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二章
694話
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お義母さまとポムとティムがパンケーキおかわりって。
マジっすか。夕飯・・・。
「パンケーキを十枚お願いねぇ」
「プッキュ」
「モッキュ」
お義母さまが手をパンパンって叩いておかわりを頼むとポムとティムが真似して手をパムパムって叩いた。
ニーナがその様子を顔をへにょっとさせて喜ぶ。
ニーナってばお世話ばかりで食べてないよ。
アズライトはパンケーキはもう要らなくて果物齧ってる。
しばらく話していたら、ルルゥがパンケーキを運んできた。
「あらぁ、今日くらいお休みで良かったのよぉ?」
「うふふ、大奥さまのお顔が見たくってぇ」
「嬉しいわぁ」
なぜか女子会のような賑やかさになったよ。
後ろからそっとベンがポムとティムにおかわりパンケーキを持ってきた。
なぜかインスタ映えしそうな可愛いパンケーキだよ。
五段のモニパル型ケーキにポムティムを形どった生クリーム、これまたポムティム、ジャスパー、シャム、ディディエのいろんなポーズを模したクッキー。
もふもふたちが留守で寂しすぎて、自分で生み出す方向で進化しちゃったのかも。
これカフェで出たら三千円は出す。
果物たっぷりだから、ドリンク付けて五千円でも流行っちゃうかも。
『我は毛がない生き物だからダメなのかの?』
アズライトが揶揄い混じりにベンに訊ねるとベンがヒャーってなった。
ゴツいおじさんの焦る姿ちょっと可愛い。
「アズライトは可愛いじゃなくてカッコいいので」
『ほほう、我の真価をよく理解しておるの』
まんざらでもないと頷くアズライトだ。
「プキュ!?」
「モキュ?」
自分たちはカッコいいんじゃないのか?と反応しちゃうポムとティム。
いやさ、君らは自分たちが可愛いって理解しててあざと攻撃するくせに、カッコいいも言われたいって贅沢だぞ。
「あはは、あんたたちは可愛くてカッコいいんだからなんでもいいじゃないのぉ」
「そうよぉ♡踊りの時はカッコいいし、オヤツの時は可愛いのよぅ」
ルルゥが大雑把に慰めるとお義母さまが煽ててる。毛玉の扱いがうまい。
「ププキュン?」
「モッキュン?」
そうかな?そうだよね?みたいに頷き合ってる。
君らはライバル心むき出しの時と良きパートナーとして共同で動く時の差が激しいねぇ。
その様子をニーナとベンがプルプルして見てるよ。
待機してた侍女ーズさんたちも悶えてる。
もふもふ不足から一転、萌えが過剰供給になってる。
もふもふ~もふもふ~って目がガチなのだ。
「ポム、ティム、オヤツが済んだらみんなに撫で撫でしてもらいなさいね」
「「キュ?」」
「「「「「「!!!???」」」」」」
そうなの?って顔のポムとティム、良いんですか?って顔の侍女ーズさんたちとベン。
グレーデンで、動物カフェとかやったら大儲け出来そうだなぁ。
魔獣がいっぱい出るグレーデンでは、人に懐く生き物なんて滅多にいないもんね。
ワイバーンや魔馬を可愛がるのとは違うし。
お義母さまとニーナにリュフェリーでの踊りの話をしたら、お義母さまが、
「好みの問題だけれどぉ、私は土臭いグレーデンの踊りが好きなのよねぇ」
って。お義母さまはリュフェリーのもホーンのも見たことがあるそうで。
ホーンの踊りがどんなものか聞きたかったけれど、実際見た方が良いから内緒よぉって言われちゃった。
確かにリュフェリーのも口頭で聞いてもよくわからないだろうね。
でもあの極寒の地では半裸にはならないだろうし、やっぱりグレーデン最高ってなるかな?
