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亡霊武者
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激突した結果は、ややタンカー役の女性が押される形となった。といっても四:六ぐらいの結果なので、亡霊武者も多少後ろに弾かれて動きが止まった。だが、軽くではあるが吹き飛ばされる形となったタンカー役の女性の方が状態は悪い。尻もちこそつかなかったが、着地の形も悪くすぐさま行動するのは厳しい。当然、体勢を立て直して動きを再開するのが速いのは亡霊武者の方だ。
「むうん!」
手に持った大太刀を、横薙ぎに払ってくる。その一撃を、タンカー役の女性は盾でパーリング。もろに受けるのではなく受け流す形を凝った事で、亡霊武者の体勢がやや崩れる。しかし、タンカー役の女性はその動きを見たうえで反撃を繰り出す事はしなかった。崩しが足りないと見て、攻撃するタイミングではないと考えたのだろう。
彼女の獲物は片手斧だしな……どうしても剣などに比べるとやや大降りになる武器なので、あの崩し具合では攻撃をあてる前に相手が動き出す可能性の方が高い。手を出さないのは正解だろう。ダガーとか小ぶりなショートソートなら一発突くぐらいはできたかもしれないが。
何にせよ、これで仕切り直し。お互いがお互いを見据えて、今度は一気に距離を詰めずじわじわと進む。亡霊武者の大太刀の間合いの一歩手前ぐらいまで両者が近づいた時だろうか。亡霊武者がさらにもう一歩素早く動いて間合いを調整し、大太刀を今度は右上から左下に振り下ろす袈裟斬りの形で振るってくる。
この斬撃も、タンカー役の女性は盾で受け流す。今回は、彼女もすぐさま反撃として片手斧を横薙ぎに振るう。しかし亡霊武者はその一撃を大太刀の柄、先端部ではじき返した。かなりの力で弾いたのだろう、タンカー役の女性は片手斧を持った右手を中心に体を大きく泳がされる形となった。当然、そこに亡霊武者の追撃が来る。もう一度、胴体への横薙ぎの斬撃だ。
「ぐ、うううっ!」
その一撃を、タンカーの女性は回避できなかった。重い一撃をもらってしまった事は、誰の目から見ても明白だった。交代すべきだ──両手剣使いの女性が真っ先に交代するべく動こうとした。しかし、ボス戦中は後退できませんという無情な一言が書かれたパネルが浮かび上がる。
「やっぱり、そう来るわね……」
この展開も予想していたようで、両手剣使いの女性プレイヤーは舌打ちをしていた。そんな彼女のいら立ちはいったん横に置いておくとして、タンカー役の女性と亡霊武者の戦いは継続していた。しかし、タンカー役の女性の動きが明らかに鈍っている。動きそのものは遅くなっていないが、先ほどまでのキレがない。多分、先ほどの一撃を受けたことで焦ってしまっているのだろう。
「ぬん!」「く……」
亡霊武者の攻撃を何とか盾を使ったり、回避したりして耐えてはいるが、攻撃に移れていない。やはり、先ほどもらった大太刀の柄を利用したパーリングからのカウンターが頭に強くこびりついてしまい、攻撃に出る事を恐れるようになってしまっている。しかし、攻撃をしなければ勝てないのだが──そんな事は彼女も十分承知しているだろう。
だが、頭でわかっていても行動に移せないのだ。もう一回あの攻撃を喰らえばさすがにまずいし、盾で受け流しても、実はそれらがすべて誘いであったとしたら? こちらが攻撃してくることを手ぐすね引いて待っているとしたら? そんな心理状態に彼女は今追いやられてしまっている。
「どうすれば……」「戦いの最中に悩むなど、愚かの極みよ!」
つい、口から出てしまったその言葉に亡霊武者からの一言がきっかけとなってしまったのか、明らかに誘いの攻撃に対してタンカー役の女性を片手斧を振ってしまった。当然の様に行われるカウンター。だが、一回見たことで彼女も学んでいたようで、意図的に倒れこむことで横薙ぎの斬撃を何とかではあるが回避して見せた。しかし、体勢は悪いままだ。
倒れこんだ彼女の顔に、亡霊武者の蹴りが迫る。それもぎりぎりで首を捻って回避した後に、彼女は左に転がってその場を離れた。当然彼女はすぐさま立ち上がろうとするが──兜割りをするかのような垂直の振り下ろしがそこに合わせられる。それを回避すべく、無理な体勢で跳躍する彼女。再び倒れこみ、地面を転がる。
そこからは、徹底した亡霊武者の起き上がり阻止行為によって地面を転がり続けるタンカー役の女性とそれを追い込む亡霊武者と言う状況が出来上がってしまっていた。更に亡霊武者の攻撃も所々で当たっており、タンカー役の女性のHPは削られる一方だ。もう、決着はついてしまっているかもしれない。反撃できずに、HPを削られてしまっている状況を打破できないのだから。
それでも彼女の意地という奴なのだろうか。亡霊武者の攻撃を何とか回避した機会を逃さず、もう一度立ち上がる事に成功した。ただし既に全身ボロボロであり、残りHPは見るまでもなく空っぽだろう。だが、それでも彼女は立ち上がり──盾を投げ捨てた。そして……アイテムボックスからもう一本の片手斧を取り出して左手に握り……大声で叫び声をあげた!
