輝くと共に、青い騎士の頭上にでかい岩山が形成された。当然その後は……
「《ロック・ガ・マウンテン・ハンマー》!!!!!!」
形成された岩山が、青い騎士めがけて高速で落下する。青い騎士は数多の岩をぶつけられ続けた影響で足取りが鈍く、岩山の外に逃げるだけの速度が出ない。ならば当然その結末は──岩山に潰されるほかない。凄まじい音と大量の砂ぼこりが舞い、武舞台の上が全く見えなくなる。それらが収まった武舞台の上にいたのは、杖にしがみつくような姿で座り込んでいる魔法使いの女性プレイヤーだけだった。
『決着! 先鋒VS先鋒戦は挑戦者側の勝利だ! 続けるかい? それとも「続けるわ! もう最終戦なのだから温存は考えなくていいし、何よりゴーレム戦で情けない姿を晒した清算はまだ終わっていない! 汚名返上の機会を頂戴!」』
その継続宣言は、まるで悲鳴だった。その願いに、首を振る事など出来るはずもない。彼女にとって、あのゴーレムに恐怖して棄権してしまった事はかなりの棘になっている様であった。ならば、ここでその棘を抜く機会を奪う訳にはいかない。
『了解した、では継続して戦ってもらうぞ。少しの休憩後に次の対戦相手を呼ばせてもらうぞ』
司会者の言葉を聞き終えた武舞台の上にいる魔法使いの女性プレイヤーは何とか立ち上がり、荒い息を何とか整えようとしていた。魔法を連射しながら回避行動をとり、最後の大技にもっていくまでの過程でかなりプレイヤー自身が疲れている。次の戦いでどこまで持つのか……自分だけでなく、他の面子も心配そうな視線を送っている。
『さて、そろそろ次の戦いを始めるぞ。準備は良いかな?』
次の相手が出てくるようだ。どんな騎士が出てくるのだろう?
「これから起こる事を、誰にも言わないと約束してくれない?」
そして投げかけられたのはそんな言葉。なるほど、切り札はあると。ただ、それをパーティ以外の人間に見せたくはないと。
「了解、自分は何も見なかったし発生した事柄全てを理解できなかった。それでいい?」
自分の返答を聞いた自分の隣にいる魔法使いの女性プレイヤーは、手を使って大きく丸を作るジェスチャーを武舞台の上にいる彼女に向けて行った。それを確認した直後、彼女の左腕の内側辺りから一本の棒が現れた。長さは三〇センチ以上四〇センチ未満、たぶんあの色からしてミスリル製。あれが彼女のとっておきと言う事なのだろう。その棒を左手に掴んだ彼女は先端を青い騎士に向ける。
「これまでのようにはいかないわ《ラ・ロック》!」
岩を生み出して飛ばしたと言う事は土魔法? だが、あの青い騎士は魔法対策で固めている騎士。土魔法だからと言って有効打を与えられ──なに!? 無効化も消失もせずに、生み出された岩は戦っている青い騎士を軽く吹き飛ばした。これは、どういう事だ?
「なぜ、魔法を無力化できない!?」「さあ、どうしてでしょうね!」
青い騎士も自分と同じ疑問を抱いたようだが、当然武舞台に立っている魔法使いの女性プレイヤーがその種を明かす訳もない。次々と《ラ・ロック》という魔法を詠唱し、幾つもの岩を青い騎士に向かって飛ばす。青い騎士はそれらの岩に対して盾と剣を使った防御で凌ごうとするが、岩の質量に圧されて何回も被弾している。鎧や盾に明確なダメージが蓄積していくのが確認できた。
「なるほど、魔法殺しに対しての反撃手段は持っていたと言う事か。だけど、こんな現象を引き起こす魔法の情報はWikiに載っていない……だから、事前の確認が必要だったと言う訳か」「そう言う事」
魔法使いプレイヤーの悩みは、魔法があまり通じない、もしくは無効化する敵を相手にする場合だ。でも、この能力があればそんな悩みから解放され、存分に力を振るう事が可能となるだろう。ただ、先ほどから見ていると使う攻撃魔法はすべて土魔法系統? ばっかりだ。冷や水系統は一切使わなくなったが……
「〈物質魔法〉みたいな感じかな? 魔法ではあるが魔法の力ではなく産み出した物質の力で攻撃する……だから、岩を作り出すのは魔法だが岩をぶつけて出すダメージは物理。故に通じる……みたいな所か」
一つだけ間違いないのは、魔法の六属性、つまり、火、水、土、風、光、闇。これらの魔法の理の外にある魔法であると言う事。だから、魔法に関する防御が通じないのだろうと予想してみる。土魔法の中には同じような攻撃方法をとるものがあったはずだが、恐らくそっちだとあの青い騎士は霧散させることが出来るはずだからね。
「答えられないわよ?」「もちろんそうだろうね。こっちだって勝手に予想を立てただけで根掘り葉掘り聞きだしたいわけじゃないし、この戦いが終わったらこの魔法の事はすっぱりと忘れる予定なのだから」
