638 / 764
二章
627話
しおりを挟む
お義父さまたちはワイバーンたちとも出ってきた。
お義母さまとお出迎えして、一緒にドーンとしてみた。ビクともしない分厚い筋肉。良き。
「大猟だったぞう」
ニコニコとお義父さまたちは獲物を取り出す。
デーンと出てきたのはお義母さまやセリウスさま、クラウスさまが、リクエストされた獲物たち。きちんと獲ってきちゃうのがすごいよねぇ?
「リーシャちゃん!これでまた母上とスノウリリィーたちにパックゥと言うのを作ってやったくれるかのぅ」
お義父さまが良い笑顔で色違いのサーペントを出したよ。デカいなー!あははは。
銀色と赤と青と白と黒、いろんな個体がいますねー。
「卵持ちがいたからよろしくね」
お祖母さま・・・。
「まだいっぱい手元にあります・・・・」
「いくらあっても良いじゃないかい?」
そりゃ美容液も卵膜パックも使い放題だからいっぱい確保した方が良いんだろうけど、アイテムボックスにかなり貯まってるんだよ。
普通の女の子なら泣いちゃうよ!
蛇たちはお肉だけ今夜使って卵や肝臓、皮と目と魔石をくださるんだそうですよ。
太っ腹~。
ガツガツ使ったら、三倍以上の勢いで戻ってくるよ。怖いね。魔法のポッケだよ。ポケットを叩くとビスケットが~って。
最終的に無限に増えるんじゃなかったかな。
でもサーペントの蒲焼きは美味しいよ!!タレたっぷりで食べよう。ラヴァたちも喜ぶかも!
って、アズライト、生卵食べるの?見てないうちにカパっと口を広げてサーペントの大きな卵を丸呑みした。
『ふむ。まぁまぁ魔素が濃いから美味いの』
ちゃんと爬虫類だった。言ってくれればいくらでも出すのに。
ディディエはまだ大きいのは無理だね。
「はー、腹が減った。ルーデウス、何か食べれるか?」
「ラーメンならすぐに」
「「おお!出してくれるか」」
お義父さまたちはお昼も食べずに狩りしてたのかな。なぜかお義母さまも一緒にラーメン食べてる。
屋敷に中からコックさんと侍女さんたちが料理を運んできた。
もう並べちゃうのね。
「良い匂いねぇ!今日はいっぱい食べるわよぉ~♡」
お義母さまはデザート込みで、私調べでは貴族女性平均の十五人前分は食べてると思います!胃がブラックホールだよ。
どうやら王妃さまの前では五人前くらいで抑えていたみたい。そりゃケーキ六ホールとか仲良しの間柄でもびっくりされちゃうよ。
「どれ俺たちがサーペントを焼くかな」
お祖父さまとスピネルさんたちはお肉焼き場にお手伝いに行った。
「ルルゥ、ハニーベアちゃんは貴方が美味しく調理してねぇ♡」
「お任せぇ♡」
お肉が柔らかくて甘味があるら強いので楽しみ。
「あ、ルルゥ!ワイバーンたち用の内臓はちゃんと確保してもらってね」
調理したものも食べるからなんでもOKだろうけど、魔素がいっぱいの内臓はしっかり食べさせてあげたい。
「当然よぉ~」
ルージュに食べるもんね!
