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二章
592話
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ゆっくりって言ってもなー。
アズライトと相談した結果、離れで過ごせばどうかと言われたので、ハロルドさんに伝えたら、ルルゥを護衛と侍従がわりにって。
ルルゥも息抜きが出来るからだそう。
「あらぁ?不服そうねぇ」
「不服じゃないよ」
ルルゥとシエル、アズライトとポムとティム、ディディエを連れて、離れ・・・。
「なんでやねーーーん!」
いやね。本邸出てちょっと歩くと馬屋の先はポムの畑なの。
プルルンとかポムが好きな物育ててね。
「うわぁ!増えたわねぇ」
徐々に広げてたのはわかってたけど、王都に行く前はまだ視界に荒地や空き地が有ったのよ。
ポカーンとしている私の前でもポムとティムとディディエがドヤァアアアア!!って胸張って仁王立ちしてるの。
褒めてないのよー。
「すごいわねぇ、あの辺ほぼ岩だったでしょ」
ルルゥ、褒めちゃダメだって。
「リーシャさま、ジュリアスさまにもルドガーさまにもクラウドさまにも了解を得ている広げてますよ。大丈夫です」
シエルがダメなことじゃないって説明してくれた。
私もダメって言いたいんじゃなくて、ただびっくりしたのね。
「見事に自分たちが好きな物にしたのねぇ」
ポムたちが好きな甘い野菜と果物がわさわさしてる。
あ、サトウキビみたいなのも!
「お菓子作りに困らない夢の畑ねぇ」
そのうちお菓子のお家やお城が建つよ。
なんか距離は変わらないはずの離れまでが遠く感じる。
あ!
「アズライト!アズライトも池を広げちゃったり?しちゃったり??」
『おお!主!よくわかったの!ちゃんとルドガーに聞いてから広げたぞ』
あー。それは素晴らしいことデスネ。
ちゃんと許可とってて偉い。
「へぇ、じゃあ、あの見えてる浮島も増やした分かしらぁ?」
離れから見える浮島は以前は遠くに小さくだったけど、バッチリ存在感がある島が見えるー!!
「ルルゥ・・・私ちょっと池見たいかも」
「そうねぇ、私もみたいわねぇ」
「アズライトさまとポムさまが僕の島も大きくしてくれました」
シエルがとってもニコニコ嬉しそうなのでアズライトたちを怒れません。
「リーシャちゃん、ちょっと失礼~」
私の足だと遅いから久々なルルゥの抱っこで運ばれます。
シエルはって思えば通い慣れた池までの道のり。ポムとティムもルルゥの速度で平気なんだ。
「あらぁ!」
「わぁ」
たどり付いた池は、もう池じゃなかった。いやもうだいぶ前から池じゃなかったけど。
「アズライト、まだ広げたいの?」
『いや、これ以上は森を潰してしまうでの。これくらいで満足しておるの』
もうさ。琵琶湖?琵琶湖目指したの?
琵琶湖には浮島ないけど。
「十周まわる訓練はちょっと大変になったわねぇ」
ボート置き場は以前と同じ場所だけど、大きめなゴンドラ増えてる。
桜も増えてて、見応えある感じだ。
『主は、あっちと向こうのほうには小屋を建ててあるよ。お宿のように泊まれるよの』
海の家ー!
バーベキューしたり出来る作りだとシエルが楽しそう。
アッガスと王都行っただけの期間ですごくない。
「アズライト、ここはもう池じゃなくて湖って呼ぶよ」
『そうかの、呼び方なんてどうでも良いの』
そうでしょうとも。
『魚も増えたし、島も色々動物が増えたの』
天敵がいない島に移住希望だった小動物がいると精霊に言われて島や浮島に移住を手伝ったそうだ。
もちろんグレーデンや人間に害意がない生き物だけだって。
『魔の森側にはいくら我のナワバリといっても恐怖心があるらしくて動物は住んでおらぬの』
育ちにくい樹木やアズライトの好きな果物を育てていると説明された。
もう全部の島を見に行ける気がしないのでなんでも良いや。
『ダンジョンも成長しておるし、我の棲家は過去一番良い感じになっておるよの』
左様で。
「大きなムシ(エビ)と貝が獲れるようになって嬉しいです」
「あらぁ!それは良いわねぇ」
なるほど、それは美味しそうだ。
「今度釣りに行こうね」
「はい!!」
「モッキュ」
「プッキュ」
「ギャーォ」
そんなわけで離れまで戻った。
離れは変わってない。良かった。
庭の畑で育ってるのは多少違うけど、許容範囲ってやつだ。
「さぁて、お酒はどうなったかな」
庭師のケビンに丸投げ状態なので、どれくらいのお酒が貯まったかワクワク。
一応好き勝手運び出せないようなってるので、根こそぎ消えてないはず。
ドア認証で中に入ってみれば、酒樽がズラー!