想像するのが楽しいだけ。正解を知りたいわけじゃない。それに、自分や仲間の奥の手を他者にほいほい教えるのは論外だ。対処される奥の手なんて、奥の手じゃなくなってしまう。まあ、奥の手だって教えておいて更なる技を持つことで相手を引っ掛けるという手段もあるにはあるが、それはかなり難しい。
さて、戦いの方は……五分五分、かな? 無力化できない魔法の影響で、青い騎士の方も積極的に攻めることが出来なくなっている。その分、魔法使いの女性プレイヤーの攻撃チャンスが増えた事で徐々に状況を改善することに成功している。お互い少しずつ削り合いをやっているという状況だ。
青い騎士の方も、時々剣から剣波を出すような行動をするようになった。が、やっぱり魔法使いの遠距離攻撃と比べてしまうと貧弱であり、有効打に繋がるようなものじゃない。が、それでも一定の攻撃力は持っているため被弾しても構わないと言えるものでもない。何よりかなりの速度で飛んでくるので、回避がかなり大変そうだ。
それでも、五分五分迄状況を戻せたのならば、後は当人達の技量と精神力の戦いだ。こちらが出来る事は、勝ってくれることを願う事だけ。武舞台の上では複数の岩と剣技が飛び交うというとんでもない状況になっており、両者ともに主導権を握りたいという意思をひしひしと感じる。
(多分ここで主導権を握った方が勝つ。もちろん決着がつくまでは分からないが、ここで流れを持っていかれると相当きついはずだ)
横で見ている此方がそうわかるぐらい、武舞台の上での主導権争いが激しいと言う事だ。騎士の方はフルフェイスヘルメットの為顔が分からないが、魔法使いの女性プレイヤーの表情は鬼気迫るものになっている。複数の岩を横から上から前からと後方以外の全ての角度から圧し潰すかのように射出しまくっている為、相当に疲れているはずなのだが……それを隠すのも兼ねて表情をそうしているのかもしれない。
「何という魔力の量! 並みの者ならとうに尽き果てているはずだ!」「これ以上、情けないまま終われないのよ! 貴方だけでも倒さないと、私の中の意地が砕けてしまうから!」
そんな言葉が交わされた後、よりお互いの攻撃が熾烈になる。青い騎士は無理にでも進もうと岩を押しのけ、魔法使いの女性プレイヤーはそうはさせないと岩を打ち出す回数をさらに上げた。更に、打ち出される岩の速度も上がっている。それによって和老木氏は再び後ろに押し戻された。
両者ともにここが戦いの流れを自分の元に引き寄せて押し切るという意思をむき出しにした。押して押されて押し返して……数分に渡るこの押し合いに勝ったのは──魔法使いの女性プレイヤーだった。この後などどうなったって知るものかと言わんばかりに、岩の魔法の連打、連打。MPを回復するポーションもがぶ飲みで、無理やり圧殺していく。
青い騎士も必死で対抗したのだが、岩の数と質量に圧され始めてからは反撃の手数が確実に減っていった。そして今、まさに圧し潰されようとしている。
「これで終わりよ!」
左手に持ったミスリルの杖が激しく輝くと共に、青い騎士の頭上にでかい岩山が形成された。当然その後は……
「《ロック・ガ・マウンテン・ハンマー》!!!!!!」
形成された岩山が、青い騎士めがけて高速で落下する。青い騎士は数多の岩をぶつけられ続けた影響で足取りが鈍く、岩山の外に逃げるだけの速度が出ない。ならば当然その結末は──岩山に潰されるほかない。凄まじい音と大量の砂ぼこりが舞い、武舞台の上が全く見えなくなる。それらが収まった武舞台の上にいたのは、杖にしがみつくような姿で座り込んでいる魔法使いの女性プレイヤーだけだった。
『決着! 先鋒VS先鋒戦は挑戦者側の勝利だ! 続けるかい? それとも「続けるわ! もう最終戦なのだから温存は考えなくていいし、何よりゴーレム戦で情けない姿を晒した清算はまだ終わっていない! 汚名返上の機会を頂戴!」』
その継続宣言は、まるで悲鳴だった。その願いに、首を振る事など出来るはずもない。彼女にとって、あのゴーレムに恐怖して棄権してしまった事はかなりの棘になっている様であった。ならば、ここでその棘を抜く機会を奪う訳にはいかない。
『了解した、では継続して戦ってもらうぞ。少しの休憩後に次の対戦相手を呼ばせてもらうぞ』
司会者の言葉を聞き終えた武舞台の上にいる魔法使いの女性プレイヤーは何とか立ち上がり、荒い息を何とか整えようとしていた。魔法を連射しながら回避行動をとり、最後の大技にもっていくまでの過程でかなりプレイヤー自身が疲れている。次の戦いでどこまで持つのか……自分だけでなく、他の面子も心配そうな視線を送っている。
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