仕事が終わった侍従さんや騎士さんたちがどんどん集まってきて、お庭はお肉やサーペントやお魚といっぱい焼いてるのですごい煙と匂いだ。
祭りだーって感じ。
ジュリアスさまたちはやっぱりラヴァたちと戻ってきた。
「ただいま」
「おかえりなさいー」
門前まで行って、ラヴァたちにもあいさつ。
「「「ギャギャー」」」
「いらっしゃい~」
なんとちゃんとお土産まで持参してくれてる。
「ギャギャガゥーン」
「王妃さまの時やこの前のお昼が楽しかったから絶対参加すると聞かなくてな」
ここにはワイバーンがいて嫌がる人なんていないから良いんじゃないかな。
お土産は、ブラッドベアやフレイムボアなどお肉が濃厚で肉肉しいタイプだった。
「ギャギャギュー」
『嫁小さいから栄養大事だと言うておるの』
ラヴァたちにも心配される小柄さ。
「ありがとう~!!ちゃんと食べてるよ」
私の近くまで顔を寄せてくれたラヴァの顔をギュッとしてお鼻にチュってしたら、
「キュルッルウルー」
っていつもより甲高い声で鳴いた。
『俺の嫁好き!っと言うておるの』
いつも俺の嫁って言うけど、ワイバーンのお嫁さんいるじゃん!良いけど。
「俺の嫁だからな?」
ジュリアスさまがラヴァの眉間をコツン。
「ギャ!」
ラヴァたちのお土産も早速解体場に置かれた。
「宴会好き以前にリーシャちゃんに会いたくて暴れるのやめてよねー」
「そうそう、連れて行くって言うまで尻尾をバシンバシンと降って風起こしてー」
セリウスさまとクラウスさまが自分の相棒の鼻をグシュグシュっといじる。
二人ともお返しとばかりにカプッと顔をお口に入れられちゃった。
わー、私はさすがに食べられちゃうの嫌だよ。
『戯れておるだけじゃの。あれは主人にしかせんからの』
そうなんだー。良かったよ。
って思ってたら連続でみんなにベロンと舐められた。ベロンは「大好き!可愛い!」らしいのでちょっと生臭くっても嬉しいよ。
さすがにお返しはベロンってできないからチュ!だけだけどね!
お義母さまとお出迎えして、一緒にドーンとしてみた。ビクともしない分厚い筋肉。良き。
「大猟だったぞう」
ニコニコとお義父さまたちは獲物を取り出す。
デーンと出てきたのはお義母さまやセリウスさま、クラウスさまが、リクエストされた獲物たち。きちんと獲ってきちゃうのがすごいよねぇ?
「リーシャちゃん!これでまた母上とスノウリリィーたちにパックゥと言うのを作ってやったくれるかのぅ」
お義父さまが良い笑顔で色違いのサーペントを出したよ。デカいなー!あははは。
銀色と赤と青と白と黒、いろんな個体がいますねー。
「卵持ちがいたからよろしくね」
お祖母さま・・・。
「まだいっぱい手元にあります・・・・」
「いくらあっても良いじゃないかい?」
そりゃ美容液も卵膜パックも使い放題だからいっぱい確保した方が良いんだろうけど、アイテムボックスにかなり貯まってるんだよ。
普通の女の子なら泣いちゃうよ!
蛇たちはお肉だけ今夜使って卵や肝臓、皮と目と魔石をくださるんだそうですよ。
太っ腹~。
ガツガツ使ったら、三倍以上の勢いで戻ってくるよ。怖いね。魔法のポッケだよ。ポケットを叩くとビスケットが~って。
最終的に無限に増えるんじゃなかったかな。
でもサーペントの蒲焼きは美味しいよ!!タレたっぷりで食べよう。ラヴァたちも喜ぶかも!
って、アズライト、生卵食べるの?見てないうちにカパっと口を広げてサーペントの大きな卵を丸呑みした。
『ふむ。まぁまぁ魔素が濃いから美味いの』
ちゃんと爬虫類だった。言ってくれればいくらでも出すのに。
ディディエはまだ大きいのは無理だね。
「はー、腹が減った。ルーデウス、何か食べれるか?」
「ラーメンならすぐに」
「「おお!出してくれるか」」
お義父さまたちはお昼も食べずに狩りしてたのかな。なぜかお義母さまも一緒にラーメン食べてる。
屋敷に中からコックさんと侍女さんたちが料理を運んできた。
もう並べちゃうのね。
「良い匂いねぇ!今日はいっぱい食べるわよぉ~♡」
お義母さまはデザート込みで、私調べでは貴族女性平均の十五人前分は食べてると思います!胃がブラックホールだよ。
どうやら王妃さまの前では五人前くらいで抑えていたみたい。そりゃケーキ六ホールとか仲良しの間柄でもびっくりされちゃうよ。
「どれ俺たちがサーペントを焼くかな」
お祖父さまとスピネルさんたちはお肉焼き場にお手伝いに行った。
「ルルゥ、ハニーベアちゃんは貴方が美味しく調理してねぇ♡」
「お任せぇ♡」
お肉が柔らかくて甘味があるら強いので楽しみ。
「あ、ルルゥ!ワイバーンたち用の内臓はちゃんと確保してもらってね」
調理したものも食べるからなんでもOKだろうけど、魔素がいっぱいの内臓はしっかり食べさせてあげたい。
「当然よぉ~」
ルージュに食べるもんね!