「リュフェリー家は歴史としてはグレーデンやホーンよりは浅いから少しお上品なのよぉ。初代が王国の貴族だしねぇ」
グレーデンとホーンが荒くれ者だったみたいに・・・、まぁ地球でいうところの先住民って感じか?己の力で土地を守ってきたって強き者の集まり。
「ラジェールさまはグレーデンの踊りを見た時引いていたけれどハンメルさまは大笑いしてたわねぇ」
あの兄弟は性格が真逆な感じだった。
「逆にうちの息子たちにはリュフェリーの踊りはやりにくいみたいなのよねぇ」
それぞれのやり方と慣れってあるかな。あるよね。うん。
「三家合同になるとお互いの踊りでぶつかり合って面白いわよぉ☆」
何ですと!?
あれをぶつけ合うってカオスな踊りです。
「いやぁねぇ、大奥さま、あれはさすがにむさ苦しいじゃないですかぁ?」
「何を言ってるのよぅ、逞しい男たちがぶつかり合って汗と汗が飛び散るのがいいんじゃなぁい」
お義母さまの熱弁にめっちゃ引いてるルルゥと興味津々なニーナの対比がすごい。
年配の侍女ーズさんたちは見たことがあるからか、お義母さまの言葉に大きく頷く。
「見てる分には楽しいけれどやる方はめっちゃ疲れるのよぉ~」
「何言ってるのよぅ、体力有り余ってるのにぃ」
お義母さまがルルゥと話してる間に、ポムとティムがニーナにリュフェリーの踊りをして見せてた。
ポムさんや、ティムさんや、君たちのぽよよんボディじゃ、あの動きは再現できないよ。
中腰で足が毛で埋まっちゃって、球体がポヨンポヨンと上下に揺れてるだけの大変可愛いだけになってるからね。
手をていてい動かして尻尾はブンブンで、ベンと侍女ーズさんたちが膝砕けちゃったよ。
ニーナがクッションを抱きしめてプルプル、お腹に負担があったら困るから可愛い攻撃は程々にしてあげてね。
____________
年末年始、ちょっと書けない日があるかもです。
毎日書く!を途切れさせたくないので短めでも書けるようにしたいと思ってます。
いつも有り難うございます。
マジっすか。夕飯・・・。
「パンケーキを十枚お願いねぇ」
「プッキュ」
「モッキュ」
お義母さまが手をパンパンって叩いておかわりを頼むとポムとティムが真似して手をパムパムって叩いた。
ニーナがその様子を顔をへにょっとさせて喜ぶ。
ニーナってばお世話ばかりで食べてないよ。
アズライトはパンケーキはもう要らなくて果物齧ってる。
しばらく話していたら、ルルゥがパンケーキを運んできた。
「あらぁ、今日くらいお休みで良かったのよぉ?」
「うふふ、大奥さまのお顔が見たくってぇ」
「嬉しいわぁ」
なぜか女子会のような賑やかさになったよ。
後ろからそっとベンがポムとティムにおかわりパンケーキを持ってきた。
なぜかインスタ映えしそうな可愛いパンケーキだよ。
五段のモニパル型ケーキにポムティムを形どった生クリーム、これまたポムティム、ジャスパー、シャム、ディディエのいろんなポーズを模したクッキー。
もふもふたちが留守で寂しすぎて、自分で生み出す方向で進化しちゃったのかも。
これカフェで出たら三千円は出す。
果物たっぷりだから、ドリンク付けて五千円でも流行っちゃうかも。
『我は毛がない生き物だからダメなのかの?』
アズライトが揶揄い混じりにベンに訊ねるとベンがヒャーってなった。
ゴツいおじさんの焦る姿ちょっと可愛い。
「アズライトは可愛いじゃなくてカッコいいので」
『ほほう、我の真価をよく理解しておるの』
まんざらでもないと頷くアズライトだ。
「プキュ!?」
「モキュ?」
自分たちはカッコいいんじゃないのか?と反応しちゃうポムとティム。
いやさ、君らは自分たちが可愛いって理解しててあざと攻撃するくせに、カッコいいも言われたいって贅沢だぞ。
「あはは、あんたたちは可愛くてカッコいいんだからなんでもいいじゃないのぉ」
