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二章
711話
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屋敷に戻って、ハンドクリームをうちの従者の皆さんにドーンと渡した。
各部門の代表に配ってもらう形。
受け取った後、みんな嬉しそうにお礼を伝えてくれる。男性は奥様や彼女に渡したりもするだろうけど、あげた後のことはご自由に。従者たちの中での決まりで、外部に転売的なことはしないようにってのは決まり事になってるらしい。
多分娼館のお姉様たちにはプレゼントしてると思う。領内なら良いんではと思う。
ルルゥにはお約束の分を渡した。大金貨を数枚渡されそうになってビビッた。
「お金より体で返してー」
って半分冗談で言ったら、
「いやん☆エッチねぇ♪」
ってウィンクされた。そっちじゃねぇよ!?
もちろんルルゥも冗談だ。
「美味しいお菓子とか作ってくれれば良いよ」
「それは私の仕事じゃない~」
だって時間外労働が多すぎるでしょ。
姪さんの分は説明書をつけて渡したよ。機会があれば症状を詳しくお知らせしてもらうか、私が王都に出かけた際に実際見せて欲しい旨も書いておいた。
疾患的ならアーロンお兄さまの方に任せたら良いんだけどね。
ニーナの分は渡しに行った。
お部屋で縫い物をしてたよ。
「産着?」
「ポムたちの新しいベストです」
何作ってるんだか。
そういえば子供服ブランドの進捗の書簡来てた。
マデリーさまのお子様が生まれる前には開店できるはず。
ってことはニーナのお産に余裕で間に合う。可愛いデザインのをいっぱい作ってもらおう。
私が編み物出来たならお靴作ったりしたかった。刺繍と編み物は仕上がりが抽象画レベルだから無理~。
クリームの使い方とかを説明してから、一緒にジュリアスさまたちのお出迎えに向かった。
「ただいま」
一応バズーカをイメージしてジュリアスさまに飛び込んでみたけど、ビクともしなかった。むー。私もマッチョにならねばだよ。
お義母さまたちはもう一泊すると連絡が入ってて、少し後に帰宅したお義父さまがしょんぼりしちゃった。
食事を食べたら、お祖父さまたちを誘って、
「泊まりでダンジョンに行ってくる」
と出掛けて行ってしまった。
「父上は一人で出かけるには好きだけど部屋に一人は嫌なんだよねー」
私は逆かな。
お部屋で一人まったりは好きだった。
今はジュリアスさまたちがいないと寂しいのでお部屋でぼっちも嫌かな。
ぼっちでお出かけは苦手。
そもそもグレーデンで一人で出掛けたら危険だし。
「朝はよく寝ていたから起こさなかったがベッドから落ちなかったか?」
お風呂に入ってベッドの中でジュリアスさまに聞かれた。
「いつも落ちてるわけじゃないもん」
多分。
「そうだな」
クスクス笑いながら背中をポンポンされた。
今夜もアズライトは池、ポム、ティムはお義母さまたちと一緒。
ジャスパーは一緒にベッドに入ってくれてる。
『嫁はクッション置いてる間も寝言と寝相がすごいんだぞ!』
ぎゃー!そこは乙女の秘密としてスルーしてくれたまえよ。
ちなみにどんな寝言だったのか。いや怖くて聞けない。
お義母さまとお祖母さまは艶々のご機嫌さまで夕刻に帰ってきた。
「うふふ、女学生に戻った気分で過ごせたわぁ」
お義母さまの学生時代にアジアンなお宿はなかった・・・じゃなくて、マダムとの時間が楽しかったんだね。
リーシャには学園で親しくしてた人がいないのでちょっとほろ苦いなぁ。
目立たないようにしてたから仕方ないね。
「これ昨日作りました。どうぞ」
美容液とボディクリーム、ハンドクリームをお渡しすると「今夜使うわねぇ」って。
ご機嫌度がさらにアップだ。
「プッキュウ」
「モッキュン」
毛並みがめっちゃキューティクルになってるポムとティムが「褒めちぎれ」と自己主張してくる。
「あら、すんごくお手入れしてもらったんだね」
そうでしょって感じで尻尾の毛をシャランラ~♪とフリフリさせる。
そう言えばポムたちもだけどワイバーンたちもボディクリームあると良いね。ワイバーンは大き過ぎて大変だから入浴剤的なのが良いかも。
百目とサーペントの素材は使う前に増えるのでいっぱい使ってしまおうぜ。
次に作るものが決まった~☆
お義父さまとお祖父さまたちが戻ってきたと知らされて、お祖母さまとお義母さまとでお出迎えに向かった。
「おかえりなさいませ」
お義母さまの突撃をお義父さまは何なく受け止めて、お祖母さまの突撃は、お祖父さまがちょっとだけ「ぐふ」っと言う声が聞こえたもののきちんと受け止めていた。
お祖母さまは魔法中心じゃないのかな?パワーもあるってすごい。元騎士で冒険者だからお義母さまより強いものね。
「ただいま」
「ただいま~」
玄関でワイワイやってたら、ジュリアスさまたちも帰ってきた。
「うっ」
お祖母さまがジュリアスさまに突撃してちょっと押した。
「ギャー」
お義母さまがクラウスさまを。
「ちょっ・・・」
お義父さまがセリウスさまをドーンと飛ばした。
「おっさんの出迎えは嫌だー」
セリウスさまの切ない嘆きが。
「わはは、修行が足らんの」
お義父さまの突撃は想定外だと思うの。
各部門の代表に配ってもらう形。
受け取った後、みんな嬉しそうにお礼を伝えてくれる。男性は奥様や彼女に渡したりもするだろうけど、あげた後のことはご自由に。従者たちの中での決まりで、外部に転売的なことはしないようにってのは決まり事になってるらしい。
多分娼館のお姉様たちにはプレゼントしてると思う。領内なら良いんではと思う。
ルルゥにはお約束の分を渡した。大金貨を数枚渡されそうになってビビッた。
「お金より体で返してー」
って半分冗談で言ったら、
「いやん☆エッチねぇ♪」
ってウィンクされた。そっちじゃねぇよ!?
