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11巻
11-1
しおりを挟むプロローグ ――女神の悩み――
「そっちから呼び出しってのも珍しいっスね」
〝Goddess-in-world〟システムの根幹AIによって、VRMMO「ワンモア・フリーライフ・オンライン」開発陣の中でも特に深く関わっているメンバー三名が呼び出されていた。いずれ「ワンモア」がそもそもの目的である〝One
World〟というもう一つの世界に昇華する際には、このAIが世界の女神役となるのだ。
「うむ、何か重大な問題が発生したか? こちらで確かめた限りでは、大きなエラーなどが発生した様子はないのだが」
〝開発部長〟がそうAIに話しかける。
プレイヤーは当然知る由もないが、実はもうこのシステムも運営……というか突発イベントなどの動きに、僅かではあるが参加していたりするのだ。そう、これは女神役としての経験を徐々に積んでいるということに他ならない。
「――この世界、そして皆さまの住む世界。両方を私は常に見てきた。そしてそれらの経験を生かして、この世界がよりよくなるように……少なくとも理不尽がはびこり過ぎないように注意深く観察を続けてきた。でも、そんな中で理解できないことが起きた。その一件はすでに記録してあるので、まず見てほしい」
そうして、モニターに映し出されたある出来事。それはハイエルフのガージャによってエルが殺され、次にアースが暴走した〈黄龍変身〉を用いてガージャを殺し、エルの思いのこもった新しい弓を受け取るまでの一連の流れであった。
「――なに、これ。部長、これは……」
それ以上の言葉が続かない女性開発者。だが、他の二人は無言のまま、その表情を非常に険しいものとしていた。
映像を二、三度繰り返し見た後で、ようやく部長が口を開く。
「まさかな。ここまでそちらの世界の住人を思い、その相手を失ったことによる、怒りなどという言葉が陳腐になるほどの激しい感情。加えてそれらの感情を完全に表現することができる変身能力の所持、さらには進化武器を新しい形態にまで発現させたとくるか。可能性としては用意していた、してはいたが……まさかそれを本当に実行する人物が現れるとは。この感情だって、我々の持つ技術を最大限にかき集め、当人が見せかけだけではない本気の怒りを持たない限り、こうはならん」
そしてまた訪れる沈黙。次に口を開いたのは根幹AIだった。
「私は分からなくなった。世界は何かあるとすぐに血を流し合う。肌の色の違いで、宗教の違いで、種族の違いで、金で、食料で。でもそれらは自らが生きるためでもあるので、一方が悪とは言えない。だけど、この出来事の中の男性はそれとは違い、打算的なところなどなくただ純粋に他者のために怒っていた。同じ人間のはずなのに、なぜこうも違う? 歴史の上で起こった出来事は改変されて美談になっている可能性もあるが、今回の出来事は私の目で見て耳で聞いたからそれもない。人は、こんな風に自分のためではなく他者のために動けるものなのだろうか? 泣けるのだろうか?」
この疑問に即座に応えたのは、男性開発者だった。
「そりゃあ人によるっスね。でも、君はそれをはっきりと見たはずっス。いいっスか? こっちにはこういう言葉があるっス。十人十色って言葉が。十人の人間がいれば、十の色がある。全体的に見てしまえば、保身に動く人間が多いのは確かっス。だからそのせいで争い事も起きるっス。でも、それが全てとは思わないでほしいっス。周囲からなんと言われようと、今回のような行動をとる奴がいるのもまた人間ってことっス。『義』や『仁』の心ってやつっスね。君はそういったものをこれからも見て学ばなければならないっス。よく見れば、その規模に差こそあれど、今回の彼のような行動をとる奴もそれなりにいるっスよ? 人間、そう簡単じゃないっス」
男性開発者の返答を聞き、沈黙するAI。こうした計算できない人間の動きこそが、AIにとって学ぶことが最も難しい事柄の一つである。ああするだろう、こうするだろうと先読みしながら様子を窺っていると、実際に九割以上はそうなる。しかし、それは絶対に十割にはならないのだ。そしてこれはプレイヤーだけではなく、「ワンモア」に住まう住人達ですらそうなりつつあった。
そこへ、今回の出来事である。己の存在が消失する危険を冒してなお、仲間を殺した相手を討たんとして、それを成し遂げた男性。根幹AIにとって、ここまで自分を犠牲にして事を成そうとする存在を見るのは初めてであった。
「とはいえ、さすがにここまですさまじいのは予想外よ……開発者としては子供達をここまで思ってくれるのは嬉しいけど、申し訳なくもなるわね……」