仕事が終わった侍従さんや騎士さんたちがどんどん集まってきて、お庭はお肉やサーペントやお魚といっぱい焼いてるのですごい煙と匂いだ。
祭りだーって感じ。
ジュリアスさまたちはやっぱりラヴァたちと戻ってきた。
「ただいま」
「おかえりなさいー」
門前まで行って、ラヴァたちにもあいさつ。
「「「ギャギャー」」」
「いらっしゃい~」
なんとちゃんとお土産まで持参してくれてる。
「ギャギャガゥーン」
「王妃さまの時やこの前のお昼が楽しかったから絶対参加すると聞かなくてな」
ここにはワイバーンがいて嫌がる人なんていないから良いんじゃないかな。
お土産は、ブラッドベアやフレイムボアなどお肉が濃厚で肉肉しいタイプだった。
「ギャギャギュー」
『嫁小さいから栄養大事だと言うておるの』
ラヴァたちにも心配される小柄さ。
「ありがとう~!!ちゃんと食べてるよ」
私の近くまで顔を寄せてくれたラヴァの顔をギュッとしてお鼻にチュってしたら、
「キュルッルウルー」
っていつもより甲高い声で鳴いた。
『俺の嫁好き!っと言うておるの』
いつも俺の嫁って言うけど、ワイバーンのお嫁さんいるじゃん!良いけど。
「俺の嫁だからな?」
ジュリアスさまがラヴァの眉間をコツン。
「ギャ!」
ラヴァたちのお土産も早速解体場に置かれた。
「宴会好き以前にリーシャちゃんに会いたくて暴れるのやめてよねー」
「そうそう、連れて行くって言うまで尻尾をバシンバシンと降って風起こしてー」
セリウスさまとクラウスさまが自分の相棒の鼻をグシュグシュっといじる。
二人ともお返しとばかりにカプッと顔をお口に入れられちゃった。
わー、私はさすがに食べられちゃうの嫌だよ。
『戯れておるだけじゃの。あれは主人にしかせんからの』
そうなんだー。良かったよ。
って思ってたら連続でみんなにベロンと舐められた。ベロンは「大好き!可愛い!」らしいのでちょっと生臭くっても嬉しいよ。
さすがにお返しはベロンってできないからチュ!だけだけどね!
625
お気に入りに追加
1,875
あなたにおすすめの小説
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~
水無月 静琉
ファンタジー
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート!
***この度アルファポリス様から書籍化しました! 詳しくは近況ボードにて!

ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています

今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。

聖女転生? だが断る
日村透
恋愛
生まれ変わったら、勝ち逃げ確定の悪役聖女になっていた―――
形ばかりと思っていた聖女召喚の儀式で、本当に異世界の少女が訪れてしまった。
それがきっかけで聖女セレスティーヌは思い出す。
この世界はどうも、前世の母親が書いた恋愛小説の世界ではないか。
しかも自分は、本物の聖女をいじめて陥れる悪役聖女に転生してしまったらしい。
若くして生涯を終えるものの、断罪されることなく悠々自適に暮らし、苦しみのない最期を迎えるのだが……
本当にそうだろうか?
「怪しいですわね。話がうますぎですわ」
何やらあの召喚聖女も怪しい臭いがプンプンする。
セレスティーヌは逃亡を決意した。
ぼっちな幼女は異世界で愛し愛され幸せになりたい
珂里
ファンタジー
ある日、仲の良かった友達が突然いなくなってしまった。
本当に、急に、目の前から消えてしまった友達には、二度と会えなかった。
…………私も消えることができるかな。
私が消えても、きっと、誰も何とも思わない。
私は、邪魔な子だから。
私は、いらない子だから。
だからきっと、誰も悲しまない。
どこかに、私を必要としてくれる人がいないかな。
そんな人がいたら、絶対に側を離れないのに……。
異世界に迷い込んだ少女と、孤独な獣人の少年が徐々に心を通わせ成長していく物語。
☆「神隠し令嬢は騎士様と幸せになりたいんです」と同じ世界です。
彩菜が神隠しに遭う時に、公園で一緒に遊んでいた「ゆうちゃん」こと優香の、もう一つの神隠し物語です。
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる