ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む

紫楼

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二章

729話

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 ダニエラさまはまずはナギに行くので、その間に良く考えてくれってことで一旦お話はおしまい。
 ダニエラさまだけお部屋を出て、そのまま少しお話し合い。

「誰も行かなくていいぞ。確かに勉強にはなるがセラーナの穴埋めだとかは気にしなくていい。彼女はそう言ったことを嫌う人だ」
 お祖父様がずっと膝で握り拳してる。

「留学に行くのはアリなんだけど、一生暮らすのは寂しいかな。良くも悪くも他人に干渉しない国民だから。逆に身内意識は強いんだけどね」
 リックさまは留学時代のことを思い浮かべたのかちょっとしょっぱい顔をする。
「物価が高かったんだよね。素材集めのついでに食材も森で頑張ったよ。素材集め・・・大変だった」
 自分で使うものは自分で集めろは、お祖母様だけじゃないんだ。
 学生にも鬼だな。

 お祖父様の時代は多少マシだったけれど、確かに物価は高かったそうだ。魔導師や錬金術師という高級取りが多いお国柄だろうって。
 貧富の差は激しいようだ。ぞ。

「リーシャの言うように旅行がてらなら興味はあるんだけど、遠いよ」
 転移を使うって行っても帰りは送って貰えるか。
 ワイバーンたちを使うにしても飛行許可は取らないとな国多いんだよね。
 

 お昼ご飯タイムになったので、食堂に向かうと、お義母さまと王女さまたち、ダニエラさまがいた。

 昼食はサンドイッチと唐揚げとフライドポテトだった。

 ダニエラさまはパンのやわらかさと具を挟むことに驚いている。
 ネイマーシェの魔導師や錬金術師は、部屋に篭りがちで、食事も兵糧の堅い雑穀パンみたいなものと魔素と栄養を凝縮させた兵糧丸みたいな薬と、飲み物は薬草茶なんだそう。

 カ○リーメイトだけで生きてるみたいな。

 きちんとした食事は研究や実験はひと段落ついた時と家族が揃う時、王宮などのパーティなんだとか。

 食に興味のない国か。

 ドドーンとネイマーシェ株が落ちた。行きたくない国にランクインしちゃう。

『生きていくために食べていたが、きちんとした食事は良いものだったのだね』
 百年近く生きて、カ○リーメイトが主食って逆にすごいよ。

 魔力を使う分いっぱい食べないとだから、兵糧丸もどきをひたすら口に入れてるってことでしょ。

 食事が嫌いになりそう。

『保存食、兵糧食も美味しい物を作っていますからどうぞお試しになってねぇ』

 お義母さまが侍従に声をかけて持って来てもらうことに。

 王女さまたちとユエさまにも食べて貰えば、みんなが驚愕。

『甘くて美味しい!?』
『こちらは香ばしい』

 ドライフルーツと砂糖入りシリアルバーと雑穀バー醤油味はどちらも気に入って貰える味だったよう。
 雑穀バーは湯に溶かして干し肉を削り入れるとさらに美味しいと実践。

『なんとリゾットか』

 雑炊だけど、まぁ似たような物だ。
 シリアルバーも砕いてミルクに浸せば、立派な食事に見えるよ。

 なんとナギにはレシピを、ダニエラさまは今ある分を出せるだけ売って欲しいと言われた。
 食糧は作るより買った方が良いという考えなんだって。
 お義母さまとルルゥが揉み手でニコニコ。

 ナギ用には辛い雑穀バー?生薬バーかも?を開発する話になった。

『私はこれを持ち帰ってみんなに自慢するよ!ナギからの帰りも仕入れたいね。たくさん作っておいて欲しいね』
 誰かをネイマーシェに連れ帰る気持ちに変化は望めないようだ。

 昼食後はマダムが到着したので女性陣だけ集まる。

 お祖父様たちはカンガリー教授たちに会いにいくそうだ。私もそっちが良いな。

「いってらっしゃいませ」
「「「行ってくるよ」」」
 うう、お祖父様たちをお見送りしたよ。


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 ごめんなさい。
 またも五百文字あたりで寝てしまって、しかも難産中。

 血液検査に引っかかって精密検査の結果待ちなのでブルーです

 多分大したことないけど、検査代が高くて凹。

 若いドクターに便秘ですねとか脂肪たっぷりのお腹見られて拷問ですよ~












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