ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む

紫楼

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二章

511話

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 ノーマル・・・スタンダード?な以前の兵糧は今はグレーデンで作ってないらしく。

 私が作った雑穀シリアルバー(乾燥フルーツ入り、蜂蜜入り)とお出汁を使って煮込んで干したのを乾燥させて、茹で戻すタイプなど、柔らかジャーキーなんかもテーブルに並べられた。
 ナギの方はシンプルに堅そうな辛そうなお色のバー。

『『このナギの兵糧は家畜の餌に似てるが美味いのか?』』
 王女さまたち!!!言い方!!
『栄養補給が目的なので味は二の次ですよ』
 ユエさまがスンッとした顔で答える。
『薬方も混ざってるので体温維持や気力増進などに効きます』
 ほー!体温維持はいいな。
 まぁグレーデンだけなら暑いからあんまり意味ないかな?負傷時の貧血改善とかのがいいかも。

『いいですね、薬効を混ぜるのは真似したいです』
『おや、この兵糧には薬効がありそうですが』
『美味しさだけ追求したので特に体に良いとかないです』
 いざとなったらポーションか回復魔法使うだろうし。

『『ユエ、重湯になったぞ!しかも美味しい』』
 お湯に戻した雑穀が雑炊のようになるんだけど、ナギでは重湯って言うのかな。

『これは好みによって湯の量を変えれるので人気ですよ』
 セリウスさまが雑穀バーを小分けして湯量を変えて渡すと王女さまたちがワイワイ言いながら飲む。

 昨日からめっちゃ食べてるけど大丈夫?

『私も初めて食べたけれど小腹が空いた時にちょうど良いわねぇ』
 お義母さまってば、あんなに食べてて小腹が空くって発想!!

『大奥様は、小腹が空いたら私に言って軽食を食べてるじゃなぁい』
 ルルゥがツッコんじゃった。
『あらぁ!我慢してる時もあるのよぉ~』

『薬方を卸す代わりにこのような兵糧を買わせて頂くのは如何でしょうか?』
『ナギでも作れそうでは無いですか?』
 セリウスさまとクラウスさまが商談モードな顔になった。

『見たところナギにない食材も使われていますし、うちの料理人に任せると辛味を追加しますので』
 レシピ通りにつくらないの!!?

『ナギでは薬方をケチるのは恥なので外部から商品として買ったほうが広めやすいのです』

 おっと、流儀とか矜持は守らないと。

『兵糧ははたくさん作るので販売は構わないですよ』
『有難い。こちらの国でしか採れない薬方や果物も興味があります』
『果物はグレーデンで、薬方に関してはカイダール男爵に』
 アーロンお兄様も王都で会えるので、特効薬と共にお話だ。

『『二番目は果物だけから雑穀バーだけに変わるかもだ!』』
 どっちみち偏食だよ。
 作る種類を増やそう。
 
 王女さまたちは名前で呼ばないのかしら?

『『兄弟が多いと面倒だ。うっかり間違えると違う相手に話がいってしまう。従僕にわかりやすく生まれ順で呼ぶ。本人の前では名前を呼ぶよ』』
 本人に『二番目』とかは確かに微妙だ。
 従者の人、お仕えする王族の名前くらいは覚えてるだろうけど、大勢じゃ大変だなぁ。


 兵糧、日持ちするジャーキーや干物の話は後から契約書を作ることになったので、畠などを少し時間がずれたけど、見にい行くよ。

 お義母さまとシャロンさまは遠慮するってことで、レオルカさま、セリウスさま、私と。護衛と騎士さんが山盛り。
 ナギからは王女さまたち、ユエさまもリンさん、商人、護衛と騎士さん山盛り。

 大移動だなぁ。

 馬車で海とは反対側に進んでいくとすぐに到着。

 グレーデンほどのワッサワサじゃないけど見事に繁った畑は圧巻だ。




_____________


 すみません。寝付けず、睡眠不足になったため?熱中症になりかけて、なんとかやりすごしたものの頭痛が出てるので今日は短めです。

 めんどくさがりで水分補給を怠ったのもあるかも。

 やらかしちゃった私からのお願い。

 水分補給はトイレが近くなる程してください。
 夜はとにかく寝てください。
 少しでも体に熱が籠る時は電気代に泣きながらクーラー入れましょう。

 ヤバってなったら水分抱えて水風呂にゴー。
 もっとヤバってなったら諦めて救急車です。

 筋肉が弛緩して身体が言うこと聞かなくなります。
 

 経口補水液があるといいかも。

 
 明日は少しでも多めに書けるようにしっかり寝ます。


 
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