(これは、《ウォークライ》!?)
《ウォークライ》は自分自身を鼓舞し、攻撃力を上層させるアーツ。なぜ、タンカーの彼女が持っている? このアーツはアタッカーが持つべきアーツの筈だ……が、叫び終わった彼女の目に変化が現れた。目がどちらも紅に輝き、更に目から同じ色が漏れ出している。雰囲気も先ほどまでと違って、とてつもなく荒々しい。
「《ラスト・バーサーク》を使ったか……確かにこの状況ではそれしかないよな」
短弓使いの男性プレイヤーがそうつぶやいていた。知らないスキルだが……推測で、残りHPが僅かな時限定で発動できる強化スキルなのだろう。その分効果は高いというパターンだ。それを証明すべくかのように、タンカー役の彼女はスキルを使う前の彼女の動きをはるかに上回る速度で亡霊武者に飛び掛かり、両手に持った片手斧を両方荒々しく叩きつけた。亡霊武者はその攻撃を大太刀で防ぐ。
「むう……」
だが、相当な衝撃が行ったのだろう。亡霊武者の言葉がやや苦しげなものになっている。そんな亡霊武者の事などお構いなし&先ほどまでの返礼とばかりにタンカー役の女性は両手に持った片手斧を交互に荒々しく次々と亡霊武者に叩きつけ続ける。それと同時に、獣の声を勘違いしそうな奇声も同時に上げているが……
「相変わらず、ああなってしまうと怖いな。だが、あれなら今回も行けるかもしれん」
二杖流の男性プレイヤーがそう漏らした。ふむ、この言葉から察するに過去この同行パーティは何回か彼女のあの状態で危機を脱した経験があるのだろう。確かに、あの荒々しくも素早く攻撃を繰り出して相手に反撃を許さず叩き潰さんとする姿にはそれだけの説得力はある。しかし、あの亡霊武者がこのままやられてくれるかな? どうしてもそうとは思えない。
しばらくは防御に回り続けていた亡霊武者だったが──一瞬、目の奥が光ったように見えた。そして──
「見切った」
その一言共に、彼女の左手が切断された。下から上への切り上げ。一瞬の銀閃が通り抜けた後には、彼女の左手が宙に飛んでいた。突如片腕を奪われた事で、当然彼女はバランスを崩す。そこに今度は上から下への銀閃。右手が飛んだ。その後は当然──
「長々と苦しめるような真似はすまい」
右から左へと横に一閃。彼女の首が飛んだ……これで決着。そして、力尽きた彼女は綺麗な状態でリフトの上にある空きスペースに復活した。投げ捨てた盾も回収されている。
「切り札を切ったのだが、すまん、負けてしまった。次、誰でもいいから出てくれ。十秒以内に出ないと確か負けになるぞ」
その彼女の言葉に、こわばった表情を浮かべながらお互いの顔を見合わせる同行パーティ。それを一瞥した後で、自分は前に進み出た。あの亡霊武者は手ごわい事はよく分かった。それに、同行パーティは皆気おされている。あの心理状態で戦闘に出ても、あえなくやられて復帰回数をいたずらに減らすだけだろう。ならば、ここは自分が出るべきだ。
「次の相手は、貴殿か」「ええ、手合わせを願います」
亡霊武者は大太刀を構えなおし……自分は八岐の月を左手に、右手にはレガリオンを持った。そんな自分を、亡霊武者は興味深そうに眺めてきた。
「変わった獲物を持つな……どのような戦い方をするのか、読めぬ。良い、そういう相手とも刃を交わす事も一興」
亡霊武者の一言が終わって一拍ほど間を置いて、自分と亡霊武者の戦いが始まった。
*****
新刊作業はあともう少し、と言った所です。
「むうん!」
手に持った大太刀を、横薙ぎに払ってくる。その一撃を、タンカー役の女性は盾でパーリング。もろに受けるのではなく受け流す形を凝った事で、亡霊武者の体勢がやや崩れる。しかし、タンカー役の女性はその動きを見たうえで反撃を繰り出す事はしなかった。崩しが足りないと見て、攻撃するタイミングではないと考えたのだろう。
彼女の獲物は片手斧だしな……どうしても剣などに比べるとやや大降りになる武器なので、あの崩し具合では攻撃をあてる前に相手が動き出す可能性の方が高い。手を出さないのは正解だろう。ダガーとか小ぶりなショートソートなら一発突くぐらいはできたかもしれないが。
