66 / 741
5巻
5-1
しおりを挟むプロローグ
「この辺まで来たら、そろそろいいかな」
ここはVRMMO「ワンモア・フリーライフ・オンライン」の中にある「龍の国」。
その「龍の国」の三番目の街、三が武を出てしばらく歩き、人の目が少なくなったところで、アースこと自分はあえて同行者にも聞こえるように呟いた。確認しておきたいことがあったからだ。
「アースよ、何がよいのかえ?」
首をかしげる同行者――「双龍の試練」を通じて知り合った龍の雨龍さんに、質問をぶつけてみる。
「三が武を出るときに貴女が仰った『旅にはついていくが自分は戦わない』という言葉の意味を考えていました」
雨龍さんが「ほう?」と声を上げるので、話を続ける。
「結論から言うと、『戦わない』のではなく、『戦えない』なのではないかと」
そう言うと、雨龍さんは驚いた表情を僅かに浮かべた。
「どうしてそう思うのじゃ?」
この切り返しは予想できていたので、そんな考えに至った理由を告げる。
「実は少々、ドラゴンと妖精の両方に知り合いがいましてね。彼らから、『ドラゴンは力の制御を諦めて他種族との関わりを極力減らし、龍族は力の制御に成功した』という話を聞いたことがあるのです」
明らかに、雨龍さんの表情に焦りが浮かんできた。が、無視して続ける。
「そういう情報があれば色々想像ができます。今回の件に一番繋がりやすいのは、龍族がなぜ力を制御するのか、ですね」
ここで一旦話を区切り、雨龍さんをチラッと見る。
「答えは、無用な破壊、殺戮などをしないため……でしょう」
力に溺れやすい人間も見習わなきゃいけないな、と内心で考えてしまう。
「雨龍さんは言うまでもなく『龍』です。今の姿はあくまで人型に変身しているにすぎない。そんな方がもし、本来の力を振るって戦闘をしてしまったら……」
そこまで仮説を積み上げると、雨龍さんは「降参じゃ」と言ってきた。
「アース、お主の予想は当たっておる。我々龍族とドラゴン族は、特に物理的な力に優れておった……優れ過ぎておった、と言うほうが正しいのう。我らが挨拶のつもりで軽く触れるだけでも、他種族にとってはそれが致命傷となってしまう」
やっぱりか、と、自分は呟く。
「頂いたこの指輪は、召喚、送還の力は恐らく大したことはないのでしょう。一番肝心なのは、貴女の力を振るっても周りが大きく破壊されないようにする結界能力なのではないかと」
ゲームで強力な魔法を使用したときにどんなに凄まじいエフェクトがあっても、戦いが終われば世界が元に戻っているのと同じ感じなのだろう。
「そこまで読まれておるか……」
雨龍さんはもはや呆れ顔だ。
「ただのサボりとは思えなかったから、貴女の言動を疑った。それだけですよ」
「わらわもまだまだ甘いのかのう?」などと言いながら雨龍さんが手を顔に当てる。ま、事情が分かればそれでいい。関所が見えてきたので、このお話はそれまでとなった。
――ツヴァイSIDE――
「いよいよ六が武に到着だな!」
俺ことツヴァイがギルマスを務める『ブルーカラー』も、ようやく中堅ギルドとして名が売れてきた。ま、大型のギルドにするつもりはないけどな! あまり大人数になってしまうと、今のような和気藹々とした空気を保つのは難しいのだ。
「ツヴァイ、アンタはまた調子に乗りすぎないでよ~?」
ノーラは相変わらず厳しいぜ……最近は、騒いでいると容赦なくハリセンが飛んできやがる。ダメージはゼロだが、精神的に痛みを感じるんだよな、アレ。アースの奴、本当にノーラに渡してくれちゃって。ドツキ役は俺がやりたいってのに。
「まあまあ、ノーラさん」
カザミネがノーラを押さえてくれる。こいつも大太刀を手に入れてから、強くなるスピードがマジで上がった。前から「刀系の武器が欲しいんですよね」といつも言っていたが、大太刀を手に入れた途端に廃人レベルと言っていいぐらいに没頭しやがって……今ではギルドナンバー1の物理アタッカーになっている。
「だがツヴァイが盛り上がる気持ちも分かる。ようやく最後の街だから、気合も入るよな」
「うんうん、そーだねー」