しみじみと、女性開発者がそんなひと言をこぼした。
「――確かに今の時代、こういった『義』や『仁』といったことを感じさせる物事は少ない。成す人間も少ない。しかし、それが完全になくなったというわけでもないのだ。今回の一件は、それをよく教えてくれている」
部長の言葉に「了解しました。今回はお手数をおかけしました」と返答する根幹AIを背に、開発者の三名は引き上げていった。
この日より、根幹AIはより一層深く「生きるとは何? 感情とは何?」ということを考えるようになっていく。自分がそのきっかけとなったことを、アースが知ることはないのだが。
1
「アース、目的の場所はこっち……ついてきて」
ダークエルフの谷にたどり着いた自分は、エルフの長老の娘トイさんの先導で段々畑に左右を挟まれた階段を下り、街中に入る。ちなみにこれまでハムスターサイズだったキーン族のとらちゃんも、森を抜けたことで元通り大きくなっている。
街中にダークエルフがいるのは当然として、妖精族や龍族も多数見受けられる。街の外見をひと言で言うと、イタリア・ヴェネツィアのような建物が並んでいる。エルフの村とは、全般的に人工物がメインであるところと、建物に芸術性を出しているところがはっきりと違うな。
見た限り、ダークエルフのみなさんは男女共に軽装の人ばかり。女性だと胸と腰にだけ簡単なものを着けて、へそやら肩やらを丸出しにしている人もかなり多い。
プロポーションに自信があるからこそできるんだろうか? 女性のプレイヤーと思わしき人が羨望と憎しみが混じったような視線を向けている。
銀髪褐色肌に加え、出るところはしっかり出て、控えめであってほしい部分は控えめになっているダークエルフの女性を見りゃ、嫉妬もするだろうな。スリーサイズという名の呪縛からはなかなか抜け出せるものではないし。
ダークエルフのお姉さん方もその辺は理解しているのか、だらしない表情でガン見している男性プレイヤーに向かって投げキッスをサービスしているところも何度か見受けられた。
そんな光景を横目で見ながら、トイさんに続いて街を歩いていくのだが……行き先はやはり長老の家方面か。
しばらくすると、噴水のあるかなり大きな広場に出た。そこでは一人の女性ダークエルフが、手に持った吟遊詩人が使うようなハープで、静かな曲を奏でていた。曲のタイトルなどは知らないが、それはまるで鎮魂歌のような雰囲気を漂わせている。
「貴方も以前一度会ったと思う。あの子は私の義理の妹で、今回の連絡役でもある……」
そういえば妖精国で、謎の女性に出会ったことがあったな。あのときの子か……今見せているもの悲しげな表情にだまされてはいけない。あの子はそんなおとなしい性格はしていない。
曲を終えて周りを見渡したダークエルフの女性が、こちらに気がついた……というよりは、トイさんに気がついたのだろう。ゆっくりとこちらにやってきて、トイさんの手を取る。
「姉さんお久しぶり、色々と話は聞いてるわ。その影響で、こっちでもいくつか変な噂が生まれている状況よ。噂の真偽を知るためにも、姉さんの到着を待っていたわ。やっぱり肝心なことは、水晶の記憶と直筆の手紙ではっきりさせたいから」
ハイエルフ関連の話は、すでにこっちにもある程度は伝わっているか。ハイエルフと何かしらの衝突を起こした人が、自分以外にもいる可能性は十分にある。
「とにかく、ハイエルフ達との衝突の状況を、ダークエルフの長老様に直接報告したい……長老様は大丈夫なの?」
トイさんの確認から二人の会話が始まったが、そこからは声のボリュームが落ちて、ほとんど聞こえなくなった。まあ聞き耳を立てるつもりもないので、結論が出るのをのんびりと待つ。
それから数分後、どうやら内緒話は終わったらしい。まずトイさんがこちらにやってきた。
「今回はありがとう……これが達成報酬」
ここまで一緒に来るのには依頼の体を取っていたので、五〇〇〇グローをもらった。これで仕事自体は無事完了だが……トイさんの今後の予定を聞いておくか。
「確かに受け取った。で、これからトイさんはどうするんだ? とりあえずダークエルフの長老様に何かしらの報告に行くというのは分かるが、その後は? すぐにエルフの村へ帰るのかい?」
自分の質問に答えたのは、トイさんではなくダークエルフの女性の方だった。
「貴方次第だけど、私達二人としばらくPTを組まない? 行き先はこの谷の下になるわ。一人で冒険するよりはいいでしょ?」
そんなことを言いながら、自分の耳に顔を寄せてくる。
そして、こう囁いてきた。
(森で色々と問題があった直後だからこそ、独りになっちゃダメ。私は前に言ったわよね? おねーさんは強いのです、って。時には他の人に寄りかかってもいいのよ?)
