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二章
582話
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目が覚めたら世界が真逆です。ってほぼ毎日だけどね☆
今日は、も?ベッドの端で上半身落ちてた。
自分でも苦しくないの?って思うんだけど、お腹が伸びたってくらいよ。首に悪そうだからネックガードするべきかな。
本日の午前はグリーンリバーからの申し出で魔道具と料理のレシピについてお話しをしたいとのことだ。
私は通訳ように作ってもらった衣装に着替えて、髪を多少大人っぽく結い上げてもらって、お化粧もキリッと。
クラウスさまが貴公子風衣装でエスコートしてくれた。
会議用の部屋では、グリーンリバーのダンタル侯爵と外交官の人たちが揃っていた。
レイドラアース側は、ガルフ侯爵とリックさま、そして文官。
王子と音楽隊がいない事に安堵してたら。
「はっは、殿下たちがいナイッと不審でしたかっナ?」
タッタン!
なんと真面目な顔をしたままの外交官が、タンバリンやカスタネットのような小ぶりな楽器で合いの手を入れて来た!
アクセントが妙なのは、グリーンリバー語で、こうなるとレイドラアース語は、あちらにとって逆に訛ってるって事になるんだろうな。
「王族方は国内の決裁は参加されマースが、こういった外つ国では我々に任せてくださるンデスよ」
ポフィーピフー。
その力抜ける音なんだと思ったら、風船みたいなのを押して音を出す楽器だそう。
「ま、コレは殿下方が参加しないとガカーリされるのマスで、サービス精神なのデースヨ。ははは」
がっかりはしないので普通にして欲しい。
お話し合いは、料理については規定の権利料とコックさんが王都の貴族邸に研修に来ることと、魔道具に関しては、除湿、消臭タグ、ガーデンライトや調理器具など、簡素なものだけになった。
馬車の改造とかキックボードはお義父さまが外部に出してないので知られてないらしい。
ほぼグレーデン家の物のやり取りなのにガルフ侯爵とリックさまに出てもらってと恐縮に思ってたら、我が国で権利登録されている物を外国に売り出す時は、国を挟むのは当然で魔道具は魔導師団も関わってるから、リックさまの承認もいるんだって。
権利とかめんどくさいね。特効薬が世界に必要なのはわかったけど、料理のレシピや生活にちょっと便利な魔道具とかまで細かい決まりがあるのか。
んー、まぁ勝手に自国で発明とか言われて権利登録されたら、こっちが損するし自由に売れなくなるの困るか。
性善説とか意味ないもんね。とほー。
「ィいヤぁー、昨日も今朝もお食事っがとテーも美味しいでしたので、レシピ嬉しいデースヨ」
ぱふぱふどんどん!ポフィー。
真面目な顔をしてる人たちが真顔で楽器鳴らしてる。でも動きが大きいので彼らも喜んでるようだ。
ダンタル侯爵がもう〈デス○デースヨ〉ってインプットされちゃったけど、腹筋死なないでね。
「私たちも喜んで頂けて光栄です」
ガルフ侯爵が答えてるのをうちも楽器鳴らすべきかちょっと悩む。持ってないけど。
クラウスさまがグレーデン家のハンコがいる書類を確認して、リックさまとガルフ侯爵ニーナ回す。
最終確認で済むようにまとめられてたみたい。文官さんたちありがとう。
これ、たまたま私が王都にいたから参加しただけで、普段はセリウスさまかクラウスさまがやってくれてるんだろうな。
お話し合いはあっさり終わって、ナギの接待について、喜ばれること、嫌がられることを聞かれたりして終わった。
ミュージカル禁止とか言えないじゃん。お国柄ならさ。
音楽が大事なのは、王族の祖が旅芸人一座の生まれだったからだって。
歴史書にそんなこと書いてあった気がするけど、だからって普段から取り入れなくても。
話してるうちに血が騒いじゃうのかな。
昼食の時間になったので、ご一緒にとなった。
王子たちよりは静かだけど、感動するとポフィーとかタタンとか鳴らすのね。
ほぼずっと音鳴ってたよ。
「明るくて楽しい食事です」
って、言うしかない。
顰めっ面とかウンチク語るとかじゃないだけマシかなって思ったら、少し楽しくなった。
午後の宴のために着替えるので解散になった。
お部屋に戻るとニーナたちにササッとドレスチェンジされて、ゆるふわ巻き髪垂らすハーフアップにされた。
「ファリン殿下とルアラン殿下が夕食をご一緒したいとのことですよ」
王女さまたちは、お昼を王妃さまと王子たちと、カイサル殿下たちととったそうで。
「癒しを求める」
って、お疲れなお手紙付き伝言をもらった。
うちの王子さまたちは、愉快な人たちだと喜んでたそうだ。大物になれるかも。あ、王様になるんだった。第二王子は公爵か高位貴族にお婿さんか。
今日の宴にはお義父さまたちと、マーベルハントのお祖父様と伯父様、アーロンお兄さまも参加されるとのことで、辺境三家の使う区域の待機室で合流する事になっているそうだ。
「身内がいた方が気が晴れるでしょー」
クラウスさまがお祖父様たちに声を掛けてくれたんだって。優しい。
ホーン家もリュフェリー家も代表のアークさまとルシードさまだけだけど、ご一緒。
「息子たちは王都に出るのがめんどくさいと嫌がるでな」
そう言えば、王都でホーン家と会うのはアークさまがほとんどだね。
今日は、も?ベッドの端で上半身落ちてた。
自分でも苦しくないの?って思うんだけど、お腹が伸びたってくらいよ。首に悪そうだからネックガードするべきかな。
本日の午前はグリーンリバーからの申し出で魔道具と料理のレシピについてお話しをしたいとのことだ。
私は通訳ように作ってもらった衣装に着替えて、髪を多少大人っぽく結い上げてもらって、お化粧もキリッと。
クラウスさまが貴公子風衣装でエスコートしてくれた。
会議用の部屋では、グリーンリバーのダンタル侯爵と外交官の人たちが揃っていた。
レイドラアース側は、ガルフ侯爵とリックさま、そして文官。
王子と音楽隊がいない事に安堵してたら。
「はっは、殿下たちがいナイッと不審でしたかっナ?」
タッタン!