俺をフォローしてくれたのは、レイジとその彼女のコーンポタージュ。アタッカーがカザミネなら、タンカーはコイツだ、ってぐらい活躍しているのがレイジだ。魔法使いのコーンポタージュは他のギルドに居たんだが、そこのギルドが解散してしまったらしく、レイジを頼って『ブルーカラー』に入った。しかし、リア充を地で行く二人は、毎日周りにハートマークを振りまいていて……仲間だから、「爆発しろ」とはさすがに思っていないが……
「さあ、さっさと街に入ってしまいましょう、ね、ツヴァイ……」
「そだね~、ほら、いこうか~」
油断していたら、エリザとミリーが俺の左右から腕組みしてきて、がっしりホールドしやがった! 何だか最近、この二人がやたらとくっついてくるんだよなぁ。
「二人とも離れてくれよ! この格好で六が武に入るのは恥ずかしいぞ!?」
こう言った途端、エリザが泣きそうになる。
「ツヴァイ……私の体では不満ですか……?」
ミリーはいつものように、ぽえぽえ~っ、としていやがる。
「いいじゃない~、両手に花、しあわせでしょ~」
だからやめてくれっての! 最近は掲示板で、エロゲ主人公とか言われ出してる始末だってのに! 他の女性メンバーも含めて五人同時にくっつかれてるところを見られた日は、マジで針のむしろ状態で、すぐにウィンドウを閉じたぐらいだ。
助けを求めて必死で横を見るが、ノーラは呆れ顔だし、カザミネは笑ってるし、レイジとコーンポタージュの二人は微笑ましそうにこちらを見ているだけだし、マジで助けがねえ!
「ツヴァイ~」
「ツヴァイく~ん!」
「ツヴァイちゃ~ん」
んげ!? 噂をすれば、ミザ、ミザリー、ミザーナの三姉妹まで!
「おい、エリザ、ミリー、マジで離してくれ! あの三人から逃げたい!」
「「却下」」
「おおお~い!!」
結局この後、五人に周りをがっちりと固められつつ、六が武に入ることに……
掲示板のしっとスレが更に延びそうだぜ……
―─グラッドSIDE――
【そうか、例のレイドの一八人は、一回目の挑戦を失敗したか】
【間違いねえ。ここまでは、タンカーを立ててアタッカーと魔法で削るというオーソドックス戦法をとって、数の暴力で押してきた連中だ。崩れればむしろ脆いのだろうな】
【そうか、じゃあこちらにも、もう少しスキル上げをする時間の余裕があるな?】
【ああ、あると思うぜグラッド。がんばれよ】
【期待に応えられるように努力するさ……情報、感謝する】
【気にするな、じゃあ切るぜ】
ウィスパーが切れ、情報屋の声も聞こえなくなる。
この世界で強くなろうとつっ走りすぎた結果、俺は一度パーティから追放され、トーナメントイベントではフェアリークィーンに敗北し、屈辱にまみれた。そんな俺も心を入れ替えて新しいPTを結成し、PvP大会を通して元リーダーのシルバーに挑んだが……そこでも接戦の末、敗れることになった。
だが三度大きなチャンスは巡ってきた。
「グラッド、どうだったんだい? 例の一八人は?」
「失敗したようだ。俺達にも、一番乗りのチャンスは十分に残っている」
「そうか、それはいい情報だ」
「さすが情報屋、耳が早いですね」
新しい五人の仲間と共に話し合い、「龍の儀式」攻略のためにお互いの知恵を絞る。
今度こそ俺が……ではなく俺達が、大きなことを成し遂げるのだ。シルバーのじじいを見返す、なんてちんけな目的のためではなく、このでかいクエストを一番乗りで達成する喜びを仲間と一緒に分かち合うために。
【世界の伝言板】
これは「こちら」の世界の人のみが閲覧できる掲示板です。
「あちら」の人達に対する不満などをお互い書いてみましょう。
1:伝言者
なにこれ?
2:伝言者
「あちら」の人って……数ヶ月前から現れ出した人族の冒険者のこと?
3:伝言者
多分そうじゃない?
4:伝言者
それだったら不満はいっぱいあるわよ
5:伝言者
同感だな……商売だから面と向かっては言わないが、文句は山ほどあるぜ
6:伝言者
おにーさん、どこの人?
7:伝言者
ファストっていう街だが、
その「あちら」の人達が最初に転移してくる街といえばいいか?
そこで食材店をやってる
8:伝言者
あ、あの人か、私はお隣さんよ
9:伝言者
なんだよ、料理店の人か
10:伝言者
そうよ、お互い同じことを感じてると思う
11:伝言者
それはつまり、どんなの?