そして囁き終えた後、自分の頬にチュッ♪ とキスを残していく。
え? と自分が彼女に顔を向ける前に、トイさんがずかずかと近寄ってきて、ダークエルフの女性のほっぺたをむにむにと引っ張り出す。
「貴女は……いきなり何をやってるのよ……!」
ボソボソと喋りながらも、怒気の混じった声を出すトイさん。その光景をとらちゃんと一緒にあっけにとられつつ眺める。
そんな姉妹喧嘩(?)が数分続き、ようやくトイさんが手を離した。ダークエルフのほっぺたは、トイさんが掴んでいた場所だけ見事に赤くなっていた。
「姉さん、結構本気で痛かったわよ……?」
頬をさすりながらダークエルフの女性は抗議の視線を向けるが、トイさんはどこ吹く風といった感じでつーんとした表情を崩さない。
「ま、まあこれといった予定は自分にもなかったし、PTを組もうというのなら断る理由もないが……ところで実に間抜けな話で申し訳ないんだが、まだお名前を聞いていないよな?」
この妙な空気を変えるついでに、いまだに教えてくれていないダークエルフの女性のお名前を聞いておきたかった。行き先は森ではないからハイエルフ達とかち合うこともないだろうし、名前を知らないのは不便だし。
「あ、そういえばまだ言ってなかったんだった。本名は長くなるし、何らかの儀式のときにしか使わないから、普段使っている愛称でいいのよね? 私はライナと呼ばれてるわ。よろしくね」
ライナさんね、メモメモっと。
「了解、ライナさん。ところで一旦ここで分かれる前に聞いておきたいんだが、自分ととらちゃんが泊まれる宿屋を紹介してもらえないかな?」
ライナさんにそう質問すると、ダークエルフの街にもとらちゃんのような案内役が休める場所はあるそうで、そこそこのお値段でそこそこの質を保っている宿屋をいくつか紹介してもらえた。
この後トイさんとライナさんはダークエルフの長老の元で話し合いだろうし、自分はログアウトして、現実世界で就寝するのもいいだろう。
「じゃあ、自分はこれで失礼します」
トイさんとライナさんにそう告げ、立ち去ろうと後ろを向いたとき、背中から抱きつかれた。背中に当たる感触からして、これはライナさんだろう。なぜ分かったかの追及は避けていただきたい、トイさんに殺されかねないので。
(ふふっ、これからしばらく楽しませてもらうからね?)
左耳をペロッとなめられた後に解放される自分。これは、PTに入るという決断は早まったかな……?
とらちゃんを専用の休息地に預けた後、長期滞在できる宿屋を探す。
ライナさんにお薦めされたところを回って、六件目でようやく一部屋空きがある宿屋を見つけたので、そこに泊まることにする。一人用と考えれば十分なスペースがある部屋だから、室内で薬草の調合などを行うこともできるだろう。とりあえず、それは明日以降でいいな……
ベッドにもぐりこみ、この日はログアウトした。
【楽園は】ダークエルフの谷攻略スレッドNo.1【ここにあった】
1:名無しの冒険者 ID:dlec8ecAzh
立てた。反論は受け付けない
2:名無しの冒険者 ID:veP5d2cedl
しないよ、ダークエルフのお姉さんはすばらしい
3:名無しの冒険者 ID:f5eDe1s2Vp
初めて来たときは、パラダイスに見えた
4:名無しの冒険者 ID:dkemrVd1Ea
まったくだ、実にいい目の保養……
5:名無しの冒険者 ID:kdR5Lerded
男の人はそうかもしれないけど
女としては色々と心を砕かれます……
あのプロポーションはひどいです
6:名無しの冒険者 ID:v5d8gEdfes
仮想現実だって分かってはいるけど……
うん、泣いていいよね
というか泣く
7:名無しの冒険者 ID:ceGfpek5He
運営は、女性に恨みでもあるの!?
8:名無しの冒険者 ID:ekdi3Cd1wL
それはさすがにないと思うけどさ……
9:名無しの冒険者 ID:Vd5e3dSaxz
全体的に軽装だから、ボディラインがもろに見えるんだよな
裸よりある意味エロい
10:名無しの冒険者 ID:fkejce1c9p
ある意味心が鍛えられますね
11:名無しの冒険者 ID:foeDwx4w1t
変に捻じ曲がって鍛えられそうだがなw
12:名無しの冒険者 ID:oekdje5xKg
男の人の筋肉美もすごいわよねー……旦那のたるんだお腹とは大違い
13:名無しの冒険者 ID:kjdGe5d3Sa
がふうっ!!