何にせよ、これで仕切り直し。お互いがお互いを見据えて、今度は一気に距離を詰めずじわじわと進む。亡霊武者の大太刀の間合いの一歩手前ぐらいまで両者が近づいた時だろうか。亡霊武者がさらにもう一歩素早く動いて間合いを調整し、大太刀を今度は右上から左下に振り下ろす袈裟斬りの形で振るってくる。
この斬撃も、タンカー役の女性は盾で受け流す。今回は、彼女もすぐさま反撃として片手斧を横薙ぎに振るう。しかし亡霊武者はその一撃を大太刀の柄、先端部ではじき返した。かなりの力で弾いたのだろう、タンカー役の女性は片手斧を持った右手を中心に体を大きく泳がされる形となった。当然、そこに亡霊武者の追撃が来る。もう一度、胴体への横薙ぎの斬撃だ。
「ぐ、うううっ!」
その一撃を、タンカーの女性は回避できなかった。重い一撃をもらってしまった事は、誰の目から見ても明白だった。交代すべきだ──両手剣使いの女性が真っ先に交代するべく動こうとした。しかし、ボス戦中は後退できませんという無情な一言が書かれたパネルが浮かび上がる。
「やっぱり、そう来るわね……」
この展開も予想していたようで、両手剣使いの女性プレイヤーは舌打ちをしていた。そんな彼女のいら立ちはいったん横に置いておくとして、タンカー役の女性と亡霊武者の戦いは継続していた。しかし、タンカー役の女性の動きが明らかに鈍っている。動きそのものは遅くなっていないが、先ほどまでのキレがない。多分、先ほどの一撃を受けたことで焦ってしまっているのだろう。
「ぬん!」「く……」
亡霊武者の攻撃を何とか盾を使ったり、回避したりして耐えてはいるが、攻撃に移れていない。やはり、先ほどもらった大太刀の柄を利用したパーリングからのカウンターが頭に強くこびりついてしまい、攻撃に出る事を恐れるようになってしまっている。しかし、攻撃をしなければ勝てないのだが──そんな事は彼女も十分承知しているだろう。
だが、頭でわかっていても行動に移せないのだ。もう一回あの攻撃を喰らえばさすがにまずいし、盾で受け流しても、実はそれらがすべて誘いであったとしたら? こちらが攻撃してくることを手ぐすね引いて待っているとしたら? そんな心理状態に彼女は今追いやられてしまっている。
「どうすれば……」「戦いの最中に悩むなど、愚かの極みよ!」
つい、口から出てしまったその言葉に亡霊武者からの一言がきっかけとなってしまったのか、明らかに誘いの攻撃に対してタンカー役の女性を片手斧を振ってしまった。当然の様に行われるカウンター。だが、一回見たことで彼女も学んでいたようで、意図的に倒れこむことで横薙ぎの斬撃を何とかではあるが回避して見せた。しかし、体勢は悪いままだ。
倒れこんだ彼女の顔に、亡霊武者の蹴りが迫る。それもぎりぎりで首を捻って回避した後に、彼女は左に転がってその場を離れた。当然彼女はすぐさま立ち上がろうとするが──兜割りをするかのような垂直の振り下ろしがそこに合わせられる。それを回避すべく、無理な体勢で跳躍する彼女。再び倒れこみ、地面を転がる。
そこからは、徹底した亡霊武者の起き上がり阻止行為によって地面を転がり続けるタンカー役の女性とそれを追い込む亡霊武者と言う状況が出来上がってしまっていた。更に亡霊武者の攻撃も所々で当たっており、タンカー役の女性のHPは削られる一方だ。もう、決着はついてしまっているかもしれない。反撃できずに、HPを削られてしまっている状況を打破できないのだから。
それでも彼女の意地という奴なのだろうか。亡霊武者の攻撃を何とか回避した機会を逃さず、もう一度立ち上がる事に成功した。ただし既に全身ボロボロであり、残りHPは見るまでもなく空っぽだろう。だが、それでも彼女は立ち上がり──盾を投げ捨てた。そして……アイテムボックスからもう一本の片手斧を取り出して左手に握り……大声で叫び声をあげた!
