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二章
611話
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ハロルドと別れて、アランとジェイク、ニーナと離れに向かった。
アズライトとポムたちは一緒に向かって庭で遊ぶそうだ。
「私は少し作業をするから休憩しててね」
錬金台を作動させて、王妃さまとお義母さまのたまに最新版卵膜パックと百目ポーション改をご用意しよう。
居住区に戻る人か、ちょうど良い時間に捕まらなきゃ、誰かに配達してもらおう。
王妃さまとお義母さまが喜ぶって考えると美容品くらいしか思いつかない。あ、一日着せ替え人形とかは私的に辛いので言わないよ。
ん?お祖母さまたちも欲しいかな。
香りだけ王妃さまは変えないとダメだねぇ。
王妃さまは良くライラックをお使いになるから香りはライラックに寄せようかな。
今回は王妃さま以外、バラでまとめちゃおう。
香り付け前に王妃さま分を別の鍋に。
卵膜使うと殻と中身がいっぱい余るんだ。中身はあまり食べたくない。珍味らしいけど。
全部、元気溌剌なドリンクに回そう。気力回復、滋養強壮、いろいろ回復なのでホーンに送っちゃおうかな。
身体がホットになるし。
肝も入れちゃおう。
だってね!留守中に蛇素材の在庫増えてたし、クラウスさまの「食べたいな?」でまた狩って来て。
なぜか百目も。なんか種類が少し違って六十六目とか。もう私には誤差!!!
誰が数えてるんだ??鑑定?
効能も百目より落ちるとか。百目は凄すぎるからむしろ少なくて調整がしやすくて良いんでは?
売れば良いのにって思うけど、お義母さまに美容品を貢ぐ意味もあって、蛇系手放さないんだよ。
作るの追いつかないし、卵一匹でどんだけ蓄えてるんだ。
考え事してたら美容液の素に魔力入れ過ぎちゃった。
鍋がペカーってなった。
恐る恐る鑑定したんだけど、火傷もつるりん、超再生ポーション極って。超と極って何!?
「えへ☆シッパイしちゃったぁ♡ポイポイしちゃおうねっ」
ガシッ!
「勿体無いですよ?」
「えへへぇ・・・シッパイなんだよぉ?」
ニーナ、お願いなので証拠隠滅しよう?貴方の旦那とか夫とかコワイデスヨ?
「少し薄めれば問題・・・ないですよ」
目を逸らしました!!今ソソーッと目が横に行きました!
「よし!今から離れのお風呂にこれ入れて二人だけで使って流しちゃえば勿体なくなくない???」
「美容液の過剰摂取はどんな状態になるのでしょう?」
よく分かららないけど、多分良くないね!
「素材に感謝するのが錬金術の秘訣とナタリアさまがおっしゃってましたよね?」
うえーん。お母さまのこと言ったらもうおしまいよぉ~。
「うっ!!これはお義母さまに聞いてからにするからやり直し」
ペカー禁止。アイテムボックスにナイナイ。
次は考え事をせず無心で魔力を流した。なんとかなった。
香り付けを済ませて、王妃さまとお義母さま用卵膜パックと美容液(極上)とを仕上げて、同行の方達には美容液(中)で用意。
一般に広めて良いランクがあるから差をつけて申し訳ない。
ついでに元気溌剌用も一気に。何回も分けて素材いじりたくない。
卵、全部工房に任せたいなぁ。
ジェイクに頼んで配達の手配してもらった。あちこち回ってるからまだお宿には到着してないはず。
しばらくは追加作らなくても良いはず。
良い時間になったので、マイ酒蔵に寄って戻ろう。
昨日いっぱい出したから棚はスカスカだけど、新しいお酒がタンクで製造されてると思うと嬉しい。
次に使う素材はオレンジと果梨かな?ライチもどきもある。
楽しみ。
今はイチゴっぽのと甘酒かなぁ?ここで作った甘酒美味しかったから、嬉しいな。
庭に出るとポムたちが走って来た。
なぜトカゲとミミズを頭上に掲げているのか?
『主、畑にそれらが増えて肥沃になったきたと喜んでおるのだの』
ん?良い子たちを捕獲してるの?
「プッキューーーン」
「モッキュモッキュ」
ポムたちはクルクル回って喜んでるけど、手に持ってる子くったりしてない?
そう思ったらいきなりポーイと放った。
残酷な遊び!?って思ったら、ディディエが風魔法を起こして遠くに飛ばした。
「!?」
え!!なんで!?
『他の畑にも棲みついて欲しいからだの』
え!!乱暴な引越しだな??地上げ屋かなんかなの?
「もう少し優しくしてあげないと逃げちゃわない?」
「「「!!??」」」
なんで!?って顔してるけど、君たちいきなりポーーイされて、じゃぁここで棲もうってなるの?
ポムたちがテテテーッと走っていった。
『様子を見に行ったの。主、あの小さきものはおそらく何も思わず棲むであろうの』
そんなバカな!?
トカゲってわりと頭良いよね?
『餌が豊富で外敵が少ないのが良き場所よの』
んー?今はアズライトのナワバリだから大物は来ないし安全かなぁ。
畑はポムたちのナワバリな気がする。
あ、でも魔獣じゃない生き物が棲んでるんだ。かなり良いんじゃないかな。
「よく分からないけど怖がらせてはダメだと思うよ?」
『人間とはちょっと感覚が違うよの』
そうかなぁ?