14:名無しの冒険者 ID:8dCrr1e2Gt
ぐふうううう!!
15:名無しの冒険者 ID:f532ecDw2y
心あたりのある人達が次々と吐血してるw
16:名無しの冒険者 ID:Dc6e2Rf4au
まあ、成人病の肥満は色々とやべえよな……
17:名無しの冒険者 ID:h2r6fEd4eq
こんな形で、自分の不摂生を思い知ることになろうとは……
18:名無しの冒険者 ID:25441deDcj
しかし、このスレッド立てたの誰だよw 確かに楽園かもしれんがw
19:名無しの冒険者 ID:gEd24Ec1eh
男って本当に馬鹿ばっかり
20:名無しの冒険者 ID:2dejmcEc8h
英雄になるのは男、ただしその英雄を作るのは女、ってな?
だから男は馬鹿でいいんだぜ?
21:名無しの冒険者 ID:vkec2eaWxu
それっぽく言っても
結局胸に目が行っているだけでしょーが!
ヘンタイ!
22:名無しの冒険者 ID:d22Edcse6r
むしろ目が行かないわけがない
ダークエルフの谷の攻略には
賢者の心が必要とでもいうのか……!
23:名無しの冒険者 ID:G2eYdw4s1a
そこ、血涙拭けよw
気持ちは分からんでもないけどよ~
24:名無しの冒険者 ID:Gd2e5viOxj
ダークエルフの谷、リアルでの実装はまだですか!!
25:名無しの冒険者 ID:kdhrRT1edu
永久にお待ちくださいw
26:名無しの冒険者 ID:Ed23edjaFe
攻略スレッドが立ったから来てみたのに
まったくもって攻略の話が出ていないことに文句を言いたいw
27:名無しの冒険者 ID:ksjeC2e8dW
そりゃ、お前……街中のダークエルフのお姉さま達から発せられる誘惑に
勝てる男は少なかろうw 慣れるまではな
28:名無しの冒険者 ID:Gd3wXw1w7G
VRでよかったと思う反面、VRだからこそ悔しい面が強い場所だよなw
リアルでこんな場所があったら絶対移住する
29:名無しの冒険者 ID:Fd2e5Ggex7
あのスタイルで軽装だもんな……
どうしても目が行ってしまうよ
30:名無しの冒険者 ID:Gd2r5gYUea
同志しかいねえなw 無理もないけどw
――――――――――――――――――――――――
611:名無しの冒険者 ID:jdEd1exWqb
いい加減攻略の話なw
ダークエルフのお姉さんファンクラブは別の場所でw
谷に出てくるモンスターは、大半が毒持ちだった
612:名無しの冒険者 ID:Gd2e8Vkjwr
毒消しは必須、ランクもアンコモンの製作評価7が最低ライン
レアランクならば間違いなし
613:名無しの冒険者 ID:Bd5e2Gr7cV
ダメージを受ける基本の毒に加えて、一定時間後に麻痺させる遅延毒や、
混乱してまともに動けなくなる混乱毒もあるからな?
614:名無しの冒険者 ID:F2e5dwxAwF
前衛が毒を受けたら、後衛は絶対にすぐ解毒しろよ?
特に混乱毒はやばい
まともに動けないから、同士討ちこそないがな
615:名無しの冒険者 ID:dc2eaxc4bx
足場が狭いからな……
谷の下まで行ければまだ何とかなるんだが
到り着く前に混乱毒食らって落下死って報告例が多いぞ
616:名無しの冒険者 ID:vD2e3cEdaA
とはいえ、前衛もきちんと毒消しは持ってこいよ?
自分で使わなくても、ストックを切らした後衛に渡すためにな
617:名無しの冒険者 ID:Bd5eCsex7h
モンスターは両棲・爬虫類系かね?
カエルにヘビ、トカゲなんかが出てくる
カエルとヘビが共闘すんじゃねえ!
618:名無しの冒険者 ID:Vc1ed8Gf1v
本来なら食われる方だよね、カエルはw
だけど敵となるとめんどくせえ相手
619:名無しの冒険者 ID:djdUtd1der
舌を伸ばしてくるから、手や足を取られるとキツい
種類によってはその舌自体が毒を盛ってくるから、本当に面倒
620:名無しの冒険者 ID:vSDckjecES
重鎧着てても、毒食らうときはあっさり食らう
装甲の厚さなんて、毒の前では無意味だった
621:名無しの冒険者 ID:Gd52eCdeex
いやいやいや、装甲大事よ?