いやっほー!
留守中にちゃんと在庫が回復してる。
なんだかんだすぐ出しちゃうから、棚が埋まりきらないんだ。
タンクの方もちゃんと入れ替えされてて、稼働中だよ。
「ルルゥ、この棚のはみんなで飲んで言い分だけど運んじゃう?」
「そうねぇ、リーシャちゃんがここに入ったって情報はすぐ流れるから解放待ちされてるでしょうねぇ?」
ああ~。
工場も出来て順調に美味しいお酒出回ってるのに、私のお酒を狙うのよねぇ。
マギー先生とロジャー先生。
「お義父さまたちはいつお戻り?」
「明日のはずよぉ」
じゃ、みんなで騒ぐのは明日以降だね。
「とりあえず、瓶一本ずつ出して、ここからここまで仕舞ってー・・・」
ちゃんと出納の記録を残して。
「これは何のお酒ぇ?」
「んーと、芋かな」
いも焼酎。グリーンリバー、芋捨ててたの勿体無いよねぇ。
「なんでもお酒になるの面白いわよねぇ」
葉っぱのお酒も蛇のお酒もあるしね。まぁそれは漬けてるだけだけど。
「プッキュウウ」
「モッキュ」
ポムたちも自分が飲みたいのを指定してくる。
豊穣の舞はしてないだろうね?
お酒の確認が済んだので、離れでお昼ご飯にしよう。
アズライトと相談した結果、離れで過ごせばどうかと言われたので、ハロルドさんに伝えたら、ルルゥを護衛と侍従がわりにって。
ルルゥも息抜きが出来るからだそう。
「あらぁ?不服そうねぇ」
「不服じゃないよ」
ルルゥとシエル、アズライトとポムとティム、ディディエを連れて、離れ・・・。
「なんでやねーーーん!」
いやね。本邸出てちょっと歩くと馬屋の先はポムの畑なの。
プルルンとかポムが好きな物育ててね。
「うわぁ!増えたわねぇ」
徐々に広げてたのはわかってたけど、王都に行く前はまだ視界に荒地や空き地が有ったのよ。
ポカーンとしている私の前でもポムとティムとディディエがドヤァアアアア!!って胸張って仁王立ちしてるの。
褒めてないのよー。
「すごいわねぇ、あの辺ほぼ岩だったでしょ」
ルルゥ、褒めちゃダメだって。
「リーシャさま、ジュリアスさまにもルドガーさまにもクラウドさまにも了解を得ている広げてますよ。大丈夫です」
シエルがダメなことじゃないって説明してくれた。
私もダメって言いたいんじゃなくて、ただびっくりしたのね。
「見事に自分たちが好きな物にしたのねぇ」
ポムたちが好きな甘い野菜と果物がわさわさしてる。
あ、サトウキビみたいなのも!
「お菓子作りに困らない夢の畑ねぇ」
そのうちお菓子のお家やお城が建つよ。
なんか距離は変わらないはずの離れまでが遠く感じる。
あ!
「アズライト!アズライトも池を広げちゃったり?しちゃったり??」
『おお!主!よくわかったの!ちゃんとルドガーに聞いてから広げたぞ』
あー。それは素晴らしいことデスネ。
ちゃんと許可とってて偉い。
「へぇ、じゃあ、あの見えてる浮島も増やした分かしらぁ?」
離れから見える浮島は以前は遠くに小さくだったけど、バッチリ存在感がある島が見えるー!!
