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二章
695話
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ポムとティムのダンスをひとしきり堪能させられて、お義母さまとポムとティムがパンケーキをもう一回おかわりして。
「明日は夕方からバーベキューになるでしょ?だからシフォンちゃんにはお昼から来てもらって夕飯を食べて行ってもらおうと思うのぉ」
なんてこったい。帰ったばかりで着せ替え人形が決定してしまった。
「ニーナにもゆったり服を着てもらいましょうね」
「あ、リュフェリーで肌触りの良い布をたくさん買ってきたのでマダムに見てもらいたいんです」
お土産なのでまとめてセバスチャンが管理してくれてるだろう。
「そうなのねぇ、あとでじっくり見せてもらうわねぇ」
「お皿なども好みなのが合ったので色々か買っちゃいました」
「そうなのねぇ♪リーシャちゃんの好みなら良いものねぇ」
お義母さまの方が審美眼はすごいと思うの。私はやっぱりシンプル好みになるので、貴族的ではないかなぁ。
「あらぁ?お義父さまたちがお戻りになったかしらぁ」
外から何やら歓声?驚愕した時のような大きな声がしている。
普通の帰宅ならこんなに騒がしくないので予想やつ想像を超えた獲物を持ち帰ってきたか、悪い方向だと怪我人がいるかも?
ともかくお出迎えにと動こうとしたら、ニーナがよっこいしょと立ちあがろうとしてる。
「ニーナはここで待ってて」
慌てて止めるとニーナは困った顔をする。
「そんなわけには・・・」
「今は我慢の時よぉ。人手はあるんだから体調を優先してちょうだいな?」
お義母さまがそう言えば渋々座り直す。
「気持ち悪くなるのが落ち着いたら一緒にお散歩しよう?」
適度な運動大事っていうしね。
「ポムとティムはニーナを見ててね?」
「プッキュ!」
「モッキュ!」
ポムとティムが「了解!!」って感じで、手をピッてあげたのでお任せだ。
お義母さまと一緒に玄関ホールに向かおうと出ると、
「大奥さまぁ、裏側のようだわぁ」
ってルルゥが言うので行き先変更。
みんな足音を立てないようにしてるのにめっちゃ早い。
追いつけないと思ったらアランが「失礼を」ってスッと片手抱きにしてくれた。
久々にアランに運ばれちゃった。
足の長さと筋力が違いすぎる。
ルルゥやアラン、ジェイクは当然でも、お義母さまや侍女ーズさんたちはヒールだからね。裾も長いのに。
鍛えてるんだ!私が知らないところでこっそり!
私はヒールの踵はパンプスタイプだぞ。侍女ーズさんたちは多少低めでちょっちょっとだけ太いけど、お義母さまさまはピンヒールだ。
ところでピンヒールって、うっかり土の地面に行ったらめり込みそうじゃない?行くわけないって、そうですか。
メグミはローヒールかスニーカーだったから、ピンヒールは今後も無理かな。
アランに運ばれてる間にしょうもないこと考えちゃった。
「まぁぁ!!」
「あらぁ、大物ぉ☆」
先に現場にたどり着いたお義母さまとルルゥが驚嘆してる。
アランとジェイクも「わぁ」って。
私は「ん!?」って。
だって視界いっぱい赤い鱗なんだもの。
『ほう、久方ぶりにみたのぅ』
アズライトが心なしか嬉しそうに言う。
「ファイアドラゴンとは腕がなるわぁ」
「ドラゴン?」
どうやら亜竜とかでアズライトの同格ではなく、ワイバーンよりは強いんだそう。
アースドラゴンやウォータードラゴン、アイスドラゴン、サンダードラゴン、ウィンドドラゴンは、アズライトのような古代竜とは違うんだって。
どう違うのかと言えば、加護持ちで長生きで強いのが古代竜で、属性持ちでそれなりに長生きで、人間でも頑張れば倒せるのが亜竜って。
その頑張ればって言うレベルがどのレベルだ!って思うよ。
王都の騎士さんじゃ逃げるでしょ。
「おお、リーシャちゃん、おかえり」
「お祖父さま、おかえりなさいませ」
お互いにおかえりを言いつつ、ハグを。
「おかえり、リーシャちゃん、栄養満点のドラゴン狩ってきたよ。今日はラッキーだったわ」
お祖母さまにもハグ。ドラゴンが出てラッキーって言える強さがすごいんだけど、屁とも思ってなさげだ。
「この前、アッガスでクラーケンが出たって言うんで半分貰ってきたからいっぱいたべれるぞ」
怪獣大戦争みたいな食卓になるよ。
アッガスのみんなも嬉々として討伐したんだろうな。
アンゼリカさまもいたのかも。
「バーベキューは明日だそうなので明日食べましょう?」
「なんだと、俺はもうドラゴンの気分だぞ」
俺たちもだってスピネルさんたちも。
「はいはい~、一番良いところを切り出してお出ししますからぁ着替えてきて下さ~いなぁ」
ルルゥがお祖父さまたちを宥めてお話を収めてくれた。
「皮は全部使うからね。あ、内臓はリーシャちゃん、好きなの持って行ってな」
おー、太っ腹ですね。
正直要らないんだけど、錬金素材は欲しい時に手に入るとは限らないので出来るだけストックしておくに限る。
そう言う感じで、セラーナお祖母様の素材が隠し部屋に山ほどあるんだけどね。
「ありがとうごさいます」
鱗が綺麗で嬉しいな・・・。
「明日は夕方からバーベキューになるでしょ?だからシフォンちゃんにはお昼から来てもらって夕飯を食べて行ってもらおうと思うのぉ」
なんてこったい。帰ったばかりで着せ替え人形が決定してしまった。
「ニーナにもゆったり服を着てもらいましょうね」
「あ、リュフェリーで肌触りの良い布をたくさん買ってきたのでマダムに見てもらいたいんです」
お土産なのでまとめてセバスチャンが管理してくれてるだろう。
「そうなのねぇ、あとでじっくり見せてもらうわねぇ」
「お皿なども好みなのが合ったので色々か買っちゃいました」
「そうなのねぇ♪リーシャちゃんの好みなら良いものねぇ」
お義母さまの方が審美眼はすごいと思うの。私はやっぱりシンプル好みになるので、貴族的ではないかなぁ。
「あらぁ?お義父さまたちがお戻りになったかしらぁ」
外から何やら歓声?驚愕した時のような大きな声がしている。
普通の帰宅ならこんなに騒がしくないので予想やつ想像を超えた獲物を持ち帰ってきたか、悪い方向だと怪我人がいるかも?