もちろんルルゥも冗談だ。
「美味しいお菓子とか作ってくれれば良いよ」
「それは私の仕事じゃない~」
だって時間外労働が多すぎるでしょ。
姪さんの分は説明書をつけて渡したよ。機会があれば症状を詳しくお知らせしてもらうか、私が王都に出かけた際に実際見せて欲しい旨も書いておいた。
疾患的ならアーロンお兄さまの方に任せたら良いんだけどね。
ニーナの分は渡しに行った。
お部屋で縫い物をしてたよ。
「産着?」
「ポムたちの新しいベストです」
何作ってるんだか。
そういえば子供服ブランドの進捗の書簡来てた。
マデリーさまのお子様が生まれる前には開店できるはず。
ってことはニーナのお産に余裕で間に合う。可愛いデザインのをいっぱい作ってもらおう。
私が編み物出来たならお靴作ったりしたかった。刺繍と編み物は仕上がりが抽象画レベルだから無理~。
クリームの使い方とかを説明してから、一緒にジュリアスさまたちのお出迎えに向かった。
「ただいま」
一応バズーカをイメージしてジュリアスさまに飛び込んでみたけど、ビクともしなかった。むー。私もマッチョにならねばだよ。
お義母さまたちはもう一泊すると連絡が入ってて、少し後に帰宅したお義父さまがしょんぼりしちゃった。
食事を食べたら、お祖父さまたちを誘って、
「泊まりでダンジョンに行ってくる」
と出掛けて行ってしまった。
「父上は一人で出かけるには好きだけど部屋に一人は嫌なんだよねー」
私は逆かな。
お部屋で一人まったりは好きだった。
今はジュリアスさまたちがいないと寂しいのでお部屋でぼっちも嫌かな。
ぼっちでお出かけは苦手。
そもそもグレーデンで一人で出掛けたら危険だし。
「朝はよく寝ていたから起こさなかったがベッドから落ちなかったか?」
お風呂に入ってベッドの中でジュリアスさまに聞かれた。
「いつも落ちてるわけじゃないもん」
多分。
「そうだな」
クスクス笑いながら背中をポンポンされた。
今夜もアズライトは池、ポム、ティムはお義母さまたちと一緒。
ジャスパーは一緒にベッドに入ってくれてる。
『嫁はクッション置いてる間も寝言と寝相がすごいんだぞ!』
ぎゃー!そこは乙女の秘密としてスルーしてくれたまえよ。
ちなみにどんな寝言だったのか。いや怖くて聞けない。
お義母さまとお祖母さまは艶々のご機嫌さまで夕刻に帰ってきた。
「うふふ、女学生に戻った気分で過ごせたわぁ」
お義母さまの学生時代にアジアンなお宿はなかった・・・じゃなくて、マダムとの時間が楽しかったんだね。
リーシャには学園で親しくしてた人がいないのでちょっとほろ苦いなぁ。
目立たないようにしてたから仕方ないね。
「これ昨日作りました。どうぞ」
美容液とボディクリーム、ハンドクリームをお渡しすると「今夜使うわねぇ」って。
ご機嫌度がさらにアップだ。
「プッキュウ」
「モッキュン」
毛並みがめっちゃキューティクルになってるポムとティムが「褒めちぎれ」と自己主張してくる。
「あら、すんごくお手入れしてもらったんだね」
そうでしょって感じで尻尾の毛をシャランラ~♪とフリフリさせる。
そう言えばポムたちもだけどワイバーンたちもボディクリームあると良いね。ワイバーンは大き過ぎて大変だから入浴剤的なのが良いかも。
百目とサーペントの素材は使う前に増えるのでいっぱい使ってしまおうぜ。
次に作るものが決まった~☆
お義父さまとお祖父さまたちが戻ってきたと知らされて、お祖母さまとお義母さまとでお出迎えに向かった。
「おかえりなさいませ」
お義母さまの突撃をお義父さまは何なく受け止めて、お祖母さまの突撃は、お祖父さまがちょっとだけ「ぐふ」っと言う声が聞こえたもののきちんと受け止めていた。
お祖母さまは魔法中心じゃないのかな?パワーもあるってすごい。元騎士で冒険者だからお義母さまより強いものね。
「ただいま」
「ただいま~」
玄関でワイワイやってたら、ジュリアスさまたちも帰ってきた。
「うっ」
お祖母さまがジュリアスさまに突撃してちょっと押した。
「ギャー」
お義母さまがクラウスさまを。
「ちょっ・・・」
お義父さまがセリウスさまをドーンと飛ばした。
「おっさんの出迎えは嫌だー」
セリウスさまの切ない嘆きが。
「わはは、修行が足らんの」
お義父さまの突撃は想定外だと思うの。
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