(これは、《ウォークライ》!?)
《ウォークライ》は自分自身を鼓舞し、攻撃力を上層させるアーツ。なぜ、タンカーの彼女が持っている? このアーツはアタッカーが持つべきアーツの筈だ……が、叫び終わった彼女の目に変化が現れた。目がどちらも紅に輝き、更に目から同じ色が漏れ出している。雰囲気も先ほどまでと違って、とてつもなく荒々しい。
「《ラスト・バーサーク》を使ったか……確かにこの状況ではそれしかないよな」
短弓使いの男性プレイヤーがそうつぶやいていた。知らないスキルだが……推測で、残りHPが僅かな時限定で発動できる強化スキルなのだろう。その分効果は高いというパターンだ。それを証明すべくかのように、タンカー役の彼女はスキルを使う前の彼女の動きをはるかに上回る速度で亡霊武者に飛び掛かり、両手に持った片手斧を両方荒々しく叩きつけた。亡霊武者はその攻撃を大太刀で防ぐ。
「むう……」
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二杖流の男性プレイヤーがそう漏らした。ふむ、この言葉から察するに過去この同行パーティは何回か彼女のあの状態で危機を脱した経験があるのだろう。確かに、あの荒々しくも素早く攻撃を繰り出して相手に反撃を許さず叩き潰さんとする姿にはそれだけの説得力はある。しかし、あの亡霊武者がこのままやられてくれるかな? どうしてもそうとは思えない。
しばらくは防御に回り続けていた亡霊武者だったが──一瞬、目の奥が光ったように見えた。そして──
「見切った」
その一言共に、彼女の左手が切断された。下から上への切り上げ。一瞬の銀閃が通り抜けた後には、彼女の左手が宙に飛んでいた。突如片腕を奪われた事で、当然彼女はバランスを崩す。そこに今度は上から下への銀閃。右手が飛んだ。その後は当然──
「長々と苦しめるような真似はすまい」
右から左へと横に一閃。彼女の首が飛んだ……これで決着。そして、力尽きた彼女は綺麗な状態でリフトの上にある空きスペースに復活した。投げ捨てた盾も回収されている。
「切り札を切ったのだが、すまん、負けてしまった。次、誰でもいいから出てくれ。十秒以内に出ないと確か負けになるぞ」
その彼女の言葉に、こわばった表情を浮かべながらお互いの顔を見合わせる同行パーティ。それを一瞥した後で、自分は前に進み出た。あの亡霊武者は手ごわい事はよく分かった。それに、同行パーティは皆気おされている。あの心理状態で戦闘に出ても、あえなくやられて復帰回数をいたずらに減らすだけだろう。ならば、ここは自分が出るべきだ。
「次の相手は、貴殿か」「ええ、手合わせを願います」
亡霊武者は大太刀を構えなおし……自分は八岐の月を左手に、右手にはレガリオンを持った。そんな自分を、亡霊武者は興味深そうに眺めてきた。
「変わった獲物を持つな……どのような戦い方をするのか、読めぬ。良い、そういう相手とも刃を交わす事も一興」
亡霊武者の一言が終わって一拍ほど間を置いて、自分と亡霊武者の戦いが始まった。
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