ともかくお出迎えにと動こうとしたら、ニーナがよっこいしょと立ちあがろうとしてる。
「ニーナはここで待ってて」
慌てて止めるとニーナは困った顔をする。
「そんなわけには・・・」
「今は我慢の時よぉ。人手はあるんだから体調を優先してちょうだいな?」
お義母さまがそう言えば渋々座り直す。
「気持ち悪くなるのが落ち着いたら一緒にお散歩しよう?」
適度な運動大事っていうしね。
「ポムとティムはニーナを見ててね?」
「プッキュ!」
「モッキュ!」
ポムとティムが「了解!!」って感じで、手をピッてあげたのでお任せだ。
お義母さまと一緒に玄関ホールに向かおうと出ると、
「大奥さまぁ、裏側のようだわぁ」
ってルルゥが言うので行き先変更。
みんな足音を立てないようにしてるのにめっちゃ早い。
追いつけないと思ったらアランが「失礼を」ってスッと片手抱きにしてくれた。
久々にアランに運ばれちゃった。
足の長さと筋力が違いすぎる。
ルルゥやアラン、ジェイクは当然でも、お義母さまや侍女ーズさんたちはヒールだからね。裾も長いのに。
鍛えてるんだ!私が知らないところでこっそり!
私はヒールの踵はパンプスタイプだぞ。侍女ーズさんたちは多少低めでちょっちょっとだけ太いけど、お義母さまさまはピンヒールだ。
ところでピンヒールって、うっかり土の地面に行ったらめり込みそうじゃない?行くわけないって、そうですか。
メグミはローヒールかスニーカーだったから、ピンヒールは今後も無理かな。
アランに運ばれてる間にしょうもないこと考えちゃった。
「まぁぁ!!」
「あらぁ、大物ぉ☆」
先に現場にたどり着いたお義母さまとルルゥが驚嘆してる。
アランとジェイクも「わぁ」って。
私は「ん!?」って。
だって視界いっぱい赤い鱗なんだもの。
『ほう、久方ぶりにみたのぅ』
アズライトが心なしか嬉しそうに言う。
「ファイアドラゴンとは腕がなるわぁ」
「ドラゴン?」
どうやら亜竜とかでアズライトの同格ではなく、ワイバーンよりは強いんだそう。
アースドラゴンやウォータードラゴン、アイスドラゴン、サンダードラゴン、ウィンドドラゴンは、アズライトのような古代竜とは違うんだって。
どう違うのかと言えば、加護持ちで長生きで強いのが古代竜で、属性持ちでそれなりに長生きで、人間でも頑張れば倒せるのが亜竜って。
その頑張ればって言うレベルがどのレベルだ!って思うよ。
王都の騎士さんじゃ逃げるでしょ。
「おお、リーシャちゃん、おかえり」
「お祖父さま、おかえりなさいませ」
お互いにおかえりを言いつつ、ハグを。
「おかえり、リーシャちゃん、栄養満点のドラゴン狩ってきたよ。今日はラッキーだったわ」
お祖母さまにもハグ。ドラゴンが出てラッキーって言える強さがすごいんだけど、屁とも思ってなさげだ。
「この前、アッガスでクラーケンが出たって言うんで半分貰ってきたからいっぱいたべれるぞ」
怪獣大戦争みたいな食卓になるよ。
アッガスのみんなも嬉々として討伐したんだろうな。
アンゼリカさまもいたのかも。
「バーベキューは明日だそうなので明日食べましょう?」
「なんだと、俺はもうドラゴンの気分だぞ」
俺たちもだってスピネルさんたちも。
「はいはい~、一番良いところを切り出してお出ししますからぁ着替えてきて下さ~いなぁ」
ルルゥがお祖父さまたちを宥めてお話を収めてくれた。
「皮は全部使うからね。あ、内臓はリーシャちゃん、好きなの持って行ってな」
おー、太っ腹ですね。
正直要らないんだけど、錬金素材は欲しい時に手に入るとは限らないので出来るだけストックしておくに限る。
そう言う感じで、セラーナお祖母様の素材が隠し部屋に山ほどあるんだけどね。
「ありがとうごさいます」
鱗が綺麗で嬉しいな・・・。
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