12:伝言者
そうだな、一番言いたいのは「人の話をきちんと聞け」ってことかな
13:伝言者
そうそう、それになんというか、金は出すからさっさと物よこせ、
って態度よね
14:伝言者
わたしは妖精国の南に住んでるけど、そういう人ってやっぱりいるねー
15:伝言者
何度「テメエに売るものはねえ!」と言いたくなったか
商売だから我慢してるけどよ……
16:伝言者
商売も大変かもしれんが、最初は訓練場のほうも大変だったぞ
17:伝言者
もしかしてあなた教官? それってどんな風に?
18:伝言者
やり方をきちんと指導しようとしてたんだが……
「俺のやり方がある」とか言って耳を貸さない奴が多かったな
そのくせ武器の扱い方が間違っているから、身につくのが遅い
19:伝言者
馬鹿だよねー、専門の人の指導を受けたほうがよっぽど早いのに
20:伝言者
まあたまに、ちゃんと礼儀を持って接する見所がある奴もいたがな……
本当にたまに、だが
21:伝言者
そういう人にはつい、ちょっといいおまけとかしちゃうね
22:伝言者
他の無愛想な連中から少しずつ巻き上げてればいいからな
23:伝言者
そうとも知らず……ばっかだよねえ
24:伝言者
まあ、ほどほどにな……
25:伝言者
大丈夫だ、あからさまにやってるわけじゃない
26:伝言者
そういえば、念入りに弓の練習をしていたあいつは頑張ってるだろうか
27:伝言者
ええと、私はファストで「あちら」の人族にクエストを
割り振っていた者ですが……
28:伝言者
苦労人が来てしまったぞ……
29:伝言者
やつれてたよね……体、大丈夫?
30:伝言者
ええ、何とか持ち直しました
31:伝言者
クエストをあの人達に割り振るのは、本当に大変だよね
32:伝言者
そんな報告を受けて、妖精国では宿屋が一括管理する方法にした、
という実情があったりします
33:伝言者
こちらはそういうわけにもいかないのですよ
こちらの世界を理解してもらうために丁寧にやらないと……
34:伝言者
だけど、ろくすっぽ話を聞かないよね、あの人達
35:伝言者
ひどい人になると、前ふりはいいからさっさと始めろ、と
面と向かって言われましたよ。あのときは本気で殴りたかったです
36:伝言者
それは……
37:伝言者
よく我慢したな……
38:伝言者
ひどい……
39:伝言者
お陰で精神的に疲れましたね……
40:伝言者
ファストは本当に地獄だったんだな
41:伝言者
ええ、ファストは辛かったです
42:伝言者
商売だから、仕事だから、って割り切るしかなかったよね
43:伝言者
全くですよ……
44:伝言者
だからこそたまにいるいい奴に出会うと反動がな……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
371:伝言者
ふう、まあ大体の不満は出たかな
372:伝言者
でもあいつらは直さねーだろ、期待もしてない
373:伝言者
だね、はっきり言って一部のいい人達にだけ、
いいサービスをしていればいいんじゃない?
374:伝言者
そうだな、これは「差別」じゃなくて「区別」だ
375:伝言者
じゃあ今後、あちらの世界の人達に対してはそんな感じで?
376:伝言者
いいかと
377:伝言者
それでいこう
378:伝言者
異議な~し
379:伝言者
じゃあ、具体的にいいサービスって何? ってことになるんだが
380:伝言者
そうだね、ひいきがばれると色々面倒なことになる未熟な人が、
あちらには多いし
381:伝言者
さりげなく、ばれないように、が前提だよな
382:伝言者
5%ぐらい代金安くするとか、多少量を増やす程度?
383:伝言者
まずはその辺で様子見だな
384:伝言者
だね、ひいきで孤立させちゃったら申し訳ないし
385:伝言者
じゃあ、それでいってみましょう
386:伝言者
むしろ、いい意味で気になるあっちの世界の人っている?
387:伝言者
名前を出さないとダメ?
388:伝言者
逆、出しちゃダメ。大体の外見でいい
389:伝言者
弓
390:伝言者
あの人ねw
391:伝言者
実に簡潔w
392:伝言者
妖精達が一斉に反応するでしょw
393:伝言者
ガタッ
394:伝言者
ガタッ
395:伝言者
ガタタッ
396:伝言者
ガラガラガッシャン
397:伝言者
落ち着け妖精軍団w
398:伝言者
>>396は特に落ち着けw フェアリークィーンじゃあるまいに
399:伝言者
……
400:伝言者
当たりかよ! 本人かよ!