薄いと締め上げられるだけでダメージが痛いの何の
622:名無しの冒険者 ID:Vd5eCd1erb
カエルタイプの舌もそうだが、ヘビ系統の締め付けがまたキツい
抱きついてくるのはダークエルフのお姉さんだけでいいです
623:名無しの冒険者 ID:Gd2e5Swxex
そういうわけにもいかんからな……
毒や巻き付きによる行動阻害が多いから、後衛も前衛に頼りきるなよ?
624:名無しの冒険者 ID:Bf2e6dwD4z
だね、前衛の動きを封じきられる前に何らかの方法で足を止めろ
確実なのは冷気
水系統魔法使いの人気が跳ね上がってるよ
625:名無しの冒険者 ID:Ce1d4aw83m
足止めならってことで風系統の中にある電気系統も試してみたが
こっちはいまいち
どうも絶縁体もどきになってるっぽい
626:名無しの冒険者 ID:ge1edc5EQm
火はダメージソースとしては非常に有効なんだけど
だからって味方ごと焼くのはな……
627:名無しの冒険者 ID:Gd2e8vSczu
もちろんダメージはないんだけど……燃やされる方は不快だよね
ちゃんと了承取れよ、できる限り
628:名無しの冒険者 ID:Cd572d53gn
やらなきゃ死なせてたという状況下でもきちんと言えよ?
そういうところおろそかにするとろくなことにならねえ
629:名無しの冒険者 ID:ckhJr1d1er
食らった側としては、さすがにびっくりした
味方からファイアーボールとか飛んできて丸焼きだからね……
VRならではの恐怖
630:名無しの冒険者 ID:Vd26cFe7eX
その点冷気魔法はまだおとなしいからな……
ブリザード・ワールドだっけ?
水魔法の高位魔法があるだけで難易度が変わる
631:名無しの冒険者 ID:Gd2e6cSq5i
ブリザード・ワールドはまだ使い手少ないだろ?
あれ、現時点の最高位魔法じゃなかったか? 特化者しか撃てないはず
632:名無しの冒険者 ID:Bd5e2cAwb9
ブリザは欲張りすぎだけど、アイスレイン付近が使えるとかなり楽だね
ダメージ的にも妨害的にも
633:名無しの冒険者 ID:Gd2e9cDecn
まさに水魔法使いの聖地になってるよね、現状は
634:名無しの冒険者 ID:Fd2e8cDkr5
他の属性魔法はどう?
635:名無しの冒険者 ID:Bdkerijc9o
風と土と闇魔法使いは泣け。以上
636:名無しの冒険者 ID:vd1e5cDetp
ざっくりとしすぎw
土はいまいちで、妨害もできない
落とし穴出してもすぐあがってきちゃうし
闇で目を潰しても意味なし
637:名無しの冒険者 ID:Vcd27eCy9y
ヘビとかって、サーモみたいに相手の温度を感知できるとか聞いたから
目潰しは意味ないっぽいんだよね
638:名無しの冒険者 ID:fkeCe1de1e
光はダメージソースや妨害としての能力はないけど
回復や補助で頑張ればいいだけだから安泰
639:名無しの冒険者 ID:C2e8cEbgre
ただ、毒消し能力は水魔法の方が優秀だけどね……
光は精神的な異常を消せるから、混乱への対処は優秀
640:名無しの冒険者 ID:Bdkemci8hq
水魔法は安定した強さがあったけど、ここで一気に出てきたな……
ギルメンも水魔法のレベル上げにせいを出してる
641:名無しの冒険者 ID:fkxlwXsw8R
実際、効果的だからなぁ……動きを止める上にダメージも大きい
そりゃ使わない方が変
642:名無しの冒険者 ID:vEg2e5Xsd8
ヘビが厄介だからねえ
するするっと近寄ってきて、巻きついてがぶりと毒を入れてくる……
しかも下手すると壁からも来るし
643:名無しの冒険者 ID:VvkeD13dAp
エルフの森じゃ出番がなかったが、この谷では再び盗賊系必須!
数少ない、ヘビの接近を確実に感知できる手段持ちだから
644:名無しの冒険者 ID:BdmkeXwe1x
まあ、森で出番がなかったからって、
盗賊スキル持ちをギルドから追放したとことかはないだろう……
645:名無しの冒険者 ID:dd5vHr1e8v
してたらアホだろ……
さすがにないわー
646:名無しの冒険者 ID:xckeifjw2t
お陰で野良PTで、盗賊持ちと水魔法持ちが見つからねえよ……
さすがに野良メインの限界が見えてきちゃったかな……
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そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
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