まぁその感覚が自然界の普通なら良いのだけど。
私は考えてもわからないのでその話はやめた。
「もう屋敷に戻るよ」
『一緒に戻ろうの』
うーむ。バレる前にルークに報告かなぁ。
魔力操作の訓練、またやるべきか。
アズライトとポムたちは一緒に向かって庭で遊ぶそうだ。
「私は少し作業をするから休憩しててね」
錬金台を作動させて、王妃さまとお義母さまのたまに最新版卵膜パックと百目ポーション改をご用意しよう。
居住区に戻る人か、ちょうど良い時間に捕まらなきゃ、誰かに配達してもらおう。
王妃さまとお義母さまが喜ぶって考えると美容品くらいしか思いつかない。あ、一日着せ替え人形とかは私的に辛いので言わないよ。
ん?お祖母さまたちも欲しいかな。
香りだけ王妃さまは変えないとダメだねぇ。
王妃さまは良くライラックをお使いになるから香りはライラックに寄せようかな。
今回は王妃さま以外、バラでまとめちゃおう。
香り付け前に王妃さま分を別の鍋に。
卵膜使うと殻と中身がいっぱい余るんだ。中身はあまり食べたくない。珍味らしいけど。
全部、元気溌剌なドリンクに回そう。気力回復、滋養強壮、いろいろ回復なのでホーンに送っちゃおうかな。
身体がホットになるし。
肝も入れちゃおう。
だってね!留守中に蛇素材の在庫増えてたし、クラウスさまの「食べたいな?」でまた狩って来て。
なぜか百目も。なんか種類が少し違って六十六目とか。もう私には誤差!!!
誰が数えてるんだ??鑑定?
効能も百目より落ちるとか。百目は凄すぎるからむしろ少なくて調整がしやすくて良いんでは?
売れば良いのにって思うけど、お義母さまに美容品を貢ぐ意味もあって、蛇系手放さないんだよ。
作るの追いつかないし、卵一匹でどんだけ蓄えてるんだ。
考え事してたら美容液の素に魔力入れ過ぎちゃった。
鍋がペカーってなった。
恐る恐る鑑定したんだけど、火傷もつるりん、超再生ポーション極って。超と極って何!?
「えへ☆シッパイしちゃったぁ♡ポイポイしちゃおうねっ」
ガシッ!
「勿体無いですよ?」
「えへへぇ・・・シッパイなんだよぉ?」
ニーナ、お願いなので証拠隠滅しよう?貴方の旦那とか夫とかコワイデスヨ?
「少し薄めれば問題・・・ないですよ」
目を逸らしました!!今ソソーッと目が横に行きました!
「よし!今から離れのお風呂にこれ入れて二人だけで使って流しちゃえば勿体なくなくない???」
「美容液の過剰摂取はどんな状態になるのでしょう?」
よく分かららないけど、多分良くないね!
「素材に感謝するのが錬金術の秘訣とナタリアさまがおっしゃってましたよね?」
うえーん。お母さまのこと言ったらもうおしまいよぉ~。
「うっ!!これはお義母さまに聞いてからにするからやり直し」
ペカー禁止。アイテムボックスにナイナイ。
次は考え事をせず無心で魔力を流した。なんとかなった。
香り付けを済ませて、王妃さまとお義母さま用卵膜パックと美容液(極上)とを仕上げて、同行の方達には美容液(中)で用意。
一般に広めて良いランクがあるから差をつけて申し訳ない。
ついでに元気溌剌用も一気に。何回も分けて素材いじりたくない。
卵、全部工房に任せたいなぁ。
ジェイクに頼んで配達の手配してもらった。あちこち回ってるからまだお宿には到着してないはず。
しばらくは追加作らなくても良いはず。
良い時間になったので、マイ酒蔵に寄って戻ろう。
昨日いっぱい出したから棚はスカスカだけど、新しいお酒がタンクで製造されてると思うと嬉しい。
次に使う素材はオレンジと果梨かな?ライチもどきもある。
楽しみ。
今はイチゴっぽのと甘酒かなぁ?ここで作った甘酒美味しかったから、嬉しいな。
庭に出るとポムたちが走って来た。
なぜトカゲとミミズを頭上に掲げているのか?
『主、畑にそれらが増えて肥沃になったきたと喜んでおるのだの』
ん?良い子たちを捕獲してるの?
「プッキューーーン」
「モッキュモッキュ」
ポムたちはクルクル回って喜んでるけど、手に持ってる子くったりしてない?
そう思ったらいきなりポーイと放った。
残酷な遊び!?って思ったら、ディディエが風魔法を起こして遠くに飛ばした。
「!?」
え!!なんで!?
『他の畑にも棲みついて欲しいからだの』
え!!乱暴な引越しだな??地上げ屋かなんかなの?
「もう少し優しくしてあげないと逃げちゃわない?」
「「「!!??」」」
なんで!?って顔してるけど、君たちいきなりポーーイされて、じゃぁここで棲もうってなるの?
ポムたちがテテテーッと走っていった。
『様子を見に行ったの。主、あの小さきものはおそらく何も思わず棲むであろうの』
そんなバカな!?
トカゲってわりと頭良いよね?
『餌が豊富で外敵が少ないのが良き場所よの』
んー?今はアズライトのナワバリだから大物は来ないし安全かなぁ。
畑はポムたちのナワバリな気がする。
あ、でも魔獣じゃない生き物が棲んでるんだ。かなり良いんじゃないかな。
「よく分からないけど怖がらせてはダメだと思うよ?」
『人間とはちょっと感覚が違うよの』
そうかなぁ?
まぁその感覚が自然界の普通なら良いのだけど。
私は考えてもわからないのでその話はやめた。
「もう屋敷に戻るよ」
『一緒に戻ろうの』
うーむ。バレる前にルークに報告かなぁ。
魔力操作の訓練、またやるべきか。
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