401:伝言者
フラれたって噂が
402:伝言者
マジ!?
403:伝言者
それ以上言ったら
404:伝言者
やべえ、この話は終わったほうがいい
405:伝言者
なんとも情けないのう
406:伝言者
ピキッ
407:伝言者
擬音をわざわざ書かなくても
あと、405も煽るな
408:伝言者
ほ、他にいないか?
409:伝言者
炎の槍使いの女性
410:伝言者
あの人か、あの人可愛いよ
411:伝言者
最近女性に囲まれてる両手剣使い君かな~
412:伝言者
爆発しろ
413:伝言者
爆発しなさい
414:伝言者
あんな風に引っ付いてくれる彼女が欲しい
415:伝言者
いいよなー……アレ……
416:伝言者
自分からいかなきゃ見つからないと思うよ?
417:伝言者
仕事が忙しくてそんな時間は……
418:伝言者
人によっては、夜中までお店開けてないといけないもんねえ
419:伝言者
そうなんだよ、変な時間に客が来ることが多くてさ……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
788:伝言者
結局ドコもそれなりにきついってことか
789:伝言者
楽な仕事なんてないって
790:伝言者
宿屋が一番きついと思う
791:伝言者
龍の国の宿屋は、もろにあちらの人を区別してるって話だが
792:伝言者
あたしゃ、宿屋をやってる女将だけど
793:伝言者
え!?
794:伝言者
本当ですか?
795:伝言者
まあいい人1割、マシなの4割、ろくでもないの5割かね
796:伝言者
それはまた……
797:伝言者
だから区別もつけたくなるよ……
798:伝言者
それは仕方ない
799:伝言者
参考までに、区別はどうやってます?
800:伝言者
いい人には、次の街でいい宿屋に泊まれるように手配してるさね
801:伝言者
そういう手段もあったか
802:伝言者
街がいくつも続く龍の国ならではだな
803:伝言者
あちらの人族は、龍の国に行ってる人、今多いもんねえ
804:伝言者
お陰で忙しいったらありゃしない
805:伝言者
妖精国は今はゆったりと過ごしてます
806:伝言者
次はエルフ達だって話だけど
807:伝言者
そのエルフの森にいる一人ですが……ここを見ているだけで疲れますね
808:伝言者
予行演習だと思いなさい
809:伝言者
ファストの人達はそれすらなかったんだしねー
810:伝言者
そうですね……確かに
811:伝言者
私はダークエルフなんだけど……ちょっと女の人に質問
812:伝言者
なに?
813:伝言者
なんでしょう?
814:伝言者
先に答えとくわ、おっぱい大きかったら見られまくるわよ
815:伝言者
おっぱ……えええええ! やっぱりいい!?
816:伝言者
遠慮ないわよ……
817:伝言者
さすがに触られることはないと思うけど……
818:伝言者
私、触られかかった……ついビンタしちゃったわよ
そうしたら「私どもにはご褒美です!」とか叫び出すし
819:伝言者
ナニソレ怖い!?
820:伝言者
仲間のダークエルフ達が脅えちゃってる……
821:伝言者
見られるのは我慢するにしても、触られそうになったら反撃するべきよ
822:伝言者
そうね、そういうやらしい行為から身を守るための攻撃なら、
問題はないみたいだし
823:伝言者
ダークエルフさんなら、矢で股間や心臓をザクッとやっても、
いいんじゃないかしら?
824:伝言者
そ、そうね、みんなにもそういって励ますわ! ありがと!
825:伝言者
スタイルがいいってのも困るわね
826:伝言者
ダークエルフの皆さんは胸がね……
827:伝言者
くやしくなんかないもん
828:伝言者
ゴメン……
829:伝言者
一部の人にとっては問題ね
830:伝言者
こればかりは個人差が
831:伝言者
持つ者のよゆうかあー!?
832:伝言者
いけない、変なスイッチ押しちゃったかも
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
954:伝言者
そろそろ夜明けが近いわね
955:伝言者
あーまた商売か、もっと休みたいんだがなぁ
956:伝言者
仕方ないわよ、切り替えましょう
957:伝言者
ここで色々言えた分、気は軽くなったな
958:伝言者
それは言えていますね
959:伝言者
というか、もっと早くこういうのを設置してほしかったよな
960:伝言者
まあまあ、これからも多分使えるんですから
961:伝言者
要注意なあちらの人の情報はここで提供してね
962:伝言者
さて、仕事に戻りますか
963:伝言者
またコロシアムであちらの戦士を返り討ちにする仕事が始まる
964:伝言者
え、もしかしてネクシアのコロシアムのチャンプって貴方!?
965:伝言者
そうだぞ、まだまだあいつらには負けん
966:伝言者
後でサインください!
967:伝言者
私にも!
968:伝言者
ここでの約束は無理!
969:伝言者
そんなぁ
970:伝言者
と言うか、そろそろ行かないと本当にまずい
971:伝言者
あ、ほんとだ、あと30秒
972:伝言者
今日は自分はお休みさ
973:伝言者
いいなぁ
974:伝言者
というか、急げよー
975:伝言者
残ってるのはもう今日の仕事がない人だけかな
976:伝言者
だけど、掲示板って1000までらしいよ
977:伝言者
こっちも終わりか
978:伝言者
管理者にお願いできない?
979:伝言者
もうやってる
980:伝言者
返答きた
「延長はダメ」だって
981:伝言者
次の長い夜までお預けか
982:伝言者
仕方ない
983:伝言者
ここに残り続けて話をしていたら、残れない人の恨み買うかも
984:伝言者
そうかもね
985:伝言者
それは避けたい
986:伝言者
だから終わっていいんだよ
987:伝言者
1週間後に話すネタを集めとこう
988:伝言者
うん
989:伝言者
そうしようか、でもここに書けるチャンスを誰が取るかでもめそう
990:伝言者
じゃんけんかな
991:伝言者
ポーカーで
992:伝言者
うちらはチェスで決める
993:伝言者
大富豪
994:伝言者
ルーレット
995:伝言者
ルーレットあるの!?
996:伝言者
魔王城の遊戯室に……
997:伝言者
魔王さんなにしてはるんですか
998:伝言者
退屈だから作った。後悔はしてないぞ?
999:伝言者
魔王本人来た!?
1000:伝言者
そして時間切れ
1001:伝言者
これ以上書き込めません
114
お気に入りに追加
26,945
あなたにおすすめの小説
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
性欲排泄欲処理系メイド 〜三大欲求、全部満たします〜
mm
ファンタジー
私はメイドのさおり。今日からある男性のメイドをすることになったんだけど…業務内容は「全般のお世話」。トイレもお風呂も、性欲も!?
※スカトロ表現多数あり
※作者が描きたいことを書いてるだけなので同じような内容が続くことがあります
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
学園長からのお話です
ラララキヲ
ファンタジー
学園長の声が学園に響く。
『昨日、平民の女生徒の食べていたお菓子を高位貴族の令息5人が取り囲んで奪うという事がありました』
昨日ピンク髪の女生徒からクッキーを貰った自覚のある王太子とその側近4人は項垂れながらその声を聴いていた。
学園長の話はまだまだ続く……
◇テンプレ乙女ゲームになりそうな登場人物(しかし出てこない)
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
【二章開始】『事務員はいらない』と実家からも騎士団からも追放された書記は『命名』で生み出した最強家族とのんびり暮らしたい
斑目 ごたく
ファンタジー
「この騎士団に、事務員はいらない。ユーリ、お前はクビだ」リグリア王国最強の騎士団と呼ばれた黒葬騎士団。そこで自らのスキル「書記」を生かして事務仕事に勤しんでいたユーリは、そう言われ騎士団を追放される。
さらに彼は「四大貴族」と呼ばれるほどの名門貴族であった実家からも勘当されたのだった。
失意のまま乗合馬車に飛び乗ったユーリが辿り着いたのは、最果ての街キッパゲルラ。
彼はそこで自らのスキル「書記」を生かすことで、無自覚なまま成功を手にする。
そして彼のスキル「書記」には、新たな能力「命名」が目覚めていた。
彼はその能力「命名」で二人の獣耳美少女、「ネロ」と「プティ」を生み出す。
そして彼女達が見つけ出した伝説の聖剣「エクスカリバー」を「命名」したユーリはその三人の家族と共に賑やかに暮らしていく。
やがて事務員としての仕事欲しさから領主に雇われた彼は、大好きな事務仕事に全力に勤しんでいた。それがとんでもない騒動を巻き起こすとは知らずに。
これは事務仕事が大好きな余りそのチートスキルで無自覚に無双するユーリと、彼が生み出した最強の家族が世界を「書き換えて」いく物語。
火・木・土曜日20:10、定期更新中。
この作品は「小説家になろう」様にも投稿されています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。