「ルルゥ・・・私ちょっと池見たいかも」
「そうねぇ、私もみたいわねぇ」
「アズライトさまとポムさまが僕の島も大きくしてくれました」
シエルがとってもニコニコ嬉しそうなのでアズライトたちを怒れません。
「リーシャちゃん、ちょっと失礼~」
私の足だと遅いから久々なルルゥの抱っこで運ばれます。
シエルはって思えば通い慣れた池までの道のり。ポムとティムもルルゥの速度で平気なんだ。
「あらぁ!」
「わぁ」
たどり付いた池は、もう池じゃなかった。いやもうだいぶ前から池じゃなかったけど。
「アズライト、まだ広げたいの?」
『いや、これ以上は森を潰してしまうでの。これくらいで満足しておるの』
もうさ。琵琶湖?琵琶湖目指したの?
琵琶湖には浮島ないけど。
「十周まわる訓練はちょっと大変になったわねぇ」
ボート置き場は以前と同じ場所だけど、大きめなゴンドラ増えてる。
桜も増えてて、見応えある感じだ。
『主は、あっちと向こうのほうには小屋を建ててあるよ。お宿のように泊まれるよの』
海の家ー!
バーベキューしたり出来る作りだとシエルが楽しそう。
アッガスと王都行っただけの期間ですごくない。
「アズライト、ここはもう池じゃなくて湖って呼ぶよ」
『そうかの、呼び方なんてどうでも良いの』
そうでしょうとも。
『魚も増えたし、島も色々動物が増えたの』
天敵がいない島に移住希望だった小動物がいると精霊に言われて島や浮島に移住を手伝ったそうだ。
もちろんグレーデンや人間に害意がない生き物だけだって。
『魔の森側にはいくら我のナワバリといっても恐怖心があるらしくて動物は住んでおらぬの』
育ちにくい樹木やアズライトの好きな果物を育てていると説明された。
もう全部の島を見に行ける気がしないのでなんでも良いや。
『ダンジョンも成長しておるし、我の棲家は過去一番良い感じになっておるよの』
左様で。
「大きなムシ(エビ)と貝が獲れるようになって嬉しいです」
「あらぁ!それは良いわねぇ」
なるほど、それは美味しそうだ。
「今度釣りに行こうね」
「はい!!」
「モッキュ」
「プッキュ」
「ギャーォ」
そんなわけで離れまで戻った。
離れは変わってない。良かった。
庭の畑で育ってるのは多少違うけど、許容範囲ってやつだ。
「さぁて、お酒はどうなったかな」
庭師のケビンに丸投げ状態なので、どれくらいのお酒が貯まったかワクワク。
一応好き勝手運び出せないようなってるので、根こそぎ消えてないはず。
ドア認証で中に入ってみれば、酒樽がズラー!
いやっほー!
留守中にちゃんと在庫が回復してる。
なんだかんだすぐ出しちゃうから、棚が埋まりきらないんだ。
タンクの方もちゃんと入れ替えされてて、稼働中だよ。
「ルルゥ、この棚のはみんなで飲んで言い分だけど運んじゃう?」
「そうねぇ、リーシャちゃんがここに入ったって情報はすぐ流れるから解放待ちされてるでしょうねぇ?」
ああ~。
工場も出来て順調に美味しいお酒出回ってるのに、私のお酒を狙うのよねぇ。
マギー先生とロジャー先生。
「お義父さまたちはいつお戻り?」
「明日のはずよぉ」
じゃ、みんなで騒ぐのは明日以降だね。
「とりあえず、瓶一本ずつ出して、ここからここまで仕舞ってー・・・」
ちゃんと出納の記録を残して。
「これは何のお酒ぇ?」
「んーと、芋かな」
いも焼酎。グリーンリバー、芋捨ててたの勿体無いよねぇ。
「なんでもお酒になるの面白いわよねぇ」
葉っぱのお酒も蛇のお酒もあるしね。まぁそれは漬けてるだけだけど。
「プッキュウウ」
「モッキュ」
ポムたちも自分が飲みたいのを指定してくる。
豊穣の舞はしてないだろうね?
お酒の確認が済んだので、離れでお昼ご飯にしよう。
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