なんと真面目な顔をしたままの外交官が、タンバリンやカスタネットのような小ぶりな楽器で合いの手を入れて来た!
アクセントが妙なのは、グリーンリバー語で、こうなるとレイドラアース語は、あちらにとって逆に訛ってるって事になるんだろうな。
「王族方は国内の決裁は参加されマースが、こういった外つ国では我々に任せてくださるンデスよ」
ポフィーピフー。
その力抜ける音なんだと思ったら、風船みたいなのを押して音を出す楽器だそう。
「ま、コレは殿下方が参加しないとガカーリされるのマスで、サービス精神なのデースヨ。ははは」
がっかりはしないので普通にして欲しい。
お話し合いは、料理については規定の権利料とコックさんが王都の貴族邸に研修に来ることと、魔道具に関しては、除湿、消臭タグ、ガーデンライトや調理器具など、簡素なものだけになった。
馬車の改造とかキックボードはお義父さまが外部に出してないので知られてないらしい。
ほぼグレーデン家の物のやり取りなのにガルフ侯爵とリックさまに出てもらってと恐縮に思ってたら、我が国で権利登録されている物を外国に売り出す時は、国を挟むのは当然で魔道具は魔導師団も関わってるから、リックさまの承認もいるんだって。
権利とかめんどくさいね。特効薬が世界に必要なのはわかったけど、料理のレシピや生活にちょっと便利な魔道具とかまで細かい決まりがあるのか。
んー、まぁ勝手に自国で発明とか言われて権利登録されたら、こっちが損するし自由に売れなくなるの困るか。
性善説とか意味ないもんね。とほー。
「ィいヤぁー、昨日も今朝もお食事っがとテーも美味しいでしたので、レシピ嬉しいデースヨ」
ぱふぱふどんどん!ポフィー。
真面目な顔をしてる人たちが真顔で楽器鳴らしてる。でも動きが大きいので彼らも喜んでるようだ。
ダンタル侯爵がもう〈デス○デースヨ〉ってインプットされちゃったけど、腹筋死なないでね。
「私たちも喜んで頂けて光栄です」
ガルフ侯爵が答えてるのをうちも楽器鳴らすべきかちょっと悩む。持ってないけど。
クラウスさまがグレーデン家のハンコがいる書類を確認して、リックさまとガルフ侯爵ニーナ回す。
最終確認で済むようにまとめられてたみたい。文官さんたちありがとう。
これ、たまたま私が王都にいたから参加しただけで、普段はセリウスさまかクラウスさまがやってくれてるんだろうな。
お話し合いはあっさり終わって、ナギの接待について、喜ばれること、嫌がられることを聞かれたりして終わった。
ミュージカル禁止とか言えないじゃん。お国柄ならさ。
音楽が大事なのは、王族の祖が旅芸人一座の生まれだったからだって。
歴史書にそんなこと書いてあった気がするけど、だからって普段から取り入れなくても。
話してるうちに血が騒いじゃうのかな。
昼食の時間になったので、ご一緒にとなった。
王子たちよりは静かだけど、感動するとポフィーとかタタンとか鳴らすのね。
ほぼずっと音鳴ってたよ。
「明るくて楽しい食事です」
って、言うしかない。
顰めっ面とかウンチク語るとかじゃないだけマシかなって思ったら、少し楽しくなった。
午後の宴のために着替えるので解散になった。
お部屋に戻るとニーナたちにササッとドレスチェンジされて、ゆるふわ巻き髪垂らすハーフアップにされた。
「ファリン殿下とルアラン殿下が夕食をご一緒したいとのことですよ」
王女さまたちは、お昼を王妃さまと王子たちと、カイサル殿下たちととったそうで。
「癒しを求める」
って、お疲れなお手紙付き伝言をもらった。
うちの王子さまたちは、愉快な人たちだと喜んでたそうだ。大物になれるかも。あ、王様になるんだった。第二王子は公爵か高位貴族にお婿さんか。
今日の宴にはお義父さまたちと、マーベルハントのお祖父様と伯父様、アーロンお兄さまも参加されるとのことで、辺境三家の使う区域の待機室で合流する事になっているそうだ。
「身内がいた方が気が晴れるでしょー」
クラウスさまがお祖父様たちに声を掛けてくれたんだって。優しい。
ホーン家もリュフェリー家も代表のアークさまとルシードさまだけだけど、ご一緒。
「息子たちは王都に出るのがめんどくさいと嫌がるでな」
そう言えば、王都でホーン家と会うのはアークさまがほとんどだね。
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