「そうよぉ♡踊りの時はカッコいいし、オヤツの時は可愛いのよぅ」
ルルゥが大雑把に慰めるとお義母さまが煽ててる。毛玉の扱いがうまい。
「ププキュン?」
「モッキュン?」
そうかな?そうだよね?みたいに頷き合ってる。
君らはライバル心むき出しの時と良きパートナーとして共同で動く時の差が激しいねぇ。
その様子をニーナとベンがプルプルして見てるよ。
待機してた侍女ーズさんたちも悶えてる。
もふもふ不足から一転、萌えが過剰供給になってる。
もふもふ~もふもふ~って目がガチなのだ。
「ポム、ティム、オヤツが済んだらみんなに撫で撫でしてもらいなさいね」
「「キュ?」」
「「「「「「!!!???」」」」」」
そうなの?って顔のポムとティム、良いんですか?って顔の侍女ーズさんたちとベン。
グレーデンで、動物カフェとかやったら大儲け出来そうだなぁ。
魔獣がいっぱい出るグレーデンでは、人に懐く生き物なんて滅多にいないもんね。
ワイバーンや魔馬を可愛がるのとは違うし。
お義母さまとニーナにリュフェリーでの踊りの話をしたら、お義母さまが、
「好みの問題だけれどぉ、私は土臭いグレーデンの踊りが好きなのよねぇ」
って。お義母さまはリュフェリーのもホーンのも見たことがあるそうで。
ホーンの踊りがどんなものか聞きたかったけれど、実際見た方が良いから内緒よぉって言われちゃった。
確かにリュフェリーのも口頭で聞いてもよくわからないだろうね。
でもあの極寒の地では半裸にはならないだろうし、やっぱりグレーデン最高ってなるかな?
「リュフェリー家は歴史としてはグレーデンやホーンよりは浅いから少しお上品なのよぉ。初代が王国の貴族だしねぇ」
グレーデンとホーンが荒くれ者だったみたいに・・・、まぁ地球でいうところの先住民って感じか?己の力で土地を守ってきたって強き者の集まり。
「ラジェールさまはグレーデンの踊りを見た時引いていたけれどハンメルさまは大笑いしてたわねぇ」
あの兄弟は性格が真逆な感じだった。
「逆にうちの息子たちにはリュフェリーの踊りはやりにくいみたいなのよねぇ」
それぞれのやり方と慣れってあるかな。あるよね。うん。
「三家合同になるとお互いの踊りでぶつかり合って面白いわよぉ☆」
何ですと!?
あれをぶつけ合うってカオスな踊りです。
「いやぁねぇ、大奥さま、あれはさすがにむさ苦しいじゃないですかぁ?」
「何を言ってるのよぅ、逞しい男たちがぶつかり合って汗と汗が飛び散るのがいいんじゃなぁい」
お義母さまの熱弁にめっちゃ引いてるルルゥと興味津々なニーナの対比がすごい。
年配の侍女ーズさんたちは見たことがあるからか、お義母さまの言葉に大きく頷く。
「見てる分には楽しいけれどやる方はめっちゃ疲れるのよぉ~」
「何言ってるのよぅ、体力有り余ってるのにぃ」
お義母さまがルルゥと話してる間に、ポムとティムがニーナにリュフェリーの踊りをして見せてた。
ポムさんや、ティムさんや、君たちのぽよよんボディじゃ、あの動きは再現できないよ。
中腰で足が毛で埋まっちゃって、球体がポヨンポヨンと上下に揺れてるだけの大変可愛いだけになってるからね。
手をていてい動かして尻尾はブンブンで、ベンと侍女ーズさんたちが膝砕けちゃったよ。
ニーナがクッションを抱きしめてプルプル、お腹に負担があったら困るから可愛い攻撃は程々にしてあげてね。
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年末年始、ちょっと書けない日があるかもです。
毎日書く!を途切れさせたくないので短めでも書けるようにしたいと思ってます。
いつも有り難うございます。
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